第40話 魔王と花嫁:第四章(其々の決着)

 男はディスプレイに七色の光を受けて思わず緊急回避をしたがM・Sメンタル・スーツの左腕がごっそり無く成り後ろの建物も幾つか大きな穴が空いていた


『ねぇ、ダイコンミズマシって知っているかしら?』


マッチョな僧侶は聞くが男はM・Sメンタル・スーツ内で首を傾げる、無言を否と判断したのか僧侶は語る


『かって、其れは平安京と呼ばれた時代に昔を語る形式の物語の名称なの!正しい順番を的に私の能力的にいうと星にきなを置いてやすって能力なのよ』


 男は我関せずというような感じで腕からアンカーを出し別な建物に飛び宙を飛んだ時だったディスプレイに高エネルギーの反応、直上とあり次の瞬間に男のM・Sメンタル・スーツに何かが上から降ってきてディスプレイは異常制御不能と表示され、男は緊急脱出様のスッチを押すと飛び出した。


『水星から熱い太陽の包容ペーゼを受け取った様ね、今のは大量の水星に置いた鏡をコッチに向けたのよ、メンタル・ギア●●●●●●での戦いは此れで終わり』


 男は地面に降りた脱出用装置から飛び出ると僧侶に銃を向けて撃ったパンパンパンパンパンパン計6発を放ち命中したがその僧侶の躰に石が当たるかの様にポロっと落ちた


『本当は拳で闘いたかったのけど文明の利器ガンを使う何て残念ね、我が必殺の筋肉式打ち上げマッスルハッスル


 僧侶の姿がぶれたかと思いきや男の腹に何か食い込みベキベキボキボッとイヤな音がし男は血を履きながら高速に宙に打ち上げられた。暫くして、落下し何かにブツカル様な音と躰にドゴォっとイヤな音の衝撃を受け全身に痛みが有る中で男が周りを見ると眠っている少女の髪を撫でているネコ耳メイド服の少女が居た


「た、助けてくれ」


「何だ、もしかしてお前さっきのM・Sメンタル・スーツに乗っていた奴かにゃ?この子を見捨てて行った男が助けを乞うとにゃ!」


「そうだ!報酬は幾らでも払うから助けてくれ」


「因果応報という言葉を知っているかにゃ?」


ネコ耳メイド服の少女は眠っている少女を背負いながら言う


「お前があの時、この子を助けたなら私も喜んでお前の事を助けただろうにゃ、だけどお前は其れをシナカッタにゃ」


「そ、そんな」


「さらばだにゃ!お前を救おうとする人が来れば誰かが助けてくれるハズだ!」


ネコ耳メイド服の少女は去っていった。男は誰も居ない地面で既に見えなく成った眼で周りを見渡しながら


「誰かー助けてー何でもするからー?」


「何でもするといったかかニャ?痛みを無くす助けをしてやろう」


少女とネコの様な語尾の声がし男は藁に縋る思いで


「ああ、言ったが出来るのか?」


「報酬は、お主の頭の中の記憶で良いぞ!我が旦那だんな様も喜ぶにゃ、メタネコ666!追跡対象ターゲットを発見!此れより記憶を回収●●●●●する」


「何を何をする!?」


「記憶を抜くだけにゃ、頭がスッキリして痛みも何も考えられなくだけにゃ?直ちに影響●●●●●は多分ないにゃ、後は生きねばにゃ!」


「ややめ、うぁああああん…」


暫くして満足そうにメイドネコ666が立ち去った後には虚ろな瞳の男だった物がビクンビクントと生体活動をしていた。


***


「今の一撃はアイ・カメラを壊れただけ、まだまだ終わらんよって言ってくれないかな?」


 紅き彗星の仮面レッドコメット騎士しょうじょM・Sメンタル・スーツに軽やかに少女の声で向かって言うが反応は無い、騎士しょうじょは無言のM・Sメンタル・スーツに近寄り無理やり扉を開けると其処には頭から血を流し死んでいる兵士がいた


