第八幕「切り札には、大金を賭けて」
鋭い、擦過音のような鳴き声を上げながら、
巻きあげられた砂塵の覆いを突き抜け、その包囲を
ヴィンセントは進路を鉄動馬に任せ、両手に持った銃をかざして仔ヒュドラを牽制する。
仲間が叩き落されたことを理解してか、仔ヒュドラたちも迂闊には手を出してこない。束の間の安全を確保してから、彼は表情を険しくしながら叫んだ。
「持久力勝負は、嬉しくないな!」
「出費は少なくて済むぞ」
「何も嬉しくない!!」
それに応じたわけではないが、鉄動馬が後部から蒸気を噴き出した。それがさらに、彼の気分を憂鬱なものとしてゆく。
これは、全力疾走によって加熱した躯体を冷やすべく、鉄動馬が自動的におこなっていることだ。
魔術で動き金属の躯体を持つ馬は、疲労を覚えない。ただしどれだけ走っても脚が鈍る心配はない代わり、代償たる金と冷却水が尽きれば動かすこと自体ができなくなる。
仔ヒュドラとの体力勝負は、かなり歩の悪い賭けだった。
いくら銃を持とうとも、足が止まれば囲まれて終わりだ。のんきに構えている余裕は、彼らにはない。
「ジョン! なにか打開策はないか!? なんでもいい!!」
「ひとつある」
「くそ、やはりない……か……? なにっ!?」
彼が上げた怒号に、アレクサンドラが涼しげなツラで答えた。彼はぎょっとして振り返る。
「それは本当か!?」
「確かにある。……が、隙が大きい上に二度は使えない。小物を連れたままでは難しいな」
「それは僕に、何とかしろってことかい?」
「さっきは私が道を切り開いただろう」
ヴィンセントは唸り、仔ヒュドラへの牽制は忘れずに視線を
「よし今度は僕の番だ……と、いいたいところだけど、肝心の銃鉄兵があの有様ではね。完全に警戒されてしまっている」
二機の巨人は親ヒュドラを相手取りながら、さらに仔ヒュドラが加わったために苦戦を強いられていた。これ以上の役目を課すのは、いかにも荷が重い。
吐き散らされる
ヒュドラは、自らを傷つけうる
それを他所に、カラミティホークは仔ヒュドラを相手に銃を向けていた。
銃鉄兵の使う銃をもってしても、ヒュドラにとっては大した傷にならない。ならばとばかり、まずは邪魔な仔ヒュドラを削ることを優先したのである。
しかし仔ヒュドラの数と残る弾丸と、どちらが多いかは微妙なところだ。
代償と弾丸を消費するばかりの巨人たちを眺め、アレクサンドラは口の端をゆがめる。
「では……彼らに頼むしかないな」
彼女が視線を大きく転じた時のことだ。
その隙をついて、仔ヒュドラたちが速度を上げた。一気に鉄動馬の背後へと迫り、噛みつこうと首を伸ばす。
僅かに、彼女が気付くほうが早かった。
鉄動馬の手綱を引くと、右に左に進路を揺らし仔ヒュドラの攻撃をかわす。そうやってしばしは攻撃を凌いだものの、その対価として速度を失った。
その間にも、群がる仔ヒュドラは増えてゆく。
「煩わしいトカゲどもだ」
じょじょに苛立ちを増した彼女がついに銃を抜き、特製の弾丸を込めたところ。
摩擦音を響かせ、その背後に巨大な影が割り込んできた。
「はいはーい、銃鉄兵隊のご到着だぜー!」
スカウト・ボーイとワールウインドだ。
三輪が唸りを上げて仔ヒュドラを撥ね飛ばす。仔ヒュドラたちは小さくもないが、銃鉄兵の巨体とは比べるべくもない。短い悲鳴を残し、いっせいに逃げ散りはじめた。
「よっほいと!」
ワールウインドはアレクサンドラを追っていた仔ヒュドラを一蹴すると、一本足走行に移り銃を抜く。
背を向け逃げる仔ヒュドラたちへ向けて、銃が咆哮をあげた。銃弾が仔ヒュドラを撃ちぬき、ついで地面を大きく抉る。
「どんなもんよ」
「しばしは安全になった」
ワールウインドを警戒して、仔ヒュドラたちは距離を置いていた。
鉄動馬はワールウインドに並び、仔ヒュドラを牽制する。
「こっからどうする? 全部を相手にするには、弾の残りが厳しいんだけど」
銃を戻し、三本足走行に戻ったワールウインドから、スカウト・ボーイの声が降ってきた。
アレクサンドラは、ワールウインドをふり仰ぐ。
「それなんだが、ボーイ。
「えっ、でかヒュドラはまだ元気にしてるぜ!?」
鳴動弾は特殊な加工がされており、撃てば強烈な音を出す弾丸だ。
離れた場所への合図としてよく使用され、今はバッファロー
