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 私達の通う月乃宮高校は6月に学園祭が行われる。普段は他校生の出入りは禁止なのだが学園祭の3日間は出入りが開放される。つまり、高校生になって初めての【出会いの場】なのだ。普段は催し等に興味のない生徒でもこの期間だけはどうやら違うらしい。何というか目がキラキラ、ギラギラしている。高校に入って初めての学校行事だからという事もあるのだろう。そしてありきたりだが、どの学年も催し物をしなければならない。3年が模擬店、1年と2年は飲食以外の催しだ。因みに私のクラスは担任が写真部顧問という理由で写真館である。各自、自分達で写真を撮り現像、それを実行委員が画用紙に貼るという簡単な作業なので誰も反対しなかった。という理由なのだが。そんな訳で私と詩音は学校近くの公園にて写真撮影の真っ最中なのである。

「なんか良い被写体あるかなー」時間は午後16時。丁度小学校の下校時間なのか学校帰りの子ども達が何人かいたので私は遊具で遊んでいる子どもたちにレンズを向けた。ある程度撮り終えた所で詩音が居ない事に気づき周りを見渡すと彼女はブランコに座って何かを眺めていた。視線を辿ると、そこには一組の親子連れが家に帰ろうとしている場面であった。

「あの親子知っているの?」あまりにも熱心に見つめていたので彼女に尋ねる。

「いいえ、知らないわ」知らないという割に視線は未だに親子に向いている。

「ただ、お母さんってどういう存在なのかなって、思っていたの」

「どういうこと?」少し間を置いて一言、

「私、お母さんを知らないの」詩音にしてみればきっと普段通りに言ったのだろう。だが私からしてみれば中々衝撃な一言であった。しかし意外にもストン、と頭に入ってきた。思い返せば詩音は一度も学校にお弁当を持ってきたことがない。いつも購買かコンビニで買ってきたパンだ。私がそんな事を考えているとも知らず、いやチラッと私の顔を見たから話を続けようか思案しているのだろう。私は首を縦に振って続きを促した。

「この間、夕飯の買い物をしていた時にお母さんの友人に会ったの」詩音はその時の事を詳細に語ってくれた。


「お肉にジャガイモ、人参と。今日はカレーにしよう」私は学校帰りに夕飯の買い物に来ていた。すぐに出来て美味しいカレーは我が家では十八番の料理だ。後はサラダでも作ろうか、と思っていたとき正面から声が聞こえた。

「ゆ、雪乃ちゃん・・・?」か細い声だったが確かに聞こえた。私ではない私の名を。

「雪乃は私の母の名前ですが。すみませんが、どちら様でしょうか?」女性はハッとしながら私に自己紹介をしてくれた。

「急に変な事を言ってしまってごめんなさい。私は雨谷雫と言います。雪乃ちゃん、貴女のお母さんお友達です」彼女、雨谷雫は寂しそうな笑みで私を見ていた。少し話がしたい、と言われたので近くのカフェに入る。雨谷さんは珈琲、私は紅茶。私の頼んだ物をみてクスっと笑った。

「あの、どうかしましたか?」

「いえ、ごめんなさい。雪乃ちゃんもよく紅茶を頼んでいたからやっぱり母娘なんだなぁって」嬉しそうに言う雨谷さんをみて私は唇を噛む。そんなに似ているのだろうか、私と母は。

「祖母が言っていたんでが、そんなに私と母は似ていますか?」ずっと気になっていた事を思い切って尋ねた。他人から見ても私と母は似ているのかずっと知りたかった。雨谷さんは私の顔を暫く凝視して疑問に応えた。

「そっくりよ、瓜二つ。さっき見かけた時、雪乃ちゃんが生き返ったのかと思ったぐらいだもの」珈琲を飲みながらゆっくりと語り出す。

「私と雪乃ちゃんは小学校からの友達なの。知っていると思うけど、雪乃ちゃんは子どもの頃から体が弱くてね、寝ていることが多かった。そんな雪乃ちゃんに私はいつも学校の事をしゃべっていたわ」懐かしそうに語る雨谷さんに私は何も言わず紅茶を含む。少し渋みが出てきてあまり美味しくない。

「中学に上がってからは今みたいにお茶をしながら帰ったりしたの。あの日も帰りにお茶に誘ったら断られたの。理由を聞いたら彼氏と行くって言ったから私、驚いて声を上げたもの」

