家から出ることを許されない少女の物語。白銀の雪と彼女の孤独が悲しく切なく、そして最後に希望があります。外出すらままならないご時世にぴったりな話です。絵本にしたらキレイだろうなと思わずにはいられません。
アンデルセンの童話を思い起こさせる美しいものがたり。最後まで読めばあなたはこの切ないきょうだいの真実を知ることでしょう……
雪が何故か降る世界観と外に出てはいけないと言われる、主人公の弥生の正体が、タイトル通りなんじゃないかなぁと思いました。不思議な季節の作品だと思います。