初めてのお泊まり(意味深ではない)
ギルドに、戻るのにすこし迷子になったのは、秘密だ。
そのせいで、すこし辺りが暗くなってしまった。
この世界でも夕焼けは、赤いことにすこし安心した。
ただ、この世界は蛍光灯のような明かりがないようなので、日が暮れる前にギルドに戻らなければならないだろう。
冒険者カードと言うオーバーテクノロジーなものがある割りに生活家電的なものは発達してないようだ。
やっとの思いでギルドについて宿屋の担当らしき受付に並んだ。
「4人部屋は埋まってしまったので、一人部屋1000ゴルの部屋でも構いませんか。」
安い4人部屋が埋まってしまったのか。
今日、稼げなかった場合500ゴルで止まる予定ダッタことを考えると少々高いような気がするけど、あれだ。
知らない人と相部屋で寝るのも抵抗があったので、初めから一人部屋に泊まる予定だったと思おう、一様お金も多少はあることだし。
「そこで構いません。」
そう言って、1000ゴルを支払い部屋の鍵を受け取った。
いっきにサイフが軽くなった。
クソ、もう少し多めに初期所持金くれよ。
今日稼げてなかったら野宿だったじゃないか。
そんなことを思いつつ、鍵にかかれた番号の部屋に向かった。
二階の奥から2番目の部屋だった。
部屋にはベットと、服をかけておく場所しかないシンプルな部屋だった。
撮り合えず、ベットに靴を脱ぎ横たわる。
そこで、疲れていることを実感した。
今日一日で、生活が一変したもんな。
普通の高校生から、冒険者に代わったので当然と言えば当然なんだけど。
部屋で一人になったので、イロイロ考え出した。
これから、何をして生きようか。
地球にいた頃も、進路など、ろくに考えてなかったしな。
当年は、その日暮らしの冒険者でいいか。
そういえば、ルシファーだっけ?あれも探さないとな。
この世界で、できる日と探しの方法ってなんだろう。
ルシファーの写真などを持ってないから、名前を頼りに聞いて回るしかないのか。
ああ、面倒だな。探してる振りだけして異世界の暮らしを満喫するか。
しばらく、そんなことを考えていると、部屋が無駄に静かな事に気が付いた。
きずいてしまった、一人ぼっちだと言うことに。
そいて、さびしくなってきた。
ああ、これがホームシックってやつなのかな。
ああ、家族に最後にお別れの言葉くらい残したかったな。
寂しさを紛らわせるために早めに目を閉じ眠ることにした。
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