「その彼氏って父のことですか?」そこで初めて返事をした。雨谷さんは笑顔で頷く。

「そう、詩音ちゃんのお父さん。東雲春仁君。貴女のお父さんとお母さんは誰もが羨むカップルだったのよ」

「祖母に写真を見せてもらった事があります。娘の私から見ても仲の良い恋人同士に見えました」雨谷さんはそうね、と言いながら少しずつ顔が曇り出してきた。

「二人とも同じ高校、大学に進学してこのまま結婚するだろうと誰もが思っていた。実際、結婚したけど私達が想像していた物とはかけ離れていたの」その先は言わなくても分かる。想像とかけ離れた理由は『私』なのだから。

「結婚の理由はお腹に私が居た事、ですよね」

雨谷さんは悲しそうに笑みを刻む。

「祖母から散々聞かされました。母が死んだのは私を産んだからだと。体の弱かった母は出産が出来るほどの体力はなかった」そう告げると雨谷さんの顔はさらに悲しい表情を浮かべた。

「そうね・・・・・・。事実だけ言ったらそういう事になるのかしら。でも、だからと言って詩音ちゃんの所為じゃないわ。風の噂で聞いたの、雪乃ちゃんのお母さんが孫の貴女に雪乃ちゃんの話を毎日聞かせていること。でもお祖母さん、志乃さんをどうか許してあげて。志乃さんは雪乃ちゃんを目に入れても痛くない位可愛がっていた。それが20歳という若さでこの世から消えてしまった。志乃さんは詩音ちゃんを雪乃ちゃんとして育てることで何とか保っている」すっかり冷めた珈琲を啜るのを見て私も渋みが出来っている紅茶を飲む。初めから気付いていた。祖母が私を見ていないこと位。私ではなく、私の中に在る母を見ていたこと位。祖母の気持ちも分からなくはない。でも、幼い私の心はどこに持っていけばいいの?父とはあまり会えない、私の拠り所は何処?幼い頃に記憶を飛ばしている私に雨谷さんは声を掛ける。

「・・・ちゃん、詩音ちゃん!大丈夫?顔色があまり良くないけど」それはそうだろう、幼い頃の思い出ははっきり言って悪い。私は悟られないように帰宅を促す。

「今日はありがとうございます。母の友人に会えるなんて思わなかったから驚きましたけど、色々お話しが聞けて良かった」当たり障りない返事を述べると雨谷さんは嬉しそうに微笑んだ。

「私も詩音ちゃんに会えて嬉しかったわ。まるで学生時代に戻ったみたい。良かったらまたお茶しましょう」そう言って半ば強引に連絡先を教えられ雨谷さんは帰っていった。残ったのは冷めきった不味い紅茶と蘇った母の亡霊。

「詩音?」急に黙り込んだ詩音に私は声を掛ける。すると思い出したかのように雪乃さんの事を語り始めた。

「知らない、というより知る時間もなかったの。私の母は昔から体が弱くて何回も入退院を繰り返していたの。そんな母が中学生のとき、父と出会い恋をして私を身ごもった。周囲は子どもをおろせって言っていたみたい。当然よね、父も母もまだ大学生で子どもだったし。でも私が胎内にいたと気付いた時には既に手遅れで。だからって訳じゃないけど母は生むことを決意した。でもそんな上手い話はないよね。私が胎内で大きくなるにつれ母は次第に細くなっていった。臨月の頃には見るのも辛いぐらいやつれていたとお祖母ちゃんは言っていたわ。そして私を生んですぐに死んだ。暫く経ってから聞いた話だけど産んだ後、出血が止まらなくて手を尽くしたらしいけどそのまま出血性ショックで亡くなったって。つまり、私が母を殺したようなものなの」感情を込めるわけでもなくただ、淡々と、まるでそこに台本があるかのように言葉を紡いでいく。

「私が母について知っているのは二十歳という若さで死んだこと、名前は雪乃ということ、そして私が母にとても似ている、これぐらいね」ふぅ、と一息ついて詩音は喉が渇いた、と言いながら自販機に向かうのを私は眺めることしか出来なかった。なんとなく、始めの一言で母親が亡くなっている事だろうと想像はついていたがまさか母親を殺した、なんてセリフが出てくるとは露ほども思っていなかったので私は思考も体も石のように固まってしまった。どうやら人間というのは本当に驚くとリアクションは取れないらしい。自販機から戻ってきた詩音は飲み物を2つ買ってきて1つを渡してくれた。私は貰ったスポーツ飲料を一気に飲んだ。喉がカラカラに乾いていたのだ。それが暑さからくるのか聞いた話が想像より重かったからかは分からないが。

