【幕間】孤独な少女

日常でも非日常でもない暗闇の中 M


 名前なんて、なんでもいいんだ。

 わたしは孤独から抜け出したかっただけ。


 ほら、友達なんて簡単にできる。

 みんな優しいから、わたしのココロは満たされる。


 何を悩んでいたのだろう。


 何を憂いていたのだろう。


 こんなにも容易に意味を見つけられるじゃないか。


 わたしは大丈夫。


 だからこのセカイをけがすものは許さない。


 このセカイを壊すことは許さない。


 それがわたしの正義なのだから。

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