第20話:冒険都市エムノシル②
本当に詰めが甘い。
そんなことを思い知らされた出来事だった。二日経った今でも思い出すと胃が痛くなってくる。
「――タル君、……ワタル君」
「……え?」
ふと肩を揺すられ、顔を上げるとアルダさんが心配そうに見ていた。
どうやら思い出すのに没頭していたようで、何でもないと告げて話を切り替える。
「そういえば、ここに図書館ってありますか?」
「確か、ギルドが管理しているものだったらあったはずだが……」
「あ、そうなんですね。あとで行ってみます」
アルダさんに礼を言い、出発の準備をしている衛士達へ目を向ける。
貿易都市エムノシルを出発して、五日ほどで王都へ到着出来るらしい。ここで別れると、もう会えないかも知れないと思えば、幾ばくかの寂しさが込み上げてくる。
「ワタル君は色々と常識を身に付けた方がいいからな」
適当に相槌を返しつつ、きっと二日前のことを言っているのだろうと苦笑する。
ボルトベアとの戦闘後は特にモンスターとも遭遇することはなく、道中で野宿して翌日の夕刻に貿易都市エムノシルに到着したのだが、その野宿でアルダさんとマッシュさんに“事情説明”をしたのだが、色々と大変だった。
装備は『森羅』シリーズで師匠からの餞別ということにしていたので、これは問題なかった。しかし、スキルの同時詠唱に関して説明を求められ、下手に誤魔化しても面倒なことになりそうだが、正直に言うのも抵抗があった。
何せ、装備していたアクセサリーというのが、
『怠惰の首飾り』
レア度:Ⅶ 偉大にして怠惰な賢者が愛用していた首飾り。
スキル:P
『憤怒の指輪』
レア度:Ⅶ 老齢の魔導士が積年の恨みを込めた傲慢の指輪。
スキル:P
『強欲の耳飾り』
レア度:Ⅶ 悪逆非道な暴君が贅沢の極みとして創り出した強欲の耳飾り。
スキル:P
で、あるからだ。
レア度:Ⅶのアクセサリーを馬鹿正直に話せるわけがなく、適当なアクセサリーをインベントリから見繕ってアルダさん達に見せながら説明をしていった。
一応、性能の互換性があるアクセサリーだから問題はないはずだし、アルダさん達もそれほど詳しいわけではないようで誤魔化すことは出来た。まぁ、途中で名前を呼び間違えたり、言葉に詰まったりと、胡乱げな感じで見られていたので終始愛想笑いで誤魔化したけどね。
そして、ウィンドバレットの件は中々説明が難しかった。
数に関しては耳飾りのせいに出来るのだが、威力に関しては説明するのに四苦八苦した。普通に考えればレベルが高いほど魔法の威力は上がるのだ。別に失念していたわけではないが、アルダさん達から見れば、あれは明らかにおかしい部類に入るらしい。
確かに、ウィンドバレット三発でボルトベアの巨体を一瞬でも宙に浮かせたら、異常だと思われても仕方ない。
その辺の説明は、生まれつき魔導力が高く、小さい頃は魔法の適正も高かくて魔導士になることを勧められた。で、納得してもらった。
……納得してくれたかは疑問だが、ね。
で、諸々の問題を運んできた、現在も装備しているレア度:Ⅶのアクセサリーは『大罪』シリーズと呼ばれている、性能がある方面に飛び抜けている癖のある逸品である。
『大罪』シリーズは三種のアクセサリーと四種の防具、武器の八種で構成されている。
『怠惰の首飾り』、『憤怒の指輪』、『強欲の耳飾り』の三種は生産のみで入手出来るのだが、まずレシピの入手が必須となる。その入手先が新・四強窟のボスという鬼畜っぷりで、しかも極低確率ドロップだから何周もするはめになったものだ。一〇〇周は軽く超えていたと思うわ……。
