どうすればいいのですか?

一応は先の一週間に一度それも1時間だけ会うとドラゴンさんとお約束しました。


より、正確に言うと、ドラゴンさんと知合いなのルビーがドラゴンさんとお約束を交わしたのですがね。

とりあえず、ドラゴンさんは自分の子を一目見てからお空へ泣きながら去っていきます。


この竜の涙とか高価な道具とかにならないのでしょうか、地面に落ちてただの水滴になっていますが。


「ありがとう ルビー助かった」

ルビーにお礼を言っておく。


「うむっ

言っていた事も全部事実じゃから嘘は無いのじゃ

まあ、幼一がレッドドラゴンの用事に取られると私はあまり面白くないからなの

と旅とか出来ぬし…な…」

褒められたのが嬉しかったのか顔を少し赤くさせ、無い胸を張りながら威張るルビー、意外にもその姿は可愛い。


「でもドラゴンさんに悪い事したな…

子供を他人に取られたようなものだろうし、辛いだろうな」


「それは仕方がないだろう、故意で起きた事でないのは誰の目にも明らかじゃったし、

レッドドラゴンも定期的にだが会えるのじゃからな」


今頃疑問に思ったのですが、この世界のドラゴンは喋るのですか。

正直驚きですが、目の前に現れたドラゴンさんのインパクトが強すぎて気になりませんでしたよ。


「ルビー、そう言えばドラゴンって喋るのが普通なの?」


ルビーも改めての質問にかなりの疑問を抱いたようだが親切に答えてくれる。

「そうじゃ 奴らドラゴン種系は頭が非常に良く、人語を話す事はもちろん、高度な魔法まで使えるし、

種族によって特性等あるぞ?」


あれで魔法まで使えるのだから相当な脅威である。

気が付いたが、ドラゴンさんの子は何処へと思い、足元を見ると丸まって寝ています。


可愛そうですが移動する為に起こします。

「きゅー きゅぅ~」


よし、さあ、依頼であるスノーフラワーを採取しようと思ったのですが、結晶の様に脆いのかドラゴンさんの羽ばたきの影響で花びらが散っています。

周りを見渡すと酷い惨状です。

「うわー…」


どうしようかと悩んでいましたが一応少しだけ籠に有ったのを思い出し、見てみると無事だったので一安心です。

「ふうっ」

ルビーが疲れたと言う感じでため息を吐いてます。

どうしたものかと尋ねると、少し眠たいそうです、うん?


「眠たいのじゃ」

それをルビーは繰り返します。


「どうしたんだ? ルビー、体調が悪いのか?」


「違うのう

夜で無く、それも魔力も十分でないのに無理やり覚醒されたからじゃ

普通より魔力消費も激しいしな


ラピスが危機的状況に陥ったから私が無理やり起こされたのが原因じゃ」

そう言いつつフラフラしだすルビー、まずいぞ?


「大丈夫か ルビー!」


「だから… 大丈夫で…」

ルビーに駆け寄り、幼女の華奢な体を支える。


「くぅ… くぅ…」

可愛らしい寝息を立てながら眠るルビー、仕方が無くですよ?

下心はありませんよ?

誰に言い訳しているのでしょうと考えつつ、彼女を背中におんぶします。


幼女特融の体の柔らかさ、温かさを背中に感じ、喜んでいると、さらにはいい匂いまでしてきました。

また、この背中に当たる独特の柔らかさは無い胸のちっぱいでしょう、出っ張りを主張できる程度にはあるようで

私が元気になります。


「きゅ きゅ きゅー」

ドラゴンさんの子はどうしましょう、少しは歩けるようですが、流石に可哀想と思うので何とか出来ればよろしいのですが。


神父さんに貰ったローブです。

今着ているのですが、このローブを脱いでから袋のように結び、首に掛けて抱っこヒモのようにして、

そこにドラゴンさんの子を入れ、立ち上がります。

「きゅー きゅー」


ルビーが滑り落ちると大変なので、仕方なく、仕方が無くですが、組んだ掌がルビーの柔らかいお尻に触れているのは偶然の産物というものです、邪心を抱いてなどおりませんとも。

