改めての感謝と、「風霊の辻」にいただいたお題のご紹介
このページにたどり着いてくださってありがとうございます!
書籍版『雲神様の箱』2巻の刊行を記念しての番外「風霊の辻」は、読んでくださった方からのお題から生まれた物語です。
今回も、感謝を込めてご紹介しますね!
(それぞれのお題を下さった方のお名前は伏せますが、「ヤメテー!」と思われるようなことがあればコッソリ教えてくださいね。お題のほうも即座に削除します)
以下、いただいたお題(リクエスト)です。
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「セイレンたちが野営で百物語的なことをする話が読みたいです。怪談でなくても、不思議な話とか、恋愛談義とか、体験談を語り合う中で、お互いの意外な一面を知るようになるといった展開で」
「セイレンと人間でない何かとを描いた、心の癒される話が読みたいです」
「一巻の頃だと、赤大の若い頃くらいしか思い浮かばなかった!
いや、ホントは黒杜の日常も気になったんですよ。このヒト、普段何やってんのかなー?みたいな。でも、今回は違うよね、と」
「うーん、個人的には、八十島祭がらみだと面白いかなと思ってます。あと貴船神社とか」
「赤大のお話が読みたいです」
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実は、お題はこのほかにもいただいていたんです。
でも今回は、書籍派の方にも読んでいただける話、というお題をまず自分に課していたので、上記のほかのお題は1巻までの内容となると設定が合わなくて、入れることができなかったのでした。
漏れてしまったお題のうちいくつかは、2巻が終わった後の設定だったら書けそうだったので、この後にもう1本短編を公開予定です。
来週以降から2週かけて連載しますので、どうか、もうしばらくお付き合いください。
書籍派の方は、2巻をお読みになった後であればネタバレなく読めると思いますので、ぜひまた遊びにきてやってください。
また、アンケートにご参加くださった皆様もありがとうございました。
アンケートは、物語のモチーフについて「①木の祭り」「②水の祭り」「③石の祭り」「④風の祭り」の4択からお尋ねしたものと、物語の主役について「①セイレン」「②雄日子」「③藍十」「④その他」の4択でお尋ねした、2問をお願いしていました。
得票結果から、「④風の祭り」をモチーフにした「③藍十」の物語をつくることになり、生まれたのが「風霊の辻」です。
でもこれ……ねえ。
構想を練り始めた段階で悩んだのですが、「どこが風の祭り??」ですよね…。
アンケートをお願いした時は、怪しい風の神さまを岩穴に封じ込めたりするようなお話を想像していたのですが、いただいたリクエストも加えたら――おやおや(笑
でも、みなさまからのお題のおかげで、かえって楽しい話になったのではないかなぁと思います。いかがだったでしょうか?
ただ、「八十島祭、貴船神社」という祭り関連のお題にはまったく触れられなかったので、くそう、くそう…!!と負けず嫌いな全わたしが悔しがっています。(お題をくださった方、ありがとうございました&すみません!)
と、いうわけで!
書籍版『雲神様の箱』2巻の刊行に感謝しての番外「風霊の辻」にお付き合いくださってありがとうございました。
またもう一度奇跡が起きて、奇跡をお祝いする連載ができればいいな~と。
また皆様とお会いできればいいなと、夢を見るように願っています。
アンケートやリクエストをまじえての番外を書くのは、時間の都合で今回で最後かも…とも思うのですが、手間はかかりますが、皆様と一緒に考えて書くほうが抜群に楽しいので、もしもまた次があったらやれるといいな。
それでは、そろそろ締めていきますね。
『雲神様の箱』2巻は、10月23日に角川文庫から発売されます。
角川文庫というレーベルに合うように、カクヨム版よりも重さを足したつもりです。
『ノイズとリズム』というエッセイで過去に触れたのですが、2巻にあたる部分のWeb版には納得がいっていないところが多く、書籍版はリベンジのつもりでかなり書き直しました。
書籍派の方はもちろん、カクヨムで読んでくださった方にこそ「こんなに立派になりました!」と、読んでやっていただきたいなぁと……。
お手にとっていただけますと嬉しいです。
どうか、楽しんでいただけますように。
感謝の番外にもお付き合いくださってありがとうございました!
終了!って感じになっちゃいましたが、連載はあと2回続きます。
どうかまた遊びにきてくださいね。
円堂 豆子 2020年10月19日
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