次に防具四種は、『暴食の黒皮衣』、『傲慢の黒爪帽』、『嫉妬の黒鱗手』、『色欲の黒角靴』となる。この防具は高レベルモンスターから低確率でドロップするのだが、この防具には補正ステータスが一切付かず、付与スキルのみとなる。また、付与スキルも一癖も二癖もあるものばかりで、使い勝手は必ずしもいいとは言えない。
そして、この『大罪』シリーズには最大の特徴が存在する。それは、『大罪』シリーズは他の防具と同時に装備出来ないと言う地雷級のペナルティである。もちろん、アクセサリーにも適応されているのは言うまでもないが、防具とアクセサリーは別枠扱いとなるのでアクセサリーのみの装備は可能である。
しかし、ペナルティだけではない。
『大罪』シリーズは武器と防具の五種を装備するとセット効果が発生し、アクセサリーは三種でセット効果が発揮するようになる。
セット効果の説明に武器の存在が示唆されてるため、武器も存在するのは確認済みというわけだが、セット効果は武器が発見されていないので詳細は不明。
アクセサリーのセット効果は即死耐性(絶大)と石化耐性(絶大)なのだが、この“絶大”とはどれくらいの効果があるのか疑問だ。
恐らく、『ホーリー・タリスマン』の八〇パーセントよりも高いのではないかと憶測しているが、検証するのはとてつもない勇気がいる。どちらも確実に待っているのが“死”だからね。
いくら蘇ることが出来るとは言え、死ぬのは生物の本能として恐怖を感じる。
「そう、ですね……色々と調べることが増えました」
余計なことまで思い返し、それを振り払いながら相槌を返すも、アルダさんは思案顔で唸る。
「ワタル君を一人にするのは、色々と心配になってきたのだが……」
「大丈夫ですよ。そこまで子供じゃないんですから」
「子供ではないから心配なのだ。くれぐれも無茶はしないでくれよ」
「しませんよ、そんなこと。面倒と厄介事は死ぬほど嫌いですから」
そんな苦言を呈したアルダさんの背後からマッシュさんが頭を掻きながら歩いてきた。
「マッシュ、遅いぞ」
「すいません。ちょっと寝付けなかったので」
悪びれた様子もなく欠伸をするマッシュさんへ、アルダさんは呆れ顔で指示を出し、マッシュさんは「了解です」とおちゃらけた風に敬礼をして馬車へと駆け出した。
「さて、全員揃ったので出発するか」
そんなマッシュさんに苦笑いを浮かべていたアルダさんが向き直り、真っ直ぐに俺を見つけて手を差し出してきた。
「では、元気でな」
「はい。アルダさんも、皆さんもお元気で」
それだけの言葉と硬く握手を交わし、踵を返すアルダさんの背を見送る。
「じゃあな、ワタル君」
「マッシュさんもお元気でっ」
馬車の中から手を振るマッシュさんに手を振り返し、他の衛士達からも別れの言葉をかけられ、それに応えるべく手を振る。
「ありがとうございましたっ」
短い間だったがお世話になった感謝の言葉を送り、動き出した馬車を見えなくなるまで見送った……。
☆★★★☆
背後から聞こえる少年の声に手を振る同僚を横目に、茶髪の男は御者を務める上官の背に声をかける。
「中々、面白い子でしたね」
「……そうだな」
わずかに遅れて返ってきた声を気にする風もなく、茶髪の男――マッシュは揺れる馬車に身を任せていると、御者の上官から声が掛かる。
「それで、どうだった?」
「確かに“存在”はするそうです」
「……そうか」
それだけで御者の上官――アルダには通じたようで、暫し口を閉ざす。
「古代より伝わる呪術具の中に『大罪』と呼ばれるものがあるそうです」
「呪術具、か……」
「アルトナの話では、『大罪』はすべて揃えないと効力を発揮しないそうで、一つだけでは意味のない代物らしいですよ」
マッシュの説明を聞きながら手綱を握るアルダは小さく唸り、マッシュも他の衛士に気付かれないよう嘆息する。
