AS・機体解説(順次更新)
【特殊海戦仕様・試作型M9〈シーライオン〉】
従来のM9(特殊装備なし)が潜れるのは水深40mほどまでだったが、大幅な改装によって最大水深350mにまで底上げし、機体各部を海戦用にチューニングされたM9。
しかし、これによってさらに機動性が犠牲になり重量は急増した挙句、最早第三世代ASと言っていいのか分からないほど重厚で独特なフォルムとなってしまった。
水中や洋上ではいざ知らず、陸戦ともなればまず真っ先に大破するであろう、という皮肉が海兵隊員たちの間で飛び交っている。
海中だけでなく洋上戦闘をもこなすことができ、その際には小型ボートのようなスライダーを両足部分に固定し、別途装備する必要があるが、水上スキーのように水面を滑って戦うその姿は、はっきり言って魚雷や爆撃の良い的である。
それでも、このASでしかこなせない作戦や偵察行為も決して少なくないため、縁の下の力持ちであることは間違いない。
機体そのものにソナーに探知されないほどの静音性の高いECSを搭載しているが、ECSをブラック・テクノロジーによって小型化、繊維の一部に織り込んで駆動させる仕組みで作られた【ECSマント】を装備することにより、さらに高いステルス性能を発揮する。
【M6A3〈ダーク・ブッシュネル〉】
10年以上前からアメリカ海兵隊に配備されている、特殊部隊向けの古参AS。
第二世代ASとはいえ、状況次第ではM9などの第三世代ASにも引けをとらない性能と戦闘力を発揮する。
【M9A1〈アーマード・ガーンズ〉】
【M9A2〈エンハンスド〉】※フルメタル・パニック! アナザー登場機体
【??〈ボーンフィッシュ〉 】
資金難に陥っていた米軍が、何とか集めた資金をやりくりして製造した新型AS。
〈シーライオン〉とは別の製造ラインであったためパーツは一部しか流用できず、その分コストはかかるものの、海戦用にあらゆる部位を特化させた〈シーライオン〉よりも、陸戦などもこなせる全体的にバランスの良い機体となっている。
耐久力や装甲の厚さこそ第三世代ASとしては標準的なものだが、内部のマッスル・パッケージなどの重要パーツ類が特注品のため『重度の破損、損害を受けても、ある程度なら動くことができる』というしぶとい特徴をもつ。
【??〈アルバコア〉】
さらなるASの高み『第四世代』を目指し、米軍が極秘裏に開発している新型AS。
かつて太平洋戦争で日本の艦を次々に沈めた潜水艦の名を冠するこの機体には、まだ実用化されていない技術をふんだんに使用し、文字通り『一騎当千機』を目的に設計されているようである。
……量産化予定もあったようだが、前述の通り米軍は資金難なので一機ほどしか生産できないだろう、という噂がもっぱら流れまくっており、それは現実のものになろうとしている。
【??〈アルカトラズ〉】
有名な監獄島の名を冠したAS。詳細不明
【??〈アハト・オロチ〉】
ドイツと日本の極秘メーカーが手を組み共同開発したAS。詳細不明
【MAR-1〈オケアノス〉】
〈シーライオン〉とその戦闘収集データをベースに生み出された、ワンオフのAS。
ラムダ・ドライバ搭載機ではないものの、突発的な改装とウィスパードである水奈のAS接続共振と協力によって得たブラック・テクノロジーを利用し、半ば強制的に【力場】を発生させることに成功した。
搭乗者はカイル。これは機体のダミーAI兼オペレーターの役割を務める水奈と最も相性が良かったためである。
ラムダ・ドライバを使用することにより、かつての戦いで使用された「防壁」「射程距離・威力向上」「重量軽減」といった効果はもちろん「海上を走る」「空中を階段のように駆け上がる」「力場を水中で展開することにより、機体やパイロットへ極力負担をかけずに長時間の水中戦闘を可能にする」といった恩恵を得ることができる。
つまりは、地上や陸戦におけるASとほぼ同じ戦闘スタイルを可能にする。
これにより、ASには圧倒的不利とされていた水上、水中戦をも楽々とこなせるようになり、艦や潜水艦といった標的にもASが本来持つ最大限の戦闘力を発揮できる。
また、これらを応用して「水を弾丸代わりに発射」「水氷の防壁」「ブースターに水を注入し、それをジェット噴射することによる高速機動」も可能となっている。
魚雷を「着弾後に衝撃が周囲に伝わるほどの速さ」で発射することもできるなど、海戦においては脅威の存在である。
また、力場と機体性能を活かして「魚雷を投げてミサイルのように使う」という荒業を披露する敵ASパイロットもいるとかいないとか。
作中では、機体とラムダ・ドライバの調整も兼ねてASでサーフィンをするという、非常に珍しい光景が見られる。
【型番・所属不明機-〈テュポーン〉】
「角付き」と呼ばれる、所属不明の新型AS。
ラムダ・ドライバ搭載機であること以外は、何も、ナニもわから、――――unknown
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