すいか

 本日のお題は夏の風物詩『すいか』です。

 あの濃緑の玉がスーパーに並ぶと、一気に「夏だなぁ」という気がしますね。

 

 皮も漬物にして食べられるんですよね。人によってはウリ科独特の香りが苦手という方もいらっしゃいますが、夏の縁側などで頬張るのは絵になりますね。


 私は幼い頃、リチャード・スキャリーという方の絵本を愛読していました。動物たちがたくさん出てくる絵本なんです。

 猫のハックル、ミミズのローリーたちの暮らす『ビジータウン』が舞台の絵本の中で、すいかも描かれていました。

 ところが、彼の描くすいかは楕円形なんです。まん丸ではなく横に長い円形なんですね。

 当時、山形県に住んでいたのですが、幼い私は「山形のすいかは丸いけど、よその土地のすいかって横長なんだ」と驚いたものです。

 この絵本を読むまでは「すいかはまん丸に決まってる」と認識していたのですが、絵本は私に「世界には君が知らないことがたくさんある。しかも知っているつもりで知らないことが」と諭してくれたような気がします。

 いまだに横長のすいかを味わったことがありませんが、どんな味なんでしょうね。ハックルやローリーになったつもりで食べてみたいんですけれど。

 リチャード・スキャリーの絵本は私自身もまた読みたいですし、わが子に見せてあげたい絵本ナンバーワンなんです。

 食べ物だけでなく家具や建築様式も海外の生活そのものをリアルに可愛らしく描いているので、日本にいながら海外の文化の良さを垣間見れる絵本です。

 

 それにしても気になるのは、外国でもすいかに塩をふるのか、ということ。

 私はふらない派ですが、夫はすいかというものは塩をふるものだと豪語します。

これって、日本だけなんでしょうか。どうなんでしょうねぇ?

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