調査:あなたはUFOを信じますか?

 翌日ユリナが学校へ出て行ったのを見計らい、ランサは一人出かける。向かう先は、主要道路沿いの小さな喫茶店である『ハロン』という店だ。

 扉をくぐる。店の主人も既に事情をよく知っているので、ランサに対して軽い会釈だけで挨拶とする。そして、奥から聞き覚えのある野太い声が彼を呼んだ。

「おう、こっちだこっちだ」

 一番奥の席で手招きしているガッチリとした中年男性。原田蓮次郎その人だ。

 ランサが原田と話をする時は、いつもこの店が選ばれる。原田にとってもっとも信頼の置ける店ということなのだろう。

 この警察官がランサを呼び出す状況は、大きく分けると二つだ。

 一つは警察内部では処理していられないようなのささやかな仕事を、この弟子である探偵に斡旋すること。

 そしてもう一つは、ランサが追っている事件について、警察内部で得た情報をそれとなく流すことである。

 もちろんどちらもグレーゾーンのギリギリのライン、もしくははみ出してしまっているような行為であるが、原田の立場とランサの勝ち取った信頼によって不問とされているのが現状だ。

 今回は事件の最中ということもあり、当然後者の情報についてだと思っていたランサであったが、意外にも原田の口から出てきたのは細かい依頼事だった。

「実はな、お前にしてもらいたいことがあるんだ」

「はあ……」

 その言葉を聞いた途端、ランサの顔がみるみる不機嫌さに満ちていく。

「おいおいなんだ、その不服そうな顔は、どうせまた俺が妙な仕事を持ってきたとでも思ったんだろう?」

 愉快そうに笑う原田に、ランサは変わらない表情のまま黙っている。

 それもそうだろう、原田がランサに持ってくる仕事は、大抵、警察では処理しづらいような厄介な物か、警察で対処していてはキリがないような、小さな小さな事件である。

 だからこそ、ランサは原田に呼び出されるのが億劫なのであるが、原田はランサにとって恩師であるし、なにより、そもそも仕事の絶対数自体が多くないので、ランサはその仕事を断る権限を持ち合わせていないのである。

「違うんですか? 大体の場合先生の依頼は、厄介事を私に押しつけてくる時じゃないですか……」

 まだ不機嫌な顔をしたまま、ランサはぶっきらぼうに尋ね返す。

「随分と心外な言い方をするじゃねーか。まったく、かわいげのない弟子だな、おい」

 原田もランサに対抗するように冗談めかしてぶっきらぼうに言う。

「そもそもだな、俺が厄介事を持ってきているわけじゃなくて、向こうから勝手に来るから、俺がお前さんに仕事として提供しているんだろうが……」

「随分と勝手な言い分だ……」

 聞こえるように、わざと少し大きめの声でぼやく。

 とはいえ、原田の仕事がなければ、ランサが食うに困りかねないのもまた事実ではあるのだが。

「なにか言ったか」

「いえ別に。それで、今回の厄介事は何ですか? 昨日の事件と関係あるものですよね、どうせ」

 感情が滲み出たかのように、ランサは棘のある口調でその依頼について再び質問する。

 だが、そんな弟子の嫌味にも、原田は相変わらず自分のペースを変えずに笑っているばかりだ。

「まあまあ、そう焦るもんでもないだろう。まずはお前も何か注文したらどうだ? 今日は俺が奢るぞ。マスター、注文を頼む」

 そう言ってメニューの書かれたプレートを押し付けるように渡し、原田はランサの言葉も聞かずに主人を呼ぶ。

「俺はいつものアメリカンを、ランサ、お前はどうする?」

「……メロンクリームソーダで」

 怪訝な表情を崩さずに、ランサはボソリとつぶやくようにオーダーした。

「……まったく、お前の注文はいつもそんなのだな。いいかげんその子供みたいな注文を止めたらどうだ?」

「私が何を食べようと、私の勝手ですよ」

 原田の苦笑いに、ランサはそっぽ向いたまま目線を合わせることなくぼやく。

「そうは言っても、お前さんももう三十歳だろう?大人には大人にふさわしい注文があると思うがね」

「まだ二十九です」

 歳の事を言われていっそう不機嫌になり、年齢を強調するランサ。

「おや、十年前の事件の時に二十歳じゃなかったか?」

「誕生日がまだなんですよ。だからまだ二十九です。二十代です。それと、大人になること、分別をつけるということが、自由にクリームソーダを食べることが出来なくなるということならば、私はそんな分別勘弁願いたいですね」

 言っているうちに、ランサの声に熱気がこもってきている。

「わかったわかった、好きにしろ。で、お待ちかねの本題なんだが……」

 思わぬ熱弁に原田はすっかり呆れ顔で、話題を変えるように事件について切り出した。

「今回の依頼は、簡単と言えば簡単だ」

 ランサは相変わらすの不審な顔ではあったが、その眼は真剣なものとなる。

「例の殺された爺さん、お前の言った通りUFO関連でトラブルがあったみたいでな、その件でお前に頼みたいことがあるわけだ」

「UFO関連?」

 不思議そうな声を上げるランサ。あくまであの発言は犯人がUFOであるといっただけで、被害者の出自などは気にしていなかったが、なるほど確かにUFO関係者なら推理とも合点がいく。

「ああ、なんでも……ちょっと待てよ。そうそう、スペースビジター・ディスカバリー・アンド・フレンドシップ、通称SVDFとかいういう団体に所属していてな。退職後は家族とも縁を切ってそこの団体に貯金などもつぎ込んでいたらしい」

 メモを見ながら、原田はその奇妙な団体名を口にした。

 もちろん、ランサにもそんな団体に心当たりはない。

「なんです、その団体?」

「さあな、詳しいことは俺にもわからんが、なんでも、UFOの実在を信じ、それを調査する団体らしい」

「うーん、いかにもな団体ですね……」

 だが、その後原田によって補足された言葉は、それだけではすまないものであった。

「単に実在を信じているだけなら無邪気なものなんだがな。あの爺さん、家族と縁を切った後、ほとんどの財産をその団体に寄付していたんだよ」

「……老後に暴走してしまったパターンですか」

 さすがのランサも、そこまでの状況を聞いてはもう言葉が続かない。人生を踏み外すのに遅すぎることなどないということか。

 しかもそれによって命まで落としているのだから救いがない。

 家族には連絡はしたものの、原田によれば家族は彼がこの街にいたことさえ知らなかったらしい。

「で、ここからが本題なのだが、どうだランサ、お前もそのSVDFとやらに入会してみないか?」

「……なるほど、そういうことですか」

 明らかになった依頼内容に、ランサは大きくため息を付いた。

 確かにM県警のようなあまり大きくない規模の警察では、聞き込みならともかく、その内部の潜入調査まで手を広げるのは難しそうだ。

 ランサは考えこみ、自分の成すべきことについて思いを巡らせる。

 その団体の正体はわからないし、あの死んでいた老人になんの思い入れもない。

 ただ、ランサには、自分の推理を裏付けるなにかが必要ではあった。

 UFO。

 それは確かに、その正解への道筋となり得るかもしれない。

 長い沈思黙考の後、ランサは静かに口を開く。

「……まあ、実際に入会するかどうかはともかくとして、何かしらの探りくらいなら入れてみますよ」

 それがランサの返答だった。この探偵はほとんどの場合、どれだけ悩んでも原田からの仕事を断ることはない。

「そうか、ありがたい。いつも世話をかけるな……」

 原田は深々と頭を下げる。結局口先でどんなことをいっていても、原田もランサに対して無理難題を押し付けていることを自覚しているのだろう。

(先生は、本当は悔しいのだろうな……)

 頭を下げる恩師に、ランサはいつもそういう思いになる。

 別に原田は、自分よりも十歳以上も年下のランサに頭を下げることに対して屈辱感や劣等感を抱いているとは思えない。

 そういった意味では、原田蓮次郎という人物は人間の出来た人物なのだ。自分自身の現状も欠点も全て認め、受け入れることの出来る器を持っている。

 ただ、この人は、右腕と一緒に本当の自分自身を失ってしまったのが悲しいのではないだろうか。弟子に頭を下げるたびに、その事を思い出しているのではないか。

 ランサの脳裏にはそんな意識が浮かんでは消えていく。

 十年前の事件がなければ、原田蓮次郎は今でも敏腕刑事だったはずなのだから。

『右腕なんかなくても、別に刑事としてやっていけるでしょう。刑事の真髄は足と頭じゃなかったんですか?』

 何年か前に、ランサは恩師にそう尋ねたことがあった。

 だが原田は笑って、

『駄目だ駄目だ。俺の勇気は、右腕と一緒にどっかへ切り落とされたのさ。今じゃ死ぬのが怖くてたまらない。もう刑事は無理だな』

と答えるだけだった。

 原田には家族が、妻と二人の子供がいる。

 その命は、彼一人のものではない。十年前の事件で死にかけた時、彼は死んでいてもおかしくなかったと告げられた。実際、失うこととなった右腕以外にも、頭部、首、脊髄、内臓、さらにはそれにともなう出血多量と、多くの部位が危険な状態にあった。

『もしかしたら自分は、死んでいたかもしれない』

 そんな事を考えながら一日中病院のベッドの上で寝ていると、死ぬわけにはいかない自分に気が付いてしまったのだという。そして、死ぬのが怖くなったとも。

『刑事としての自分が、人間としての自分に負けただけのこと』

 そう口にした時の寂しそうな原田の笑顔を、ランサは今でも鮮明に覚えている。

 あの笑顔は本物だっただろう。だが、そこに滲み出ていた寂しさも本物だった。人を護るという事は、自分を守るという事。だがそれは逆に、自分を捨てるということでもあるのだ。

 ランサは、隻腕の恩師の姿に自分を振り返る。自分もいつかはこの人みたいに、死を恐れ、自分を守る日が来るのだろうか?