それを撃つということは、つまり。
「そうだ、何を言っているんだジョン。いま兄弟にストロングホーンを撃たせても逃げられてしまうだろう。なんとか先に奴の足を止めないといけない」
動きを止めてすら防がれたのだ、足止めかなわないまま撃っても無駄に終わるだけであろう。
さらに、そのための前衛であるシューティングスターとカラミティホークは手いっぱいな状況である。新たな足止めの方法を考えなければならない――ヴィンセントの考えは、ごく自然なものだった。
しかし。アレクサンドラは意見を異にする。
「わかっている。だが、逆だ。ストロングホーンを、足止めに使う。そうすれば私が切り札を出せる」
自信を持って言いきられた言葉を耳に、スカウト・ボーイがひどく微妙な表情を浮かべていた。
「うわぁ。そんなこと、する?」
「ジョン……信頼しても、いいのだろうな? そう軽々しく無駄撃ちさせていいものではないんだぞ」
ヴィンセントも思い切り渋い表情で唸る。
アレクサンドラの言う切り札がどのようなものかはわからない今、手持ちの札の中でヒュドラに有効なものは、ストロングホーンと魔力剣のみ。
そのうち魔力剣は制約が多い。ここでストロングホーンを無為に浪費するのは、危険を大きくするばかりである。
アレクサンドラはそれぞれ渋る二人に向けて、不敵な笑みを浮かべてみせた。
「私の出費ではないからな。かまわない、私が許す」
「そういうこと言ってるんじゃないからな!?」
抗議の声をあげるヴィンセントを他所に、彼女はスカウト・ボーイに目配せをした。
「もう、どうなっても知らないからなー!?」
諦めたような溜息を残し、ワールウインドは銃を抜くと天に向かって撃ち放つ。
◆
鳴動弾があげる甲高い音を耳にし、“バッファロー”ジョーは望遠鏡から目を離すと、禿頭を撫でた。
「合図だと……? おいおいあいつら、今撃てっつうのか?」
「だが兄貴、ヒュドラの足が止まっていない」
横で望遠鏡を構えているダンに言われるまでもなく、一目でわかる事実である。ジョーは腕を組んで訝しんだ。
いかに強力な威力を誇る彼らの
そこで彼は心当たりを覚え、表情を歪めていた。
「チィッ! んなこと言い出すのは、どうせまたジョンの野郎だろう。あいつ、もう外れ弾は撃たせんじぇねぇっつったのによ!」
「再装填には時間がかかる」
ストロングホーンの特徴について、彼らが知らないわけがない。ならば、なぜこのような合図を出したのか。
ジョーが考え込んでいた時間は、それほど長くはなかった。
腕組みをとくと指を鳴らす。彼らの背後で、ストロングホーンズが発射の準備を始めた。
「撃つぜ」
「兄貴?」
ダンが、訝しげに兄を睨む。
「一発目ん時も外れ弾だったが、意味はあった。わざわざやれってんだからよ。またなんか、あるんだろうよ」
「そこまで信用できるか?」
当然の疑問を口にするダンに向けて、ジョーはくく、と低い笑いを漏らした。
「さぁてな。勘の部分もあるが……。勝負に賭けは、つきものだろう?」
「兄貴の悪い癖だ。せいぜい、狙わせてもらう」
ダンは肩をすくめると、ストロングホーンズに細かく指示を出しはじめた。可能な限りヒュドラへの命中を期して、砲身が微調整を繰り返す。
「ハッ! これで本当に無駄だったら、次はあの野郎のケツの穴めがけて撃ってやるからな!!」
ジョーの罵声を合図にして、ストロングホーン・スペシャルが三度、咆哮をあげた。
◆
仔ヒュドラを従え銃鉄兵と戦っていた
七本の首が盛んに周囲を警戒し、そして空の一点に異常を見出す。大気を裂いて飛来する、一発の砲弾。ヒュドラの首を、二本も奪った攻撃である。
同時に、それまでは接近を試みていた二機の銃鉄兵がその場を離れだした。砲撃に巻き込まれてはたまらないからだ。
間髪を入れず、ヒュドラも走り出していた。
足の傷はほぼ癒えたと見えて、巨体の重さを感じさせない力強さを取り戻している。その後を追って、仔ヒュドラたちも一斉に逃げ出した。
直後、入れ替わるようにして、破壊が降り来る。
砲弾は、ついさきほどまでヒュドラの巨体があった場所を正確にとらえていた。標的が動くことさえなければ、確実に命中していただろう。
そんな、
