第20話おまけ これまでのキャラ紹介

※こちらは第二十話までのキャラ紹介となります、ネタバレ注意


【メインキャラ】

▼佐々 佐助(さっさ さすけ)


 言わずと知れた主人公。猪突猛進の策士、理想に燃える現実主義者、人間不信なお人好し。

 一度はミ=ゴに家族もろとも殺されてしまったが、ニャルラトホテプの化身・チクタクマンの導きによりスーパーロボット・ケイオスハウルのパイロットとしてアズライトスフィア(ドリームランド)でサイボーグとして生まれ変わった。

 現在はチクタクマンと共に世界中に散らばったニャルラトホテプの化身や庇護下の神々を探している。

 パイロットとしては機体の装甲を生かした突撃戦術を得意としているが、機体性能と自分の技量を鑑みて最も合理的な戦術が突撃だからそうしているだけである。

 医師として働きながら男手一つで自分を育てた父を尊敬しており、彼が積極的に人助けをしたがる理由になっている。

 将来の夢は漫画家……だった。

 犬派。

 クトゥグア討伐の功により異例の速さ(依頼達成件数二件)でCランクの湖猫(平均的な湖猫扱い、最も所属する湖猫の実力幅が広い)への昇進が決定する。一般的に腕利きと呼ばれるBランクになる日も近い。



▼ナミハナ


 ヒロイン。あるいはもう一人の主人公。

 アズライトスフィアに生まれた人間で、エクサスの部品を生産する大企業の御令嬢。

 才能と闘争心に溢れ、ビジネスと戦場をこよなく愛する生粋の湖猫である。

 戦闘により佐助の判断力を、優れた直観によって佐助の善性を、それぞれ見抜いて彼を自らの相棒として雇い入れる。

 ギルドナンバーズと呼ばれる人類側の対邪神決戦兵器であり、愛機のラーズグリーズに乗れば単騎で邪神を討ち取ることも可能。No.10というナンバーズ最弱の立場ながら、生まれの特異性と激しい気性から良くも悪くも一目置かれている。

 恋愛に関しては案外奥手で、佐助に対して自分の気持を打ち明けられずにいる。

 だが自分の好意は伝わっている筈だと自信満々。実際伝わっている。

 パフェが好き!



▼チクタクマン


 佐助に機械の身体を与えた邪神。

 人間の心を深く知り、人間の中に紛れ込む為に佐助に協力している。

 最終目的は人間と邪神による戦争の集結、そして父親であるアザトースの覚醒阻止である。

 現在はニャルラトホテプとしての力を高める為に他の化身を探している。

 英語交じりのラジオパーソナリティのような話し方をする。

 人間の感情に疎い部分が有り、時折佐助に困惑されているのだが気づいていない。



【ナミハナの屋敷に仕える人々】

▼ケイ


 シルバーでダンディーな執事のオジサマ。

 ナミハナの父親に仕えていたが、ナミハナが家を出る時に父親の命令で彼女の世話をすることになった。

 そもそもナミハナの教育係を務めており、彼女にエクサスの基礎を教えたのは彼である。

 非常に優れた魔術師であり、使い魔を駆使して巨大な城の維持管理及びナミハナのエクサスの整備まで一人でやってのけている。

 最近はナミハナの命令でアトゥをこき使って楽している。

 若い頃はナミハナの父親と共に七つの海を駆け巡り湖猫として大暴れしていた過去がある。悪漢は殺せ、美女は口説け、金は貰え、痛快冒険活劇!

 ちなみに生身で戦ってもエクサスを圧倒する。

 大好きなお酒はウォッカ。作中でも最強の酒豪。



▼アトゥ


 古くより人間に崇め建てられてきたニャルラトホテプの化身。

 あらゆる生物の痛みと命を吸い上げて自らの魔力に換える大樹の邪神である。

 現在は美しい黒髪を伸ばした東洋人とも西洋人ともつかない美女の姿で顕現している。その胸は凪の海のようであった。でも貧乳のお姉さんがエロいことしてくれるって最高にエロいと思うんだ。

 自らを神であると強く規定しており普段は尊大な態度をとるが、追いつめられると口調や性格が幼児化する。要するに弱い相手に強く、強い相手に弱い。

 自分を口八丁だけで打ち負かした佐助を痛く気に入っており、彼の体内に根付いて普段は力を貸している。

 何時か彼を自分だけのものにするべく神視眈々と機会を狙っている。

 なお、ナミハナの屋敷に滞在する為に分体がメイドとして働かされている。

 クッキーが好き!



【湖猫ギルドの懲りない面々】

▼マーチ


 蒼髪赫眼でセーラー服に似た制服を着た湖猫ギルドの事務員兼受付嬢。見た目はロリ。十三歳。

 自分が可愛い少女だということを自覚してわざとらしくそれを強調したり、隙あらばナミハナをおちょくったりする性格の悪い女の子。

 依頼選びのセンスはギルド随一で、依頼を受ける湖猫が頑張ればギリギリなんとかなる任務を押し付けることに定評がある。

 写真記憶の持ち主。

 年齢にそぐわない能力を持つ孤独感故にナミハナのことは結構嫌いではなかったりする。

 サスケに対してちょっかいかけた時のナミハナのリアクションが好き。

 アイスクリームが好き!



