第11話 アカデミアの正義と魔術師(後編)

 二人は救急車に乗って行ってしまった。

 残された私は歯を食いしばって泣きながら大学を歩いていた。

 たまに悪態をついていた。誰に向けるでもなく。強いて言うなら理不尽な運命を罵っていた。

 どうして誰も信じてくれないのか。

 どうしてみんな否定するのだろうか。

 どうしてと言いながら多分、答なんて求めていない。呪っているだけだ。私に答を探す力はない。

 私以外の皆、答を求めて散り散りになってしまった。

 憎しみの答を叩きだしてしまった教授。

 違う答を探して挫かれた茶々さん。

 そして、迷いの末に引き裂かれた与那嶺さん。

 私だけが何も出来ぬまま置いてけぼりだ。

 先程教授が居た森の辺まで戻り、森を突き抜け、市街地に出た。見た事ある景色だ。

 私はふらふらと、硝子の家に向かっていた。親友の元へ向かっていた。


 豪邸の門前で私は立ち止る。門扉から玄関までの芝生が果てしなく遠く感じる。

 私はインターホンを押した。

『はい。あら、マグノリアさん? どうなさいましたの?』

「しょうこぉぉぉ」

 私は泣き崩れてしまった。

 両開きの大きな玄関を開けて、硝子が走ってきた。薄桃色のワンピースをふわふわさせながら。

 硝子はまず何も言わずしゃがみ、私を抱き締めてくれた。柔らかい手でゆっくり背中をさすり続けた。

 私は話せる程度に落ち着くと、今まであった事を一気に吐きだした。

 上手く話せたかは分からない。多分支離滅裂だった。それでも硝子は根気強く話を聞いていてくれた。

 与那嶺さんと茶々さんが救急車に連れて行かれた件まで話し終える。

 すると、インターホンから曇った声が響いた。

『マグノリアちゃん、すまない。聞かせてもらったよ』

 硝子の父、二木のオジサンの声だった。

『キミの考えで構わないが、桂馬先生の作った兵器に、先生が解析を頼んできた水は効くのかい?』

 効くと思う。

 あの日、未熟なアレに未完成の聖水は効いていた。同じなら、あるいは。

 そう答えると、二木のオジサンはインターホンを切り、家から出てきた。休暇だったのだろう。スラックス姿で走ってくる。

「マグノリアちゃん。車に乗ってくれ。桂馬先生を止めよう」

「どうして?」

 純粋に疑問だった。

 二木のオジサンは素敵に笑う。

「桂馬先生の為なんかじゃないよ。オジサンには守るべき妻と娘が居るからさ」

 太陽みたいな明るくて大きな笑顔だ。重い物を預けて日向ぼっこできるような。

 硝子と共に大きな車の後部座席に乗りこむ。オジサンの首元の白髪を見ながら、私は教授を思い出していた。

 教授もエメリーさんのこと大切で、守りたいと思っていたんだろうな。

 エメリーさんはどうなってしまったのだろう。

 教授にはもう守りたいモノは、ないのかな。



◆◆◆------



 星食ほしばみ水質研究所に車を横付けし、二木のオジサンは何処かへ走って行った。

 大きな背中が遠ざかるとまた辛い物が押し寄せて涙が滲んできた。

 スカートを握りしめて俯く私の腕を、硝子が優しく撫でてくれる。硝子の動きに合わせて揺れる三つ編みと紺のリボンを見ながら、私は零す。

「私、与那嶺さんに好きって言っておけばよかったなぁ」

 血色の景色が目に焼き付いていた。

 硝子は私の頭にこつん、軽く額を当てて言う。

「きっと助かるって、マグノリアさん仰っていたではありませんか。また逢えますよ。その時お伝えすればいいのです。大丈夫ですわ」

 何の根拠もない淡い希望が今はただ暖かかった。

 袖で涙を拭うと、冷たいものが触れた。与那嶺さんのブレスレットだ。

 泡の結晶みたいな一粒に、そっと口づける。

 戻ってきたオジサンは高圧洗浄機を三つ引き摺っていた。水を勢いよく噴き出して汚れを落とすあれだ。

「あの水が入れてある。本当は水道に繋いで使う物だからあまり量はないが」

 あの水とは聖水のことだろう。

「どうして聖水を持っているの?」

「つい先日のことだ。桂馬先生から、正式で公的なオファーがあってな。研究所の貯水タンクを一つ貸してほしいとの事で契約したんだ。解析した水と似た物を大量に入れて行った」

