第二章 入塾(ニュウジュク) 4 陽花
高校生活は結構忙しかった。中学から高校に上がって、変化がないなどとつい愚痴をこぼしてしまったが、前言撤回すべきだと思っている。
中学校時代が決して忙しくないわけではなかったが、中高一貫校の中学生は、概ね緊張感は少ない。もちろん学校の校風や生徒のレベルに因るものかもしれない。厳しいところは、中学校のうちから宿題とテスト漬けというところもあると聞く。
滄女の生徒は、成績のレベルについては非常に高い。正確に言えば中学校入学時のレベルは、ほぼ例外なく地元では神童ともてはやされるくらいの、天才あるいは秀才少女なのだ。ただ自由な校風ゆえ、堕落してしまう生徒もいる。一般的に女生徒は男子よりも真面目だと思われるが、それでも落ちこぼれてしまう滄女生もいた。
高校生になると、勉強の内容や時間割がハードになる。滄女は授業内容の進みが早い。高校に入ったばかりだが、教えられるのはすでに高校二年生の内容である。もちろん中高一貫校の特色を生かしたカリキュラムなのだが、ちょっと授業内容を聞き逃してしまうと、危うくついていけなくなりかけることもあった。勉強についていけなくなると補講に出なければならない。授業後は学習塾に通う生徒も多いため、補講は朝礼前に行われる。陽花は、早起きがそこまで得意ではないので補講は避けたい。いくら自由で放任主義な校風と言われていても、そこは長い間進学校で名を馳せている私立の学校だ。大学受験の成績は、そのまま学校の評判へと直結する。大学受験の成績が悪い年が続けば、一流大学に進ませるために娘を滄女に入学させようと思う親が減り受験者数も減る。滄女というブランド名にかけて、学業のレベルだけは維持していかないといけない。高校になると、補講を通じて勉強についていけなくなった生徒には活を入れるのだ。
優梨には、「陽花の成績で補講に行かされることはないよ」とは言われるが、これから成績下位だった生徒が底上げしてきたら、一応は学内でも成績が上の方だとは言ってもどうなるか分かったものではない。高校になってまだ間もないのに、それくらいの危機感を抱かせるほど、受験勉強モードへと教室の空気がシフトしつつあった。
一方の優梨と言えば、緊張の面持ちは特にない。はっきり言って、優梨は参考にならない。頭脳に関しては雲の上の存在だ。彼女は、自分より頭の良い人に出会ったことはあるのだろうか。授業内容がいくら高度になっても、どこ吹く風で先生の話を聞いている。必死で板書を写している自分とは大違いだ、と陽花は思わざるを得ない。
そして、千種進学ゼミの理系EHQの講義内容レベルはさらに高かった。教科書に書かれていることを『基礎』とするならば、学校の授業内容は『応用』、理系EHQの講義内容は『発展』であった。高校一年生ながら、もう既に一流国公立大学の二次試験を想定した問題を延々と解き、解説を行っていくスタイルであった。
しかし一方で、リーダー、副リーダーの仕事内容は、さほど大した負担ではなかった。出欠席を確認することと、生徒たちの分からなかったところをアンケート形式で尋ねて集計し、宮田先生に伝えること。大きなものはそれくらいであった。リーダー、副リーダーの任務が重過ぎてしまっては、本人たちのストレスとなり学習の邪魔になってしまう。そういった配慮なのかもしれない。
それでも四月末にもなれば高校生活にも少しずつ慣れ始めてきた。世間ではゴールデンウィークを迎えようとしているが、五月五日のこどもの日に校内統一試験があった。早くないか、と思ったが、クラスの講義内容のレベルが、早々に合わなくなってしまった生徒は、この試験を機にクラスの変更を行うのだ。レベルが本人に合わないのに、そのまま講義を受けさせるよりは、早めに本人の学習レベルに応じて変える方が本人のためになる、という話だそうだ。
それにしても、大型連休の最終日とは意地が悪いものである。かと言って、連休の中日でも嫌なものだ。連休のはじめでは試験勉強期間がなくて困る。結局どれであっても、校内統一試験は憂鬱な気分だった。
「あー、もう嫌だな! ヤバいよ! アタシ。最初の試験でEHQから落とされちゃうよ」
「大丈夫だよ、陽花なら」と優梨は励ましてくれているのだが、優梨のような成績が天上界の人間に言われても、どこか説得力がない。
「アタシが落ちちゃったら、日比野くんと二人で、リーダー業務頑張ってね」
「だから、大丈夫だって」
優梨は呆れ顔だ。優梨がEHQから落ちることは、名前を書き忘れない限りあり得ないほど無用な悩みなので、陽花の苦悩が伝わらないかもしれない。
