エッセイ そのとき


 意識が朦朧としていたそのとき、自分はなにを考えていたのだろうか。


目を瞑ればジェットコースターで急降下しているような錯覚に見舞われて、何度も薄い意識を取り戻しては倒れを繰り返し、


胃腸は食物を欲し、パンを口に入れてはトイレに駆け込み、水分だけでもと何か飲み(なにを飲んだかは覚えていない)、


ブーブーとバイブレーションが骨の髄まで響き渡るほどの関節痛と激しい頭痛の中、自分は一体なにを考えていたのだろうか。


ちょっと調べ物をしようとでも思った今日、、、


ウェブを開くと衝撃の検索結果。














『毛根痛い』































あーうん。あれか。


ハゲる夢でも見たのだろうか

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