「こ…こいつ…死んでいる、一体誰がこんな酷い事を!さては私が来る前に何者かが口封じ此奴を殺したんだな!私の一撃は死ぬ様な一撃で無かったはず、仇はとってやるぞ!!ミスター名も知らぬ男よ!!」


 イヤイヤ、誰もが犯人はお前だと突っ込みを入れたい所だが騎士しょうじょも知らない事情があって先程の一撃は確かに死ぬ様な一撃では無かったがぶつかった相手が悪かったのだ!重要建築物で中に総鉄骨に強化コンクリートが入っており後ろに付いて居た操縦席は全エネルギーを真面に受け操縦士は全身を強く打って死亡したのだ


「そうか、君も可哀想に…無念だったろう…後は私に任せろ!悪いようにはしない!」


乗っていた乗務員を床にポイ投げ捨てると騎士しょうじょはディスプレイを弄りながら


「私が君を操縦して生まれ変わらせてやる!杜明日奈もりあすな出る!!」


M・Sメンタル・スーツは先ほどと同じ機体と思えない程軽やかにそしてエレガントに大地に着く


「先ずは、君の色を完璧な朱にしてな黄色は戴けない」


呟く騎士しょうじょと共に学園の方へ動いて言った


***


「一回でやイイからやってみたかった事がありますし、ある人から頼まれいた事が有りましてね」


 茶色のショートヘアに茶色の瞳の小動物の様な可愛さのある発破解体ボマーする魔法使いの少女ゆいM・Sメンタル・スーツを操縦しながらいう中にもう一人さっきまで操縦していた男が猿轡を噛まされ呻いている。

 シャイニング60での建物が倒壊した時に少女ゆいは自分の立ち位置とM・Sメンタル・スーツの所に穴を開けときダメージを負うことは無かった。そして余りの酷い光景にM・Sメンタル・スーツから出て来て周りを見ていた男を縛り上げて今に至る。少女ゆいが着いた所はNEoネオサンノー米軍戦略センターでディスプレイを操作しマシンガンに替えるとなぎ払うかの様に撃ち始めた


精神的メンタルギア世界一位に戦う前に物質的マテリアル世界一位米軍ポリス・オブ・ワールドに喧嘩を売ってみたくてね!でも自分が売るのは嫌なので、ちょっと借りますね!」


 NEoネオサンノー米軍戦略センターは元はニューサンノー米軍センターで会議や宿泊所に成っていたが現在は縮小される米軍基地を補う為に小さいがアジア地域の俯瞰する外交の為の要の基地に成って居り、騒ぎを聞きつけて中から完全武装姿の米軍兵士とM・Sメンタル・スーツが出てきた


『此処は米軍の管轄内の基地だ!無駄な抵抗をやめて投…』


 将兵が話を終える前にマシンガンは肉片に変え、M・Sメンタル・スーツが銃を構え撃ってきたが少女ゆいが操作するM・Sメンタル・スーツが唸りを上げて近接戦様にトンファーに替えて飛び込むとNEoネオサンノー米軍戦略センターは無茶苦茶な展開に成った。弾が壁を抜け飛び近くのビルを破壊し内部では二機のM・Sメンタル・スーツが暴れ周りの中にいた高級将校や技術者をなぎ倒しながら中で暴れ周る。

 だが、流石世界の警察を自称するだけあって兵士達は少女ゆいが乗るM・Sメンタル・スーツへRPGや手榴弾を投げ動きを止めようとするが逆に車ほどある手榴弾を投げ込まれアーリントン墓地の名簿に名前を連ねる。だが、予想もしないことに2機のM・Sメンタル・スーツが現れ少女ユイM・Sメンタル・スーツを囲む


「分かった降伏はする、しかしM・Sメンタル・スーツは渡せん、繰り返す降伏はするがM・Sメンタル・スーツは渡せん」


 少女ユイM・Sメンタル・スーツが手を上げながら男の声を発す●●●●●●ると同時に閃光と爆風が三機のM・Sメンタル・スーツを蒸発させ、NEoネオサンノー米軍戦略センターが半壊する

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