第7話「ガール・ナイト・イン・ペンタゴン」
少女はフリフリのパジャマ姿で辺りをキョロキョロしながら歩いている。どうやら、寝る前に飲んだ紅茶のお陰でお花摘みに行った帰りに道に迷ってしまった様だ。
此処に来て1ヶ月、彼女が迷うのも無理もない。執事やメイド長、メイド達も情報端末が無ければ迷ってしまうのが其れが
彼女は指に
そして、生体キーで近くの扉を開け入ると其処は今までの通路とは違い無機質で翠色のライトが光り工場の様で有り扉がバタンと閉まり、少女は急ぎ入って来た扉を開けると先程とは違う通路で箱を持った猫耳の美少女メイドが居た。
「メタネコちゃん!良かった助けて、迷っちゃった、帰り道ッ!!」
助けを求め近づいて居た
「メタネコちゃん、私よ私、奈々よ!!」
自分が不審者で無いことを説明するが
『私はメタネコ666、私の任務は工場内に入った
無慈悲な宣告がされた。よく見ると何時ものメタネコはピンク色の髪に碧眼だがこのメタネコは蒼色の髪に赤い目なのだ。メタネコ666は腕の中から銃を取り出し、
さて、この様子を見て居る
***
此処はメイド達の寝室、直ぐ傍には
通常、侵入者が有った場合はメイド達と工場を管理するメタネコ達に
何時もは
「フフ、予定道理、道を間違ったみたいですね!」
「どうします?助けます?恩でも売ります?」
「イヤ、別に、其の儘でもいいだろう?」
「前の
「世界三位の実力も見たいし、捕まったりして壊れる様な人間ならな…」
「我々の
「ええ、その為に可動式、通路を使って、
赤、蒼、翠、琥珀、橙、水、黒の二対の瞳がディスプレイを見ながらメイド用の通信端末を使い会話をしている。彼女たちは付焼財閥が運営する孤児院で育てられ人間に興味を持たない家の主の為に付焼財閥の各有力者達が送り付けた
それは、粗相や問題が有ったり
実際に、彼女達は自分達が此処に来るまでの過程で
さて、
***
『マテー、侵入者!今投降するなら、三日三晩私の猫耳で足の裏をこちょこちょして精神を壊すだけで免除してやるニャ』
「私は、侵入者じゃないし、精神壊されたくないわ!後、銃を撃ちながら言っても説得力ないわ!」
少女は飛んできた
『ニャーッツ、我が
叫び声が聞こえたが、少女は其れを聞いている暇も無いくらいに急ぎ走り扉を空けロックをし息を付いた。だが、無情にもロックした扉の横がバギバキット音がし土煙が発生し晴れた所からは3m程の大きさの黒い
『フニャニャ、侵入者よ、我が無敵な
飛び掛りながら宣言をしているのはフェアではない気がするが、飛び掛かられた
此処で
「まさか…」
『気がついたか、平たい胸の侵入者よ!此れこそアンチ・メンタル・モジュール、通称AMM、対メンタル・ギア用に開発中の物!!待つにゃ!』
此の儘だと彼女のメンタル・ギアが脆く成りヘタをしたら己のメンタル・ギアを破られる可能性が有り
此処は一度、時間を稼いで何とか精神の動揺を抑えなければと思いながら縋る様な思いで扉を開けると其処は先程の無機質な空間では無く絨毯が引かれ、明るい温もりを感じさせるライトが煌々と付いており安心して居ると後ろから壁という壁を壊しながら
『待つニャ、もう怒ったニャ!!
黒い
『運が良かったにゃ!!次は、絶対に捕まえて、
恨み節を言いながら引き返すと扉がしまった。
***
『起きるのニャ』
寝ている人物を覗き込みながら蒼い瞳のピンク色のネコ耳メイド服の少女が
「昨日は、突然真夜中に入って来たと思ったら、行き成り布団に入って来て其の儘寝ちゃうし、しかも上着を着ず下着だけで来るとは、面白い人物だ。冷たい何かが入って来た時はびっくりしたけど、まあイイか…
そして、彼女のメンタル・ギアが剥き出しで置いて有ると言う事は僕に調整して欲しいという事なのかな?コマンド[ギア・コントロール]今日も朝から調子イイから頑張ちゃうぞーー!メタネコ777、彼女を必ず起こしてね!!」
家の
其れが
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます