第7話 愛する者のために

 ボブカットの金髪の青年は、手にブロードソードとバックラーを携え、服装はこげ茶のテール・コートの下に、黒地のベストと白シャツ。その首には蝶ネクタイがつけられており、土でところどころ汚れている真っ白なズボンを履いている。そんな身なりのいい、貴族のような青年は、門の向こうで声を張り上げる。


「とうとう見つけたぞ! 父上を返せ!」


 青年は手に持ったブロードソードを鋭い視線と共に城に入ろうとするエマ、マリウスに向ける。


「あらん? お客さんかしら?」


 エマは振り返り、青年の、その細い顎のラインに色白に鮮やかな淡青の目をした整った顔立ちの青年の顔を見る。……いや、その青年の顔を見た瞬間、エマの目はその青年に釘付けになった。


「……かわいい子ね♡」


 今まで聞いた作ったような女声ではなく、とても低い、ガタイのいい男が出すような声がエマの口から出た。


 そんな、地獄の門を開いた時のようなおぞましさを感じたマリウスと、それによって目を覚ましたシュリは、エマのいた場所へ視線を向けるが、すでにそこにエマの姿はいなかった。


「……な、なんだったんだ……今の声は」

「……だ、だからここには来たくなかったんだよ」


 二人が青年のいる門の方向を見ると、「つ・か・ま・え・た♡」といいながらエマが青年へと抱き着いていた。


 シュリは先ほどよりもひどい顔をしており、マリウスでさえ、少し顔をしかめている。ちなみに、青年が持っていたブロードソードはしっかり握られたにもかかわらず、エマが軽く叩き落とした。その細身な見た目に反し、相当の力の持ち主のようだ。


「いぃー子ねぇ、どう? お姉さんと一緒にお茶しなぁい?」


 青年の目はエマの抱擁の瞬間から白目を剥いており、口からは白い泡を吹いている。どうやら意識はここにはないようだ。それだけエマの本気の抱擁はすごいらしい。


 エマは白目を剥いている少年を見ると、「やりすぎたかしらん?」と言いながら、お姫様抱っこをすると、マリウスとシュリの横を通り、城の中に入っていった。


「……なあ、どうする? 行くか?」

「……そうだな」


 意見が合致したマリウスとシュリは荷物も持たず、踵を返し出ていこうとする。


「あら、もう遅いから泊まっていきなさいな」


 出発をしようとするマリウスとシュリは、エマに首元をつかまれ、逃げ場のないと悟った二人は(シュリは持ち上げられたまま)城へと戻っていった。


・・・


 青年は目をうっすらと開ける。その眠たげな目は微睡みの中にいることを証明する。その体はさらさらと肌触りのよいシーツと、身体の上からかぶさっているふわふわとした羽毛布団に包まれている。そんな気持ちの良い、いつまでもそこにいたいと感じるような空間に青年の意識は再び眠りの中に入ろうとする。


(あれ、俺何やってたんだっけ?)


 そんなふとした疑問から少年の意識は急激に覚醒へと向かいだす。


(……たしか、いなくなった父上を探して……!)


 意識が完全覚醒し、その身を勢いよく起こす。


「ここは……どこだ?」


 警戒しつつ腰に手を当てる。が、そこに持っていたブロードソードはない。


(!? どこにいった!)


 青年は思考を巡らし、先ほどのエマからの熱い抱擁を思い出す。


「……オェ……なんだったんだ? あの化け物は」


 少し気分を悪くしながら周囲を確認する。そこは城の中の部屋の1室、エマが普段ここに来る客を止める部屋で、ベッド、木製の机と椅子、同じく木製のクローゼットが置かれている石造りのシンプルな部屋だ。


(牢屋ではないようだな)


 持ち物を確認すると、武器などの装備は全て外されており、服装はズボン以外は変わっていない。そう、ズボンが脱がされ、パンツ1枚の姿であった。


「……なんで脱がされているんだ」


 冷や汗をかきながら自分の身体を見下ろす。


 自分の置かれている状況に目を白黒していると、扉が開かれる。


「ひ、ひぃぃ!」

「あら、起きたのね?」


 部屋に入ってきたエマを見て青年は悲鳴をあげる。そんな青年の反応をよそに、エマは手に持ったものを青年へ差し出す。


「はいこれ、洗っておいたわよ」


 エマは青年の履いていた、土汚れが取れ、綺麗な白になったズボンを差し出した。


「さっきはごめんなさいね。あんまりいい男だったからつい抱き着いてしまったわ」


 エマは申し訳なさそうな声とは裏腹に顔を赤らめながらちらちらと青年に目をやる。


 その視線にまた一段と気分を悪くする青年。そんな青年を知ってか知らずか先ほどとは違い、真面目な口調で青年に言う。


「ま、それは置いといて、あなた、私に何か話しに来たんでしょ? 階段を下りた左の部屋で待っているから、ズボンを履いたら降りてきなさい」


 エマは言う事は言い終わったといった様子で部屋を出て行った。青年はエマが出て行った後、しばらく呆然とし、思い出したかのようにズボンを履いた。


・・・


 エマが用意した夕食を食べ終え、3人は再び応接室に来ていた。


 マリウスはエマの隣に座っており、シュリは相変わらず机の上で胡坐をかいている。3人の前には前回と同じく紅茶の注がれたティーカップが出されている。食後の一服といったところか。


「あら、来たわね」


 口に付けたティーカップを離し、ぽつりとつぶやく。それと同時にバタンと扉が開かれる。


「お、おい! 俺にな、何をした!!」


 青年は鬼の形相で叫ぶ。しかし、その顔には羞恥も含まれていた。


 マリウスとシュリはギョッとエマに目を向ける。


「あらん? 何もしてないわよ? ズボンが汚かったから洗ったけど」


 肩を竦め、エマは否定する。青年はほっと肩を撫で下ろすが、その後の「してほしいならいつでもウェルカムよ?」という言葉に対し、撫で下ろした肩を張り、臨戦態勢に入る。


「おいガキ! 話があんだろ? さっさと座れ!」


 そんなやり取りに痺れを切らしたシュリは青年に向かって叫ぶ。


 ネズミとは思えない剣幕に押された青年は(今、ネズミが喋った?)と疑問に思いつつも言われた席、エマの正面の席へ座る。しかし、その目からは未だに警戒心が見て取れる。


「で、なんでこんな陰気くせぇとこに来たんだ? 父上が何とか言ってたが」

「まぁまぁシュリちゃん、名前くらい聞きましょうよ」


 青年が座ると同時に苛立った声で質問するシュリ。エマはそれをなだめるつつ、名前を聞く。


「……僕の名前はマルク・エドワード。マルクス帝国に住む貴族だ」


 青年マルクは語っていく。マルスはマルクス帝国に住む貴族で、現当主、ゴートン・エドワードの17歳の息子である。夫婦はいつも互いを愛し合い、特に不自由なく暮らしていた彼だが、3日前、マルスの母であるメリッサ・エドワードが何者かの手により殺された。母が殺され、悲しみに暮れていると、その翌日には父が失踪。母の死体もどこかへ消えてしまう。どこへ行ったんだと途方に暮れていたところ死体を甦らせる魔族がここマルクス帝国の南、トワの湖の北部にあるここの城にいると聞き、日頃仲の良い両親だったためもしやと思いここへ来たという。


 しかし、相手は魔族、未だ敵対する相手のためあのように警戒して来たのだという。


 説明を聞き終わり、シュリは一言言い放つ。


「警戒してんのに、自分の名前はおろか、住処まで教えるって……お前バカだろ?」

「う、うるさい! ただのネズミのくせに!」

「ア゛ア゛!?」

「ひぃ!」


 どうやらずいぶんの小心者のようだ。エマがまた「まぁまぁ」となだめる。


「安心して、私は魔族と人間の中立の立場にいるつもりだから。3日前ねぇ……ああ、もしかしたらあの子たちかしら」


 エマにはどうやら心当たりがあるようで2日前の事を話し出す。


 エマの話によると、ある雨の晩、1人の中年ぐらいの身なりのいい男がボロボロの状態でやってきたそうだ。男の背にはすでに息絶えている同じく身なりのいい女性を背負っており、息も絶え絶えでここへ来るや否や、周りの目(ゾンビやゴーレム達)もはばからず、必死にこの城の門を叩いたという。男は必死の形相で降霊術を頼み、それに押されたエマは女の魂の了承の元に行ったそうだ。


「今2人なら隣の部屋にいるわよ」


 エマは右の壁を指さしつつ言う。その言葉を聞き、一瞬呆然とした顔になるマルクだが、その顔をハッとさせると部屋を飛び出していった。


 マルスが隣の部屋の扉を開けると、机と2つの椅子があるシンプルな石造りの部屋に二人の男女の姿があった。男のほうは、ブロンドの短い髪ともみあげからのびる見事なあごひげを蓄え、日に焼けた肌に茶色の透き通った目。黒を基調としたドレスコードを着ており、女のほうは長い金色の髪を頭頂部でまとめ、色白の、だがどこか血色の悪い肌に鮮やかな淡青の目、ワインレッドのドレスコードを着ている。二人は机の対面に座り、何かを話し込んでいる。


