だい16にゃ・潮

「どないしよう……はぁ」


 二体の巨人と戦ってから今日で三日目。

 たぶんだが、一対一なら勝てると思う。だが二体同時となると難しい。


 巨人を倒してもらうために僕が召喚されたとしたなら、猫耳ちゃんたちを巻き込みたくない。

 こんなに可愛いにゃんにゃん娘たちを戦地に行かせるなんて言語道断だからだ。

 自分から付いてくる分にはいいと思ってるけれどもね。


「にゃんにゃん鳴く時は僕の前でだけで十分だ!!」

「にゃんにゃん」


 僕の叫びにシャオたんが答えてくれた。

 今日はシャオたんと一緒に村の様子を見に来ている、この頃特訓ばかりで遊びに来る暇が無かったからな。


「にゃーん」

「にゃんにゃん」

「にゃにゃ!」

「にゅんにゃんにゅん」


 僕が見て回っていると、猫耳少女たちが尻尾をフリフリしながら猫なで声で、にゃんにゃんと近づいてくる。


「おふぅ!! 可愛いね~! 可愛いねぇ!!」


 近くに居た猫耳ちゃんの耳をもふもふしながら抱きつく。


「ちゅっちゅ!」

「にゃ……」(ッポ)


 猫耳少女が頬を朱に染めながら、僕の顔をじっと見詰めて猫の手のポーズをする。


「お嬢さん。にゃんにゃんしませんか?」(キララン)

「にゃん」(ッポ)


 ゆっくりと押し倒しながら、お腹をスリスリする。

 猫耳少女は猫手のまま無防備にお腹を見せたままだ。

 あぁ~にゃんにゃんするんじゃ~。


「け、けしからん! まったくもってけしからん!! こんなに若いうちから、こんな事して! お仕置きしなきゃいけないよ!!」(使命感)

「にゃ、にゃ~~ん」(にゃん)


 猫耳少女を座ったまま抱き起こして、対面座位の姿勢になる。

 モチモチなお尻とモフモフな尻尾をニギニギしながらチュッチュしてペロリンチョする。


「おっふぅ! おふふ! い、生きててよかったぁぁぁん!!」

「にゃんにゃん! にゃ! にゃ!!」


 次は舌をお腹からわせながら、面積が狭くて薄い生地ごと大きな小山に吸い付く。


「んー!! むちゅちゅ! ちゅっぱちゅっぱ!!」

「にゃ! にゃん! にゃぁー!」


「はぁはぁ……こ、これ邪魔だよね? 取っていいよね!? はぁはぁ!!」

「にゃ……」(コクコク)


 布を両手で押し上げて小山をマジマジと見詰める。


「ふー! ふっー!! ふっっーー!! い、い!! いっただきましゅぅぅぅぅ!!!」


 歯が抜けるんじゃないかと思うほどに吸引する。

 たまに甘噛みしながら存分ににゃんにゃん楽しむ。


「じゅる! じゅるるるるるるるるぅぅぅ!!! じゅるるる!! ちゅっぱちゅっぱ!」

「にゃ! にゃっ!! にゃーーーーーーーーん!?!?」(びくんびくん)


 猫耳少女が激しく痙攣しながら潮を噴出して気絶シオかもしれないしウシオかもしれないよしてしまった。


「にゃ……にゃ……」


 とうとう僕の舌技もここまできたか……。(悟り)


「今日はこのくらいにしてあげよう。もうお帰りお嬢さん」(きらりらりーん)

「にゃ……にゃん」(ぽっぽぽ)


 僕はパンツを履こうと……あぁ、もとから履いてなかったわ。

 息子はりーをふらふらと靡かせながら歩き始める。


「あれ? 何しに来てたんだっけ?」

「にゃん? にゃぁんにゃにゅ? にゃーにゃー」


「う~ん……次は、猫耳ちゃんたちの生活を見てみたいな~」

「にゃ? にゃんにゃ? にゃ、にゃーにゃにぁ」


 シャオたんが僕の手を掴んで一緒に歩き始める。

 全くもって言っている意味は分からなかったが、たぶん伝わったっぽい。




「と言うことで今日は猫耳ちゃんたちの私生活を実況中継しようと思います」


 案内された一軒家は木製の掘っ立て小屋で二階がある。

 村の大半はだいたいが掘っ立て小屋だ。基礎まで作られた家も少しだけある。

 こうやてみると、僕の住んでいる宮殿は建築レベルが合ってない気がする……なぜや?


 シャオたんが扉を開けて入っていく。


「にゃーん」


「にゃ! にゃん!」

「にゃんにゃん!」

「にゃ!? にゃんにゃ?」


「にゃー。にゅにゃ、にゃーにゃにゃ」


「「「にゃぁー」」」


 ……。

 どうやら話が纏まったらしい。

 この家に住んでいる猫耳少女たちは僕のことをチラチラ見ながらも普段の生活をしてくれるみたいだ。


 一番年少っぽい猫耳幼女せいじんだよ?は僕の腰に纏わり付いて『にゃんにゃん』言ってる。


「おっひょっひょ! 可愛いね~~!!」


 上目遣いで『にゃんにゃん』してる猫耳幼女せいじんですよ??の頭を撫でながら他の猫耳少女を観察する。その間、手を甘噛みされていた。後で舐めなきゃ。


 他の子も観察するために視線を上げる。 

 そこには腰に纏わり付いている子よりも、年上っぽい猫耳少女は『にゃんにゃん』言いながら毛づくろいをしていた。


 その猫耳少女は上から順に丁寧に舐めて綺麗にしていく。

 自分の手や腕をぺろぺろしたり、猫の手で頭を撫でて綺麗にし始める。

 次は、何故か僕の事を見詰めながらお腹を見せて毛づくろいをする。

 ゆっくりと、丁寧に、徐々に下へ向かって、

 そしてとうとう毛づくろいは佳境に入って行った。


「え? そんなとこまで舐めちゃうんですか!? えぇ! そ、そんな大胆なバショマデェェェ!?!?」


 ちょっと僕を誘うような眼差しを向けながら、色っぽく毛づくろいをしている子から視線を引き剥がして、最後の猫耳おね~さんを見る。


 猫耳おね~さんは『にゃん! にゃん!』しながら自分の濡れそぼったマンマンマンを指でいじくって潤んだ瞳をしていた。


「……」


 一度目を逸らしてからもう一度見る。


「にゃん! にゃんにゃん! にゃ!」


「……発情期か!?!?!?」


 僕もモモちゃんやミーナちゃんとんずほぐれつしているが、流石に僕に纏わり付いている子にはまだ早いから外に出て一緒に遊ぶ。


「にゃん! にゃんにゃ」


 どうみても僕より幼い猫耳幼女せいじんだよほんとだよと、家の庭で30分ぐらい乳繰り合ってから家に戻ってみても、最初と同じ状況だったから今日は早めに宮殿に帰ってモモちゃんとミーナちゃんと乳繰り合う事にした。


 今どきの子はけしからん! 実にけしからん! ちゅっぱちゅっぱ!

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