30.予想外の展開

「わっ、たっちょ、まっ!」

「うわあぁああん!」


 慌てて、意味の通らない言葉を口にしながら、ヴァイスがその場から飛び退いた。アリスに覆いかぶさっていた状態から、物凄い勢いでベットの端まで退避する。

 それに対して、アリスも彼から離れるように、ベットの反対側まで一気に後退した。相当恥ずかしいのだろう、涙目で悲鳴を上げている。


「なっなっ、何で居るんだよ!? てか、一体いつから!?」


 ヴァイスは、心底驚いていた。彼らの存在を、全く知覚出来ていなかった。扉の直ぐ外に彼らが居る等、予想もしていなかった。

 これが、普段通りのヴァイスなら、それくらい気付きそうなのだが。完全に、アリスに対してのみ意識が向いていた為に、その存在に気付かなかった。

 というよりも、アリス以外の事を考える余裕など無かったのだ。正直な話、ここが学園だと言う事すら、ほとんど忘れていた。


 そうやって、突然の事に慌てている彼に向かって、冷静な様子のリリカが応える。


「そうですね……先輩を、渡さない! とか言ってる頃からでしょうか」


 リリカが若干低い声で、まるで真似るように台詞を言えば。ヴァイスの顔の赤らみが、更に増していく。


「んなっ、あ!」


 何か言いたそうに、しかし言葉に出来ずに口をぱくぱくと開閉させるヴァイス。

 つまりは、今までのアリスとの情事を、すべて聞かれて……もしかしたら、見られていたという事であり。

 ヴァイスはなんとも言いがたい気恥ずかしさで、顔を覆い隠したい気持ちだった。動揺し過ぎていて、思考も上手くまとまらない。


 そんな彼を見て、ゲイルが、気まずそうに後頭部を掻きながら、


「あぁ~、なんだ、悪かったな、ヴァイス。俺は直ぐに退散しようと思ったんだがよ。こいつと……センセイが、離れなくてな」


 と、申し訳無さそうに話す。そして、そのままリリカの頭に手刀を落とした。リリカが、痛っと小さく悲鳴を上げ、ゲイルを睨んでいる。

 そんな二人の後ろから、今度はシャルロットが歩み出てきて。


「だって、アリスちゃんがきちんと出来るのか気になったしね~」


 シャルロットはそう言って、アリスを見ながらニヤニヤと、若干下品な笑みを浮かべていた。背後で手を組んで、やや前屈みでアリスを覗き込んでいる。どうやら、ゲイルの言葉のセンセイとは、彼女のようである。


「ちょっ、シャル姉ぇ! 何馬鹿な事言ってるの!? 悪趣味だよ、そんなの!」

「いやいや、こんな誰が来るかもわかんない所で、おっぱじめるのが悪いんでしょ~? ここは学園なんだからね?」

「そうですよ! シャルロット先生の言うとおりです!」


 涙目で、顔を真っ赤にして怒っているアリスを見て、しかしシャルロットは悪びれも無い様子で反論する。まるで彼女を叱るかの様に腰に手を当てて、ベットに座るアリスを見下ろしている。