 再びギアをドライブに叩き込みながら、オジサンは補足する。

「マグノリアちゃんから頼まれたらいつでも水を出してやってほしいと頼んでいったよ」

 何かがぐいと胸にこみあげて、また涙が滲んできた。せっかく泣き止んだのに。

 どういうつもりなの教授。

 私はロザリオを握る。

 青く晴れていた空が急に雲を集め、真昼だというのに暗くなってきた。遠くで雷が鳴っている。

 そして、割と近くで、雷とは別な低い唸りが鳴り響いていた。ヒトならざる何かの雄叫びだと、すぐに気付いた。

 車は大学に滑り込む。暗雲を称えた無数の象牙の塔が、広大な森に囲まれたその場所へ。

「そこを右に曲がって」

 私は後部座席から身を乗り出した。オジサンはその通りハンドルを切る。

 九十度曲がった景色、フロントガラスの中央には、土色に澱んだ影が揺らめきながら歩を進めていた。

 確かに実験はもう終わりだった。これは実践で実戦だった。

 また新たに胸の底を揺らす叫びが響く。振り向くと建物の向こうで森から鳥が逃げて行った。教授はきっと大学を巡って、全てのアイツを解放していってるんだ。

 最寄りのアイツにぎりぎりまで近付いて路駐してもらった。

 褐色に揺らめく憎悪の巨人が目の前に居る。以前見たときより更に大きくなっている気がする。その頂点は重い雲を突きかねない。歩みは遅いながらも確実で、大学の中央部を向いていた。

「そこに居るのかい?」

 私は頷く。二人には私が空を睨んでいるように見えるだろう。

 二木のオジサンは高圧洗浄機を一つトランクからおろした。

 私はアイツを指さす。

「あっちを向けて。そう。その辺。今なら当たる」

 オジサンは四十センチメートルの銃身をアイツに向ける。足を肩幅に、脇を閉めて構え、そしてトリガーに力を込めた。

「それ!」

 トリガーが引かれると共に、白い水の槍が宙を貫いた。アイツの胴を抉っていく。

「オジサンそのまま! 少しだけ右に振って」

 尚も歩みを止めようとしないアイツに合わせて照準を調節する。ソレは怯みもせぬままずるずると、音も無く動く。効いていないのだろうか。

 やがて放水の勢いが弱まってきてしまった。諦めかけたその頃。

 突如、砂の城が崩れるようにアイツが真下に傾れ落ちた。

 音も無く煙のように淡くなっていく。

 そのまま生臭い風に流れ、薄くなって消えた。

「やった!」

「倒したのかい?」

「うん」

 ちょうど水が止まった。

 また一つ雄叫びが肺を揺さぶる。これで何体目なんだろう。

「確か全部で六体いるんだったね?」

 洗浄機のタンクが空なのを確認しながら、オジサンが問うた。私は頷く。

「どう見ても足りないね。新しいのを持ってくるよ。マグノリアちゃんはどうする?」

 空に閃光が走り、続いて雷鳴。夕立が近づいている。

「大学の中央広場に連れて行って。オジサンが戻るまで、そこで出来る限り迎え撃つよ」

 向こうの方に二体、大学の中心部を目指すアイツが見えていた。

 硝子が心配そうに私を見ている。雨風にワンピースと髪をはためかせる彼女に、私はお願いした。

「独りは少し怖いから、一緒に来てほしいな」

 お嬢様に高圧洗浄機なんか持たせるのは心苦しいんだけどね。

 硝子は笑顔で頷いた。



◆◆◆------



 中央広場は罵声に満ちていた。

 プラカードや横断幕、凶器と狂気を手にした学生たち。彼らは同じ方を向いて叫んだり腕を振ったりしている。

 二人で高圧洗浄機を転がして広場に入る。一際奇妙な私たちを気に掛ける者はいない。

 彼らの視線の先には教授が居た。

 広場を臨む建物のひとつ、その三階のバルコニーから広場を見下ろしている。何処から持ち出したのか白衣と眼鏡も着用済みだ。

 いよいよ湿気を孕んだ風に白衣がはためく。雷鳴に負けじと声を張り上げる群衆。何人かは教授の居る建物に入ろうと、閉ざされたドアへ体当たりしている。

「ごめん硝子、教授に会いに行って良い?」

 硝子は頷いてくれた。

 私は高圧洗浄機を投げ出して、教授の居る建物へ走る。

 一緒に体当たりする気はない。突入部隊たちの脇をすり抜ける。

 どこか入れる場所はないかと、建物の裏手に回った。

 なんだ、裏口あるじゃない。しかも鍵は開いていた。

 外界から隔絶され、しんと静まり返った建物。ここだけ別な日、別な場所みたいだ。

 階段を上り、三階に。外から見た形を頼りにバルコニーを探す。

 休憩所の奥、白髪混じりの軽い猫背に、白衣を羽織った後ろ姿が見えた。

 私はステンレスの扉を押し開けてその隣に出る。

 教授は古風な丸眼鏡の奥から眼下の集会を眺めていた。彼もまた別な日別な場所でモニター越しの世界を見るかのような体だ。

「いま、どんな気持ち?」

 私は首を傾げて問うてみた。

 教授は自分に向けられた横断幕の怒声罵声を見ながら答える。

「革命を目の当たりにする独裁者みたいだ」

 それすら他人事みたいな言い方だった。

「こんなつもりでは無かったんだけどな。やっぱり、こうならざるを得ないのかな……」

 呟く語尾に雷鳴が重なる。右から一陣強い風が吹き、教授の白衣と私のスカートを引いた。

 見ると建物の横を茶色いアイツが通って広場に向かおうとしていた。

 このままでは硝子が轢かれる。

 私はバルコニーから身を乗り出した。

「硝子―! 避けて避けて!」

 どっちに? とばかりに困惑する硝子。

 私は彼女を誘導してアイツの進路から外し、乞う。

「こっちに向けて水を!」

 叫ぶと同時に私と硝子の間にアイツが割って入る。

 私からはアイツが邪魔で見えないが、硝子は信じて引き金を引いてくれたようだ。

 聖水のアーチが私たちを濡らす。

 広場から歓声が上がった。きっと硝子が教授を攻撃しているように見えるのだろう。

 アイツが攻撃されているのも、自分が濡鼠になるのをも気に留めない教授。

 私は顔に張り付いた前髪を払った。

「あれが紫蓮君を守るガラスの盾なんだね」

 教授が遠くを見たまま言う。

「彼女が信じてくれたから、キミは歪まずに生きて来られた。彼女を大切にしてあげなさい」

「言われるまでもなくそうするわよ」

 聖水のアーチが退いた。アイツも崩れていなくなる。

 私は笑顔を作り、硝子にOKサインを送った。指先から雫が滴る。

「そして、良い武器だね。良い武器だ」

 呟く声。水を吸って透けた白衣。髪が濡れてぺしゃんと潰れ、教授は疲れて老けて見えた。

 顔を上げれば残り四体のアイツらもこちらににじり寄って来ている。二木のオジサンはまだ現れない。洗浄機はあと一つ。

「このままここに居たら教授もアイツにぶつかっちゃうよ」

「構わないよ」

 そう答えるのは何となく分かっていた。教授が逃げれば学生たちは追ってくる。彼らを効率よく巻き込むには、教授が囮になるのがいい。

「僕は一向に構わないけれど、Student君と沖縄君は助けたかったなぁ……」

 私はハッとなって教授を見上げる。

 泣いているような気がしたけれど、顔がびしょ濡れになっているだけだった。

 建物をすり抜け、膜なき猛威はいよいよ広場に迫る。何かを吐いたりするのだろうか。それともぶつかるだけで毒なのか。唯一つ確かなのは時間が無いという事だけ。

「マグノリアちゃん!」

 足元から呼び声がする。

 二木のオジサンだ。

「持ってきたぞ! どうすればいい?」

 私は一番近くのアイツを指さす。

 と、その指に大粒の水が当たって弾けた。思わず天を見上げる。

 雨だ。

 それもかなり強い雷雨。

 視界が曇るほどの夕立が広場を洗い流していく。天からの水が世界を叩き、轟音が満ちる。

 篠突く雨に打たれ、褐色の巨人たちは脆くも崩れ去った。雨に溶け、空に崩れて消えていく。

 教授の魔法が、憎悪が、消えていく。

 腕を下げ只々それを眺める。

 そんな私を見て、二木のオジサンも決着を察したらしい。ふいと踵を返し何処かへ消える。

 硝子が雨宿りに近場の建物へ逃げ込む。

 群衆もまた、雨に頭を冷やされ散り散りになっていく。滲んで破れた看板がいくつも置き去りにされている。

 私と教授はバルコニーに並んだままでいた。数歩下がれば建物に入れるのに、そんな気になれず濡れていた。

 エメリー。

 教授がそう呟いた気がした。

 彼の視線はいよいよ遠く、この場から消えてなくなってしまいそうだ。

 誰かが教授の肩に手を置いた。二木のオジサンだ。

 二木のオジサンは教授の目を見て小さく頷いた。

 教授は魂の抜けたような顔で微笑んだ。



◆◆◆------



 大人には大人の後始末がある。私たちは先に帰っているよう命じられた。

 硝子は私を気遣って二木家に招待してくれたけど、丁重にお断りした。服はずぶ濡れだし、ぐったりと疲れていて早く休みたかった。

 また何日か経ったらお茶しましょうと言ってくれた。


 雨の家路を、傘も差さずにぺたぺた歩く。水溜りを避けもせずに。泥撥ねを疎いもせずに。

 家々を叩く雨音がホワイトノイズのようにモザイクのように思考を濁していた。何も考えたくない今、その雑音は福音だった。雨が目に入らぬよう時々拭う以外は木偶のようにひた歩いていた。

