第8話 自転車と六月の花嫁…前編



 ウィルフレッドは後悔していた。家計を助けるため、手持ちの宝石をほとんど売ってしまったことを。あるのは喪服用の黒玉だけだ。

――母上なら、隠し持っているかも。

 かすかな望みに期待をかけながら、母の散歩中を見計らい、寝室へ入った。思いつく限り、あらゆる隠し場所を探す。

 ナイトテーブルの引き出しは鍵がかかっていた。一番可能性が高い収納だが、あまりにもわかりやすい。本当に大切な物を閉まっておくだろうか。

 だから後回しにして、ベッド下やマットレスのなか、ソファのわずかな隙間、絨毯をめくり、タンスを開けた。どこにもなかった。

 やはりナイトテーブルの引き出しが怪しい。と思ったとき、壁にかけられた額縁が目に留まる。自分と弟の写真はなかったが、両親が若いころのものが飾られている。

 整えられたあごひげが印象的な父は、中年の紳士姿だったが、母はまだ少女のように若かった。結婚したばかりのころだ。少しピントがずれた写真ですら、母の容貌は美しい。豊かな黒髪が目をひく。

 幸せそうに微笑む表情は、今はすでにない。投資詐欺の被害に遭ったあと、ドレスや宝石を売ってしまってからというもの、ひどく自分を警戒するようになった。

 再び勝手な行動を起こしてはいけないと、塔部屋へ閉じこめたのだが、最近、ようやく落ち着いてきたので自由を与えた。

 椅子を額縁の下へ置き、上がって取り外す。その場で裏返して留め金を外すと、目的の宝石が出てきた。サファイアの首飾りだ。その写真の母がかけているものと同じだった。

 ウィルフレッドは額縁を元の位置へかけ、急いで椅子をあった場所へもどした。首飾りを上着のポケットに入れる。

 そして部屋を出ようとしたのだが、いつの間にか母が立っていた。まったく足音を立てないものだから、気がつかなかった。

 冷や汗が出てくるのを感じながら、笑顔を作る。

「おかえり、母上」

 母は眉ひとつ動かさない。

「おまえまた何か企んでるのね。もう、だまされるものですか」

 あまりにも怖い顔をするものだから、正直に言おうかと考えていると、いないはずの人物を口にする。

「それ以上、あたくしを苦しめるのなら、父さまに言いつけますからね」

「え?」

「なんて悪い子なのかしら。お仕置きをしてもらわないと。あら?」

「母上?」

 自分の困惑をよそに、母は手にしていたハンドバッグから鍵を取り出すと、ナイトテーブルの引き出しを開けた。なかから出したのは、すべて燃やしたはずの家族写真だ。

「おかしいのよ。あたくしのかわいいウィルフレッドがいないの。だいたい、おまえはだれなの? ウィルフレッドのふりをした泥棒? あたくしたちの幸せを奪う悪魔?」

 母の青い目は昨日まで見せていた輝きと異なっていた。視線が合っているはずだが、明らかに自分を見ていない。果てしなく遠い何かを凝視しているよう。

――正気じゃない?

 ウィルフレッドは母が持っていた写真を奪い、破った。秘密を暴かれかねない証拠が残っているのが、恐ろしくなったからだ。

 母は悲痛な叫び声をあげる。ウィルフレッドは呼び鈴を鳴らさず、みずから階下へ駆けた。ふだん、使用人しか使わない裏階段を降り、階下の廊下に出ると、驚きの顔でメイドたちが自分を見た。動揺する彼女たちへ話しかけることも忘れ、ランバートがいる部屋を開ける。

「旦那さま?」

 タイプライターを前に座っていたランバートの腕を取り、無言で母の寝室へ向かう。

 事情を説明するまでもなく、母の姿を見るなり、彼は言った。

「これはいけませんね。また塔部屋ですごしてもらいましょうか」

「ああ……」

 震えが止まらない。

 だがランバートは冷静だった。いやがる母の口元をハンカチで抑えつけ、悲鳴を聞かれないようにし、ふたりでなんとかして塔部屋へ連れて行った。

 もともと塔部屋は先々代が隠れ部屋として使っていた。使用人だけでなく、家族たちにも触れさせたくない骨董コレクションを収め、ときおり先々代が眺めて無聊したのだ。だからほかの部屋とはちがい、頑丈な鍵を外からかけることができた。

