エッセイ 片づけのできない私
片付けってどうしてこんなに億劫なんだろう。
部屋を汚したつもりはないのに気がつば部屋が汚れている。
床が見えない。
服が転がっている。
洗濯ものはたまっている。
風呂場にカビは生える。
うんざりだ。
自分の髪の毛が床に落ちているだけでもうんざりだ。
母は私の部屋を片付けた。
学校から帰ってくると机の中から、レゴブロックの入ったプラケースから、衣装ケースまで部屋中にぶちまけられてる。
この部屋だけ大地震が起きたような状態だ。
こういう時は無言の圧力。
「部屋が汚い」
そしてこういう時は私も母には近づかない。
だって怖いもん。
私は片付けが嫌いだ。
ここにシルバニアファミリーのお人形さん
ここにレゴブロック
ここにパジャマ
ここに文房具
ここにはカバンを置いて
ここにはハンカチとティッシュを入れるのよ
一度母が片付けると四角四面にかたづける場所を指定してくる。
だが、忘れる( ;∀;)
レゴブロックの中にシルバニアファミリーのうさぎさんとか…(;^_^A (寝心地悪いベッドやね)
パジャマのところにジーンズ入ってたり(・Θ・;) (しかもぐしゃ)
お菓子の袋放置しちゃったりさ…(゚ー゚;
きっちりかっきり細かく場所を指定されてても、最後はどうでもよくなる。(-"-;A
だから見た目だけきれいにするようになった。ヾ(@°▽°@)ノ
引き出しに押し込み、布団の中に隠し。
そして、隠したことも忘れて、
やばいものが見つかると母はすべてをひっくり返す
どっしゃーん!!!\(^o^)/
あのね、布団干す日に布団の中に洋服とか押し込んじゃ駄目。
床がお布団にされちゃうから( ゚ ▽ ゚ ;)
学校から帰ってきて泣き泣き部屋の片づけをする。
片付けを終わって、母に謝りに行くと、
さぁはじまりました狂気のお片づけチェーック!!!!\(^o^)/ちぇけらっ
二回は再度ぶちまけます(笑)
「どうしてできないの!これはここ、あれはそこ、わかった!?」
と言いながらぶちまけ直し。ご苦労様です( °д°) 。
わんわん泣きながら部屋の片づけをすると兄が帰ってきますo(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪ 。
兄はきれい好きです。部屋はとってもきれいです(だって目に見える家族の日用品全部私の部屋だもん)
「お兄ちゃん手伝ってあげなさい!」
そういわれて嫌々手伝う兄。
だが、兄妹。あれやこれややっているうちに遊びだしてしまうものです( 一一)。
そして兄妹そろって怒鳴られます。
「お父さんが帰ってくるまで玄関で正座していなさい!!」
ちんっ( ゚Д゚)
二人で黙って正座しています。真っ暗な廊下で肩を寄せ合い、足がしびれるのもトイレもおなかがすいているのも我慢して(´・ω・`) (´・ω・`) (´・ω・`) (´・ω・`) (´・ω・`) (´・ω・`)
この頃父は帰りが遅く深夜になることもしばしば。(´・ω・`) (´・ω・`) (´・ω・`)
母は時々リビングからぶつぶつと文句を言い、扉を音を立てて占めるのです。
何時間もたって、玄関が開くと疲れ切った父の驚いた顔Σ(゚д゚;) 。
それはたまげるものです。
子供たちはもうとっくに寝ているだろう。でも父さん今日も頑張って帰ってきたぞー((>д<)) とそういう気持ちだったことでしょう。
けれど、子供たちは玄関で正座して、父に謝るのです。
「お父さんごめんなさい。片付けできなくてごめんなさい。(:_;) 」
父は心底不思議だったでしょう。
なぜ俺に謝る(´◉◞౪◟◉)。
ぽろぽろ泣いてしまうのはいろいろ限界ですがれる人もいない極限だったから。
父はにっこりと笑うのでした。ふふふと声を出して笑うのです。
そして怒られるのです。
「お父さん!笑い事じゃない!(゙ `-´)/ 」
そして、バンと扉を締められるのです。
父は一緒に片づけをしながら、片付けられるようにしなさいヾ( ´ー`) 。と諭すように言います。
やっとかたづいたころには空腹もなくなり、眠くて仕方ないので私は布団に入るのでした。
翌朝には母の機嫌もよくなります。
くそー・・・・魔女め|д゚)。
と心の中で思っていたことは今でも内緒。
ちなみに、一人暮らしを始めてから実家に帰ると実家の汚さに落胆。
きたなーい!片付けないさい!って
私もこの家ぶちまけていいかな?( ^^) _旦~~
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