50.託されし願い

 ゲイル達が去っていった後の結界広場で、セシリアとティオは立ちすくんでいた。

 その横で、一人残されてしまったエリオスがどうすれば良いのか分からないと言った様子で、困った表情を浮かべている。


 セシリアは三層へと続く通路を険しい表情で見つめていた。恐らくは手を握り締めているのだろう、篭手がギリギリと音を立てている。


「セシリアちゃん……」


 ティオが呼ぶ。その涙声が届いたのか、力んでいたセシリアが脱力したように肩を落とし顔を伏せた。

 そして、ぽつりと呟く。


「私、行ってくるから」

「え?」


 呆けて聞き返すティオの前で、セシリアが顔を上げた。その目には何かを決心したかのような、強い意志の光りが宿っていた。

 彼女は顔を通路へ向けたまま、横目でエリオスを確認する。見られたエリオスはびくりと身を震わせたが、気にせずに彼に向かって声をかけた。


「エリオス、だったっけ。悪いけど、ティオを上まで連れてってくれない? あいつらと一緒にいるぐらいなんだから、ココの犬もなんとかできるでしょ?」

「へ? あ、ああ。まぁ他の先輩らもいるし、大丈夫だと思うっスけど」


 若干うろたえながらも、エリオスが答えた。

 結界広場には、エリオス達以外にも下層から逃げてきた二年の学生が数組残っており、怪我の治療などをしている状況だった。彼らと共に逃げれば地上までは安全に行けるだろう。

 とはいえ、二年の彼らは酷く慌てて作業をしている。魔物が追って来ている以上、ここも安全では無いと思っているのだろう。もたもたしていると置いて行かれそうだった。


「そう。じゃあ、お願いね」

「ちょ、ちょっと待ってよ! 今から戻るなんて、無茶よ!」


 言うだけ言ってさっさと行こうとするセシリアを、ティオが引きとめた。

 その手を取って行かせまいとするティオを、セシリアは真っ直ぐに見つめて、


「大丈夫よ。私一人ならきついけど、あいつらが一緒ならなんとかなるわ」

「でも――」

「後輩だけに行かせる訳にもいかないでしょ? 一応、あいつらよりは私の方が強いんだから」

「……なら、私も行くわ」


 ティオも同じく、セシリアを真っ直ぐに見つめていた。あなたが行くのなら、自分も行くと。それは当然と言う様子で彼女は告げた。

 しかし、それにセシリアは首を振る。


「それは駄目よ。ティオは彼と一緒に上へ。そして、シャルロット先生に話を伝えて」

「そんな、どうして……!」

「ティオの気持ちも分かるわ。でも、これは譲れない。せっかくここまで無事に逃げれたのに、これであんたに何かあったら……それこそ、アリスに合わせる顔が無いわよ」


 セシリアの言葉を受けて、ティオが顔を歪ませた。それを見られぬように、歯を食いしばり顔を伏せる。悔しさに肩を震わせて、涙が零れ落ちている。


 彼女の気持ちを、セシリアは嫌と言うほど理解していた。それでも、彼女を連れて行くわけには行かないのだ。そんな事をしては、を見捨ててでも逃げてきた意味がなくなってしまう。

 そしてそれを、ティオ自身も分かっていた。だからこそ、悔しい。何も出来ない自分が、彼女を助ける事が出来なかった自分が、泣き喚きたいほどに悔しくてたまらなかった。

 それでも。今は泣いている場合では無い。やらなければならない事がある。付いていく事が出来ないのなら、せめて今の自分に出来る最大限の事を――


 ティオが顔を上げた。いつもはぽやっとしている目が、力強い光を湛えている。


「――分かったわ。私は先に行ってるから。でも、せめてこれを」


 ティオが、胸の前で祈りを捧げるように手を組んだ。その指にはめられていた指輪が、突如強い光を放ち輝きだした。

 その様子に、セシリアが驚愕して声を上げる。


「ティオ!? 何してるの、あんた、それって大切な――」

「静かにして。集中しないといけないから」


 ティオの瞳がすっと閉じられた。輝く指輪から魔力が放出されて、ティオの身体を包み込む。それはティオ自身の魔力と結合し、一時的にではあるが彼女の魔力量を増大させる。

 そして、凄まじい量の魔気がティオの身体から溢れ出た。


 ティオの指で輝く指輪。正確には、その指輪にはめられた小さな宝石。それは、魔宝玉と呼ばれる物だ。それは普通の魔法石と比べて遥かに多くの魔力を貯蔵し、更に増幅させる宝石である。これを利用すれば、己の魔力では足りないような強力な魔法でも使う事が出来るようになる。

