第20話「校内戦:一年生の部」
校内戦が始まっているが、メンタル・ギアの戦い方に付いて説明をしよう!
メンタル・ギアの戦いにはポイント制とバトル・ロワイヤルが有りポイント制というのはメンタルギアと
つまり、メンタル・ギア同士で戦って行く中で疲れやダメージの蓄積から生じるギアとのシンクロ率の低下を
次に、バトル・ロワイヤルは
この時に、バトル・ロワイヤル式は
さて、説明をしている間にも何時の間にか一年生の試合は駒を進め決勝戦が始まろうとしている、実況をしているのは放送委員だ
『皆さん、放送委員3年の
「同じく放送委員3年、
横に椅子に座っているイヤ、空気の椅子で座わりながら筋肉を鳴らしながら太くしまった腕を組んだ男がいる。
「こんにちは!
「イヤイヤ、大和さんまだ、一年生はポイント制ですよ!ジュンさん選手紹介お願いします」
先ず蒼コーナーから男子生徒が入って来た
『青コーナ!紅い髪に黒い瞳の
大きな歓声と共に今度は赤コーナーから女子生徒が入場して来た
『赤コーナ!金髪碧眼の
「大和さん!準決勝までの戦いを見てどう思われます?」
「其れがしが、思うにはククリナイフもレイピアも何方もスピードが肝心なのです!ククリナイフは引く力をレイピアは押す力を敢えて言うならば、引く力が必要なナイフは不利ですね!レイピアは前へ前へ突っ切る事で一戦離脱が可能に成ります」
「大和さん有難う御座います、其れではジュンさん、始まりますね」
互いに間合いを取りながら出方を伺ってる、二人の実力は拮抗しており互いにどう出るかが勝負の分かれ目に成っているからだ !
先に動いたのは少女の方、左手の平にレイピアの刃を目線と繋げる様に置き躰を深く沈め始めた
『大和さん、此れはどうなんですかね?』
「狙いは、瞬足を生かした速攻ですね。躰が暖まっていない所で来る一撃は
そう解説している間にも少女は躰を腰だった位置まで沈め次の瞬間に押されていたバネが弾ける様に深く沈んだ体制で少女は前に飛び出した。少年も迎撃する為に右手のククリナイフを少女が飛んでくるだろう場所に横一文字に切り付ける為に構えたが向かって来るはずの少女の姿は無かった。
何処に行ったのだろうか?上だ!
『上だ何故!上なのでしょう!』
「逆光ですね、美しいわ!
そう、少女の背後に太陽の光が有り少年の目を眩まし、横から見ると金髪碧眼の少女が太陽の斜光を受け
が、レイピアを構えた少女は次の瞬間に獰猛なハーピーの様に少年に襲い掛かり少年は太陽の光で目が眩んだが本能的に両手の武器を振った。
『
「まあ、少年の方は妥当な所でしょうが少女の方は予想外だったみたいですね」
『何故ですか?大和さん?』
「まさか、少しでも防がれて自分に
少年の服はバッサリと袈裟懸けに切られ上半身が裸の様に成っており少女の方は左肩の服がさけ白い柔肌を晒した。次に動いたのは少年の方だ!両手のククリナイフを構えると躰を回転させながら少女の方へ飛び込んでいった。芝刈り機の刃の様に回転する少年の刃の連撃を少女はレイピアで受けながら躱し、時に攻め火花を散らしながら一進一退の攻防を繰り返し両方の
『
「少年の連撃が効いていますね、此の儘行けば逆転する可能性が有りますね。お、逆転しました」
『
互いに肩で息をしている少女は速さで勝ち抜き、少年は連撃と技術力で勝ち抜いていた。だが、互いに持てる技は全て出し尽くしどうやって相手からMP《メンタルポイント》を奪っていくかの思考にフェイズしていたが最後に動いたのは少女の方だ残りの力を全て瞬発力へ変えてレイピアを前へ突き出しながら飛び出した。
少年の方も迎撃しようとしたが疲れた脚がグラつきバランスを崩しながらなし崩しに少女の攻撃を迎えてしまった。少年の右手のククリナイフが少女の金髪の髪の端を撫でる様に切り裂いたが少女は其れを気にする事無く躰を捻り込みながらその侭進み少年の腹にレイピアがめり込ませたると同時に少女の右脇腹に左手のククリナイフが刺さった。
ほぼ同時、少女は横殴りに少年は真後ろに吹っ飛び地面に躰を打ち付けた。見ていた観衆は全員が計器に目をやり
計器には
『
「彼の方も惜しかったわ!バランスを崩さなければ彼女の首を狙えていたかも知れない…だけど、勝負はそういった事を含めて全て勝負なのよね」
『確かに、そうですね大和さん。校内戦一位は
「二人がこの勝利に慢心せず維持して夏の大会でまた一位と二位を取れる事を期待しています」
『そうですね、春の大会が無くなってしまった為に、彼等は暫定的に学園の遠征控えとなる事に成りましたが頑張って欲しいですね!其れでは、暫くして彼等がインタビュー出来る様に成るまでCMに入ります!』
さて、生徒会室でこの戦いを見ていた2人の感想を見てみよう
***
「弟さん負けてしまったね」
「何時も弟は詰が余りからな、それより早く手を動かせ」
「ウェーン、僕も大和さんみたいに応援とか解説したかったよー」
学内の通信網を通じて展開されるフォログラムを見ながら
「そういえば、僕たちの試合は何時だっけ?」
「私達の試合は、当分の間ないぞ!他の2年生の一位と二位が決まった後にエキシビションマッチ形式でお前と戦うってルールだ!因みに彼等が勝った場合は二人が一位二位で全国大会への出場権を無条件で得られる。負けると彼等は自動的に三・四位になり私が二位に成る。理由としては、若い目を潰さない様にするというのが建前だな」
「本音は?」
「自校の生徒の
「だが?どうしたの?」
「何故か、断られてな…イヤ何でも無い…」
『まあ貴女は一位か二位は確実で
渡された資料には多くの生徒が
そして、自分自身も外から
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