 原田の依頼に億劫になるのは、本当は、そんな師に自分を重ね合わせてしまうからなのかもしれない。

「お待たせしました」

 話が一段落付いたのを見計らって、主人が注文の品を持ってくる。このあたりの空気を、既に主人も熟知しているのだ。

 湯気の立った浅煎りのコーヒーと、泡立った緑色の液体にアイスを乗せたソフトドリンクが二人の前に運ばれてくる。

「……相変わらずケバケバしい色だな。いったいなんなんだ、その不自然極まりない緑は。よくもまあそんなものを食う気になれるもんだ……」

 原田は呆れ返って、ランサの目の前に君臨するメロンクリームソーダを酷評する。

「いいんですよ。私はまだしばらく、私のしたい事をさせてもらいます」

 ランサは静かにそう言うと、スプーンで静かにアイスを掬い上げて口に運び、小さく微笑んだ。


 原田と別れたあと、ランサはすぐさま話に聞いた団体のへと連絡を取ってみた。

 詳しい連絡先は原田から聞かされていたが、そこに連絡してもどうにも要領を得ない返事しか出てこない。おそらく、昨晩殺された老人が代表的な立場だったのだろう。

 その老人の死はまだほとんど表には出ていない。家族くらいにしか連絡はいっていないはずだ。

 そもそも奇妙な状況とはいえ地方ニュースでしかないし、自殺の線が消えていない以上、警察は発表に慎重になっているのである。

 もちろんランサからそんな情報を漏らすわけもない。

 結局色々とたらい回しにされた挙句、最終的にたどり着いたのがこの町工場だった。

 町工場といっても、昔ながらの金属加工だけでなく近代的な機器も扱っているようで、地元の大学と連携した研究でも評判らしい。

 なるほど、UFO好事家も多そうではある。根拠はないが。

 そんなことを考えながら、ランサは工場敷地内を観察しながら待ち合わせ場所である事務所棟へと向かう。

 その中の一室が、どうやら例の団体の拠点となっているらしい。

 案内された部屋は会議室のようで、長机とパイプ椅子が中央に配置されているのだが、目を引くのはその脇に乱雑に置かれた物品だった。

 壁際には用途不明の探知機がいくつも雑に並べられており、その横には無造作に箱に放り込まれたプロペラやアームなどのパーツ群、そして棚には書類やいくつものノートパソコンが詰め込まれるように置かれている。

 そのどれもが最近はあまり使われた形跡がないようであったが、部屋の一角、箱の横に不自然にスペースが開いているのが目についた。元々そこにも何かが置かれていたのであろう。

 それを推測しようと様子をうかがっていると、部屋の扉が開き、いかにも町工場の中堅工員といった感じの中年男性が入ってきた。

「あんたかい、UFO研に興味があるというのは……」

 その男性はぶっきらぼうにそう言うと、ランサを品定めするように一瞥し、どっかりとパイプ椅子出して腰掛ける。

 その態度はとても人をもてなすようなものではなく、ランサは、初っ端からこの団体の闇を見せつけられているかのようであった。

「あっはい。どうも、杉高ランサです」

 その雰囲気に気圧されながら、ランサはただそれだけ名乗って自分も腰掛けた。この男性の態度を見る限り、それ以上の踏み込んだ自己紹介は必要あるまい。聞かれたらその時に随時適当に答えればいい。

「俺は馬場公平ばばこうへいだ。一応、今はUFO研の広報をしている。とりあえず、これが説明の書類だ」

 馬場と名乗った工員の自己紹介もやる気のないもので、会の紹介のパンフレットだけ渡すと、そのまま黙りこんでしまった。

 しかたがないのでとりあえす渡されたパンフレットに目を通す。いかにも素人がパソコンの基本ソフトを使って作ったような、特にセンスも見どころも感じない平凡なチラシで、文章もそれに見合ったまとまりのないものである。ランサから見てもとても人を呼べるようなシロモノではない。

 そんな内容なのですぐに見終わってしまうのだが、そのことに気が付いても、馬場の方からなにか話を切り出してくる様子はない。

 どこか落ち着きのない、ぼんやりとした沈黙が訪れる。

 しかし、こうしているだけでは話が進まない。

 ランサは入会や説明を聞くため、ましてやこんなパンフレットを貰うために来たのではなく、あくまで調査のためにここに来ているのだ。それを自分に言い聞かせ、なんとかして情報を探ろうと言葉を探す。

「ところで、この会の名前って、SVDFじゃなかったでしたっけ? スペースなんとかっていう……」

 それがランサの先制のジャブであった。

 馬場は最初にUFO研と名乗り、渡されたパンフレットにも、どこにもスペースビジター・ディスカバリー・アンド・フレンドシップ、通称SVDFという名称は書かれていない。

 それだけなら別団体の可能性も考えられたが、少なくともいくつかの電話での案内はSVDFで通じたからこそここにたどり着いたわけだし、ここの隅にある備品の幾つかにもそれらしいロゴが書かれている。

 つまり、この馬場という工員の中に、SVDFという名称に対してなんらかの感情があるのだろう。

 その推理は当たった。

 どうやら質問の効果は抜群だったらしく、そう尋ねられただけで、馬場は一目見ただけでわかる嫌そうな顔をしてため息を付いた。

「あー、確かにそんな名前もあったな……。好きに呼ぶがいいさ」

 好きに呼ぶがいいとは言っているものの、明らかにその名称は馬場の中ではタブーのようである。それが確認できただけでもランサには収穫だ。

 それに、一連の会話で形はどうあれ馬場の口も軽く出来た。

 その成果はすぐに現れ、馬場はランサに訝しげな目を向け、投げやりな態度のまま、質問を投げかけてくる。

「で、あんたはどれくらいUFOを信じているのかね?」

 こんな会に入ろうとする人間に聞くことでもないだろうとも思ったが、それをあえて聞いてくることに、ランサはこの会が抱えている問題の片鱗を感じ取った。

 少なくともこの馬場という人物は、そこまでUFOを信じていまい。

 話を聞く限りではそう思えた。

 では、どう答えるべきだろうか。

「……ええ、まあ、ある程度は」

 これがランサの答えである。

 馬場と会の暗部もう少し引き出そうと、出来る限り態度を取り繕い、作り笑いを浮かべてそう口にする。

 実際のところ、ランサ自身はUFOを信じていないのだが、流石にここでノーと言ってしまうようなことはしない。

 こういう時こそUFOに興味津々だったユリナを連れてきたほうが返ってよかったかもしれないと考えながら、ランサは笑顔を張り付かせたままで馬場を見る。

 だが、そんないかにも不自然なランサの様子を確認しながら、馬場は安心したような表情で微笑みかけてきた。

「それくらいのほうがいいさ。UFOで人生をダメにしても仕方ないからな……」

「どういうことです? UFOで人生がダメになるって、もしかして、宇宙人にでも攫われるんですか?」

 そのボヤキの裏側にある感情を見逃さず、ランサは馬場の言葉に喰らいつく。それも、あえてジョークとわかるような珍妙な質問をぶつけるのだ。

 これに笑って返す余裕はない。そう踏んでいる。

 そんな探偵の態度を知ってか知らずか、馬場は一息つき、さらに話を続けていく。

「宇宙人? まさか。そんな夢のある話ではないよ。まあ、うちらも色々とあってな。最近では急進派の空気に流されて、UFOを発見することに人生を賭けすぎるメンバーもいたってことだ」

「なるほど……」

「金回りが良くなりすぎるもの問題というわけだな。やれることが増えれば、どうしてもそれぞれのやりたいことに幅が出てくる。そこで各人に温度差ができてしまうわけだ」

 先程から語られる馬場の言葉はもう愚痴そのものである。とても今から入会しようという人間に話すべき内容ではない。

 ランサはもちろんそれを訝しむ。この会は、やはりまともな状況にはない。

 ならばランサがすべきことは明確だ。

「この備品もそうした状況の結果ですか?」

 その流れの中で確認しておきたいことに向けて話を進める。

 この部屋には、ランサの推理に必要な物が一つ足りない。あったはずのものがない。

 ある意味ではそれこそが、ランサの推理をもっとも裏付けているのだ。

「まあ、そういうことになるな。まったく、こんなものを揃えてないと空も見られないとはな……」

「なにかあったんですか?」

「いや、別に大したことじゃない。人が増えるとどこでも起きる話だ。……興味を持ってもらったところ悪いが、入会はもう少し待ってもらったほうがいいかもしれんな」

 そして、明確に入会拒絶の言葉が口に出された。

「そうですか……。じゃあ、またしばらくしてから来ます」

 潮時だ。ランサはそれを悟り、ゆっくりと立ち上がる。

 だが、最後に一つだけ確認しておくべきことが残っている。

「そういえば、ここにはなにがあったんですか?」

 立ち上がった勢いにまかせて、箱の横の不自然なスペースについて尋ねる。

「ああ、そこは、なんだったかな……」

 不自然に言葉を濁す馬場。ランサにはそれで充分だった。

「では、また落ち着いたらよろしくお願いします」

 それだけ言い残して、ランサはそのまま退出する。

 ここで打つべき手としては、まあ悪くない内容だ。

 手に入れた情報を元に、ランサは少し回り道をしてその工場を見て回ってから帰路へと付いた。


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