第4話 「1万円」を稼がせてくれそうなリストを作る 解説つき

【まとめ】どっかに金持ちはいねえか?


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


自分に「1万円」稼がせてくれそうな知り合いはいないか。(※1)


ケンタは知り合いのリストを考える。

庶民の生活をしているケンタの知り合いは少ない。


高校の友人は、庶民が多いので却下。あいつらも金を持っていそうにない。

それに友人から金を稼ぐと学校にバレそうだ。


予備校の友人ならどうか。悪くはない。進学クラスにいるので金持ちは多い。

一応、考えおこう。

予備校の先生もリストに加えておく。古文の先生は全国を飛び回る人気講師らしいから、金を持っていそうだ。


両親も、一応は候補としてリストに入れておく。


あとは祖父母か。これもリストに入れておこう。


何だか、自分の世界は狭いな。

と、庶民のケンタは落ち込むが、一応のリストができたことに気分を良くする。


このリストを元に作戦を考えるのだ。(※2)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


【解説】

※1)お客さんになってくれるかもしれない人を、ビジネスの世界では

   「潜在顧客(せんざいこきゃく)」と言います。


※2)潜在顧客をリスト化したものをビジネスの世界では「潜在顧客リスト」

   と呼びます。どこの企業でも、このリストを非常に大事にしています。

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