 しかしその強い力の反動なのか、魔宝玉は一度魔力を開放すると、その輝きは失われただの石と成り果ててしまう。強力な反面、それはたった一度きりの使い捨ての魔道具であった。


 そして、その魔宝玉をあしらった指輪は、ティオの宝物だった。それは幼い頃母親にプレゼントしてもらってから、今までずっと魔力を貯め続けてきた代物なのだ。

 その宝物を、ティオは躊躇いも無く使う。大切な友人達のために使うのだ、ここで使わずに、いったい何時使うというのか。


 普段からは考えられない程の魔気をその身に纏い、ティオは詠唱を唱え始めた。


『天より舞い降りし癒しの光よ。彼の者の傷を癒し、今一度戦う力を与えよ』


 詠唱に呼応するように、ティオの足元に光り輝く魔法陣が広がる。その魔法陣から、小さな光の玉が無数に沸き上がり天へと昇っていく。

 迷宮の中とは思えないような、清浄な空気があたりに満ちた。まるでそこだけ空間が切り取られ、聖なる神殿へと変貌したかのようだ。


『天に輝く聖なる鐘よ、戦場へ舞い戻りし彼の者に、祝福の唄を捧げよ』


 それは、ティオの知る中でも最高の治癒魔法だった。本来ならば時間のかかる治癒を瞬時に行い、身体の損傷を癒す魔法。壊滅しかけたパーティーすら一気に立て直す力を持つ、治癒系統の最上級の一つ。

 極限の集中で額に汗しながらも、ティオはそれを唱える。魔宝玉によって強化した魔力を用いて、今の自分なら出来ると信じて。

 発動させた事も無い魔法を、深い想いと祈りを持ってここに顕現させる。


『その身で讃えよ、彼の者の勇猛さを。その身を奉じよ、彼の者の歩みし道に』


 ティオが、その魔法の名を厳かに唱え上げた。


天上響く祝福の鐘セイクリッドチャイム!」


 セシリアの立つ地面に、魔法陣が描かれた。それに向かって天から光が差しこんだ。聖光の羽が舞い散り、セシリアの身体に降りてくる。

 そしてその場に、聖なる鐘の音が響き渡った――


 ◆


 それは、長い夢のようだった。柔らかな光に包まれ、心地よい鐘の音にまどろみ、全ての苦痛から解き放たれた楽園の夢。

 永遠に続くかに思えた夢は、実際には一瞬の間だったのだろう。

 気付くと、降り注ぐ光は消えていた。セシリアの瞳には、薄暗い迷宮の広間が変わらずに映っている。


 ただの錯覚だったのだろうかと、そう思えるくらい儚く散った夢だったが。その効果は絶大だった。

 まるで最初から怪我など無かったかのように、セシリアの全身の傷が治っていた。それどころか、体に普段以上の力が湧き上がっている。これなら、今直ぐにでも戦場へと戻る事が出来るだろう。