「とにかく、アタシ落ちたくないし、副リーダーで落ちたら恥ずかしいから、連休中勉強に付き合ってくれない? 優梨、連休中旅行とか予定ない?」
「予定ないから良いよ。うちもお父さんが当直とか日直で忙しいから」
「そっか、院長先生なのにお父さんも大変だね」
「うち、救急指定病院だからね」
優梨の父は、大城医療総合センターという、名古屋市南部の二次救急医療を担当する急性期の総合病院の院長だ。言わずとしれた大病院で約三百床を擁し、屋上にはヘリポートまであるという。その父は院長ながら、救急科医師でもあり、休日でも当番で当直や日直業務をこなしているという。
「じゃあ、優梨の空いている日を教えて」
「私はこの日と、この日と……」
こうして陽花と優梨は勉強の約束を取り付けた。
五月五日のこどもの日。
千種進学ゼミの校内統一試験が終わった。
陽花はまず試験を無事に終えられたことに安堵していた。学校の試験よりも緊張していた。学校の試験は、自分の順位がある程度すでに定位置化されてきている。高校一年生と言っても、中高一貫校の滄女で言えば四年生みたいなものだ。陽花は滄女では学年二百人中およそ三十〜五十位くらいのまずまずの位置づけだ。なお、優梨は金メダルか悪くても銀メダルくらいの順位で定位置化している。
しかし、千種進学ゼミの統一試験ははじめての体験だ。理系EHQのみならず全クラス同じ試験を受けるので、偏差値の低い他校も当然ながら一緒なので、偏差値だけで言えばかなりの数字を狙える学力なのだが、理系EHQクラスのみで考えるとおそらく陽花は当落線上にいるはずだ。なぜなら滄女では陽花よりも上位の生徒が、一つ下のクラス『Super High Qualityクラス』、略して『SHQ』クラスに在籍しているのだ。統一試験で、その彼女らに抜かされる可能性は充分にある。陽花は、自分の意志ではなかったとは言え副リーダーに任命された手前、早々に離脱するのはとても体面が良くない。もちろん親友の優梨と同じクラスで勉強したいということもあり、何としてもEHQに留まりたいという意地があった。
試験が終わったばかりなので、もちろん順位は分からない。ただ、手応えは感じていた。正直、ついていくのがやっとだった理系EHQクラスのハイレベルな講義内容も、ゴールデンウィーク返上で取り組んだ優梨との勉強が功を奏したようだ。
優梨の解説は、解りやすいものではない、と言ったら語弊があるかもしれない。正確には易しくないと言うべきか。端的に言えばスピードが早いのだ。まるで自分と同等のレベルの人もしくは先生と会話するかの如く、説明によどみがなく、必要最小限にまとめ上げ、無駄がない。換言すれば、基礎が解っていないとまったくついていけない。もし優梨が予備校の講師ならば、かなりサディスティックな説明と呼べるだろう。
陽花にとってはある意味、千種進学ゼミの解説の方が易しかったが、優梨の解説のレベルが高い分、陽花がそれによって習得する学力もそれなりのものになったような気がした。
「優梨、大切な休みを犠牲にしてアタシの勉強に付き合ってくれてありがとう」
「あれくらい、お安い御用よ。試験の感触はどうだった?」
「うん。優梨の説明が『ドS』だったから、数学の問題なんかみんな易しく見えてきちゃって」
「何よそれ!? 私のどこがドSなの?」と、優梨は気色ばんだ。
「だって、優梨の説明、並のレベルの生徒じゃ、絶対ついていけないよ。滄女で何とか真ん中より上をキープしてるアタシですら、食らいつくのが精一杯だったんだから」
「そ、そうかな? あれくらい普通なんじゃない?」
「やっぱり、天才の価値観は、アタシら凡人とはズレてるよ」
陽花と優梨は、校内統一試験について各々の感触を語りながら、千種駅から金山駅へとJR中央線で向かう。今日は試験後の打ち上げと勉強を教えてもらった優梨へのお礼を兼ねて、
千種駅から金山駅までは乗車時間にしてわずか五分程度であるが、名古屋の中心に近いだけあって高層ビルが所狭しと林立し、その短い区間にも高速道路の高架が縫うように走っている。そしてひと際目立つ大きな建築物がある。N大学病院だ。確か、優梨の父親もかつてはそこで勤務していたと聞いたことがある。おそらく理系EHQのクラス内でも、N大学の医学部を目指す者も多いだろうが、優梨はどうだろうか。優梨の頭脳をもってすれば、N大学に限らず入れない大学などないと思うが、具体的にどこを志望しているかは聞いたことがない。天才ゆえに選択肢が多すぎて迷っているのだろうか。
「お父さんは『医学部はどうだ?』って言うんだけど、医者の子供だから医者というのは、いかにも自分の意志じゃないような気がして、何となく医学部に決めるのは気が進まないんだよね。実際理学部とか工学部も面白そうだし……」
