第9話「ガールズ・アンド・ボーイ・ナイト」
多数のライトが煌めく中で打撲の患部へ湿布を張る音と空気を抜く時のパチンと音がする
「イタッ!もう少し優しく貼れないのかな
「闘技場を破壊した人には是位、お仕置きが必要なのです!」
「ンーンッツ!ンン!」
声の唸る声がするのは
「三人を倒して雪の女王にひん剥かれて、下着一枚で鎖に縛られた君を救いだしたのだけどお礼の一つ位あっても良いと思うのだが?」
「ほぅ、何時の時代から魔王が正義気取りをする様に成ったのだ!あんな鎖、動揺してなければ直ぐにメンタル・ギアを展開して逃げてたわ!今回は、偶々色々な驚くべき事が多数有った為にメンタル・ギアを展開するのが遅れただけで有る!で、この惨状をどうするのかな
「さぁ、後は専門家に任せるよ!取り敢えず、家に帰ろうか?奈々ちゃん、ヘリが来たみたいだよ」
「誰が、奈々ちゃんだ!」
「有難う、マサヒロ君…」
「何か言った?」
残念!彼女の感謝の声はヘリの音で聞こえなかった様だ
「何、何でも無い!!行くぞ!!今日は特別に風呂上がりに湿布を貼ってやろう!!感謝してくれてもよいぞ!!」
***
「全く、会長と居ると楽しいわ、久しぶりに筋肉が昂ぶったわ…」
「筋肉が無い私は分からないが、同じく同意だ…」
「何時か、殺す…」
何故、こうなったか?
「会長の刀、抜いたの初めて見たけど見えた?私は見えなかっわ、でも
「私にも見えなかった、でも一つ言えるのは
「違うな、
三人で先程の戦闘の反省会を行っていると光が下りて来ながら
「おーい!誰かー居るかー生きているか!!返事をしてくれー」
彼等の探す声がし彼等はその光に向けて声を上げ、彼等の姿を確認した
尚、[黒幕]と額に張られた雪の女王の
さて、三人の安否が確認出来た所で、
***
此処は
「私が我が
「イヤイヤ、私がヤルと
「その、羅紗バサミは何だニャ、まさか我が
ベッドの上でハサミを取り合いながら喧嘩をしているが、
そして、
其れを見ていた
「貴女が邪魔したせいで、お礼が出来なかったでしょう!!」
「白状しただにゃ!!
また喧嘩をし始めたがパンパンと手を叩く
「二人共、喧嘩をやめて、もう夜、遅いし、明日も学校だし、早めに寝ようね!!」
一匹は
「いいわ!明日、お昼にお礼してやるわ、屋上に来なさい!!逃げたら許さないんだから!!」
言葉を残して
***
此方はメイド達の寝室
「ご主人様、ありがとうございます!」
「流石は
「お褒め頂き光栄です、有難う御座います」
「でも、ご主人様が私達に食べ物お土産でくれる何て珍しいね」
「イヤ、始めてですね、ご主人様がこんなお菓子くれるなんて」
「何時もは、新しい試作用汎用メンタル・ギア・スーツだもんね」
「という事は、我ら
其々、大きな袋に入ったクッキーを出しながらパジャマパーティをしている、一人の少女が疑問を上げる
「でも、不思議ですよね、あの人、企業の社長令嬢という割には低姿勢だし実直ですよねー?でも変に
「そりゃね、体は企業の社長令嬢だけど、倒産しそうな所を我が
「其れでどうして、倒産しそうな会社の
「もう一人のこの
その結果、
後、マサヒロ様と彼女の距離が変に有るのは
彼女達は紅茶とクッキー片手に情報交換を進める、彼女達の
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