 そして、その代償として。ティオの指で輝いていた指輪の魔法玉は、その光を失い灰色の石と化していた。


「……ティオ」


 いたたまれない様子でセシリアが名を呼ぶが、それにティオは首を振って。


「みんなを、アリスちゃんを、助けてあげて。絶対に、みんなで帰ってきて」


 泣きそうな顔でティオが言った。

 それは、願いだった。自分では叶える事の出来ない願いを、親友に託す。

 そうする事しか出来ない自分を、心底呪いながら。もう一度親友を戦地へと向かわせてしまう自分を、心底憎みながら。それでも、彼女はその言葉を紡いだ。


「頼んだわよ。セシリアちゃん」


 震える親友の声に、セシリアが両手を握り締めた。苦しいくらいに伝わった、その願いをしかと受け止める。


「――分かった。ありがとう、ティオ。必ず、みんなで戻るから」


 セシリアが力強く頷く。それを受けて、ティオがほんの少しだけ微笑んだ。


 それ以上、言葉は無かった。ティオをエリオスに託して、セシリアは下層へと向けて全速力で駆け出した。


 ◆


 セシリアが全身に真紅の魔気を纏い、光線のように通路を突っ走る。

 直ぐに見えた三層への階段を、飛び降りるように駆け下りた。

 自分の願いに、託された願いを乗せて。ただひたすらにそれを祈って、彼女は走る。


「アリス……きっと、ヴァイスが真っ先に辿り着く。だから、それまで耐えて。その時まで、絶対に死ぬんじゃないわよ」


 ティオの魔法のおかげなのか普段以上に軽い身体を、全力で動かしてセシリアは駆けた。

 その脳裏に浮かぶのは、微笑むアリスの姿。見捨てるという選択をしてしまった仲間との、別れの光景だった――


 ◆◇◆


「くそ! なんなんだよこいつら! 幾ら倒してもきりがねぇ! どっからこんなに沸いて出てくるんだよ!」

「知らねぇよそんなの! んな事考えてる暇があんなら剣を振れ!」


 怒号と悲鳴が広間に響いていた。叫ぶのは私と同じ、二年の学生達だった。

 多くの学生が前衛後衛と綺麗に分かれ、狼の姿をした魔物の群れと対峙していた。複数のパーティーが集まって共同戦線を張っている形だ。

 訓練迷宮において、その光景は異様だった。


 パーティー同士が協力するのは、別に珍しい事では無い。例えば、迷宮主の攻略等に腕利きの冒険者パーティーが複数合同で当たるのは良くある話だ。

 しかし、この訓練迷宮でそんな状況になる事は無い。ここは、そんな事必要無い程度の難易度に抑えられているからだ。

 それなのに、今私達は複数のパーティーでないと対処しきれない状況にあった。それは、明らかな異常事態だった。


 異常はそれだけでは無かった。もう一つの異常事態。それは、私達が戦闘を行っているのが、六層の結界広間だという事だ。

 結界広間に魔物は入れない。そこは学生達の休憩用の場であると共に、別階層に魔物が移ってしまうのを防ぐ役割も持っているのだ。

 しかし今回、その結界広間で私達は戦っていた。それも、六層最奥の広間で、七層から上がってくる魔物を相手に、だ。


「おかしいだろ! なんで下から魔物が上がってきてるんだよ! 結界が壊れたのか!?」


 一人の少年が上ずった声で叫ぶ。理解不能な状況から来る恐怖で顔は真っ青だった。


「ここの結界は万能じゃない、あくまで特定の魔物を防ぐ機能しかないんだよ! この結界が防ぐのは迷宮の魔物だけだ! つまり、こいつらは……!」


 狼を剣で切り倒しつつ別の少年が答える。こちらはまだ冷静なようで、状況の分析が出来ていた。しかし、だからこそ、現在の異常さを理解しており、深刻な表情で敵を睨んでいた。