「……ち、父上」


 マルクは声を上げる。だが、その声はどこか弱々しく、助けを求めているように見える。


 マルクの言うとおり、彼らはマルクの両親、ゴートン・エドワードとメリッサ・エドワードその人だ。


 彼らは悲痛な声を上げる息子を見ると、踊るのをいったん止め、息子へ近寄る。


「マルク、急に出て行ってすまなかった。申し訳ない」

「ごめんなさいマルク。この人をここに留めたのは私なの。私にはここ以外居場所がなかったから……」


 二人はとても複雑な顔でマルクに謝罪する。そしてメリッサがマルクの肩に触れる。


「明日にはこの人を帰すつもりだったの。連絡もなしに心配「うるさいばけもの!!」」


 マルクは手を払いのけながらメリッサの声を遮る。マルクのメリッサを見る目は畏怖と嫌悪に満ち満ちている。


「どうして父上はこんなばけものを作ったのですか! こんな母上の紛い物を!!」


 マルクは拳を振り上げる。その拳が実の母、メリッサに振るわれる。


パシッ


 だが、その拳はメリッサにあたる直前でゴートンに止められる。


「何をするのですか父上!?」

「実の母親に何をする!」

「これのどこが母上なのですか!? 母上の身体をこんな化け物にして……恥ずかしくないのですか!!」

「馬鹿者! 何を言う!!」

「はい、ストーーップ! 二人ともそこまで!」


 ヒートアップしていく口論は、二人の間に入った青い手によって止められる。エマの手だ。いつの間にか部屋に入っていたらしい。


「エマさん」

「……」


 マルクはキッとエマを睨み付ける。


「二人とも、そんな風に喧嘩しちゃ話せることも話せないでしょ? 少し落ち着きなさい」

「……」

「うるさいぞ化け物! 母上をこんな化け物にしやがって!」

「はいはい、そうよ、私は化け物よ。でもあなたのお母さんにそれを言うのは酷よ」

「うるさーーい!!」


 エマはやれやれと肩を竦める。エマはスッっと片手を上げる。


ガッ


 エマの手刀がものすごい速さでマルクの首筋へ当たる。その衝撃からか、マルクの意識は急激に遠のいていった。エマはマルクを片手で受け止める。


「息子がすみません」

「まったくもう、だから言ったじゃない。私達魔族は人間に嫌われてるの。特に私みたいな死体を使う術師は教会に目をつけられてるんだから。あの子もたぶん学校や教会にこういう風に教わったんでしょ」

「……はい」

「ま、今度は落ち着いて話しなさい。あと、ゴートンさんは殴られるくらいの覚悟はしなさいよ? あなたの勝手な行動でこうなったんだから」


 エマは部屋にある椅子にマルクを座らせると「次はうまくやんなさい」と言い残し、部屋を出て行った。ゴートンはマルクの前の椅子に座り、メリッサはその横に立つ。


 しばらくし、マルクが目を覚ます。その視線の先にはマルクの両親、ゴートンとメリッサが映る。メリッサを見た瞬間、マルクの警戒心が自然と上がる。


「大丈夫? どこか痛むところはある?」


 メリッサはマルクに向かって優しい目を向ける。しかし、メリッサが声をかけたことでマルクの警戒心はさらに上がる。


「うるさいぞ化け物!」

「「……」」


 先ほどとは違い、押し黙る二人。その様子から、先ほどのように感情を高ぶらせることはないだろう。ゴートンは未だ批難の目を向けるマルクに重々しく口を開いた。


「さっきは怒鳴ってすまなかった。そして、こんな重要な事を勝手に決めてしまってすまなかった」


 ゴートンとメリッサは深く、深く頭を下げる。


「一言相談すれば良かった。まさかこれほど拒絶されるとは……いや、これは言い訳だな」


 ゴートンは声を絞り出す。悲痛な声が室内に響き渡る。


「私はあろうことか、メリッサが殺され一番混乱していたお前を置いて行った。すべて私の不甲斐無さ、勝手な行動が原因だ。心配させて、迷惑かけてすまない」


 室内が沈黙に包まれる。その沈黙はマルクの声によって破られる。


「……なんで……どうして父上は母上の身体を化け物に変えたのですか……私は父上が家を留守にしたことについては怒っていません。母上が殺されたとき、一番悲しかったのは父上でしょうから。だけどなぜ……なぜ……怨敵である魔族に、それも母上を化け物に変えるなどという事をしたのですか……」


 マルクは怒りを抑えながら静かな声で言う。その体はふるふると怒りに震えている。


「妻を……メリッサを甦らせたのは理由がある。もちろんメリッサにもう1度会いたかったというのは事実だ。それが大きな要因であることは否定しない。しかし、お前も知っての通りメリッサは何者かによって殺された。それが何者なのかを。そして、今後おエドワード家をどうするか、それをメリッサと相談したかったのだ」


