間奏 正義の定義
ここで正義について考える。
まず正義とは、悪と対成すものである。
そして正義とは、誰かの目には正しく映る力である。
さらに正義とは、その誰かが認定するものである。
その上正義とは、何か確固たる思想に裏打ちされたものである。
ここで悪について考える。
まず悪とは、正義と対成すものである。
そして悪とは、誰かの目には悪く映る力である。
さらに悪とは、その誰かが認定するものである。
その上悪とは、確固たる思想に裏打ちされたものである。
つまり。
正義とは、全くの主観的な呼称に他ならず。
悪とは、全くの主観的な呼称に他ならない。
よって。
正義の執行者は、その行動により誰かが不幸になるかも知れない事実を、完全に忘却しているのではないかと推測される。
正義の執行者は、常に自分の力が悪に通じているかも知れない現実を、完全に忘却しているのではないかと推測される。
まあだからと言って、
何かある訳じゃ無いんだけど。
つまりこれは、そういう物語。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます