十二支になりたいけどそう簡単じゃなかった

竜揮

神様の気まぐれで始まった



神と呼ばれた男がいました。彼はとても暇を持て余していました。


暇で暇でしょうがなかったので遥か昔に作った十二の動物の神を呼んでこう告げました。


「いろいろな世界と国にいる十二支を作り直すからまた競争でも始めようか」


その一言のおかげで十二支と呼ばれる動物たちやそれ以外の動物も大慌てです。


神様はとても楽しそうです。これから起こることが楽しみで暇であることを忘れました。


そして神様の名前ですべての動物たちに連絡がきました。


『神様の名のもとに新たに十二支を作ろうと思います。

 国や世界で別々で決めます。どこに参加しても構いません。ただし、

 ・必ずどこかのところに1つは参加すること。

 ・人型をとれること。

 ・動物で一組のペアを作って参加すること(当日に決めることもできます)。

 以上を満たすことが最低条件です。

 では楽しませてください。詳しくは同封の別紙にて

                          神より    』


神は手始めに日の本という国の十二支からにしました。


でも今回は走らせるのだけではつまらないと神様は悪だくみを始めました。


神と呼ばれた男はとても楽しそうです。


これはそんな神様に振り回されるとても理不尽なお話です。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

十二支になりたいけどそう簡単じゃなかった 竜揮 @blackdoragon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