着弾の衝撃が大地を揺らし、砲弾は勢いのままに地面にめり込んだ。直後、激しい爆発が地を抉る。
土砂を含んだ衝撃が地を這い、ヒュドラたちを飲み込んだ。
強烈な爆風に、巨体を有する親ヒュドラは耐えきったものの、人間大の仔ヒュドラたちはひとたまりもなかった。悲鳴ごと衝撃波にさらわれ、吹き飛んでゆく。
その様子を見たヒュドラは、擦過音のような威嚇の声をあげながら怒りを露わとしていた。
ストロングホーン・スペシャルの衝撃は、離れた場所まで届く。
地面の起伏に隠れて爆風をやり過ごしたヴィンセントとアレクサンドラは、顔を出してヒュドラの姿を確かめていた。
「やはり、かわされたな。本当にこれでよかったのか、ジョン?」
問いかけに、答えはない。彼が隣を見れば、アレクサンドラはすでに馬上の人となっていた。
すぐに手綱を弾いて駆け出す彼女を追って、ヴィンセントも慌てて鉄動馬に飛び乗る。
「ブラットリー、準備はいいな?」
『もちろんだ、主。すでに位置についている』
「……これしかないか。できればもっと出費の少ない方法を取りたかったが」
『諦めるんだ、主よ』
使い魔から返ってきた答えにアレクサンドラは悔しげに奥歯を鳴らしたものの、だからと止めるつもりはないようだった。
その時、彼女を追って走るヴィンセントと、スカウト・ボーイは目撃した。
土煙に霞む中、ヒュドラは残る七本の首をめぐらせ周囲を警戒している。しかしその鋭敏な警戒にも、一か所だけ盲点が場所が存在していた。
――それは、真後ろだ。
今まさにストロングホーン・スペシャルが着弾し、破壊の嵐が吹き荒れたばかりの場所。
未だ残る分厚い土煙をかき分けて、カラミティホークがヒュドラに肉薄する。
「このための、ストロングホーンか! だがどうするつもりだ。君の銃鉄兵に、魔力剣はないんだぞ!」
「ヴィンセント。集中する、しばらく私を護れ」
返ってきたのは、勝手極まる命令だった。ヴィンセントが目を剥いている間に、アレクサンドラは本当に瞳を閉じて意識を集中し始める。
仔ヒュドラは周囲にいないとはいえ、今は危険な狩りの最中である。その恐るべきクソ度胸に、ヴィンセントは一瞬、笑うべきか真剣に悩んだ。
「……鉄を、供に願う」
そんな彼の耳に、言葉が届く。力ある言葉。世界を歪める奇跡の欠片、
「焼けた血よ、荒ぶる神の血潮よ。汝炎の時を招かん」
彼は、目を見開いた。それを操る者が何者か、知らない彼ではない。
「そうか……使い魔すら持つ君は、確かに
「
ふとアレクサンドラは詠唱を中断し、僅かに瞳をひらく。視線には強い非難を乗せ、表情を険しくした。
「そんな俗な名で、私を呼ぶな。私は
彼女の、強烈な自負と意思に満ちた視線を浴びて、ヴィンセントは顔を俯かせる。
「……君はまだ、誇りを持ち続けているのだな。しかしいくら詠術士でも、対価もなしに魔術を使うことはできない」
魔術を行使するためには、呪紋と対価を必須とする。見たところ、アレクサンドラは呪紋は口ずさめども対価を手にした様子はない。
「御身が威をもて、普くものを討ち滅ぼしたり」
その疑問の答えを知る前に、戦場には新たな動きが起こっていた。
接近するカラミティホークに、ヒュドラが気付いたのだ。さすがに触れんばかりに近づいては、土煙のカーテンもその身を隠してはくれない。
巨獣の反応は素早かった。鋭い鳴き声とともに首がうねり、カラミティホークを弾き飛ばそうとする。
丸太のごとき首がうねり迫るも、カラミティホークはそれをかいくぐり、ついに足のうち一本へと組み付いた。
ヒュドラは煩わしげに足を振るも、銃鉄兵は全力をもって抵抗する。
全身から蒸気が噴き出し、死力を絞り出す躯体が
簡単には振りほどけないのを悟ったヒュドラは、手を変えた。口を開くと、猛毒の噴射を浴びせかけたのである。
それはカラミティホークの全身に降りかかり、蒸気と混じって激しい白煙を噴き上げた。見る見るうちに装甲が変形し、腐食に蝕まれてゆく。
「このままでは、長くはもたないぞ!」
「問題ない……もう終わる」
焦るヴィンセントを他所に、アレクサンドラはあくまでも冷静に呪紋を紡ぎ続ける。
瞳を閉じ、意識を集中させた彼女は、己の奥深くに注視していた。意識の最奥にある、虚ろな穴。
詠術士とその使い魔は、この穴を通じてつながりを持つ。彼女の意識は、その穴へとそっと手を伸ばした。