▼エイプリル


 赫髪蒼目でセーラー服に似た制服を着た湖猫ギルドの事務員兼酒場のウェイトレス。見た目はロリ。十三歳。

 心優しく見えるがマーチの双子の姉だけあって結構良い根性している。

 人を見る目は天才的で、多くの湖猫の適正を見通しては妹に伝えている。

 とはいえ、その眼力以外は普通の女の子であり妹と違って人間離れした所は少ない。湖猫の皆様にもモテモテ。

 どうせ妹は両親に孫の顔を見せるつもりが無いだろうと考えて真面目に結婚相手募集中。ちなみに若さゆえに要求水準が高すぎて相手は見つからない。

 アイスクリームが好き!



▼シド


 全身白塗り総銀歯の好漢。

 戦いと血と名誉と女をこよなく愛する誇り高き湖猫。湖猫酒場で佐助と意気投合する。サザンクロスグループの売り出す近接戦闘型量産機「ファランクス」を駆り、殴打の度に爆炎を上げるエンジンメイスという鈍器を用いて次々敵を叩き潰すのが主な戦闘スタイル。

 「湖猫は生きて、死んで、そしてもう一度生き返る」というのが口癖で、太く短く華やかに生きることが信条。

 Cランクの湖猫。

 ウォッカが好き!



【虚無教団】

▼佐々総介


 佐々佐助の父親。アザトースを信奉し、アズライトスフィア各地で違法なビジネスを展開するカルト「虚無教団テスタメント」を率いている。その目的は今のところ不明。合理的であることを何よりも優先し、表面に感情を感じさせないタイプの人間。

 好きなお酒は特に無いが、元医師として仲間達の飲み過ぎは止める。


▼リン・カルタ


 佐々総介の妻を名乗る幼女。生命を司る旧神バステトと殺戮を司る旧神セクメトを従える天才的魔導師。

 見た目は日本人っぽいがピンク髪で八重歯。赤い着物を着ている。

 時折ぼんやりとしているところが見られる。その間の記憶は無いのだとか。

 誰に対しても自信過剰気味に見える態度をとるが実力はともなっているので特に何も言われない。

 大切な人にミルクプリンを作ってあげるのが好き。



▼ナイ神父


 いつもカソックを着ている黒人の老神父。孤児院を経営する好々爺で、邪神の遺伝子を組み込まれた子供たちを積極的に保護している。当然ながら裏で孤児たちを虚無教団の兵隊に仕立てあげているのだが、兵士にすらなれない子供よりもマシな生活が待っていることもあり、子供たちは彼のもとに次々集まる。

 権力者に友人が多く、全人軍の捜査をのらりくらりかわしている。

 好きなお酒はウイスキー。特にバーボンやテネシー・ウイスキーだと一晩で二本か三本は開けることができる。



▼シャルル・ド・ブリトー


 作家にして魔導師。時間と空間を弄び、ティンダロスの猟犬を従える。戦闘時は巨大なペンを取り出して戦い、ペンは剣より強しと豪語する。それそういう意味じゃねえから。

 佐々宗介とは虚無教団が創りだす新たなる世界の聖書を執筆する為に協力しあっている。教団のイメージ戦略なども彼の担当。

 ふくよかな体型をした白人。

 好きなお酒はワイン。高いものを少しだけ飲むスタイル。



▼ミゲル・ハユハ


 1件の諸島国家転覆、10件の邪神召喚、100件の商船襲撃、そしてそれらとは別に1000人の殺人、更には金貨百万枚の偽造によって全人軍から追い回されている犯罪者。佐助と同じ十七歳だが、生まれつき狂信者の部族で育てられ、部族が滅びた後は復讐者として生き続けてきた。今も部族を殺した部隊の生き残りを一人一人殺して回っている。

 彼の復讐を免れたたった一人の人間は、彼と同じ邪神の因子を持ち、彼と同じ集落で許嫁として育ち、そして同じく邪神への生け贄に捧げられる筈だった部族の裏切り者の少女だけである。

 ダゴンの因子を持つ。

 幸せな家庭に心から憧れているのにその方法が分からない。



▼ハオ・メイ


 ミゲルの恋人。幼い頃に親が部族を裏切って巨万の富を得たものの、邪神の因子を埋め込まれていた彼女は家の汚点として幽閉生活を強いられることになる。生まれた意味が分からなくなった所に復讐者として舞い戻ったミゲルに付き従い、家族を皆殺しにした後、二人で終わらないデートへと旅だった。実はミゲルより年上。

 ハイドラの因子を持つ。

 子供が好きなので本当は子供が欲しいけど諦めてる。仮にいたとしても可愛がり方が分からない。

 幼い頃にミゲルと二人で食べたアップルパイが好き。

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