以前優梨がそのようなことを話していたのを思い出した。もしそうであれば贅沢な悩みで羨ましい限りである。かくいう陽花自身も、志望校を決めていないので、人のことは言えないのだが。
金山総合駅に隣接する『アスナル金山』という商業施設内のイタリア料理店で、二人はランチを楽しんだ。しかし、ランチはそこそこに切り上げて向かった先はカラオケである。
陽花も優梨も、今どきの女子高生らしくカラオケには目がない。優梨は頭脳だけでなく、類稀な美声の持ち主でもある。何かの歌のコンクールに面白半分で参加したところ優勝してしまったことがあるらしい。陽花も、声量が大きく歌うことが大好きだ。歌うことはストレス発散にもなるが、優梨のずば抜けた歌唱力を、最前列で、しかも無料で堪能できるということは役得である。二人でカラオケに行けば、ついつい優梨の歌に聞き惚れてしまい、自分の歌を予約することができず優梨に咎められることもしばしばあった。
予想できたことだが祝日らしくカラオケ店はどこも満室であった。ただ二人は近辺のカラオケ店も熟知している。電話したところ少し離れたところではあるが奇跡的に待たずに入れる店があった。カラオケ好きな二人は、少しくらい歩くことはまったく厭わなかった。
店内は客の歌声で賑わっていたが、それでも金山駅に隣接するカラオケ店に比べれば、おそらく随分と少ないだろう。店内をぱっと見回してみて、フロアに居たのは店員以外では一人だけ。長い黒髪に赤いカラーメッシュが入ったの眼鏡の若い女性であった。経験的に、日曜日や祝祭日の昼下がりに、名駅や栄あるいは金山などの名古屋の主要繁華街近辺にて、予約なしでカラオケに入店することはまず不可能である。多少離れているとはいっても、こんな街中で待たずに歌えることは、
部屋に向かうとJOYSOUNDの最新の通信カラオケ機器が設置されていた。二人とも
少しの時間をも無駄にしたくないので、優梨が選曲と採点予約をしている間に、陽花は二人分のドリンクを取りに向かった。このあたりはもう親友ならではの
ドリンクを取りに向かうと、ブレザーを着た男子高校生が、ドリンクバーのボタンを押したりしながら首を傾げていた。陽花は女子としてはかなり高身長であるが、その陽花よりも背は高い。そして肩幅は広くがっしりした身体つきだ。どうやらジンジャーエールがなくなってしまったようだ。陽花もそれを飲もうとしていたので、すぐに店員を呼びに向かうと、素早くドリンクを補充してくれた。
「あ、どうもすみません。店員さんを呼んでくれてありがとうございます」と、男子高校生は低く落ち着いた声で礼を言って頭を下げたので、陽花も「いえいえ、どういたしまして」と返答した。当たり前と言えば当たり前だが、そんな当たり前の礼儀を
二人分のドリンクを注いでいるとき、当然ながら他の部屋からも歌声が聴こえてくる。どこかから、かなり調子のはずれた歌声で福山雅治の楽曲が歌われていることにげんなりする。先ほどの男子高校生は、陽花たちの部屋を通り過ぎてその歌声のする方に向かっていったようにも思えるが、定かではない。ドリンクを持って部屋に戻ると、優梨がマイクを持って扉から顔を出している。ドリンクが遅くてお待ちかねなのだろうか。でもそんな様子にも見えない。
「どうしたの? 優梨」
「あ、いや。その、見たことある人が部屋の前を通り過ぎたような気がしたから……」
「こないだも電車の中でそんなこと言ってたよね?」
「その電車の中で見かけた人によく似てる人なんだよ」
「え、何それ?」と言いながら、陽花は一つの可能性に辿り着く。「ひょっとしてそれって、がたいのいい人?」
優梨は声を出さずに首肯すると、陽花は急にテンションが高くなったように大きな声で、「もしかして優梨の好きな人? それって運命じゃない!? キャー」と言って、一人で盛り上がる。
「ち、違うって! いや、小学校で同じだった人に似てるような気がしただけ。残念ながら好きな人じゃないよ」
「そうなの? 実はさっきドリンクバーで困ってたから、少しだけ話したんだよ」
「本当に?」
「そうだよ。もし良かったら、話しかけに行ってあげようか? 優梨のためならアタシ逆ナンしてあげても良いよ」陽花はからかうように笑顔で言った。
「い、いいって! 人違いかもしれないし、別にタイプってわけでもないから!」
空調が効いて暑くもないはずなのに、優梨は若干汗ばんでいた。
相変わらず、優梨の歌唱力は溜息が出るほど素晴らしかった。陽花の決して少なくない友人の中でも、間違いなく群を抜いている。この日は
