転生したから勇者のパーティに入って魔王を倒す
@harusame
第1話 「なにが起こっているんだ... ...」
俺は松田剛、何処にでもいる普通の底辺高校生... ...
今日は屋上で友達とふざけているのさ... ...
「おい!剛!あそこにリア充発見!」
友達は体育館裏を差す。
っち...あいつらバレないようにこっそりセッ◯スしようって魂胆か... ...
俺は屋上の柵に寄りかかりながらこう言った。
「よし!お前ら!直ちに奴等の元へ行け!ヤってるところを見られたら恥ずかしくて死にた...」といいかけると柵が壊れ、俺はまっ逆さまに転落した。
「うわぁ!」
「た!剛ーー!」
(やだーー!まだ死にたくない!)
そう思いながら俺はまっ逆さまに落っこちて死んだ。
.
.
.
目を覚ましたのはボロいベッドの上だった。
(ん?... ...俺... ...夢でも見てるのか?いや、これがあの世か... ...)
そう思い、体を上げ、横を見るとなにやら3人の男女がいた。
「ロラン!」
まず俺に抱きついてきたのは、中年くらいの女だった。
(なんだこのおばさん... ...怪しい)
まずそこにいたのは全員外国人のようだ。
みんな髪が燃えるように赤く、目は空のように蒼い。
( 何者だかしらないが俺に気安く触るんじゃないぜ)
そう思いながら俺はこの男女の話を聞くことにした。
「ロラン!大丈夫だった?あんた剣の授業の最中に突然倒れて起き上がらないんですもの、それから3日も唸らされて... ...とても心配したわ」
女が喋っているのは日本語ではないがなぜか理解できた。
何でだろう?
女は話を続けた。
「さあさあ、起きてロラン、ご飯にするわよ。大事な次男坊を亡くすわけにはいかないわ」
話を聞くに俺はロランという名前になってこのおばさんの息子らしい。
つまり...転生した!?
そう疑問に思っていると13歳くらいのガキが俺に話しかけた。
「ロラン!心配したんだぞ!後遺症はないかい!?僕の大事な弟が死んじゃったらどうしようかと... ...」
「こらこらアドルフ、弟が大事なのは分かるけどそんなにしつこくしちゃダメだよ」
「ごめんなさい... ...」
俺がポカーンとしていると男が話し掛けてきた。
「さあ、ロラン!ご飯を食べよう」
「え、あ、はい」
こうして俺の異世界ライフ?が始まった。
転生したから勇者のパーティに入って魔王を倒す @harusame
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