「少しこの話は重みがあったわね。気分とか悪くなっていない?」顔を傾げながら心配そうに聞いてきたので素直に思っていることを告げた。

「気分は悪くないよ。少し、いや結構、吃驚びっくりしたけれど」

「でしょうね。私もこの話をお祖母ちゃんから聞いたときはさっきの尊みたいに何も声が出なかったわ。というより、出しちゃいけないと思ったの」

「どうして出しちゃいけないと思ったの?」私が訊くと彼女はおもむろに座っていたブランコから飛び降りて私の正面に立ちはだかった。夕日がバックになってその姿はますます詩音の美しさを引き立てている。

「母を知る人は皆、私ではなく私の中にる母を見る。東雲詩音ではなく、霜月雪乃を。声を出したら出してしまったら、皆が知っている母を壊してしまいそうで出せなかった」そう言う詩音の声はどことなく憂いを忍ばせている。

「初めて母の写真を見た時は驚いた。一瞬自分が写っているのかと思ったの。私自身が見間違える程、似ているの。歳が上がるにつれ言葉では言われなくなったけど『目は口ほどに物を言う』、最近は殆ど会わないけど、有ったら必ずといっていい程、私の中の母を見ているって感じね」一区切りついた所で顔を上げた詩音は私の顔を見て大層驚いた表情を見せていた。

「尊、どうして泣いているの?」

「えっ?」顔に手をやると確かに涙を流していた。云われるまで気付きもしなかった。それを自覚した途端、涙が溢れてきた。止める術を知らない。私はしゃくりを上げながらも話を聴いて思っていた事を感情の想うまま声をあげた。

「だって、そんなのあまりにも悲しいよ。今、ここにるのは詩音だよ、雪乃さんじゃない。今を生きている人に亡くなったヒトを重ねるのはしちゃいけない」ああ、こんな事を言いたいんじゃない、もっと響くモノを伝えなくちゃいけないのに上手く言葉が出てこない。どうして詩音が他の子達と違うのかようやく解った。彼女から出ている雰囲気は雪乃さんを演じているのだ、しかもそれに詩音自身は気付いていない。周囲が自然に演じさせた。お前は東雲詩音ではない、霜月雪乃だと。声を出してはいけない、その言葉は彼女を縛り付けた。雪乃さんという亡霊と共に。雪乃さんを演じている時の詩音は無表情でそれでいて華がある、所謂いわゆる高嶺の花という存在。触りたいけど触れない、花で例えるなら棘のある薔薇。だけれど詩音の時は皮肉屋全快の天邪鬼、でもそのなかに優しさと繊細さが籠っている。例えるなら鈴蘭だろうか。私は思いの丈を詩音にぶつける。

「私の目の前にいるのは東雲詩音、貴女よ。他の誰でもない私の親友!」届いただろうか、私の想いは。空が薄暗い。周りを見れば私たち以外人影はない。聞こえるのは私のすすり泣きぐらいだろうか。未だ泣いている私に詩音は近づいて指で涙を拭きながら礼を言ってくれた。

「私の為に泣いてくれてありがとう。私はもうこの話では泣けないの、泣きすぎて涙は枯れてしまった。でも、うん、これは私の涙かもしれないね。私の代わりに泣いてくれてありがとう、尊」詩音はおもむろに私の腕を引いて抱きしめくれた。その温かさにまた涙腺が刺激されてしまいそうだ。

「尊で2人目よ、この話で涙を流してくれたの」ふいに思い出したのか詩音は言葉を漏らした。

「それは誰?詩音の友達?」

「ううん、私の父。幼い頃私が泣いているのを見てどうしたのかって聞いてきたの。どう伝えればいいのか幼かった私は分からなくて『皆、私のこと雪乃って呼ぶの。』って言ったの。きっと父は全て悟ったのね、今にも泣きそうな顔で私を抱きしめて『詩音、ごめん。』そう言いながら謝ってくれたこと今でも鮮明に憶えている」昔に記憶を飛ばしているのだろう、心なしか雰囲気が穏やかだ。推測だがきっと、詩音のお父さんも私と同じ気持ちになったのだろう。自分の目の前に在るのは娘であって妻ではない、それなのに何故娘を見ようとしないのかと。この行き場のない気持ちを,想いを詩音に届けたのだろう、『ごめん』という3文字の中にありったけの愛情を込めて。詩音のお父さんの思考を追いかけている内に涙はいつの間にか止まっていた。それを確認したのか腕の中から解放してくれた。それが少しだけ淋しい、なんて口が裂けても言えないが。

「涙は止まったみたいね。目、見事に真っ赤よ」笑いを堪えながら鏡を貸してくれた。見てみるとものの見事に充血している。というか、涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃだ。多分、鏡を見なくても詩音の声で私の顔が悲惨になっている事は軽く想像できただろう。