 マルクはゴートンの話を聞き、押し黙る。しかし未だメリッサを見る目は変わっていない。


「……父上、ではこの化け物は母上と言いたいのですか?魂魄系の魔法は魂を縛り、僕にするものと聞いています。父上、なぜ母上を侮辱するのですか?」


 マルクの疑問は当然のものである。その理由は人間、魔族共々、通常魂を操る魔法というのは対象の魂を縛り、使役する魔法であり、エマのような特殊な魔法は通常ないためである。


「……魔族を敵とみるお前の事だ。おそらく信じはしないだろうが、エマさんの魔法は魂を縛ることはない。つまり、肉体以外を以前と同じように復活させる魔法が使えるんだ」

「なぜそこまであの魔族を信頼するのですか? ……父上は洗脳されている?」


 最後の言葉をぼそぼそとつぶやくマルク。そんなマルクに対し、ゴートンは1つの決断をする。


「……マルクよ。これから話すことを良く聞いてくれ」

「……なんですか?」

「これはさっき話したエドワード家についての話だが……」


 ゴートンは一旦言葉を切り、深く深呼吸する。そんなゴートンにメリッサは優しく肩へ手を乗せる。ゴートンは決断し、次の言葉を放つ。


「実は私達エドワード家は、3年前からエマさんのような魔族の方々を支援しているんだ」


 マルクはその言葉に唖然とする。いままで住んでいた我が家が敵である魔族に支援をしていた。そんな、バレれば反逆罪にもなる聞いて声が出せないでいた。


「え……ぁ……う、嘘……ですよね、父上?」


 マルクはかろうじて声を出す。しかし、その言葉には驚愕と不安が織り交ぜられていた。


「いや、事実だ」

「……なぜ?」


 実の父親が洗脳されているかを疑い出したマルク。それに対し、ゴートンは過去の出来事を話し出す。


「……あれは3年前、雨の日だった。お前の知っての通り、私達エドワード家は商業を生業としている。その日は隣国へ商品を仕入れに行った帰りだった。いつものように馬車で帰っていると、道中で盗賊に襲われた。盗賊たちは強く、計画性もあり、私の雇った護衛はすぐにやられてしまったよ。そして、生き残りが私1人となり、殺されるというときに救ってくれたのがエマさん達だった。エマさん達はたった3人で15人はいたであろう盗賊たちをものの数分で倒し、私に近づいた。私も当時はお前と同じ考えで、魔族は敵であったから殺されると、思った。しかし、彼らの中の1人が私に声をかけたんだ。その声の主は……勇者、シュヴァルツ・リーベルトだった。その後、エマさん達が護衛を無償で申し出て、町までの間、エマさん達の行っている事を聞いたんだ。すると彼らはこの世界の、魔族と人間の戦争をなくすべく動いていると言う。そんな彼らに共感し、私は彼らに支援をしだしたんだ」


 すべてを語り終えたゴートンは「これがすべてだ」と言い、押し黙る。そんな彼に対し、マルクはまた、質問をぶつける。


「……父上は騙されているのでは? 現在も勇者様は魔王を倒すべく行動をしていると聞いていますが、そんな勇者様がなぜ魔族と? そんな作り話をしないでください!」

「ああ、言いたいことは分かる。信じることができないのもわかる。だが、これが事実だ。信用しないのであれば……無責任ではあるがすでに反逆を犯したと言われても否定はできない身、だから、無責任ではあるが、信用できないのであるならばエドワード家当主をお前に託そう」


 マルクは迷った。この話が事実であれば、人間として、ゴートンとは共にいることはできない。だが相手は父親、17歳という不安定な年齢の彼は迷っていた。


「マルクよ、お前の好きにしろ。こんな私が言ってはお前には不快なだけかもしれないが、お前は私の息子だ。どんな決断をしても大丈夫と信じているよ。もし、私の言葉を信じるのであれば、隣で待っている。よく考えなさい」


 ゴートンは最後に最愛の息子、マルクに言葉を残し、椅子から立ち上がり、部屋を出ていく。


「……マルク、あなたを愛しているわ」


 メリッサは出ていく直前に、小さな声を発し、部屋を出て行った。


 バタンと扉がしまり、再び部屋の中を静寂が包み込む。マルク頬を何か熱いものが流れ落ちる。


「……母上」


 静寂の中、ぽつりとマルクはつぶやく。その部屋にあるただ1つの机にはポタリ、ポタリと水滴が滴り落ち、小さな水溜りを作っていた。

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