第18話「幕間:狙われたのはどっち?(処罰編)」
夕方、13人居た老人達は何時の間にか5名に成り、窓から断罪するかの如く赤い斜光を出す太陽を背にパシャパシャとカメラのシャッター音が成り老人達が頭を下げて居る
「この度は、此の様な不祥事を起こし誠にすみませんでした」
「また、保護者の方々に多大なる不安とご心配をお掛けした事お詫び申し上げます」
校内で起きた生徒4人の死亡事件から一週間、警察のスピード捜査により理事8名の汚職行為が発覚したのだ
「理事会全員は責任を取って辞職、新しい理事と副理事が就任しする事に成りました」
「どなたが、成るのですか?生徒会が希望に沿うような人材が!?」
「はい!その方は自ら手を上げ更に副理事を指名されました」
「一体、誰ですか!?」
「其れでは紹介しましょう、
何時の間にか道化師の様な格好の姿の人物が横に現れマイクの前までペタペタと歩きながら記者の前で仮面を外し礼をした
「こんにちは、皆さん!
周りの記者達の多くが動揺で震えを隠せない中で最新のカメラはそんなブレを修正し右目が琥珀色の端正顔立ちな青年の写真を撮り続ける。何故なら記者達は、彼こそメンタル・ギアの発明者にしてランク[SSS]・
更に彼は話を進める
「因みに、副理事はハインリヒ・フォン・エウロパ1世が担当されます。政務を離れ
置かれて居た機械からフォログラムが展開され白い髪白い髭の老人と抱えている赤ん坊が映し出された
「諸君、こんにちは!この度、彼に依頼されて副理事をする事に成ったハインリヒ・フォン・エウロパ1世だ。この頃は
「キャッ、キャッツ」
老人の白い髭を寝ていただろう赤ん坊が笑顔の声を上げながら引っ張り始め
「後は、彼に聞いてくれ、ベロベロバー、ジージでちゅよー」
舌を見せながら赤ん坊を笑わせている所で画像が切れた。周りは静まりかえっている、かって崩壊した欧州連邦を
王家を作った人間が
「皆さん!此れは現実…夢じゃありません…! 現実です…! これは現実…!」
ザワザワしない静まりかえった部屋の中を通る声で言うとようやく彼等は我にかえり
***
同時刻、此処は警視庁内大会議室で金色の桜の代紋を背景に制服を着た中年の男達が頭を下げている
「この度は、東京の治安を預かる者として此の様な不祥事を起こし申し訳御座いません」
「此れからは襟を正し、より都民の安全を確実な物とする事で信頼回復に努めて行きたいと思っています」
パシャパシャとフラッシュが焚かれ彼等を照らしている。校内で起こった2人の生徒の傷害事件からの4人の生徒死亡事件後、押収された資料を
4人の生徒達は匿名を売りに薬物を売っていたが、密かに顧客を情報を調査し顧客名簿を作りその中で自分達にとって将来利益を生みそうな人物達をピックアップしており中には大物俳優や野球選手や政治家などが入っており様々な業界で大騒動を生んだ。
そして、警視庁上層部にも使用者が多数居ることが分かり此れを受け警視総監を含め警視庁上層部が一斉に辞任した。ネットでは私用(はなみ》をするのに
エントランスホールで会見を開いている彼等の映像を横目にやり遂げた顔をした男は警視庁の出口へ、女性は警視庁地下へ向かう為に足を向けながら歩いている。
男の方は多数の部下を後ろに引き連れ、女性の方は一人の男の部下を引き連れている
『あら、
「ええ、貴女もお元気そうで何よりです、今回の件は感謝しております」
『何の事でしょう?私はただ
「ええ、
『お礼は次にお会いした時にきりたんぽ鍋で』
すれ違いざまに会話をしながら彼等は互いに進むべき方向へ歩みを進める。
男は
幼き時に誓った
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