「そりゃ、あんだけ泣いたら真っ赤になるさ」私は乱れを直し詩音に真っ直ぐ私の想いを届けた。

「今日この話を聴けて良かった。詩音のこと知れて良かった。決して好い話ではなかったけど、それでも知る事が出来て聴くことが出来て私、とても良かった」そして今度は私の方から思いっ切り抱きついてやった。少し吃驚した顔を見せたが私の背中に腕を回してくれた。今日という日は私にとって忘れられない思い出に、記憶に残る1日になっただろう。私と詩音、2人きりの記憶なのだから。

後日、文化祭の写真館で私はとんでもない物を発見した。1枚は詩音が撮ったであろう写真。被写体は他の子どもたちを撮っている私であった。てっきりあの親子を写していると思っていたので少々驚いた。しかしもっと驚いたモノがある。それは私と詩音が抱き合っている写真が展示されているのだ、ご丁寧にど真ん中で。実行委員の悪意を感じるのは私だけだろうか。因みにタイトルは『抱き合う少女』。何のひねりもない、そのままである。写真の前で唖然あぜんとしていたら誰かに肩を叩かれて振り向いてみるともう一人の被写体、詩音である。

「まさか撮られていたとはね、気付きもしなかったわ」

「いやいやいや、何のほほんとしているの。これちょっと、まずくないか?」

「どうして?私は気に入っているわよ、この写真。友情の証みたいでいいじゃない」そんな風に言われたら写真を撮った奴を責められないじゃないか。

「まあ、詩音が良いなら私はかまわないけど」そう答えながらも私自身、気分は悪くない。何しろ詩音との親友さが出ているのだから。そんな私の表情みたのか次の瞬間、意地の悪い笑顔を携えた詩音の顔が近づいてくる。

「でも見方によればこれ、レズに見えるわね」と、私の横を通り過ぎながらどこかに行ってしまった。私は改めてくだんの写真を見直し、そして数秒後。

「今の冗談だよね?ちょっと詩音‼」私はもう姿の見えなくなってしまった親友を追いかける事に専念したのは言うまでもない。

「全く逃げ足だけは速いんだから。体育の授業もこれくらい真剣に走ればいいのに」あれから学校の隅々まで探しているのだが何処にも見当たらない。クラスの子にも聞いてみたが収穫はなし。

「もう、こんだけ探してもいないなんて一体何処にいるのよ!」空に向かって叫んでいると屋上が目に入った。一瞬屋上かも、と思ったがあそこは確か鍵が掛かっているはずだ。しかし、探していない場所は屋上以外もうない。

「こうなれば屋上でもどこでも行ってやる」私は屋上に続く階段めがけて走り出した。どうやら今日の私は冴えているらしい。屋上に行く階段を上ってみると本来、鍵が掛かっている扉が開いていた。意を決めてドアノブを引くと探し人が寝そべっているではないか。

「私の記憶が正しければ、ここは生徒立ち入り禁止のはずなんだけど」

「尊、忘れている様だから教えて上げるけど、私こう見えて優等生なのよ。鍵の一つや二つ、何とでもなるわ」手の中で弄っていた鍵を私に向かって投げてきた。慌ててキャッチする。

「こわい、こわい、こわい。先生に何を言ったの」半分ビビッている私を見て

「冗談よ。普通に学校内に危険がある所を探したいから屋上の鍵を貸してくださいって頼んだだけよ」どうやら普通に頼んだみたいでほっとした。

「私はてっきり事務の人を脅して借りたのかと思ったよ」

「尊の中で私はどういうキャラなのよ。まあ、借りた鍵で合鍵を作っているのは知らないけどね」今、この少女は何と言っただろう、合鍵を作った?

「ちょっと待て‼今、合鍵って言った?そしてなんでこのタイミングで打ち明けた⁉」

「私一人じゃ背負うのは重い罪だから共犯になって」両手を合わせてお願いをしている姿は様になる、じゃなくて、私は詩音に猛抗議する。

「却下!何が重い罪だ。罪悪感があるなら最初から合鍵なんて作るんじゃない!」隣でぶーぶ言っているが私は悪くない、至極真っ当な事を私は言っているはずだ。

「でも、この鍵さえあればいつでも屋上に来れるわよ。秘密基地みたいでワクワクしない?」ニンマリとした笑顔で言われると確かにワクワクする。秘密基地なんて小学生以来作っていない。少し気持ちが傾いている私を見て詩音は最後の切り札を切った。

「昼休みここでご飯食べられたら最高じゃない?昼寝にも持ってこいよ」

「その案件、許可しよう」誰しも一度は漫画みたいに学校の屋上でお昼ご飯を食べたいと思った事があるのは私だけではないだろう。また詩音との秘密が追加されていく、でもそれを悪くないと思うのだから毒されているなぁと実感する日々である。

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