彼女の使い魔たる
そこに触れるということは。アレクサンドラの意識が、確かに触れる――銃鉄兵の躯体に流れる熔けた金属の流れ、
それは、銃鉄兵という巨大な魔導機械を動かす対価そのもの。
「我が手に炎与えん。掲げよ、照らせ……ここに破壊、あれ!!」
ここに、呪紋と対価がつながった。
アレクサンドラが詠唱を終えた瞬間、カラミティホークに流れる熔血の全てを対価に、魔術が発動する。
巨人を動かす熱い血潮が、一気に沸き立った。それは速やかに現象へと変換される。
生み出されるのは、純粋な
ストロングホーン・スペシャルの直撃さえ凌ぐ、恐るべき威力だった。強力とはいえたかだか一発の砲弾と、巨人を動かす力の全てでは比べ物にならない。
そんなものが、至近距離で発生したとなれば。いかにヒュドラの皮膚が強靭であっても、限度があった。
圧倒的な熱量と衝撃の前に足が一瞬で消し飛び、胴が大きく抉れた。首はちぎれ飛び、爛れた胴体からは体液が沸騰した湯気となって噴き出る。
ヒュドラの巨体が錐もみしながら宙を舞い、やがて大地に激突した。
足と首を失い、それはもはやヒュドラであると認識するのも困難な姿となっていた。
それでも残っていたひときわ大きな首が、泡を噴いて痙攣している。
どう見ても致命傷に至っているが、ヒュドラはまだ生存していたのだ。呆れるばかりの生命力であった。
そんな大惨事の一部始終を目撃したヴィンセントとスカウト・ボーイは、口をあんぐりと開けたまま呆けていた。
「なんという……ことを……」
「ばっ……っ……っかじゃねぇのッ!?」
恐る恐る視線を転じてみれば、爆心地には何もなかった。
当たり前だ、あれだけの爆発を起こしてカラミティホークが無事なわけがない。跡形すら残らなかったのだ。
よりにもよって己の銃鉄兵を爆弾がわりに使うなどという史上空前の暴挙を前に、二人ともドン引きである。
「君は……イかれてるのか?」
「お褒めに預かり光栄だ。それより、今がチャンスだろう?」
彼女は平然と、指先ですっと首をなぞるジェスチャーをしてみせた。
その時、ヴィンセントは悟った。カラミティホークが背後から近寄ったのは、ただ見つからないようにするためだけでは、なかったことを。
「君は……まだ首級を、諦めていなかったのか! だから体を狙って……!!」
金に執着する人間は多いが、これはその中でも飛びぬけて恐るべき執念である。彼は、我しらず身震いを覚えた。
「そう難しい顔をするな。これも役割分担というやつだ」
喉まで出かかった抗議の言葉を飲み込んで。彼は意を決すると、役目を果たしに向かった。
シューティングスターが、ゆっくりと巨獣に近づいてゆく。
ヒュドラは見るも無残な姿で、末期を迎えんとしていた。しかし中央の最も大きな首、ヒュドラの本体ともいえる首は、まだわずかに動いている。
それは、シューティングスターが歩み寄ったことに反応し、ゆっくりと身をもたげていた。
巨獣が、最期の矜持を見せつけ敵を睨む。
いかにヒュドラの生命力が旺盛とはいえ、ここまで深い傷を再生しきることはできない。放っておいても、荒野の主は死ぬ。
「荒野の主、死の獣。お前は強かったよ。ただ……相手が、悪かったようだ」
ヴィンセントの溜息交じりの言葉に応じ、シューティングスターが魔力剣を抜き放った。
「その首級、もらいうける」
「十五万ダレルのためにな」
振りぬきざま、シューティングスターは引き金を引く。詠術弾が叩きこまれ、刀身が炎に包まれた。
赤熱する刃をかざし、ヒュドラの首を、一太刀のもとに刎ね飛ばす。
最後まで残っていた中枢たる首を失い、ヒュドラが完全に絶命する。そうして巨体から力が失われ、地響きと共に倒れこんでいったのだった。
◆
そんな巨獣の最期を見つめる、視線があった。
バッファロー兄弟が陣取っているのとはまた異なる丘陵に、一台の砂馬車がある。
その横で望遠鏡を構えていた男たちは、決着を見届けるや周りの道具を片付けはじめた。
「……お館様に報せ。事は、成ったと」
笑みの形を象った、艶のない仮面をかぶった男たち。彼らは、砂馬車に乗り込み走り出したのだった。
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