 今は骨董品はないが、人がひとりすごすにはじゅうぶんな広さがあったし、窓が高い位置にあるから逃げることもかなわない。

 まるで囚人扱いの母だったが、秘密が暴露されかねないから、仕方なかった。

「気に病まないでください。大奥さまは心のご病気なのです」

「どうしよう。医者にみせたほうが……」

「いけません。もし、秘密を話されてしまうと、何もかも失ってしまいますよ。それだけは避けたいでしょう、旦那さま」

 迷いが生じてしまう。

「私のたったひとりの肉親なんだ。母上を犠牲にしてまで、秘密を守っていいのだろうか」

「何かも失えば、おふたりしてお屋敷から追い出されることになります。よけい、まずいと思いますが」

 たしかにそうだ。財産をすべて失ってしまえば、塔部屋以上にひどい部屋ですごすことになってしまう。

「ごめん、母上…………」

 鍵のかかったドアの前で、ウィルフレッドは謝罪した。胸が締めつけられる思いだった。

 だが、ランバートはまったく動揺していないのか、今後のことを淡々と相談する。母の世話は彼と自分が交代ですることに決めた。ほかの者には、家族以外の人間を近寄らせると発狂するから、と事情を説明する。



 スプリング伯爵令嬢クレアとブランドン・リスターの結婚式が予定されている、前日の起床時。旅の支度をすませたランバートへ、ウィルフレッドはたずねた。マリーローズとして同行するつもりなのかと。

「侍女もつけず、おひとりで結婚式へ出席されるおつもりです?」

 きょとん、とする従者に、言ってやる。

「これからは女装をするな。決して。今後のきみを困らせるかもしれない」

「どういう意味です?」

「そのままだよ。作家として独り立ちすることになれば、いろいろ経歴を探る者が出てくるだろう。有名になればなるほど。そのとき、女装をしていた、と知れてみろ。一大、スキャンダルだ」

 ランバートの表情がにわかに堅くなる。いつもの少年っぽさがすっかり失われていた。

「もちろん、私は口外しない。きみもじゅうぶん、心しておくように」

「ご忠告、ありがとうございます。サー・ウィルフレッド」

 深く感謝するように跪くと、彼は頭を垂れた。

「そうだな。今回はマリーローズが急病で引退したから、その代理として私の従者を貸したことにしようか。母上の侍女もいないから、それらしい理由になる」

 夕方、ランバートとともに、田舎屋敷を出る。馬車に乗って鉄道駅に向かい、ふたりはいったん、ロンドンの町屋敷へ向かった。サンドラとして出席するための支度である。

 翌早朝、ふたたび鉄道駅から列車に乗り、北方面へ向う。行き先はスプリング伯爵家の城館だ。大勢の招待客を招く結婚式は、通常、花嫁の実家の教会で挙げられる。そのあと、城館で披露宴が開かれる予定だった。

 城館へ到着するなり、あわただしく支度が始まった。寝室にランバートが入ってくると、化粧をされ、用意したドレスを広げられた。

 落ち着いたエメラルドグリーン色のドレスはデパートで買ったものだが、センスが良いランバートが選んだだけあり、既成品に見えなかった。ドレープの生地がコルセットに慣れない身体を優しく包み、落ち着いた貴婦人らしさを演出した。

 母から黙って借りたサファイアの首飾りを、ランバートが自分の首にかける。

「よくお似合いですよ、サンドラお嬢さま」

「苦しい……」

「ときたましかコルセットをなさらないからですよ。いざというときのために、たまにはドレスを着たほうがいいのでは。ほら、お買い物とか」

「動きにくくて苦手なんだよな。ショッピングも興味ないし」

「じゃあ観劇は?」

「同伴者がいないよ。サンドラには夫も友人もメイドもいない。かといって、独身令嬢が単独行動したら目立つしな。だから女は窮屈すぎるんだ」

 ランバートは何か言いたげだったが、いつもの従者らしい無表情にもどると、時間になったから表に出ようと言った。

 伯爵家が用意した馬車に乗り、近くの村にある教会へ向う。大勢の招待客たちが結婚式場へ向かっていた。使用人のランバートは馬車の乗れず、馬車の後ろを早歩きでついてきた。

 大ブルジョワの御曹司と由緒ある貴族の令嬢との結婚だけあり、招待客はとても多かった。国内だけでなく、取引ある海外からも知り合いが大勢やってくる。

 挙式場はドレス姿の淑女とフロックコート姿の紳士でいっぱいだ。なかには民族衣装の男女や軍服姿の紳士もいる。幅広い付き合いのあるリスター家の招待客らしい。

 反対にスプリング伯爵家は昔ながらの貴族が多かった。社交界で顔見知りの者が幾人かいたが、さらに感心したのは数名の王族が出席していたことだ。さすが、花嫁が大貴族の結婚式だけある。