「ワタル君が持っているのがそうだと決まったわけではないが、彼は『大罪』のことを知っているようだったからな」
「そうですね。名前を言い間違えそうになってましたし、風変わりな師匠さんに色々と叩き込まれている可能性は否定出来ませんからね。まっ、その師匠も本当にいるのか疑問ですけど」
つい先ほど別れたばかりの少年を思い、二人は深い息を吐く。
「それにしても、今回限りにしてくださいよ、こんなことは」
「次はないから安心しろ」
「俺としては、あの子を疑うのは心苦しかったんですから」
「それは悪かったと思っている」
マッシュが集合に遅れたのには事情があった。それはアルダから密命に受け、その確認を行っていたからである。その伝手として白羽の矢が立ったのはマッシュの妹であるが、調査内容は口外しないように言及している。
「で――ワタル君は、問題なしですか?」
「あの子は、問題ないだろう」
アルダとて確証があるわけではない。
アルダはワタルの存在に疑問を感じたため、このような措置を取ったわけだが、彼を他国の間者と疑っているわけではない。間者であれば、ある意味で優秀だと思うが、どこか詰めが甘い。
装備が力量に見合っていない。装備の説明は理路整然としているが、自身のことになると言いよどむことが多々あった。加えて、一般常識に疎い反面、妙なところで察しが良く、モンスターを前にして機転も利くし、度胸もあった。
それらを総じて疑問を覚えたアルダだが、短い間であったが寝食と共にした限り、どこにでもいる普通の少年という印象しかない。
――しかし……
ロサルト墓地の地下で
「ヘルメ……トリトメ……」
「え? なんですか?」
「いや、何でもない」
其のために出来ることがあるなら助けてやりたいとも思っている。そう思わせる何かを、彼――渉は持っているのだ。
「確かに、間者には向いてませんよね」
くくくっ。と笑いを漏らすマッシュに、「そうだな」と相槌を打つアルダの声もどこか笑っていた。
「あー……ただ、アルトナがかなり興味を持ったみたいでして、しつこく聞かれました」
「話したのか?」
「さすがに話してませんよ。適当に誤魔化して逃げましたから」
「そうか。……あ。そういえば、図書館に行くと言っていたな。お前との関係がバレれば大変なことになりそうだ」
「あー、ですね……」
そんな会話を続けながら馬車は貿易都市の城門を抜け、一路王都を目指した――
☆☆★☆☆
馬車を見送り、踵を返してゆっくりと大通りを歩く。
まずは腹ごしらえ。そして、図書館で調べものかな。と、本日の予定を組みながら歩き、周囲に目を向ける。
アジオルやマデートと違い、多種多様な種族が行きかう多国籍感漂う雰囲気と町並み。
“リ・ヴァイス”の人口統計は普人族が一番多く、次いで獣人族と妖精族、全体の一割ほどしかいないのが魔族だった。
それはエムノシルも同じようで、見かけるのは大抵普人族で、獣人族と妖精族はちらほらと見かける程度。魔族に関しては今のところ見たことがなかった。まぁ、魔族と言っても翼があったり、角があったり、肌が紫色だったりとかではなく、“普段”は普人族と見た目が大差ないから見分けるのは困難だろう。
「さて、と……」
こんな朝早くから開店している食堂とかあるのかな? と、周囲を見渡してみる。
すると、一軒の食事処を発見。
食事処『コハリュ食堂』
店構えは洋風だが、名前はちょっと和風。小春を噛んだみたいな感じでちょっとかわいいが、はたしてどんな食べ物を提供してくれるかな。急かすように鳴りはじめたお腹を摩りながら店の扉を開ける。
「いらっしゃいませー」
のんびりとした女性の声に迎えられ、食欲を刺激する匂いが鼻孔をくすぐる。
「お一人様ですか?」
