麻婆豆腐
本日のお題は丹一さんからいただいたリクエストの『麻婆豆腐』です。
いわずと知れた中華料理の花形ですが、家で本格的に作るのは難しいですね。私の場合、まずは豆板醤などを揃えなければ……という時点で挫折してしまうので、もっぱらほとんどの中華は外食で楽しむことにしています。
中華料理は大皿に盛りつけてあるイメージが強いですね。みんなで美味しさを分かち合う喜びが大きな隠し味かもしれません。中華って豪快でありながら、食への喜びを思う存分堪能できるものだと、いつも感心します。
中華料理を家で作る気になれないのは、材料を揃えるのが億劫なだけでなく、夫と二人きりの食卓では、中華を楽しむにはちょっとさびしいからかもしれません。
どうせなら、子どもや友人、そして両親などとわいわい大人数で楽しみたいのです。
これに気づいたのは、一人暮らしをしていた頃でした。
どんなに美味しくできても味わうのは自分だけですし、どんなに作りすぎても「多すぎだよ」と笑い飛ばしてくれる人もいない。中華料理が浮き彫りにしてしまう『ひとりぼっち』は、若い頃の私にとって目を背けていたいものでした。
子どもたちが大きくなって麻婆豆腐を食べられるようになったら、今まで作らなかった分を取り戻す勢いでたくさん作りたいですね。「お母さん、こんなに作ってどうするの」と呆れられてもいいです。一緒に分け合う喜びをもっと楽しみたいんですから。
ところで、皆様は麻婆豆腐の豆腐は絹ごしと木綿、どちらをお好みでしょうか?
私の母は木綿を使っていたので、私にはどうも木綿のほうが懐かしく感じます。家庭の味がする麻婆豆腐といいますか。
けれど、中華料理店で味わう絹ごしの滑らかな口当たりと綺麗な見た目もまたいいものです。それぞれのよさがあるんですね。
白いご飯とまた合うんですよね。麻婆豆腐のぴりっとした辛さでひりっとした口に心地よく染みるご飯の熱さがクセになる。いくらでもおかわりできてしまいそうです。
麻婆豆腐の他にも、中華料理については少しずつ書いていきたいと思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます