第6話 「中国人の生存本能」を見つけてみよう。
中国の場合、外国から見て変なところは、「中国共産党」と「無くならないコピー商品」です。
ということは、「中国共産党」や「無くならないコピー商品」は、「全滅への恐怖」から生まれた行為ということになります。
つまり、「中国共産党やコピー商品を認めないと全滅する」と思っているのが、中国人だと仮定できるということになります。
では、「中国共産党」や「コピー商品」を認めないと全滅するというのは、どういうことなのでしょう?
まず確認しなくてはいけないのは、中国共産党とは、国や憲法よりも上に存在する組織だということです。
中国国内には、他にも政党はありますが、中国共産党の指導に従うことになっています。
つまり中国国内で。唯一絶対の権力を持つ組織が中国共産党になるわけです。
では、このように「一党独裁を認めないと全滅する」と思い込む理由は何なのでしょうか?
言い換えると、「二つに割れると全滅する」です。
これに繋がる答は、一つしかありません。
「内戦」です。
中国人は、「二つに割れると内戦になり、全滅する」と生存本能の部分で信じている国民であるということです。
では、これに繋がる中国の特徴とは何なのでしょうか?
「二つに割れたら、内戦になって全滅する」と思わせる特徴とは?
この特徴は、考えればすぐに分かります。
「広すぎる国土」と「多すぎる国民」です。
中国は、国土が広すぎて、なおかつ人が多すぎるために、国内勢力が二つに割れると、すぐに内戦になるということです。
日本のように自然災害ではなく、アメリカのように特徴的な大きな戦争や歴史でもなく、長年の分裂と争いの歴史が、中国人の生存本能を決定づけてしまったということです。
だから、「二つに割れて全滅する」のは嫌なので、中国共産党が自分達を食わせてくれているうちは、中国共産党に従うという姿勢をとるのです。
これは、中国人の生存本能に中国人が従っているからこそ出た結果なので、そう簡単には変わりません。
では次に、この「二つに割れたら、内戦になって全滅する」と「無くならないコピー商品」はどう繋がっていくの? という話になるかと思います。
関係ないように見えるかもしれませんが、外国人から見て変な行動は、たいていの場合生存本能と繋がっていると仮定して考えるのが、この思考法のやり方です。
また、その国の生存本能と関係ない場合は、すっきりとした回答が出ないはずですので、そこで分かるかと思います。
まず最初に、「二つに割れたら、内戦になって全滅する」という言葉の意味を考え、他の言葉に置き換えてみます。
二つに割れたら全滅するというのは、言い換えると「最初にやった者を認める」ということです。
つまり、最初に国のトップを取ったものを認めるという流れで、中国共産党が国民から認められているということです。
絶対に中国共産党でなくてはいけない、ではなく、たまたま中国共産党がこの時代のトップだったから、国を治めているということになります。
つまり中国の統治資格に、組織として正しいかどうかは、あまり関係がないということです。
ただし、国民を食べるさせる能力がなかったり、あまりにも組織の腐敗が進みすぎたりすると、国民の不満が爆発して、統治資格を失うかもしれません。
「このままでは自分達が死んでしまう」という状況は、当然国の生存本能を越えますから。
次に「最初にやったものを認める」は「やったもの勝ち」と言い換えることが出来ます。
この「やったもの勝ち」が、「無くならないコピー商品」と繋がるということです。
つまり他人の製品や技術を「コピーする」のも、「やったもの勝ち」であり、中国人の生存本能としては正しい行為なのです。
中国人の生存本能では正しいことなので、当然悪いことをしているとは思っていません。
悪いと思っていないので、無くならないということです。
日本の新幹線の技術が盗まれてしまったのも、これと同じ理由です。「やったもの勝ち」なので、他者の技術を盗んでコピーすることに、何のためらいもないのです。もちろん罪悪感もありません。
これを中国人側から見ると、盗まれる隙を作った方が悪いということになります。
「先にやった者を認める」のが中国人の生存本能ですから、これに対して法律や正義や国際常識を持ち出しても通用しません。
なぜなら、生存本能として正しい行為を悪と断ずることは、死ねと言ってるのと同じなので。
この「やったもの勝ち」に対抗するには、「やられる隙を作らない」か「やったら損をする」という対抗策しかありません。
つまり中国では、盗まれる隙のあるものはすべて盗まれると思え。
そして、盗まれる隙を作った方が悪い、なのです。
中国人の生存本能は、「二つに割れたら、内戦になって全滅する」と「やったもの勝ち」です。これによって、中国の生存本能から発生した中国人の変な行動や思考のほとんどは分析できます。
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