異世界初日の飯だ、飯。
あのモンスターと、戦っている所を周りの冒険者に見られてたような気がする。
あれだけ派手に、カーン、カーンと派手な音を立てたモンな。
目立っていても仕方がない。
一様周りを確認するが、人影は、無かった。
別に、見られて困るというコトもないけど、弱っているモンスターを横取りしたという、後ろめたさと、罪悪感が多少なりともあるのだ。
さっき、銀色のモンスターが落とした球をズボンのポケットに突っ込み、その場を離れウサギを刈る事にした。
この球、モンスターが落としたので回収したけど、爆発とかしないよね。
その後は、面白みもなく2匹目のウサギを駆った。
2匹目を門番の所に持って行き、次のウサギを捕ろうと思った。
しかし、今日はやめることにした。
お腹が減ったのと、疲れたのだ。
太陽の位置的に考えるとまだ、すこし速いような気もするが疲れて腹が減った
。
朝ご飯を食べているときに、。
と、いうわけで。
「安くてご飯の美味しい店と宿屋を教えてくれませんか。」
この町の門番さんに聞くことにした。
なんか、この町を守り続けて数百年って感じのおっさんだ。
きっと美味しい店を知っていそうな気がする。
「そうだな、結局安さとある程度のウマサで選ぶならギルド備え付けの食堂若しくは自分で捕った獲物を自分で調理するかだな。新鮮な肉を焼きたてで食べると旨いんだよ。」
そういえば、ギルドでなんか食べている人がいたような気がする。
何を食べていたか忘れたが、美味しそうな匂いがしてたような気がする。
「そうですか、ウサギは・・・。自分で調理できる自信がないので今日はギルドの食堂を利用することにします。」
「そうか、まぁそうだよな。
うっかり焦がしたらもったいないからな。
でもな冒険者を続けているといずれ、泊りがけで行くクエストもこなさなくてはならないから、それまでには料理できるようになれよ。」
「はは、そうしますよ。」
「後、宿もギルドの宿泊施設を利用するといい。
4人の相部屋なら300ゴルで、一人部屋でも1000ゴルぐらいだったかな。
すこし、ベットに異臭があこともあるが、雨風は防げる。」
「異臭ですか。まあ安いから文句は、いえませんね。」
泊りがけのクエストか。
今は、仲間が居ないからそんな、長跳馬なクエストをこなす事はできない。
一様、ルシファーを探すために有名な冒険者にならなくてはならないので、そのうち料理の腕も必要とされるのか。
まぁその時は、料理のできる仲間を探せばいいだけか。
先のことは後日考えるとして今はギルドに行って、ご飯を食べることを優先しよう。
ギルドに戻ると、昼間に冒険者登録した時よりも、多くの人がいた。
すこし、早い時間帯だと思ったが、結構多くの人が飲み食いしていた。
さて食堂は、セルフサービスの先払い形式だった。
メニューを見るに、食材名+焼き 食材名+スープ が多い。
食材名には地球でも見覚えがあるものから、架空の生き物がある。
今日は初日だし、鳥肉のタレ焼きにしとくか、タレとか、塩などの種類があるのに、焼き鳥名じゃないのがきになるけど、一番安心して頼めて美味しいそうで、値段も200ゴルで手ごろだったりする。
まぁそのかわり、見てくれはそんなに良くない。
おそらく他の冒険者が倒したものを安く手に入れているんだろう。
買った鳥焼きを隅っこのテーブルに持って行き、美味しく戴いた。
味は、すこし濃かったが別段不味いわけでもなかった。
ただ、一人でご飯を食べるのはすこしさびしい。
あと、白いご飯を食べたい。
いや、ご飯を食べて亡くなったその日にご飯をたべたくなるはおかしいかもしれない。
さて、ご飯も食べ終わって、寝るまでにすこし時間がある。
残りの所持金は、2300ゴルとりあえず明日辺りの宿代と食費を引いてもソコソコの額は残る。
早めに宿に行って寝ても良いかもしれないが、町を探索するか。
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