俺は体にさらに元気が漲ったので、ルビーをおんぶし、ドラゴンさんの子も持ちながら山を駆け下りていきます。

かなり暗くなってきているので急ぎます。


下の方に焚火の様な明かりが見えたのでエバンスさんが待つ、そこを目指し、一直線に山をおります。


「おかえりなさいませ、幼一さん…

ラピスさんは眠っている…のですね」

エバンスさんがこちらに気が付き声を掛けてくれるが、俺の背負っているルビーに気が付いたのか後半は静かな声で喋りかけてくれる。


エバンスさんに事情があり、スノーフラワーが少量しか取れなかった事を話そう。

「エバンスさん 申しわけありません

頂上の方で問題が発生してこれだけしかスノーフラワーが取れませんでした」


籠の中にある数本のスノーフラワーをエバンスさんに見せる。

「少々心許ないのですが、罠の数を減らせば大丈夫だと思いますが…

それで、頂上で問題が発生したとおっしゃてましたが、幼一さんとラピスさんは大丈夫なのですか?」


ルビーの説明をエバンスさんにどうしようと悩みます。

「私は大丈夫ですが…」

そう言いながら背中のルビーを恐る恐る見てみると、銀髪のラピスちゃんに代わっていた。

まずは一安心です。


「ラピスちゃんは疲れたのか眠ってしまって…

背中におんぶしてここまで来ました。」


「では、ラピスさんを寝かしてあげましょう

馬車の荷台に寝具を広げてあります」

ラピスちゃんを用意された寝具に寝かしつけてあげる。


次に一番の問題である、ドラゴンさんの子を見せようと思います。

隠していてもいずれ見つかるでしょうし、ちゃんと紹介した方が後ろめたさも減りますし。

「それがエバンスさん、色々驚かないでくださいね?」


「ええっ 改めてどうしました?

幼一さん」


「頂上で発生した問題の原因がこれです」

そう言って俺はエバンスさんにドラゴンの子を見せる。


「きゅ きゅ? きゅう~?」

ドラゴンの子が抱っこヒモ、ローブの隙間より顔を出す。


「こっ これっ は幼一さん」

あまりの驚きに言葉が咄嗟に出ないエバンスさん。


「正真正銘のドラゴンの子です

わけあって俺の事を親と思っているようでして、

連れて帰るしか無かったのです」


「ドラゴン… 実在した… のですね…

人生長生きするものですよ…」

エバンスさんが伝説上の生き物に出会えた事に感謝している。


「その… 先ほどおっしゃっておりましたが、

このドラゴンの子は幼一さんを親と思っているのですよね?」


「そうです

卵からかえった瞬間に偶然立ち会いまして

それで俺を親と勘違いしたようで」


「きゅきゅきゅ」


「そうでしたか、問題が発生したと言われたので、お二人に何かあったのではと心配したのですが、

幼一さんとラピスさんの二人にお怪我無くて安心しましたよ

それで、このドラゴンの子は今後どうされるのですか?」


「しばらくは色々様子を見ながら、このドラゴンの子の世話をしようと考えて居ますよ

それに事情があって一週間に一度、ここに来る羽目になりましたが」


「この場所に再度来なければならないとは?」


「その子の親ドラゴンとの約束です」


「… よくぞご無事でした、幼一さん、ラピスさん

本当に良かったです」


「もしかして、ラピスさんはドラゴンに驚いて気絶されたという具合なのでしょうか?」


「そう言う事です、エバンスさん」


「それで、幼一さん、ドラゴンの子を世話すると仰っておりましたが、

名前とかはどうされるので?

