第3話 「国の生存本能」の見つけ方。
「各国の生存本能」の見つけ方というのはつまり、「それぞれの国の人々は、何をすると全滅すると思っているのか」を、見つけるにはどうしたらいいのかという話です。
生存本能とは「死への恐怖」に対しての反動として出来ているということは、前に話しました。
そして、その思考や行動は、日常の行動に現れているとも。
さらに新しく付け加えるなら、その行動は他国から見ると「変」なのです。
なぜそう見えるかというと、その国の生存本能を持っているのは、その国の人だけで、他の国の人は「別の生存本能」を持っているからです。
その国「独自の生存本能」というのは、外から見るととても変に見えてしまうということです。
では他国から見て、とても変に見えるものとは、具体的にどんなものがあるのか、あげてみましょう。
中国「コピー商品が多すぎる」
「中国共産党の一党独裁」
「すぐに客を騙そうとする」
アメリカ「世界一の軍隊を持つ国」
「銃社会」
日本「空気を読む」
「多機能・高性能な商品が多い」
「おもてなし」
「交番」
韓国「ウリジナル」
「整形大国」
「韓国企業」
たくさんあげてみましたが、一つの国に対して「外国から見て変なところ」は二つあげられれば十分です。
その二つから考えていくことによって、実は生存本能が影響しているたくさんの行動や思考が、芋蔓式に明らかになっていくので心配いりません。
逆に言うと、この「外国から見て変なところ」が分からない国の生存本能は、明らかにすることは出来ません。
なので実は、この分析法では、自分の生まれ育った国の生存本能が、一番見つけづらいのです。
なぜなら、普段自分の行動を変だと思う人なんて、いませんから。
ただ現在の日本は実に幸運なことに、たくさんの外国人が入ってきて、日本の変なところを教えてくれます。
ということで、一番分析の難しい自分の国、日本の分析も出来るということです。
では、この「外国から見て変なところ」をどう料理すればいいかというと。
「外国から見て変なところ」=「全滅への恐怖」と仮定し、その国の歴史、地理、環境などを参考に、その国の人は、何をすると全滅すると思っているのかを、想像するという作業になります。
次は、日本、アメリカ、中国などを題材にして実際に、各国の生存本能を見つけてみましょう。
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