アメリカンドッグ
本日のお題は『アメリカンドッグ』です。
高速道路のSAやコンビニ、お祭りでもよく見かける、ソーセージを衣で包んで揚げた一品です。
ちなみにアメリカンドッグとは和製英語でして、英語圏では『コーンドッグ』と呼ばれているそうです。
北海道(主に道東)では『フレンチドッグ』とも言うらしいのですが、私が住んでいたのは道央でしたので、『アメリカンドッグ』と呼んでおりました。
あのドーナツやホットケーキを思わせるほんのり甘い衣が大好きです。それにケチャップ好きとしては、これでもかというくらいケチャップとマヨネーズ、からしをつけて食べるのが好きです。
ところで、夫のアメリカンドッグを食べ方を初めて見たときは驚きました。彼は衣だけを先に食べ、ソーセージを器用に残していたのです。それはもう、衣がなくなり、すっかり細身になったアメリカンドッグという名を冠していた単なるソーセージです。
彼はその状態にしてから、してやったりという顔をしてゆったり満足げにソーセージにかぶりつくのです。
誰がどんな食べ方をしても自由だと思っていますが、それを初めて見たときは思わず「衣ごとかぶりつけ!」と笑ってしまいました。
毎度、夫はソーセージをかじるとき『俺はアメリカンドッグを征服してやったぜ』という得意げな顔をしています。
あの衣とソーセージのマッチングがあるからこそ『アメリカンドッグ』なのでは? という考えもありますが、周りから攻めて大好きなところをとっておくわくわく感もわかるような気もします。
それにしても、アメリカンドッグっておやつか食事か微妙な立ち居地ですよね。ソーセージが真ん中にあるし、食事っぽい。けれど、衣はほんのり甘いし気軽に食べられるからおやつっぽい。
ただ言えることは、食べ終わったあとに棒の下のほうに少しこびりつく衣を歯でカリカリ剥ぎ取るのが好きな人が本当に多いってことですかね。
なんだか食べ方から立ち居地、そして呼び名といろいろ考えていると、もう少し注目されてもいい食べ物だなぁという気もします。
もっと衣やソーセージにバリエーションをつけたり、アメリカンドッグ専門店とかあってもいいと思うんですよね。
けれど、あの形や味においてスタンダードなスタイルを貫くことに、アメリカンドッグの懐かしさと魅力があるのかもしれませんね。
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