早めに決めておかないと色々不都合も多そうですが」


エバンスさんに言われて名前がない事に気が付く、いつまでもドラゴンの子ではさすがに可哀想に

なって来ました。

「うーん 難しいですね

赤色のドラゴン… 瞳は金色か、それも雌雄が不明なので両方で通りそうな

名前となると難しいな」

アンバー、和名で言う琥珀の事で、化石等を含んでいたりして、色も黄色、飴色だが金色に近い色もある宝石の事だ。

化石とまでは言わないが、太古のとか空想上の生き物と言う意味を込てこの名が思いついた。

雄ならアンバー、メスならアンちゃんで通るからこれにしよう。


「アンバー、この子の名はこれで行きます、

雄ならアンバー、メスならアンと言う名前で

現状雌雄が不明なのでアンバー呼びにします

お前の名前はオスなら、 アンバーだ メスならアンだ!」


アンバーを抱きかかえ、早速アンバーの名前を呼んでみる。

「きゅっ きゅっ きゅっ」

喜んでくれていると思いたい。


「アンバーですか、わかりました

して、アンバーは一体何を食べるのでしょうか?」


「分からない… ですね

正直食べ物を食べるのかすら…」


エバンスさんが荷物を探っている。

「困りましたね、スノーラビットの餌用に野菜などがあるのですが

これをアンバーは食べるのでしょうか?」


「歯が生えていれば食べれそうですが

歯が無ければ、無難に母乳とかですかね?」


何か見つけたのか瓶を手にエバンスさんが寄って来る。

「幼一さん、荷物にミルクがありましたよ

これを少し鍋に入れて体温程度に温め、アンバーに飲ませてみますか?」


「お願いします

前に置いてみて飲みそうであれば少量ずつ与えてみます

お腹とか下さなければいいのですけども…」


エバンスさんが鍋にミルクを注ぎ温めてくれる。



しばらくして程よく温まったミルクをお皿に移してアンバーの前に置いてみる。

「きゅぅ~ きゅぅ?」

臭いを嗅いだりミルクに前足を触れたりしている。


ついにアンバーが舌を出してミルクを少しだけだがなめ取る。

「きゅ きゅきゅ きゅー」

どうやら気に入ったようで凄い勢いで飲み始めるアンバー。


「飲んでくれたみたいだ」

俺はほっとして胸に手を当てると、ちょうどグゥと腹の虫が音を立てた。


「アンバーにミルクが気に入って貰えたようで良かったです

では、幼一さん

そろそろ夕食にしましょう、それで、

ラピスさんは寝ているようですがどうしますか?」


ラピスちゃんを起こすのは忍びないが、一応聞いておこう、

夜にお腹が空いたので目が覚めたなどなると可愛そうなので。

「起こすのは少し可愛そうですが、聞いてみます」


寝ているラピスちゃんに近づきます。

「くぅ~ くぅ~」

可愛らしい寝息を立てているラピスちゃん、この子を起こすのは凄く罪悪感があります。

ですが、起こすと言う大義名分がある為、その幼い体を揺さぶろうと思います。

別に下心はありませんよ?

ご飯の時間だと声を掛けるためですよ?

誰に誤っているのでしょう私は…。


「ラピスちゃん… 起きて、

ラピスちゃん…」

肩を揺すり、ラピスちゃんを起こそうとします。


「ううぅぅ…ん あ… れ…?

お兄ちゃ…ん?

どうしたの?」

ラピスちゃんが目を擦りながら返事をしてくれる。


「ラピスちゃん、寝てるところごめんね

これから、晩御飯を食べるんだけどどうする?」


「う…ん 食べる…

から起きるね」


エバンスさんの元に戻り、ラピスちゃんも晩御飯を食べると言う事を伝え、準備を手伝う。

いい感じで鍋に入ってるスープが出来上がって来た。


しばらくしてると、食べ物の匂いに釣られてかラピスちゃんが少し眠たそうにしならが

やって来たので席を進める。


いつもの様に、手を合わせて、いただきますをする。

「いただきます」

ラピスちゃんも少し船を漕ぎながらだが、お祈りをして晩御飯を食べだした。

エバンスさんに渡された、白色に近く、少し柔らかいパンにスープを浸して食べる。


途中、器を持ったまま寝ているラピスちゃんを優しく抱きかかえ、寝床に連れて行くというハプニングが起きたが晩御飯を食べ終わる。

親父とロリコンさんの勝負 親父の勝ち!

「ごちそうさまです」


食事のあとはエバンスさんとスノーラビットを捕獲するための罠のを張るのですが、取ってこれたスノーフラワーが少ないので数は少なめです。

そのため、罠を広範囲に設置しておきます。


罠を設置し終わり、エバンスさんが告げる。

「幼一さん、お疲れでしょうしお休みになってください

私は火の番をしておくので」


火の番を夜番を買って出てくれるエバンスさん、だが彼にばかり負担を掛けれない。

「ですが…

分かりました、3刻ほどたったら起こしてください

エバンスさんの代わりに番をします

それを交代で行いましょう、エバンスさんにはケルベロスの運転をしてもらうわけですし」


「わかりました… 幼一さん

3刻ほど経てば起こしますので」

大きい蒔きが1本一刻前後で燃え尽きるのでそれを指標としましょうとエバンスさんが言う

俺も一応スマートフォンのアラームを設定しておく。


そうして俺はつかの間の睡眠を取る。

寝る前にふと思い出す、有瑠ちゃんは元気かなと思いつつ睡魔に飲まれる。


気が付くと前に来たことがある真っ白空間、神様の住処に居た。

そこには有瑠ちゃんが立っていた。

「うーん 幼一君 お久しぶりになるのかな?」

有瑠ちゃんは少し首を傾けつつ、そう疑問を投げかけてくれる。


「有瑠ちゃんお久しぶりだね

推測だけど、2日ぶりかな?