「なんだか見ているほうが緊張しますね……」

 落ち着かず周囲を見渡すランバートを、サンドラは肘で軽く小突いた。

「あまりきょろきょろしていると、目立つぞ」

「はい。お嬢さまは言葉づかいにお気をつけくださいね」

「……」

 ランバート相手だと、ついいつもの口調になってしまう。ぐっと手袋をした拳を握り、気持を切り替えた。

 式は厳かに始まった。さきに花婿が祭壇に進み、あとから花嫁が付き添いの父親とともに歩いてくる。

 レディ・クレアのウェディングドレスは美しかった。真っ白な絹の布地を、フリルのひだが華やかに飾る。オレンジの花をあしらった冠、薄絹のベールは長く、小姓役の小さな少年が、床を引きずらないよう軽く持ち上げるほどだった。そのあとを歩く、ブライダルメイドの小さな少女たち。

 純白の花嫁を見つめている花婿――ブランドン・リスターはひどく緊張しているようだ。青のフロックコートと銀のベスト姿の彼は、付添人の親友の隣で、真顔のまま硬直している。

――政略結婚か……。

 幸せというより、形式的な式にサンドラは複雑な思いだった。

 いくら豪勢にしようが、その後の新婚夫婦を考えると手放しで祝福できない。うまくいけばいいが、そうではなくなったとき、またあの男は自分を求めてくるのだろうか。

 狩猟のとき、押し倒されたときの感触が、ふとよみがえった。ちくり、と胸が痛む。

――ついに結婚してしまう。

 意識しないようにしていたが、いよいよそのときが迫ってくると、言葉にしづらい寂しさを感じた。

 向かい合った花婿と花嫁は誓いの言葉を交わし、指輪を交換する。そして、教会の登録簿に署名をした。そしてキス。

 これで正式にふたりは結婚したことになる。

 わっと歓声がわき、口々におめでとう、と立ちあがって拍手とともに祝福した。

 盛大に大聖堂の鐘がなるなかを、新婚夫婦は晴れやかに歩いていく。教会堂の階段をさきに降り、招待客たちも続いた。記念撮影のためだった。

 サンドラはなるべく目立たないように、中央と端の中間に立った。付き添い人のランバートは写真に入らず、距離をおいて見守る。

 無事、撮影が終わると、大移動が始まった。伯爵家の使用人に指示されるまま、馬車に乗って披露宴会場になる城館へ帰る。

 披露宴会場である、庭園へ到着するとすでに準備が整えられていた。テントとテーブルが配置され、その上に豪華な料理が並んでいる。白い巻き毛のカツラと半ズボン姿の従僕たちが銀盆片手に、せわしくグラスや酒を運ぶ。

 たった今しがた夫婦になったふたりと、スプリング伯爵夫妻、リスター夫妻が会場の中央に集まり、スプリング伯爵があいさつと感謝の言葉を述べた。少しだけ距離を置いたその他の家族は、黙ってその場を見守る。

 スプリング伯爵夫妻は笑顔だったが、嫡男のオスカー――ウォリック卿は無表情だ。ほかに卿の弟がいた。パブリック・スクールの上級生らしく、大人びた少年だった。

 あまりにも不機嫌さを醸し出しているものだから、心ない招待客たちが小声で話すのが聞こえた。

「四月にあった、例の件かな」

「僕も聞きましたよ。ウォリック卿とブランドン氏が口論して、つい氏は言ったそうです」

「ああ、あれね。『貴族がきらい』だと。つい、本音が出てしまったのでしょうな」

「ほかに好きな令嬢がいたのかもしれないが。感情を表に出すとは、しょせんブルジョワですな。このさき、うまくいくのやら」

「あなたがた、おやめなすって。せっかくの披露宴ですのよ。お話はそのあとにいたしましょう」

 ここで会話は終わったのだが、サンドラはランバートと顔を見合わせる。

――まだ噂になっている。やるせないな。

 少しだけ肩をすくめてみせると、同じしぐさが返ってきた。

――仕方がないですよ。

 そう、言ってるようだった。

 招待客数人の祝辞が終わると、待ちにまったパーティが始まった。めいめいに立って料理を食べ、語らい、楽団の音楽に合わせて踊り、酒を飲んで歌う。

 サンドラは料理に心を奪われていた。リスター家の名コックが加勢したのか、うっとりとするほどおいしかった。が、たくさん食べてしまったためだろう。コルセットをしたお腹が苦しくなった。

 置かれていた椅子に座り、たまらなくなって、うなだれる。

 呆れた顔でランバートが冷えたシャンパンを持ってきた。

「お嬢さま。言ったじゃないですか。食べ過ぎはよくないですって」

「……うう、だっておいしいんだもん」

「今はお嬢さまなのですから、自制してください」

「もっと食べたい。悔しい……」

 白いウェディングドレス姿の花嫁が近づいてきた。花婿といっしょである。

 リスターが苦笑しながら紹介した。

「クレア、彼女がミス・ブラッドリーだよ」

 両手を合わせ、彼女は瞳を輝かせる。

「まあ、サー・ウィルフレッドからご紹介された、ミス・ブラッドリー! ほんと、よく似てらっしゃるわ」

――しまった。みっともない姿を!