「あ、はい」
「では、奥の席へどうぞー」
間延びする声で案内してくれるお姉さんのうしろを付いていくのだが、このお姉さんは獣人族のようだ。白い兎の耳と丸い尻尾から察するに、
獣人族と言う呼び名は、獣人の一族を総称するもので、各々の種族で呼び名がある。と言っても、虎の獣人なら
「決まったら呼んでくださいね」
メニューを渡してニコリとほほ笑むお姉さんは一礼して他の席へ歩いていく。
うん、ちょっと垂れ目のおっとり美人さんだ。
そして、何より大きい。何がとはいいませんが、とにかく大きいです。たぷんと揺れております。
仕方がないんです。俺だって青春真っ盛りの青少年なんです。女体には興味があります。基本むっつりですが、ときにはオープンでいけるタイプなんです。
「えー、と……」
おねえさんを眺めていてもお腹は膨れない。いや、一部は膨れるかも知れないが……。と、朝っぱらから何やってるんだと怒られそうだから自重しよう。
おねえさんから目を逸らし、店内を見渡してみる。俺以外に二人のお客がいるが、一人は商人風で一人は冒険者なのかテーブルの脇に剣と盾を置いていた。と、いつまでも見ても仕方ない。
メニューを開いて何があるのかを確認。
ふむ、見たことも聞いたこともない料理名が並んでいるのかも思ったが、普通に見覚えのある名前ばかりじゃないか、これ。
「トラート定食は、鮭定食ってことかな」
トラートはまっ黒な身を持つ鮭のような魚だが、見た目に反しておいしかった。
定食は朝食の定番とも言えるが、ココルコサンドも気になる。たまごサンドか、ココルコの肉を挟んだものか、どっちかだろうな。でも、食べるものは決まった。
「すいませーん」
「はーい」
声をかけると先ほどの兎人族のおねえさんが小走りにやってきた。もちろん、走れば盛大に揺れるわけで。
たゆんたゆんと揺れるそれに目を奪われていると、お姉さんがおかしそうに笑っているのに気付いた。
……うっ、恥ずかしい。
そして、この程度で動じないところを見ると、この手の視線には慣れているのだろう。
「ご注文は決まりましたかー」
「あ、えっと――トラート定食をお願いします」
「はい。御一緒にお飲み物はいかかですか?」
「えっと、何がありますか?」
「そうですねー……定食には緑茶がお勧めですけど、少し渋めの紅茶もお勧めですー」
緑茶があるのかと思いつつ、お勧めの緑茶を注文する。
「では、少々お待ちくださいねー」
ぺこっと一礼して厨房へと向かっていくおねえさんのお尻を横目に、腕輪をタップ倉庫を開く。
「一応、手紙セットをインベントリへ移して、あとは……」
食事を済ませたあとは図書館へ行く予定なので、メモ帳代わりになりそうなものを準備しておく。あとは、装備の見直しだな。特に『大罪』シリーズは万が一のことを考えて外した。その代わりに、アミュレットをはじめとしたアクセサリーを装備している。
『アミュレット』
レア度:Ⅳ 状態異常を確率で防ぐ首飾り。
『SWリング』
レア度:Ⅳ 物理攻撃を確立で半減出来る指輪。
『MWピアス』
レア度:Ⅳ 魔法攻撃を確立で半減出来る耳飾り。
この三種のアクセサリーは、レベル四〇手前まで使える人気の一品である。性能的にも意外と高性能で、確率で発動する半減効果はゲーム時だが五割程度だった。現実となった今はどの確率で発動して半減出来るのか要検証だな。
「お待たせしましたー」
倉庫の中を確認しながら整理をしていると、トレイを手にしたおねえさんがやってきた。湯気の立つ料理を前にお腹が盛大に鳴り、クスッとウサミミのおねえさんに笑われてしまった。
「それでは、ごゆっくりどうぞー」
クスクスと笑うおねえさんのうしろ姿を一瞥し、トレイに目を向ける。
