第4章

「――――――めざめて。」

「…なぁ…に?」


 満天の夜空に包まれた、小さな、小さな《島》の上。カナは、朧気な意識で、そこに存在していた。


「自分自身に怖がらないで。」

「何を、言って…?」


 目の前には、長い、とても長い黒髪で身を包んだ、カナより少し幼い人の姿をしたものが存在していた。衣服の類は身につけていない。

 だが、その存在が女の子なのか、それとも男の子なのか、カナでも判別はつかなかった。


「それは、アナタが持つべくして持つカケラ。」

「だから…なにを言っ」

「自信を持って。」


 途端、視界が大きく歪んだ。

 それとともに、意識が遠のいていく。


「赦された血筋の片割れよ。おねがい、世界を――――」


 それが、最後に聴こえた言葉だった。






「おはよ。」


 ソファーの縁にあごをのせた姿で、ルナがカナの顔を覗きこんでいた。その距離わずか数センチ。


「ぁ、おは……って、うわ!?」


 驚いたカナは、飛び起きて、そのまま背もたれを越えてソファーの後ろに落下してしまった。


「ぃ…つぅ。」

「だいじょうぶ?」


 背もたれの上から顔をぴょんと覗かせるルナ。


「う、うん、だい、じょうぶ……そっか、ここは。」


 自分が置かれている現状を再確認する。


「さっきのは……夢、なのか?」


 やけにはっきりと覚えている先ほどの風景を、頭のなかで再生する。

 だが、今目の前に見える風景から、夢だと判断する。そして同時に、


「夢じゃ、なかったんだな。」


 昨日起きたこと全てが、夢ではなく現実であると、理解せざるを得なかった。

 ルナが首を傾げてこちらを見下ろす。


「ううん。なんでもないよ。」


 その後、カナとルナは一階に降り、先生やイルクとメルク、そしてキークと挨拶を交わし、また貸してもらうことになった服に着替えた。カナにはちゃんと男物の服が用意されていた。

 キークお手製の軽い朝食を頂いた後、カルチェと今後のことについてリビングで話をした。


「で、先生。これからぼくたちはどうすればいいんですか?」

「とりあえず、帰る方法はサックスが調べてくれているらしいから、私達は待機かな。」

「なにか、できることとか、ないんですかね?」

「私もそう言ったんだけどさ、見事にフラれちゃったの。一人のほうが都合いいってさ。」

「そう、ですか…。」

「とりあえず、足手まといにならないように、おとなしくしているしかないわね。」

「はい…。」


 何もできないという現状に、歯痒い思いがする。

 それを察してか、カルチェがこんな提案をしてきた。


「暇だったら、スピルカの観光でもしてきたら?」

「え? い、いいんですか?」

「悶々と悩み続けるよりはいいわ。それに、他の《島》に来るなんて、クラシキにいたら滅多にない経験だし。今日、精霊さんと子どもたちが森を探検するはずだったわよね。それに付いて行かない?」


