第39話「魔王と花嫁:第三章(MSとMG)」

 その男は昔はスラムで食うわ喰わずの生活をしていた、そんな時だった身なりの良い子供が自分の前を通り男はその子供が背を向けたら身ぐるみを剥いで明日の糧にしよう襲い掛かろうとした。だが、その子供は前を通り過ぎず自分の前に影を作った。子供は男の前で羅針盤を持ちながら


「なぁ、あんた?M・Sメンタル・スーツに乗らないか?適正有りそうフィッターだぞ」


 その人から男の生活は変わった、毎日運動をして機械に乗るだけで三食宿付きに給金が貰える様になった。軍隊式のランニングやトレーニングなんて下町の食料品店から奪った後の命懸けの全力走やチンピラとの命を掛けた殴り合いに比べたら屁でも無かった。


『私から行くけど良いかな?』


 男の思考を止めるのは2m程の高い身長の僧侶の身なりをしているスキンヘッドだ。男は思うこんな偽りの平和パクス・アメリカーナの元で300年もノウノウと享受してきた連中に負ける訳が無いと!自分と自分のM・Sメンタル・スーツ無敵アルマダで有る事を証明してやろうと!アサルトライフルを格納し両手には近距離専用のトンファーを付け


「イヤ!俺からいくさ!!」


 男はスキンヘッドに言うとM・Sメンタル・スーツを動かし右手を振るいスキンヘッドにトンファーを喰らわせた


「やったか?」


『中々、よい一撃で有った…あるじの為に振るおうする拳の気持ちが伝わってくる!だけど私の会長カレへの思いもまた変わらず強い!』


ベ キっと音がし男のM・Sメンタル・スーツ内のディスプレイが異常を知らせる警報がなり、M・Sメンタル・スーツのトンファーがポロリと落ちるまるでレーザ●●●で切られたかの様に美しく断面が日に照らされテカテカと光る


『では、次は拙者が参る!手加減は行わない!そなたのあるじと我が会長かれとの思いをぶつける為に!!』


そのスキンヘッドの周りが光ったかと思いきや男のディスプレイを七色に染めた


***


此処は東京渋谷の煩悩108に一を足した様な名前の建物109、周りの建物からは炎が上がりネコ耳にメイド服がを来た少女メタネコ達が倒れた人達を介抱したり運んでいる。バゴォンと音がして建物内のガラスがバリバリと銃撃で割れ小型ミサイルの様な物が窓から出ると隣のビルへ当たり死の花デスフレアを咲かす


『当たらなければどうということはないよね、只の弾で私を狙えるとは片腹大激痛だ!』


紅き彗星の仮面レッドコメットの騎士が右手で腹を押さえ左手の人差し指で掛かってこいと挑発をするとM・Sメンタル・スーツ怒り狂う様にミサイルや銃をぶっぱなし煩悩を100倍にした様な大量の銃痕を産み建物を破壊していくが紅き彗星の仮面レッドコメットの騎士は銃嵐ガン・ストームを躱す


『戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだよお兄さん!自分で何を撃ったのかを理解した方がよいよ!ちぇいさー』


 少女の声の紅き彗星の仮面レッドコメットの騎士はすぐ横の柱を蹴飛ばし柱をボッキリと折ると、銃撃によって建物がボロボロに成ってもM・Sメンタル・スーツの8トンの重さに耐えていた建物が遂に崩れ始めた。たまらずアンカー射出機を隣のビルへ出し逃げ出したが高速で追いついた紅き彗星の仮面レッドコメットの少女が


『同じ色の仲間として見せて貰おうか、イスパニア・ポルトゥス連合王国のM・Sメンタル・スーツの性能を!だがその前にメンタル・スーツとギアの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやる』


 M・Sメンタル・スーツの腹部を思いっきり蹴飛ばすしながら言うとM・Sメンタル・スーツは勢いを付けながら隣のビルの中へ吸い込まれる様に飛んでいった。


***


 茶色のショートヘアに茶色の瞳の小動物の様な可愛さのある発破解体ボマー魔法使い緋色結衣の少女が居るのは新しく造られた池袋のシャイニング60の屋上である、少女がポチっとボタンを押すと周りの建物が爆発し壊れる


『大和さん聞こえますか?此れが私達の鎮魂歌レクイエムです』


 少女が昨日まで2世紀ぶりに発掘された電子公開書庫エレクトロニカル・アーカイブのセリフを両手で指揮するかの様にしながら某漫画ファンタジー幻影な旅団フィントム・スパイダー団長の屋上での言葉セリフを言ってみた。

 この漫画ファンタジーの作者は仕事をしないことが多々有り、当時のネットでは仕事しろだのとボロクソ言われて居たが、遂に作者が生きて●●●●いる時には完結することが無かった。

 だが、その出版社と編集はドル箱が居なくなる事を恐れて原作の続きとクールな日本ジャパンを目指す政治・経済界の重鎮を巻き込み[特例:仕事しない●●●●漫画家代筆と人気漫画●●●●存続法]を制定し秘密裏に冷凍保管されていた作者の脳を特殊な液の中に入れ記憶を無理やり引っ張り出し無事に物語を完結する事に至った。


 だが、此れに寄り多くの原作者が死んでも編集●●●にこき使われる現実を知り、某海賊や葛飾在住の警察官が出てくる漫画の作者は死ぬ気で原作の40年分を全て終えて編集に渡し死んでもこき使われないと安心していたが次の日に編集に[先生40年後の次回作はこんな感じで!今すぐ死んでも脳をクチュクチュ●●●●●●してプロット抜くので安心して下さい]と笑顔で言われ日光を浴びた吸血鬼の様にサラサラに成ったと言われているが、230年後でも出版社の中で脳だけに成りながらネーム活動をしている。


因みにその会社の売り文句は


「君も我社と契約して作家になろう!ヒット作品を売れば永遠に作家●●●●だキュぷい、漫画への情熱エントロピーを凌駕させるんだ!」


 なお過去・今・未来全ての漫画家を救ってくれる究極アルティメットな女神は居ないが、悪魔へんしゅうは居り此れが人間●●●●●の原作へ愛の究極系●●●●●●と巷では話題だ。と話が其れたが


 爆発で追い出されるかの様にM・Sメンタル・スーツが建物から飛び出してきた、少女が更にボタンをカチカチと押すとM・Sメンタル・スーツがむかう先の道路が陥没し観念したのか少女の方を向き銃を構え両肩からミサイルをぶっぱなした少女は60階建ての建物から飛び降り地面に着くと同時に銃弾やミサイルがシャイニング60に当たり建物がボロボロに成った


『全く、酷いじゃないですかね?専守防衛●●●●で威嚇で建物を壊してただけしてたのに殺す気で来るなんて、撃っていいのは撃たれる奴だけ何ですよ!では此れでフィナーレに成ると良いですね』


少女が右手内でポチっとボタンを押すと60階建ての建物が爆音と共に根っこから崩れると倒れてきた


『イヤー、まったく派手にやってくれたお陰で日本の東京の名所がこんなにボロボロでしかも根元から壊しちゃうなんてM・Sメンタル・スーツって怖いですね…』


まるで自分がやってない様●●●●●●な言い回しで呟いていると倒れてきた建物の影が少女とM・Sメンタル・スーツを覆いやがて地面を襲う巨大な地震と破片が池袋周辺を襲った。


***


 大型の装甲が分厚いリムジンが通る、通称ビーストと呼ばれるUSA大統領プレジデント・USA専用がシークレットサービスの装甲車を先頭に防衛省前に来た時で有った先頭の装甲車がバギボゴゴと音を立てて何か紅い物と一緒に防衛省に吸い込まれて行き爆炎と土煙を上げ、中から出てきたのは朱と黄色で塗られたM・Sメンタル・スーツだ。マイクがオンに成っているのか外に王子エンリケの声が聞こえる


『まったく、上手く高高度核爆発EMPを起こさせて日本にM・Sメンタル・スーツで侵入したのに此れだと遠隔操作リモート・コントロールしたM・Sメンタル・スーツの時とは全く勝手が違うぞ!やはり、あの新鋭核融合炉空母バラック・オバマを爆発させて貴様を殺すとくべきだった』


「そうなのかー君が全ての黒幕だったのかー、いい事を教えて上げよう人は学習して成長する生き物なのだよ、M・Sメンタル・スーツに襲撃されたから傾向と対策を練る事が出来る様に成ったのさー後、新鋭核融合炉空母バラック・オバマに僕は行っていないよー京都に行っていたかねー」


 少年カレは右手に拾ってきたヒノキの枝を持ちながら歩いてくる、M・Sメンタル・スーツはランスを持ち


『貴様、メンタル・ギアM・Gを使って勝負しろ!』


「もう、使っているけど?」


『そんな、棒がメンタル・ギアM・Gだと?笑わせるな!』


「うん、転がって居たヒノキのぼうをメンタル付与グランするとね」


ヒノキのぼうが光り金色の剣に成り


「じゃ、行くよー約束された勝利の剣エクスカリバーって感じになるんだ!!」


 両手に構えると金色の剣は光を天に届くように光を発し少年カレが振るとあたり一面が金色の光に包まれリムジンとM・Sメンタル・スーツを飲み込みながら吹き飛ばした

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