「この迷宮の魔物じゃないんだ!」

「はぁ!? なんでそんなのがここに居るんだよ! しかもこんな大量に!」

「そんな事、俺が教えて欲しいよ!」


 混乱が広がる。状況の分析は出来ても、原因は分からない。原因が分からなければ、解決策も分かる訳が無い。

 結界を突破されるというあり得ない状況。迷宮には存在しないはずの未知の魔物。それだけでも冷静さを失うには十分で、磨り減る精神は私達の動きを鈍らせた。

 結果、苦戦しているのは、私達の方だった。


「いったいなんなのよ、この数は――」


 最前線に出て戦っていた私は、その光景に思わず呆然と呟いてしまった。

 私の眼に映るのは、狼、狼、狼。

 狼の群れが、七層への階段のある部屋から溢れるように出てくる光景だった。


 私達パーティーは、特に何の問題も無く迷宮探索を終えようとしていた。そして、ここで休憩を取っている所で、それが起こった。

 いきなり、狼の姿の魔物達が下層から湧き出てきたのだ。直ぐに私達はこの魔狼と応戦した。

 一体一体は特別強力という訳では無かったので、最初は問題なく倒せていたのだが。雲行きは直ぐに怪しくなった。とにかく、その数が問題だったのだ。


 目に付く魔狼を片っ端から薙ぎ払ったが、流石に多勢に無勢なのか。息が切れ鈍っていくこの身体には、既にいくつもの傷を負っていた。

 そしてそれは、周りの皆も同様だった。前線で戦う私達の中に、負傷していない者は居なかった。


 ここに居る者は、私含めて皆二年の学生達だ。一年間厳しい訓練を受けてきて、最早見習いとは呼ばせないという自信があった。

 それでも、長くは持たなかった。そうなる事は必然だったんだ。


「っひぃ、もう、駄目だ…… 俺はまだ、死にたくない!」


 途切れない狼達に心が折れ、脱兎の如く逃げ出す一人の少年。我先にと逃げていくその者に、皆の視線が集まった。

 それは非難する視線では無い。皆同じ思いだったのだ。


 均衡が崩れた。その一人に釣られ、一人また一人と学生達が逃げ出していった。


「ちょっと、バカ! 逃げるんじゃないわよ! 戦線が崩れちゃうでしょ!?」

「ふざけんじゃねぇ! 俺達だけで、あんな数無理だろうが!」


 逃げ出す男子学生に向かって怒鳴り声を上げたが、代わりに怒声が帰ってきた。それに歯噛みして、私は前方に視線を移した。

 漆黒の毛に覆われた無数の狼達。その紅蓮のような瞳が、薄暗い通路の奥から湧き出ている。

 飛び掛ってくる魔狼を倒しても倒しても、その瞳が減る気配は無かった。確かにこの状況で、逃げるなとは無理があると、自分でも思った。


「ジークの言う通りだ! あれは俺達の手に負えねぇ!」

「撤退だ、みんな逃げろ!」

「ちょっ、待ちなさい! 待ちなさいよ! 私だけじゃ、流石にあの数は!」


 私は必死な思いで叫んだ。皆に逃げられては、最早どうにもならない。いくらなんでも、私一人では抑えられない。

 しかし、一度生まれた流れは止まらなかった。周りで戦っていた学生達が、次々に逃走を開始した。


 勝てない相手とは戦わない。そんな相手が出てきたら、余程の事が無い限りは逃げるのが定石だ。

 しかし、この場において。私には、その余程の事があったのだ。おいそれと逃げる訳にはいかない事情が、今の私には存在したんだ。


「お前も、あんな奴見捨てて、さっさと逃げればいいだろ! 無能を守るなんざ割りにあわねぇよ!」

「そんな事、できる訳が――!」


 また、数体の魔狼が飛び掛ってきた。その音に反応して、この身体は半ば無意識に構えを取った。迎え撃つために、魔気を身体に循環させる。


 しかし、そこに後ろから数本の氷剣が飛んできた。それは狼に深く突き刺さり、その全身を瞬時に凍らせる。

 ごとりと地面に落ちる氷付けにされた同胞を見たからか、回りの狼達が警戒するように足を止めた。


 その氷剣に見覚えがあった私は、驚いて後ろを振り向いた。そこには、後衛に居るはずのアリスの姿があった。


「……アリス?」


 ポツリと、私の口から声が漏れた。

 彼女は。この場に居る誰より儚い彼女は、この場に居る誰より強い覚悟を持って。そこに、居たんだ――


 ◆◇◆


「――本当に、死んだら恨むわよ、一生恨むわよ!」


 湧き上がってきた光景に毒吐きながら、セシリアが駆ける。その身はすでに三層へと降り、結界広間を抜け、四層への道を駆け抜けていた。


 三層からはもはや普通の迷宮と変わらない。さながら迷路のように続く道を、セシリアは迷わずに突き進んでいた。

 彼女は既に下層から一度駆け上がってきた身だ。くらい覚えているし、なによりそこらに散らばる魔狼の死体が行き先を示していた。


「あいつら、全部倒して行ってるの? 無茶してないでしょうね……」


 邪魔な敵が排除されている事に感謝しつつも、それを行っている後輩達を案じるセシリア。

 連れ帰るのはアリスだけではない。全員で地上へと戻らなければならない。一人でも欠ける事は許されないのだ。

 頼むから無茶してくれるなよ、とセシリアは思う。無茶でも何でもするに決まっているのを承知で、それでも思う。

 無茶をしなければならないのなら、それは先輩である自分の役目の筈なのだから。


 セシリアが、走りながら右手の篭手に視線を向けた。左手と比べて、大型な右手の篭手。その手の甲の部分を肘方向にスライドさせて、中を確認する。

 そこには、五芒星の魔法陣が刻まれていた。そして、そのそれぞれの頂点に小さな石がはめ込まれている。その石の全てがうっすらと紅い光を放っていた。


「残弾五。迷宮訓練なんかに、予備弾なんて持ってこないっての!」


 忌々しげに叫びながら、乱暴な手つきで篭手を戻した。

 今日の訓練は、本来そこまで難易度が高いものではない。この切り札が必要になる事など想像もしていなかった。改めて今の理不尽な状況に怒りが沸いて来る。


「出し惜しみなんてしてらんないけど、弾切れなんて状況にならないでよ……!」


 今回の敵があの魔狼だけなら、問題は無い。ゲイル達と一緒なら殲滅する事も出来るだろう。アリスだって、きっと障壁シールドで耐える事が出来るはず。

 まずいのは、更に強い魔物が出てくる事だ。そうなったら、危険度は一気に跳ね上がる。予備が無かろうと、迷わず切り札を切らなければならない。

 そして、そうなってはアリスの生存も――


「お願いだから、これ以上悪くはならないで――」


 そう願う彼女の言葉が途切れる。その瞳に映った光景に、思わず舌打ちした。


 そこは、三層最奥の結界広間。魔物に犯されるはずの無いその広間で、戦闘が行われていた。

 一方はゲイルとリリカ。そしてもう一方は。


「オーガ!? なんで下層の魔物がこんなとこに居るのよ!」


 大きな二本の角を頭から生やし、人程の大きさの鉄塊を振り回す赤き巨人。

 巨漢のゲイルより一回りも二回りも巨大な鬼が、ゲイルと剣戟を繰り広げていた。

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