 「私も精霊に森には興味あるし。」そう付け加えられた提案は、なかなか魅力的なものだった。

 カナ自身、自分が育った場所と大きく異なる場所というのには、少なからず好奇心がくすぐられる。

 ほぼその提案通りに過ごそうと思いつつ、隣に座るルナに尋ねる。


「ルナは、どうする?」

「カナがいくならいく。」


 その即答っぷりに先生は少し驚いたようだが、カナはとくに動じない。よくあることらしい。


「じゃあ、イルメルに一緒に行こうって言ってきますね。」

「ふふ、精霊さんの言い方がうつっているわよ。子どもたちはもう玄関前で待っているのよね。キークさんにも一言言ってから行きましょう。」


 そう言われ、キークさんを探すため立ち上がったとき、玄関からどたどたどたと、せわしない足音が聞こえてきた。


「おばあちゃーん!」

「リノちゃんがこないー!」


 大声を出しながらリビングにやってきたイルクとメルク。

 同時にキッチンの方からやってくるキーク。


「はいはい、どうしたの?」

「リノちゃんがね、朝になったのに来ないの。」

「あら、珍しい。妙ですね。」

「でしょー?」

「だから、さがしにいきたい!」

「そうですね。少し不安ですし、行ってきなさい。」

「はーい!」

「え、ちょ、ちょっと待って!!」


 流れるような会話を中断させたのはカナ。


「あの、捜しに行くって、森に?」

「他に何処へ行くのですか?」

「え、だって、危なくないんですか? その、うぉ、ヴォルガ、とか。」


 覚えたての単語と、自らの体験を踏まえた上で、説得を試みる。


「確かに、森の獣に「森で最も崇高である精霊と一緒にいること」以外で襲われない方法はあまり知られていませんが、ないことはないのですよ。」


 精霊と一緒にいたら襲われないということも初耳だが、他にも方法があるのだという。


「おばあちゃんのおまもりー!」

「お守り?」

「そうですよ。森の精霊さんに手伝ってもらって、精霊の力を込めたお守りがあるのです。」


 キークと精霊にも少なからず交流はあるらしい。


「それだけではありませんが…あ、それと、みなさんも一緒に行くのですよね。」

「え、ほんと!?」

「き、聞こえていたんですか。」

「ええ、ばっちり。」


 そう言いながら、キークはリビングの端の棚を開いて何かを探し始めた。


「子どもたちは、ある程度の場所までなら迷いませんから。それ以上の深追いや、他に危険なことをしないように見張っていてくれませんか? ネコムラさんは、学校の先生をなさっているみたいですし。」