……おおっ。
見た目は、見事な和食だ。トラートの切り身は相変わらず色が不気味だが、他の料理は普通だ。
味噌汁にご飯、あとは御新香……かな? 一般的な定食だな。
では、いただきます。
「……うまっ」
思わず漏れてしまった声に、おねえさんがまたしても反応して笑う。うん、もう気にするまい。
笑いたければ笑えばいいさ。馬鹿にされた笑いじゃないし、きれいなおねえさんなら大歓迎だ。
「うー……ねむいよぉ」
気にせず食事を続けようとしたところ、そんな声と共に一人の女性……いや、少女がフラフラと扉を開けて入ってきた。
「おなか、すいたよぉ……」
「あらー、アルトナちゃん。今日も徹夜なの?」
「ううっ……ミリシャしゃぁああん」
フラフラと手を伸ばしておねえさんへ吸い寄せられていく少女は、そのたわわに実った膨らみに顔を埋めていく。
「はふぅ……ミリシャしゃんのおっぱいまくらぁ」
「こぉら、もう……」
間延びする声で怒っても迫力があるわけではなく、寧ろ癒し効果抜群な気がします。そして、眼福です。
美女と美少女の抱擁。ウサミミのおねえさんは言わずもがな、少女の方も負けず劣らずの立派なものをお持ちだった。見た目は小柄なのに、そこだけは存在感が半端ない。
「それでー、ご飯はどうするの?」
「たべりゅぅ」
半分寝ているのか、何とも頼りない返事をする少女はおねえさんの膨らみに埋めた顔をグリグリさせる。何とも羨ま……いや、けしからん。
「もう……」
そんな少女の行動に慣れているのか、優しい眼差しで少女の髪を撫で、そのままの体勢で席へと案内するおねえさん。器用だ。そして、羨ましいぞ少女よ。
「でもー、昨日はお休みじゃなかったの?」
「んぅ……きのうはぁ、おにいちゃんがきたのぉ」
椅子に腰を下ろした少女は眠気全開なのかは明らかで、虚ろな目で舟を漕ぎながらそんなことを言う。右に揺れ、左に揺れ、それに合われてたわわな果実も右へ左へゆっさゆさ。
「あらー、お兄さんがきたの?」
「ひさしぶりにぃ、あったからぁ……うれしくって、はなしこんじゃったぁ」
「そうなの。それはよかったわねー」
なるほど、久しぶりにお兄さんと会って嬉しく話し込み、気付けば朝だったと言うわけか。お兄さん思いのいい子だなと湯呑を手にして一口。
「でもー、アルトナちゃんのお兄さんって……確か、マデートで衛士をやってるんじゃなかった?」
「んー……なんでもぉ、ちょっとじけんがおきたときでぇ、おうとにいくんだってぇ」
マデートの衛士――。その思わぬ言葉に、ごふっと咽かえりそうになったが何とか堪え、驚きと共に二人の方を見やる。一瞬、ウサミミのおねえさんがこちらを見たような気がしたけど、気のせいだろう。
「確か……マッシュさんだったわよね?」
「ぅん……おにいちゃんはぁ、かっこいいのだぁ」
その言葉を最後に少女はテーブルに突っ伏し、寝息を立ててはじめた。
「あらあら……」
そんな少女の髪を一撫でし、おねえさんは厨房へと入っていく。
そんな二人のやり取りを眺めつつ、予想外の出来事に暫し呆然。
……マジかぁ。
彼女がマッシュさんの妹で、俺よりも一つ年上。
ギルドで遺物調査隊の副隊長をしている、おっとりした女性。
……み、見えねぇ。
どう見ても俺より年下にしか見えないぞ。強いて言うなら灯と同じだろうか。まっ、一部の成長は灯以上のものがありますがね。そちらに栄養を完全にとられたパターンだな。って、どんなパターンだよ。と、内心でツッコミつつ、おかずを口にする。
マジか……。もう一度、そんなことを思いながら、残りのご飯をモシャモシャと食べた。
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