第六章・しろいしんでん

だい28にゃ・揺られて揺られて挟まれて

「にゃ~ん……」

「ニャン……」

「ニャァ~~ン」


 馬車旅で渓谷を進んでいる最中に車輪が外れてしまった。

 予備の車輪もないし、作り直すしかなくなって、今、猫耳拳士が楽しそうに作っている。

 ぶっちゃっけ、僕の魔法使えば直ぐに出来るんだけど、あんまりにも楽しそうに猫耳拳士が作っていて、なんか悪いから止めておく。

 ちなみに、他の子は暇そうにしてる。


 モモちゃんとミーンちゃんが仲良く追い駆けっこしているのを横目に、シャオたんに近づいていく。


「にゃん?」


 僕はシャオたんを抱き寄せると『ちゅっぺろ』をし始める。

 この頃なんだかシャオたんと絡んでなかったから、シャオたん成分が足りない気がする。


「にゃんにゃん、ちゅっちゅ!」

「うっへへ、ちゅ! ぺろろ!」


 ぷるっぷるな唇に吸い付きながら、猫耳をもふもふきゅっきゅと触る。


「おっふぅ! 猫耳少女の香りたまらんばいぁ! おっふぅ! おっふふぅ!」

「にゃんにゃん! にゃーん」


 至近距離で見詰めてくるシャオたんの猫目に、しゃせ……――出ないんだった、虚しい。(しゅん)


「ああん! シャオたーーーん! ぺろろろぺろれろれろれろ!!」

「にゃん! にゃんにゅん! にゃにゃん」


 あん! しゅごいい! このフワフワでフッサフッサな猫耳に、モッフモフで滑らかな尻尾。

 やっぱ猫ちゃんは至高の存在だわ~、崇めたくなるわ~。


 シャオたんが、猫手でにゃんにゃんポーズをしながら、腰と尻尾をふりふりするのを見てさらに興奮する。


「か、かわいいよシャオたん!!!!」


 あざと可愛いのは『っは! ビッチが!!』と思うけど、可愛い子やると許せちゃうどころか興奮しちゃう。世界の七不思議だね!

 『にゃんにゃん』『ちゅっちゅ!』『にゃんにゃん』『ちゅっちゅ!』

 あぁ、僕幸せです。


 シャオたんとイチャコラしていると、視界の隅に猫耳剣士ちゃんがもじもじしているのが見えた。

 僕はシャオたんと『ちゅっぺろ』しながら、近づく。


「綺麗なお嬢さん。一緒にどうですか?」(きらりらりーんきゅぴぴーん)

「ニャ……ニャン」(ぽっぽぽっぽぽー)


 僕は猫耳剣士ちゃんを抱き寄せると至近距離で見つめる。


「では……いったっだっきまぁぁーーーしゅぅぅ!! じゅるるるるるるるるる!!」


 おっふぅ! おっふぅ! 美人の味は清楚な味いぃぃぃぃぃぃぃぃ!?!?!?!?

 っふ、また一つ世界の理が分かってしまったようだ。(さとり)


「ん! むっちゅ! むっちゅ! はぁ、はぁ、もっとちゅっちゅしおうねぇ!!!!」

「ニャン……ニャンニャン! ニャァン!」


 冷静に鼻息を荒くさせながら、紳士的に催促する僕に、頬を朱に染めながら猫耳剣士が頷く。


「おっほっほほぉー!! 清楚系猫耳剣士ちゃんぱねぇぇー!! じゅるるれろろれろ!!」


 前回の事件があるから、清楚猫耳剣士ではなく清楚系猫耳剣士にしておいた。深い意味はある。

 ちなみに僕は清楚系ビッチが好きです、でもヤンデレはもっと好きです。

 そういえば、ヤンデレいないな。いや、いても困るか。

 地の果てまで追ってきそうだし……ッハ!? もしやそれが真実の愛トゥルーラヴァーってやつか!?!?


「うっへっへへへ! さぁ、その美味しそうな実をさらけだそうねぇ~」

「にゃん、にゅにゃん」

「……ニャン」(ッポ)


 布を「うおぉっしゃぁぁーー!!」っと取り去りながら、シャオたんのと猫耳剣士ちゃんので僕の顔をサンドイッチしゅるぅ。


「お! おっふうぅ! おっふふふぅぅ!!

 これぞ! 人生で一度はヤりたいNo22!! サンドイッチぱっふぱっふ!!」


 僕、幸せです。パパ、ママ!!

