だい5にゃ・ばぁいんばぁいん

 あんまり大っぴらに言えないから、ぼかして言うが。

 昨日の夜、入れようと思ったんだが入らなかったんだよ。っはっははは!(すとれーと)


 紳士諸君なら経験があるはずだ!!


 右手にシリコォーンな素材で出来たプルップルした物に、自分の息子でっくをフニャフニャしている時に入れようとしても入らないだろう!?!? それといっしょさ。(さとり)


 でも、僕はそれでも決して諦めなかった!!

 もしかしたらベロベロに舐めれば、スル! と入るかとも思ったんだが、狭いし、肉厚に押されて全然だめだった……。


 だけど、僕はそれでも諦められなかったんだ!!!!

 今度は気分だけでも味わおうと必死に腰を振ったさ!!

 そしたら『ぺち、ぺち、ぺち』ってタマが入ってるフクロが当たる音がするだけで、虚しくなったんだ……。


 めっちゃ興奮したけど。


 まぁ、今はそんな事どうでもいいや。


「じゅる、じゅるるるるぅぅ!」


 起きたらすぐに、隣にあった大きなスイカにむしゃぶりつく。

 そして、空いている手で反対に居るペッタン子を触る。

 上には、心地よい重さの黒い猫耳少女が居るので遠慮なく『ぺろ』る。


「これが、王様の朝か……」


 黄昏れていると、上に乗っかっていた黒い猫耳少女が起きた。


「……にゃぁ」

「やぁ、おはよう」(きらーん)


 そして、顔を近づける。


「ちゅ……ぺろ、ぺろろ」

「にゃぁー! にゃんにゃん」


 僕が顔の味を堪能すると、昨日の猫耳メイドたちが朝食を運んできた。


「朝からフルーツ盛りだくさんか」


 いろんな種類のフルーツを口いっぱいに入れてモシャモシャと食べる。


「美味い! うまいぞぉぉ!!」


 夢中で食べていると、黒い猫耳少女の隣に、妖艶でばぁいんばぁいんな金髪猫耳お姉ちゃんが立った。


「き、金髪に、ばぁいんばぁいんだと……!?」


 その手には黒いローブが握られていて、僕に手渡してきた。


「金髪おね~さん。僕にこれをくれるのかい?」


 僕はすっと立って、片手を腰にやり、股間を突き出す。


「僕はね、裸族なんだよ?」(にやり)


 金髪お姉ちゃんは、そんなことを気にも留めずに僕を着替えさす。

 ローブといっても、首元にあるひもで結ぶだけでマントみたいな感じだった。


「ぜ、全裸にマントだと……」


 こ、これじゃ。まるで……。


「ヒーローみたいじゃないか!?!?」


「にゃーにゃにゃにゅぁー」

「ん?」


 その後に、黒い猫耳少女に杖を渡される。


「賢者スタイル?」


 全裸姿に前が全開になったローブ、そして杖。

 そんな姿の僕を、黒い猫耳少女と金髪ばぁいんばぁいんなお姉ちゃんが引っ張って行く。


「え? なに? ちょっと引っ張らないで! か、皮が伸びる! か、皮被りになっちゃうから!!」


 ぐいぐい引っ張られながら、外に出ると。馬車に乗せられる。

 六人は乗れそうなほどの大きな馬車だ。

 押し込まれるように乗ったから、ちゃんと外見は見れなかったが。


「ま、まじで何なん??」


 金髪お姉ちゃんのばぁいんばぁいんに、顔を埋めると。御者台に乗った黒い猫耳少女が馬車に繋がれている大きなブタの尻を蹴って進ませた。


「ブタ……?」


「ブ!? ブッヒヒィィィーーーン!! ブフブフゥゥ!!」


 踏まれて興奮したとは思いたく無いが、何故か興奮しまくっているブタが奇声を上げながら進み始めた。

 ブタにしてはやけに大きいが、見た目的にブタだろう。たぶん。

 

 そうして僕たちは、朝早くからどこかへ行くのだった。

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