元気にしてた?」

俺は有瑠ちゃんに手を振りながら答える。


「うんっ 大丈夫だよ、幼一君

それで幼一君の方はどうなの?」


「異世界に色々戸惑うけどね

基本は今までの世界と似た様子でそこのファンタジー要素と

追加要素がある感じだからそこまで困らないかな?」


「良かったよ

私もね、幼一君が新しい世界に慣れるか心配だったの」


「でも、最初の記念すべき一日目で死んじゃったみたいだけど…」


「えっ 幼一君死んでしまったの?」

オロオロしだす有瑠ちゃんの様子が可愛い。


「今は元気に生きてるけどね

吸血鬼が居てその子に生き返して貰ったみたいなんだ」


胸に手を当てて、安心したポーズを取る有瑠ちゃん。

「良かったよっ

異世界に案内して一日で死んじゃうとか私も責任を感じちゃうから…」


幼女の口から”責任”と言う言葉と、”感じちゃう”の台詞をいただきましたー。

私が凄く元気になりますよ。



「ここに来るには眠るだけでいいの、有瑠ちゃん?」


首を横に振りながら答えてくれる有瑠ちゃん。

「違うよ、私と会いたいなーと考えながら

眠ると会えるんだよ」


「そう言う事ですか、前に仮眠を取ったときは会えなかった訳ですか」


うんうんと言った様子で肯く有瑠ちゃん。

「幼一君が来てくれなくて私、ちょっと寂しかったんだ…

ここへ人が来るのはすごく稀な事だし、

ここは私一人しか居ないからね

今は幼一君が来てくれてうれしいよ」


それで異世界へ転送の際の有瑠ちゃんに寂しそうな顔をしたのか。

「これからは出来る限り来るようにするよ

有瑠ちゃん」


笑顔になる有瑠ちゃん。

「ありがとう、幼一君

それで文字化けしていた転生特典とかは大丈夫たったの?」


「あれか… まあ一応正常に機能してるのかな?

ステータス値が全部1で固定みたいなんだ

この有瑠ちゃんに会う特典は上手く発動してるけど」


「ええっ 何それ?

何かおかしいのかな?」

有瑠ちゃんが腕を組んで悩みだす。


「半分は正常に機能してるようだよ

吸血鬼の幼女を救えたようだし」


「そうなんだ…

渡した特典が幼一君に役に立って良かった」

うんっと小さくガッツポーズを取る有瑠ちゃん、可愛いね!


「私はそっちの異世界の様子を見れなくて分からなかったんだ

神様の事情って事らしいよ」


神様にも事情はあるのか… 嫌な事情だ。

「それでここにはどのぐらいの時間居れるのかな?

有瑠ちゃん?」


ちょっと慌てた様子になる有瑠ちゃん。

「もうそろそろだと思うよ

幼一君が起きそうになってるから」


「そっか… また来るね有瑠ちゃん

楽しみにしててよ

今度は頻繁に来るようにするからっ」


「じゃあまたお話ししようねっ

幼一君」


「バイバイー」

幼女と手を振りあうと言う夢が達成出来たな、とか思いながら俺の意識は闇に沈んで行った。



ふわりと宙に浮く感じがして目が覚める。

「うう…ん」

良かった、まだ周りは暗いようで3刻ほど経ったのか分からないが、一応エバンスさんの所へ向かう

胸に入れてあるスマートフォンが電子音を響かせる、ちょうど3時間のようだ。


電子音に驚いた様子のエバンスさん。

「なんですか、さっきの音は?」


「凄く遠い私の国にある時間を知らせる道具の音です」

エバンスさんには悪いが適当な事を言ってごまかす。


「そうですか

遠いとなるとイーストエデン辺りでしょうか?

色々神秘的とかお伺いしておりますが」


「そんな感じです…」

俺の返しから何か察してくれたエバンスさんはそれ以上の追及をやめてくれる。


ぽつりとエバンスさんが漏らす。

「たとえ、幼一さんが何者かであり、複雑な事情を持っていたとしても

私にはただの幼一さんでしかありませんよ?」


エバンスさんの心使いに感謝する。

「ありがとうございます

そろそろ、エバンスさんも寝て下さいね」


エバンスさんは静かに立ち上がる。

「おやすみなさいませ 幼一さん」


「おやすみなさい エバンスさん」

パチパチと燃える焚火の番を俺は始める。


太く長い木で蒔きを突いて蒔きがちゃんと燃えるように位置の調整を図る。

たまに小さい木の枝を放り込んだりする。


蒔きが燃え尽きたので蒔きを足したりする。

ふと気になり、空を見てみると、夜空が凄く綺麗だ。


正直、元居た世界の空が汚れていた為と夜空の

星々より明るい街、それにあの世界では夜空を見るなんて事は小さな頃に数えるぐらいしか

した事が無かったためもあるだろう。


夜空でこんなにも感動したのは初めてだった。

月は太陽と違い1つだったが、赤い月だ。


これから どうすればいいのですか? と悩む俺。

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