カラオケの採点マシンも実に正直なもので、優梨が歌った時は軒並み95点以上を記録する。中には98点以上を打ち出した楽曲もある。月間の全国順位についても、月初めだからかもしれないが、どの曲も大抵一位をマークする。まったくこの親友は、学力でも歌唱力でも、トップに君臨していないと気が済まないのだろうか。そのように思わずツッコミを入れたくなるくらいだ。
陽花とて、採点マシンで90点前後を出す実力はあるので、決して音痴ではないと思うのだが、優梨といるとその力の差に軽く自信を喪失しそうになったりもする。
楽しい時の二時間はあっという間だった。部屋を出ると、あの調子の外れた歌声は聞こえてこない。先ほどの男子高校生はもう帰ったのだろうか。そんなことを不意に思いながらも、金山総合駅へと向かった。気付くともう夕方六時近くなっていた。陽花は
向かいのホームに、先ほどの男子高校生が階段を下りてきた。隣にはもう一人高校生らしき男がいる。その人物は、制服ではなく古びたジーンズとシャツを身につけていたが、高身長でかなりの美男子である。カラオケ帰りだろうか。もしかして、あのイケメンがあんなに音痴かと思うととても残念に思う。思わず優梨に電話をかけてみるも圏外になっていた。そして、陽花の乗る右回りの電車が到着してしまったので、仕方なくそれに乗った。電車越しにもう一度向かいのプラットホームを覗くと、男子高校生二人組を
翌週の火曜日、優梨と陽花は授業後いつものように千種進学ゼミに向かった。ものすごく早いもので、もう統一試験の結果が発表され、校内に掲示されていた。
優梨は予想通りと言うのか、総合一位であった。断トツだ。偏差値は79と桁外れである。その直下にもう一人の副リーダーである日比野五郎の名前があった。優梨と差は開いてはいるが、それでも総合二位で偏差値76とは彼もなかなかやるものだ。リーダーの選考基準はやはり成績なのか。かくいう陽花は総合十八位で偏差値70だった。理系EHQが四十人くらいまで許容できると考えると、予想を上回ってかなり良かったと言える。この成績ならEHQから落ちることもないだろう。優梨先生さまさまである。
掲示されている名前の横に所属のクラスと高校名が記されている。やはり上位の多くはEHQの人間だ。でもあくまでも多くであった。つまり例外がいた。なんと総合三位に『Normal High Qualityクラス』、略して『NHQ』所属の人間がいた。偏差値は75だ。その名前を見ると『桃原千里』と書いている。見覚えのない名前だ。『止社高校』と記されているが、確か公立高校だと記憶している。『NHQ』は『SHQ』よりも二つ下のクラスだ。上から『EHQ』、『SHQ』、『UHQ(Upper High Qualityクラス)』、『NHQ』、『FHQ(Future High Qualityクラス)』の順番となる。
なお、クラス名称にはすべてHigh Qualityという言葉が含まれている。上から順に直訳すると『極度の上質』、『超上質』、『上位の上質』、『普通の上質』、『将来の上質』となり、ややおかしな名称となる。しかし、それでも『Normal High Quality』ではなく『Normal Quality(普通の質)』であったり、『Future High Quality』ではなく『Low Quality(低品質)』であったりしたのでは、さすがに問題があるのだろう。劣等感を極力感じさせないための配慮である、と宮田先生から聞かされたことがあった。
ピラミッド式に五段階に分類されたうちの下から二番目の層の生徒が、上位数パーセントのEHQの生徒に勝つことは、まずあり得ない。トップを飾った優梨でさえ、訝しげな顔つきになる。
陽花は口を開いた。
「ねえ、優梨。この『ももはらちさと』って読むのかな? この人知ってる?」
優梨は知らないという表情で首を振る。
「そっか、昔、塾とかで一緒のクラスになったりしたとかあるかと思って」
「いや、私が覚えてる限りはそんな名前の生徒は見たことないな」
「じゃあ、転校してきたのかな。次からこの子、EHQクラスになるよね?」
この成績なら、間違いなく次週からEHQクラスに組み込まれることになるだろう。理系か文系かは解らないが、もし理系であれば必然的に同じクラスになるので当然意識しなければならない。副リーダーをやっているから尚更だろう。嫌でもお見知り置きせざるを得ない存在となった。NHQからEHQへの大
驚きの表情で掲示板を眺めていると、日比野が独特の低い声をかけてきた。
「大城さんと河原さん。宮田先生が呼んでるけど今いいかい?」
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