ねぎ
本日のお題はかずさんからのリクエストで『ねぎ』です。
家庭料理の『縁の下の力持ち』といえるほど、多くの料理に多用されますね。なくてもいいのかもしれないけれど、やっぱりあると違うんですよね。
なんだか、普段はおとなしくて一歩下がっているけれど、いざというときはすごく頼りになる……そんな人、いるよなぁと思いながらねぎを見つめてしまいます。
刻んだねぎの風味が蕎麦や納豆にからむと本当にぐっと趣が変わります。角煮などの煮込み料理でとろんとしたねぎの真ん中も好きです。じっくり焼いて焦げ目をつけて、味噌をちょいとつけるのもお酒に合います。
家庭になくてはならないという存在感は、買い物袋からはみ出たときに溢れだす生活感が雄弁に物語っていると思います。
だって、生活感というものはあって当たり前というくらいに馴染んでいるからこそ醸し出せるものだと思うんです。生活感があるということは悪いことじゃありません。きちんと生活を営んでいるんですから。
さて、スーパーでねぎを買うと、私は角煮や炒め物、焼き魚にする予定がないときはすべて刻んでしまいます。そして保存用ポリ袋に入れて冷凍してしまうのです。途中で数回取り出してほぐしながら冷凍すると、一塊になりません。
お味噌汁や冷奴、納豆など「少しだけ使いたい」ときにさっと出してふりかけます。刻んであるのですぐ自然解凍できますので便利です。
冷凍するようになったのは、その都度刻むのが億劫なのと、傷めそうで怖いからという理由でした。食材を無駄にして捨てるのが何より嫌なのですが、一人暮らしをしていた時代にはねぎを余らせてしまうことが多かったので、こんな習慣がついてしまいました。
そうそう、ねぎは猫には禁物ですので、我が家の三匹の飼い猫たちがうっかり口にしないよう気をつけなければならない食材でもあります。なんでも口に入れてしまうのですよ、うちの尻尾のはえた食欲の権化たちは……。
それにしても、台所になくてはならない『ねぎ』ですが、こんなにねぎについて考えるのは某ボーカロイドを知ったとき以来ですね。
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