「そういうことならば、任せて下さい。」


 いきなり立ち上がって先生面をするカルチェ。先生だから変なことはないはずなのにどうもわざとらしく見える。






 結局、カナとルナ、イルクとメルク、そしてカルチェが森へリノを捜しにいくことになった。

 サックスがもし来たら、家にいてもらうようにキークには頼んである。

 例のお守りは、ルナの首にかけることになった。白くて平たい小さな袋もので、クラシキでよく見るお守りに少し似ていた。

 森に入る直前、いきなりカルチェがこちらを向いて、言った。


「よし、じゃあはぐれないようにペアは手を繋いで歩くこと!」

「はい、せんせい!」


 いつの間にかイルクとメルクもカルチェのことを先生と呼んでいる。自分たちの影響だろうかとカナは考えていた。


「ていうか、なんか楽しんでいないですか先生っ!?」

「はいそこ、先輩なんだからちゃんとお手本を見せる!」

「おてほんー!」

「みせてー!」

「え、あ……ぅ…。」


 普段からよくやっていることだが、改めてやれと言われると、どうも気恥ずかしい。


「る、ルナ…。」


 おずおずと、手をさしのべる。


「ん。」


 ルナは、何のためらいもなく、当たり前のように手を握り返してきた。

 だが、対するカナは顔を真っ赤にして少しうつむいている。

 その様子を見て、存分ににやついたカルチェはまっすぐ前を向いた。


「それじゃあ行こう! イルク、メルク、行ったことない場所に入りそうだったら言ってね。」

「はーい!」


 そんな調子で、二つのペアと一人の大人は、森の中へ入っていった。


「で、どうやってリノちゃんを捜そうかしら。闇雲に歩き回っても効率的じゃないし…。」

「ラジオ。」

「ん? どうしたの、ルナミカ。」

「ラジオ。前は、うるさかったとこにリノがいた。」

「え?」

「あー、確かに。」


 カナは、この森に初めて来たときのこと、その時にラジオのノイズの大きい方へ進んだこと、その先に、偶然かもしれないがリノがいたことを説明した。


「リノちゃんとラジオのノイズに、直接的な関係はないかもしれないけど…。」

「試してみる価値はありそうですよ。」

「…そうね。」


 ルナの鞄からまたラジオを取り出す。今回はそれを珍しがったイルクがハンドルを回して充電してくれた。


「けっこう、つかれる…。」


 そんな言葉をこぼしつつ、充電されたラジオをカルチェに渡す。


「さて、どっちかしら…。」


 アンテナを伸ばして方向を探る。

 すると、斜め右前方に向けたときのノイズが強いことがわかった。


「本当にノイズの強さが違うのね……森の中なのに。どうしてかしら。」

「とりあえず、行ってみましょう。」


 カルチェを先頭にして、その次に手を繋いだイルクとメルク。その後ろに、これもまた手を繋いでいるカナとルナが付いて行く。


「そういえばね、カナおねえ………お兄ちゃん。」


 暇をもて余したイルクがカナに声をかける。怪しかったが、一応男子として認識されていた。


「ん、なに?」

「森のけものにおそわれなくなるの、実はほかにもあるんだよ。」

「え、どんなの?」


 ルナの首にかけられた小さなお守りを一瞥する。どうやら効果はあるらしく、森に入ってから獣に襲われるどころか遭遇もしていない。


「えっとね、けものとたたかって、勝つこと!」

「へ、へぇ……。」

「しゅじゅうかんけーが生まれるんだって。」


 メルクが付け足しで解説してくれた。なるほど、主従関係か。


「面と向かって戦って、その結果強いものに従う……これが一番分かりやすくて正しいことなのかもね……って、きゃ!?」


 いきなり大きくなったラジオのノイズに、慌てて音量を下げるカルチェ。

 ノイズの音が小さくなり、静かになった森の中で、その声に最初に気づいたのはカナだった。


「……声、聴こえた。」


 その反応に一同驚く。


「ど、どこに?」

「真正面、かなり先。」

「きこえないよー?」

「とにかく、行ってみましょう。」


 小走りに真っ直ぐ進んでいくと、次第にみんなにも声が聞こえるようになった。


「……めて! かえ……て!」

「うるさ……ッ! できそこ……が!」

「リノ、だけじゃない…?」


 大きな木を迂回して、少し見通しのいい場所に出た。

 その先、静かな森だからこそ声が聞こえるような遠い場所に、リノがいた。リノの他に、一つの精霊らしき影があり、リノと対峙していた。


「ボクは出来損ないなんかじゃない!」

「たいした力も持っていないくせに何を言う!」

「ぅ……そ、そんなことは関係ない! それを返して! 大切なものなの!!」


 リノと対峙していたのは、赤い髪の精霊。リノよりふたまわりほど大きい。

 その手には、ルナがリノにあげた蒼い花が荒く握られていた。


「そんな出来損ないが、この森にあるものを身に付けるなんておこがましいんだよ!」

「何するの……やめて!」


 制止を聞かない赤髪の精霊は、手に持つ花をより強く握ったかと思うと、それが一瞬で燃えあがり、灰となって散った。


「土に還してやる方が、あの花も喜ぶだろう。」

「……よくもぉ!!」

「うるせえな……お前にも灸を据えてやろうか。」

「っ!?」


 静かに、炎の精霊の右腕がリノへと向けられる。


「不味いわ…。」


 カルチェが、走り出す体勢となり、ほんの少し透明な光をまとう。

 だがそのとき、後ろの子どもたち、特に自分の生徒のことが気にかかった。


―――――この子達の前では、ただの先生でありたい。


 サックスに宣言したことが、頭をよぎる。

 そのせいで、ほんの一瞬、駆け出すのを躊躇してしまった。


 その瞬間、脇から何かが飛び出していった。それもかなりの速さで。

 それは、数秒のうちに距離を縮め、リノと炎の精霊との間に立ちはだかった。


「やめろ。」


 突如現れた黒髪の人間に、狼狽する赤い精霊。


「な、なんだてめ」

「やめろ。さもないと…。」


 黒髪が右手を向ける。それに応じるかのように、少し下がる赤い精霊。

 その手のひらから、黒い燐光が零れる。

 それを目にして、炎の精霊は踵を返して去っていった。


「ちっ……邪魔が入った……。」


 そんな捨て台詞を残して。


「カナ、だいじょうぶ?」


 かなり遅れて駆け寄ってきたルナたちに声をかけられ、我に返るカナ。

 ふと、自分が右手を水平にあげたままであることに気がつく。

 不思議そうに自分の右手を見る。燐光は消えていた。


「………ぼくは、いったい何をしようとした…?」

「カナ?」

「あ、ううん。大丈夫だよ。」


 そう答えると、次はカルチェが、真剣な眼差しでカナに声をかけた。


「影南、今どうやって走った?」

「え、普通に走っただけです、けど……。」

「普通に……か。」

「どうかしましたか?」

「いや、何でもない……それより。」


 カナの後ろに視線を移すカルチェ。


「あ、そうだ、リノ!」


 後ろを振り向き、泣き出しそうな顔をしているリノに手を伸ばす。


「リノ、大丈夫?」

「来ないで!!!」


 いきなり出された大声に、その場の全員が固まる。


「あ、ぅ……。」


 その後リノは、心配そうに見てくるルナと、灰になった花の跡を交互に見て、


「ご、ごめ…………ごめんなさいっ!!」


 そう叫びながら、鋭く薄い羽を拡げ、森の奥へと飛んでいった。

 その黒と檸檬の瞳には、確かに涙が流れていた。


「あ、リノ!」


 すぐに追いかけようとするカナ。しかし、


「まって!」


 イルクに呼び止められる。


「ここから先、行ったことない…。」


 メルクに、そう付け加えられながら。


「影南、諦めなさい。」


 カルチェにも言われ、悔しがりながらもみんなの方を向くカナ。ルナが心配そうにその様子を見上げる。


「だけど、なんであんな…。」


 その疑問には、イルクとメルクが答えてくれた。


「リノちゃん、自分は精霊だけど、べつに精霊らしい力はないっていってた。空を飛べるぐらいだって。」

「だから、ほかの精霊さんとはあんまりなかよくできないんだっていってたけど…。」

「あそこまで、とは言ってなかったんだね。」


 カルチェの言葉に、静かにうなずくイルクとメルク。


「あの子も、あまり見られたくないことだったのかもね。」


 重苦しい空気が流れる。


「ど、どうしましょう…。」


 カルチェに問いかける。


「どうしましょうと言われても……これ以上追いかけるわけにはいかないし。」


 そう言いながら、手に持ったラジオを弄りだす。


「だけど、本当にノイズの先にいたのね。……あら? このラジオ、もしかして壊れた…。」


 その瞬間、辺り一面が赤く染まった。

 驚いて空を見上げると、とてつもなく巨大な、キークのログハウスほどもある炎の塊が、森の木々のさらに上を轟音と共に横切っていった。


「なに……今の…。」


 そう誰かが呟いた直後、その軌道から熱風が押し寄せてきた。

 とっさの判断で、カナがルナを、カルチェがイルクとメルクをかばう。

 焼けるような熱さが、背中を襲う。

 だがそれも一瞬で、気がついたときには熱さは消え、真っ赤に染まった木々の葉も、淡い緑色に戻っていた。


「今の……まさか、さっきの奴が!?」

「それはないわ。あんな大きい力を持っている存在には見えなかったし…………。」


 しばらく考えに耽り、黙りこむカルチェ。


「せ、先生……?」

「これは、一回ログハウスに戻った方がよさそうね。なんにせよ、あれほど大きな炎だから、ニュースぐらいにはなっているはずよ。イルク、メルク、おばあちゃん家まで案内をお願い。」

「はーい!」

「こっちだよー!」


 イルクとメルクに先導され、カナたちは走り出す。


「あの、ニュースならラジオでも聞けると思うのですけど……。」

「ねえねえ、さっきから言ってる「らじお」ってなにー?」

「………この《島》ではラジオ放送の概念が存在しないのでしょうね。どちらにせよ、このラジオ壊れちゃって、音が出なくなったわ。どうしてかしら?」


 そんな会話をしながら、カナたちは森の出口へと急いだ。



     §     §     ★     §     §



「マゼンタ様、とうとう始めたのか…。」


 空を横切る炎の塊を見たのは、カナたちだけではなかった。

 カナたちからは離れた場所で、相変わらず黒いローブをまとうクラルテは、複雑な心境でその炎を眺めていた。


「まあ、あなたについていきますけど………って、あれは。」


 視界を前に戻すと、遠くにちらっと動く影が見えた。

 それは、檸檬色の髪に一筋の黒髪を流した、小さな精霊だった。

 先程の炎には目もくれず、森の奥へと飛んでいっていくその姿は、何かから逃げているようだ。


「あいつは、あの黒髪と一緒にいた…。」


 そこまで思い出し、クラルテは考えを巡らせる。


「あいつを囮にして黒髪をおびきだそうか。黒髪はともかく、あいつなら捕まえられそうだしな…。」


 そこまで考え、あることに気付く。


「だけど、あいつは精霊。森の精霊に手を出すってことはマゼンタ様の意に反する………だけど………でも…………。」


 その場でひとり、悩んで、悩んで、悩みぬいて、その結果、


「………くそぅ……。」


 悔しそうな捨て台詞を吐き、小さな精霊が森の奥へ消えていくのを眺めていた。



     §     §     ★     §     §



「着いたよー!」


 カナたちは、あの場所から真っ直ぐに森を突き進み、最短距離でログハウスまでたどり着いた。


「ただいまー!」


 子どもたちの威勢のいい挨拶もそのままに、テレビらしきものがあるリビングへと向かう。

 そこには、画面を睨みつけるサックスがいた。


「やあ……大変なことになったぞ。」

「え?」


 そう言われ、一同が映像を見る。


「臨時ニュースです。ただいま、議会中継を行っていましたが、精霊の森開発法案が議決された瞬間、空より炎の塊が飛来し、中央議会に衝突しました!」


 そこには、無惨にも大きな穴が空いた、昨日のニュースで流れたものと同じ建物が映し出されていた。その内部には荒れ狂う炎が拡がっている。


「なお、被害の詳細は未だ分かっておりません。また、一部のテロ組織が犯行声明を出しているとの情報もあり、警察は――――――」

「とうとう、やってしまったか…!」


 サックスが、いきなりこちらを向いた。


「カルチェ、カナくん、ルナミカさん、手伝ってほしいことがある。」

「……なによ?」


 カルチェが尋ねる。


「あれをしでかした犯人の所へ乗り込む。」

「待って。色々聞きたいことがあるけど、とりあえずどうしてこの子達まで? 絶対に危険でしょう、それ。」

「そこに、君たちが自分の《島》に帰る手がかりがあるはずなんだ! それに確かめたいこともあるし…。」

「確かめたいこと?」

「……後でちゃんと説明する。とりあえず!」


 サックスが、カナたちの方を改めて真剣に見据え、言い放った。


「もはやぐずぐずしていられない。決行は今夜………夜襲だ。」

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