 我が家が近付くごとに雨が弱まって行った。

 西の空から光が差し始める。

 エントランスを踏み上がる頃には雲も去り、爽やかな風が巡っていた。草木に輝く露も水溜りに映った青空も見えないふりで家に入る。


 靴を脱いで揃える時、それが与那嶺さんのサンダルである事を思い出した。何かが胸の奥を鋭く刺す。

 着ているものから滴る雨を無視して二階に上がる。

 ドアを大きく開け放したが、昨晩のアイツは消えていた。

 G虫と同じで、居なくなっても自分の目で行く末を確認しないと中々気色悪さがある。しかしこの際もう気にしない。

 私は服を床に脱ぎ捨てた。一糸纏わぬ姿でベッドに倒れ込む。

 あれだけ濡れていたのに熱くて、でも寒くて、怠くて悪心がしていた。風邪を引いて熱が出てきているのだと分かった。

 もう何も考えたくない。

 ゆっくり眠らせてほしい。







 教授が鼻歌を歌っていた。

 何処かの国の民謡だろうか。聞き慣れぬ奇妙なメロディーだ。

 清らな朝陽が満ちる部屋の中。

 教授はティーパックを3つ使い、濃い紅茶を二杯淹れた。一杯はそのまま。もう一杯は牛乳で薄めてミルクティーに。

「エメリー」

 呼び掛けながら教授がカップを置く。

 その席には、だれもいない。

 自分も椅子につきながら教授は続ける。

「昨日、初めて卒研生が来たよ。いつか僕が沖縄に出張したとき声を掛けた子がいたろう? 彼が僕のこと覚えていてくれたんだ」

 外を小鳥が通ったのだろう、影が机を過ぎていく。窓枠の端で葉影が揺れていた。穏やかな静寂。

 教授はカップに口をつける。

「すっかり捻くれ心を閉ざしてしまって、可哀想な有様だったよ。まるでいつかの僕みたいだ」

 ワンルームの世帯用の部屋だ。椅子は二脚、食器は全部二対ある。

 けれどベッドはシングルが、ひとつだけ。

「でもきっと仲良くなれるさ。弟が出来たみたいで嬉しいよ。彼のことは僕が何とかしてあげないとね」

 かちゃん。カップをソーサーに置く音が響く。

「仲良くなれたらこの家に招待して、キミの食器を使わせてもいいかい?」

 返事はない。

 あるはずもない。

 静まり返った室内に時計の音がやけに大きく聞こえる。

 しばらくじっと机を眺めたのち、教授は紅茶を飲み干して立ち上がった。

「そろそろ出勤しないと」

 声を落とし独り言のように呟く。

 そしてミルクティーがいっぱいのカップを掴み、中身をシンクに流した。





「おじゃましまーす」

 緊張気味にドアをくぐってきた、赤毛に焼けた肌の青年。陸上競技用のタンクトップと短パンで小さなリュックを背負っている。部活がえりと言った風情だ。

「どうぞ。座って」

 教授は言いながら机にクラッカーの皿を置いた。周りには沢山の小さなボウル、色とりどりのソース。

 与那嶺さんはきょろきょろと内装を見渡し興味津々だ。

「すごいっすね。男の家なのにこんなに綺麗とか」

「キミの家は散らかっているのかい?」

「そりゃそうっすよ~」

 何故か胸を張る与那嶺さん。今より少し髪が短く、目鼻立ちに少年の面影が残っている。

「料理もすごいっすね!」

「調理なんて実験と同じさ。道具の使い方さえ覚えたら、レシピの通りに動くだけ。キミだって練習すればすぐに上達する」

 言いながら、目盛の付いたガラスの細い筒にメロンジュースを注ぐ。

 それに気付いた与那嶺さんは指さして笑った。

「ははは、なんでカクテル作るのにメスシリンダーなんすかぁ?」

「だってこの方が正確に測れるだろう?」

「そんな精度いる?」

 続いてサイダー、透明なリキュールを測り取っていく。

 酒の前からつまみを齧る青年を横目に、教授はふっと淡く笑う。

 実験用のフィルムでシリンダーに蓋をして転倒混和。メロングリーンの液体が緩やかに波打つ。

「そういや先生、眼鏡なくても見えるんすね。大学ではずっと掛けてるから、視力悪いんだと思ってました」

 いま教授は裸眼だった。教授は曖昧に笑って濁し、グラスを二つ冷凍庫から出してくる。

 そのうち一つには“Emery”と彫られていた。

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