 すぐに立ちあがり、姿勢を正す。令嬢らしくドレスを広げてお辞儀をした。

「はじめまして、レディ・クレア・リスター。ご結婚おめでとうございます」

「ありがとう。サー・ウィルフレッドはいらっしゃらなかったのね」

「ええ。残念ながら体調がすぐれないと言っておりましたわ。そのぶん、私がお祝いをうん、といたします。彼、いつも肝心なときに熱を出すんだから、もう、ダメねって従姉は呆れてますのよ。お許しあそばせ」

「まあ、楽しいひと。仲良くしてもいいかしら」

「もちろんですわ。そのためにお会いしたんですもの」

 ウィルフレッドのとき約束したとおり、サンドラはめいいっぱいの笑顔で握手した。

「よろしくね、ミス・ブラッドリー」

「はい、レディ・クレア」

「よろしかったら、今度、別荘にいらっしゃらない? いっしょに遊びましょう」

「ええ、楽しみにしてますわ」

 社交の笑みを浮かべたまま、リスターは言った。

「妻と仲良くしていただけるそうで、心強い限りです。ありがとう」

「いえ……」

 すっと視線をそらした彼だったが、表情がなくなったのがわかった。

――なぜ、今さらサンドラ嬢に?

 そう、思っているにちがいない。

 リスターの視線が、かしこまったランバートに移った。彼らはほんの数秒、火花を散らすようににらみ合っていた――ような気がした。

 新婚夫妻はほかの招待客へあいさつをするため、その場を離れた。ふたりと距離が空くと、安堵する。

 サンドラは再び椅子に座り、ため息をついた。

「うまく話せてよかった」

 そばで見守っていたランバートに、グラスを手渡される。

「完璧でしたよ」

「令嬢言葉は緊張する――のよ。おほほ……」

 うっかり紳士口調になりそうで、慌てて取り繕った。

「では、お知り合いにあいさつでもしませんか? 練習です。危うくなったらおれが助けますから」

「ええ? 知り合いなんていないわよ」

「あそこにいるじゃないですか、ほら」

 ランバートが見た先は、不機嫌そうなウォリック卿だった。体面を重視する貴族らしくない。妹令嬢とリスターの結婚がよほど面白くないのだろう。

 さすがに近寄りがたいらしく、どの招待客も簡単にあいさつをすますだけで、まともに会話をする者はいなかった。

「難易度の高そうな練習台ね」

「あちらは初対面ですから、問い詰めたりはしませんよ。行きましょう」

 気がすすまなかったが、ランバートに背中を押されてしまうと拒否できなかった。彼は彼で、善意の提案なのだ。

「あの、ウォリック卿」

 恐る恐る声をかけると、粋な細身のフロックコート姿の卿はふり返る。スパイシーな香水の匂いが漂い、彼は一瞬、笑顔になるが、すぐに無愛想のそれにもどった。

「はじめまして。サンドラ・ブラッドリーと申します」

「そう。で?」

「従弟のサー・ウィルフレッドの代理として、結婚式に参加しましたの。卿のお話はお聞きしましたわ。だからごあいさつをと思いまして」

「ああ、サー・ウィルフレッドね。なるほど、初めてお会いしたのに、そんな気がしなかったはずだ。声が似てらっしゃる」

「ええ、姉弟のようによく似ているいとこ同士って、言われますの。そんなに似てますかしら?」

 にっこり微笑んでみせるが、相手の顔はまったく変わらない。それどころか、一歩、また一歩と後ろ歩きで距離を空けられた。

「おじゃまでしたわね」

「ああ、そうだね」

「ごきげんあそばせ、ウォリック卿」

 よほど機嫌が悪かったのか、あいさつもなく卿は背を向ける。逃げるように去ってしまった。

 あまりにもそっけない相手の態度に、サンドラはがっかりした。

「色気がなさすぎたのかしら」

 励ますようにランバートが言った。

「そんなことありませんよ。今日のお嬢さまはお美しいです。きっと、結婚式がお気に召さないのでしょう」

「いや、見た目じゃなくて、その、雰囲気というか。やっぱり無理してるのが、にじみ出てるというか」

 銀細工のシガレットケースをくれた、あのウォリック卿とは思えないほど冷たかった。もう少し話したかったのに、あれでは会話どころか、近づくだけで追い払われてしまいかねない。

 妹のクレアと同じ両親から生まれたとは思えないほど、ふたりは中味が似ていなかった。

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