 しゅごいんです! この弾力ががが!!

 こう、ふにっと、だけど主張するような弾力が僕の顔を押し返しながらも優しく包み込む感覚。

 さらに、何故か普段よりも強調された突起物が僕の唇にあたって、まるで「吸ってもええんよ」と言っているような天使の提案。

 さらにさらに、僕の鼻腔をくすぐる甘くて幸せになれて、でも興奮しちゃうような猫耳少女臭。


「しゅごいぃぃぃ!! しゅごいのぉぉ!! もっと! もっとなのぉぉ!!」


 その時に僕の目の前に大きなメロンが現れた!

 その大きさ、形、色、香り、全て良しの究極の芸術品。


「おっひょぉぉぉぉぉ!!! め、メロンお姉ちゃーん!!」(だき)

「にゃ~~ん」(なでなで)


 ああん! この包み込む母性。たまらんばい。ちゅっぱちゅっぱ。大きいのちゅきぃー。


「ちゅっぱちゅっぱちゅっぱちゅっぱ!!」

「にゃん! にゅん! にゃん! にゃんにゃん!」


 何時ものように、赤ちゃん抱っこされながらの授乳プ○イを楽しんでいると、シャオたんと猫耳剣士ちゃんが僕の息子あすもでうすを仲良く『ぺろぺろぺろりん』し始めた。


「お! おぉ! おっふぅ!! こ、これぞ! ん! 人生で一度はヤりたいNo19!! ダブルフ○ラかぁぁぁぁぁ!! い、いきててよかったぁーん!!」


『ちゅっぱちゅっぱ』『じゅっぽじゅっぽ』『ちゅっぺろれろ』『じゅるるるるるる』『にゃんちゅっちゅ!』『ちゅっぱちゅっぱきゅぽん! あん! ちゅっぱちゅっぱ』『ニャァン……じゅるるるるるるるるるるるるる!! じゅっぽ! じゅっぽ! じゅるるる! れろれろれろ!!』


 なんか清楚系の子が、スンゴイケドまぁ気にしなくていいか。系だしな。

 互いに互いを、あっちをペロペロこっちをペロペロしながら乳繰り合う。

 視界の向こうでは、モモちゃんとミーナちゃんもお馴染みのユリユリプレイを楽しんでいた。

 あの子たち、戻ってこれるんだろうか? 将来が心配だわ。


「にゃぁーん、ちゅっちゅ!」

「おっふぅ! しゅごいねシャオたん!」

「ニャン……じゅっぽ! じゅるるるれろれろれろ!! じゅっぽじゅっぽ! ちゅー!」

「お! おっふぅ! しゅ、しゅごいね、猫耳剣士ちゃんんん!! あ! ん!」(ぴりぴり)

「にゃ~ん」

「あん! メロンちゃ~ん。ちゅっぱちゅっぱ!」


 あはん! ダメ! らめぇぇ! これいじょうはぁー!! あぁーー!!

 って、感じていると、猫耳拳士ちゃんが、僕の事を見ていた。


「ニャァ、ニャ~~ン」

「ん! らめ! ん? な、なに? あぁ……ん! んく!?」


 猫耳拳士ちゃんは車輪を作り終えて馬車の修理が完了していた。

 まぁ、もったいないが続きは馬車内でしよう。


「皆~馬車のるよ~。モモちゃ~ん、ミーナちゃ~ん、行くよぉ~」


「にゃぁん! にゃぁん! んにゃぁ!?!? にゃ? にゃぁん」

「にゃん! れろれろ! にゃ! にゃ!? にゅ? にゃ~ん」


 今度は、御者台にシャオたんとメロンちゃんが座って、馬車の中には僕を含めた他の5人が座る。

 馬車は六人乗りみたいだから、まだ余裕は少しだけある。さて、続きしようか。


「ニャニャ! ニャンニャン! ペロ!」


 シッポリシュコシュコと、続きをしようと思ったら、猫耳拳士ちゃんが僕に抱きついてきた。

 ふふ! 相手してなかったから寂しかったんだね。いっぱいちゅっちゅ! しようねぇ!


「ニャーーン!」(ズブ!)

「っ!?!? おっふぅ! そ、そこはらめ! ん! き、きもちよくなんか……ん!

 あ!? まって! ん! ア゛ア゛ア゛アア゛アァァァァァァァ!!!!!」


 さらに他の三人も加わって、場所の旅が続く。

 この旅の中で、僕はお尻が気持ちいい事を再確認した。(ぐすん)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る