 そして、そのシャルロットの言葉に、リリカも続いた。


「全く、何をやっているんですか、二人して。時と場所を考えてください!」

「うぐっ」


 リリカの正論に、思わず唸り声を上げるヴァイス。

 確かに、彼女の言う通り、医務室こんなところで事に及ぶのは非常識であると言える。ここは公共の施設であり、幾ら陽が落ちたといっても、誰が来るかも分からない訳で。

 おまけに、ここはその役割上、清潔を保つ必要がある場所であり。「そう言う事」を行うのは、非常にマズイと言わざるを得ない。

 幾ら押さえがきかぬ程に気分が高ぶっていたと言っても、それが迂闊な行動である事は間違いなかった。


「まぁ、それでも、ヴァイスはへたれですし? 最後まで行く度胸は無いと思って、安心していたのですけれど」


 リリカは腕組みして、呆れたようにヴァイスを見ながら話すと、そこで一旦溜め息をつき。今度は、アリスに半開きの眼を向けて、口を開く。


「まさか、先輩から煽っていくとは。驚きましたよ。先輩は本当に、見かけによらず大人びてらっしゃいますね」

「うわーーん! なんか言葉にトゲがあるよね、リリカちゃん!?」


 リリカの冷たい視線に晒されて、堪らなくなった様子でアリスが声を上げた。彼女も、ここから逃げ出したいくらい、恥ずかしい気持ちで一杯であった。

 可愛がっていた後輩から、呆れられている。しかも、だらしない男女関係に対して。もはや、彼女の先輩としての矜持は粉々に打ち砕かれて、見るも無残な状況であった。


 そこで、仕方なくと言った様子で。ゲイルが、口を挟んだ。


「それくらいで良いだろ。つか、邪魔するのは野暮だろうが。俺らももう子供じゃねぇんだしよ。他人が口挟む事じゃねえだろ」


 若干呆れが混じった視線を向けるゲイルに対して、リリカが不満げな顔と共に、彼に応える。


「別に、私も悪いとは言いませんよ。しかし、事情に迫られて事に及ぶなど、後に禍根を残しかねませんし。それに」


 一旦言葉を切って、彼女はアリスに視線を戻した。そしてそのまま、躊躇無く口を開く。


「先程の貴方達の会話からすると、先輩は初めてなんでしょう?」

「ふえぇ……」


 リリカの直球に、アリスが情けない声を漏らした。

 可哀想に、アリスは今にも泣き出しそうだ。顔は真っ赤に染まって、両の瞳は涙に潤んで、恥ずかしそうにぷるぷる震えている。少し離れて横にいるヴァイスすら、その台詞に顔を赤くしていた。

 そして、そんなアリスの反応を見て、リリカが続けるように口を開く。


「その場の空気に流されてたら、後で後悔しますよ」

「……別に、後悔なんて、しないよぉ」

「そうかもしれませんが。ただ、少し自暴自棄やけになっていたように思えましたから」

「そんな事……」


 無いとは言い切れず、アリスは言葉を切った。

 もちろん、ヴァイスに対しては好意を抱いているし、彼に抱かれるのも嫌な訳が無い、というよりも嬉しい事ではあるのだが。

 流石に、性急すぎたとも思えていた。普段の彼女なら、ここまで大胆には迫れなかっただろう。彼女が、このような振る舞いを行ったのは、間違いなく明日のブラッドとの約束が原因となっていた。


「別に、二人の仲をどうこう言うつもりはありません。ただ、せっかくの思い出に、余計なモノが混じっているのは良くないと思うのですよ」

「うぅー……」

 

 その辺りの事を、リリカは良く理解しているのだろう。アリス達を心配するような気持ちが、その言葉からは感じられた。

 だからこそ、アリスも反論できなかった。色々言いたい事はあるが、それを飲み込むように押し黙ってしまった。 


「まぁまぁ、とりあえずそれくらいにしといて」


 そこに、シャルロットが極めて明るく割り込んでくる。まるで場の空気を読んでいない様なその調子に、アリスが怪訝な目を向ける。

 しかし、シャルロットはそのままの調子で。まるで宣言するかのように、高らかに声を上げる。


「なんにせよ、この部屋の主として。ここで、えっちな行為は認められませんからねー」

「うわーー! シャル姉の馬鹿ぁー!」


 直接的な事を言われて、とうとうアリスが泣き声を上げた。直ぐ傍にあった白い枕を、シャルロットに向かって投げつけている。


「わっと! もうー、危ないでしょう? いくら良い所を邪魔されたからって、癇癪起こさないのー」

「そこじゃないもんー!」


 投げつけられた枕を驚きながらも受け止めたシャルロットが、アリスに向かって軽口を叩く。彼女の言動は、まるで仲の良い妹にでも対するかのようで。完全に面白がっているのが分かった。


「じゃあ何なの? 私は、えっちは駄目とは言ってないのよ? ここじゃなくて、アリスちゃんの部屋……は孤児院だし無理かな? ほら、彼の部屋なら好きなだけ――」

「もおおーーーーー!!」


 しかし、アリスにも我慢の限界というモノは当然ある訳で。

 腕を振り回しながら、怒って声を上げる彼女の身体に、うっすらと魔力が浮かび上がってきた。


「わわ、ちょっと意地悪しすぎた?」


 それを見て、シャルロットが慌てたように声を漏らす。素になっているのか、その声色が少し低い。

 しかし、彼女は直ぐに気を取り直した様子で。状況に着いていけずに呆けていた、ヴァイスに向かって、びしっと指差して。


「ヴァイス君! ほら、ぼーっとしてないで、アリスちゃんを止めて!」

「へ? て、ええっと、先輩、落ち着いて!」

「うわーーーん!! もう、シャル姉のあほーー!」


 本当に、癇癪を起こしたかのように声を上げるアリス。そんな彼女を、ヴァイスが必死に宥め始めたのだった。




「ううぅ、ぐすっ」

「落ち着きましたか、先輩」


 医務室のベットに、ヴァイスが腰掛けて。その隣で寄り添うように、アリスがぐずっていた。

 ヴァイスが、優しくアリスの頭を撫でている。アリスに対して、ヴァイスの方は幾分落ち着いた様子だった。


 先程のシャルロットとアリスのやり取りに、呆気に取られている内に。彼は、精神的な余裕を取り戻したのだった。

 もちろん恥ずかしいのは恥ずかしいのだが。冷静になって思い出せば、彼らはまだ始める前であって、別に真っ最中を見られた訳では無いのだし。

 迂闊な行動を取った自分にも落ち度が有ったのだと思い、半分諦めるような、開き直るような気持ちで、冷静さを取り戻していた。


 まぁ、それでも。子供の頃から一緒である幼馴染達に。女性を口説いて、おまけに熱烈に口付けを交わしてる所を見られたと言うのは、物凄く恥ずかしく、同時に気まずい思いであったのだが。

 彼は、それを頭から押し出すように、見られた事などさっさと忘れてしまうように、アリスを慰める事に努めていた。


 そして、そんな二人を。シャルロットが、なにやら嬉しそうに、にやにやと笑みを浮かべながら。医務室の椅子に腰掛けて、彼らを眺めていた。

 他の三人も、医務室に留まっていた。マリアは、廊下側の壁に背を預けて立っており。ゲイルとリリカは、その反対側の、窓が並ぶ側に立ち、窓から外を眺めている。


「……シャル姉」


 声に反応し、皆がアリスに目を向ければ。彼女は、じっと睨むようにシャルロットに視線を向けており。


「……なんで、そんなニヤニヤしてるの?」

「いやー、アリスちゃんも青春してるんだなーと。素直に嬉しいんだよ? 私は」


 泣き止んだアリスが、押し殺したような低い声でシャルロットに問い掛けて。

 それに対して、シャルロットはやはりにやにやとしながら、軽い感じで応えていた。


「ううぅー」


 アリスが、恥ずかしそうに、ヴァイスの胸へと顔を埋める。そんな様子も、シャルロットは微笑ましそうに眺めていた。


 そうやって。アリスが、落ち着くのを待ってから。ヴァイスは、疑問に思っていた事を口にする。


「先輩は、シャルロット先生と知り合いなんですか?」

「……うん、シャル姉は、聖女せんせいのお師匠さんなんだよ。よく孤児院にも顔を出してくれるの」

「ふーん……ん?」


 話の内容は特に何でもない物だった為、普通に納得しかけた所で、ヴァイスがその会話に違和感を覚える。

 その言葉を聞き間違いかと思って、彼は思わずといった感じでアリスに聞き返した。


「聖女の、師匠ですか? 逆じゃなく?」

「うん、先生の師匠」


 ヴァイスが、シャルロットを見た。その若い、というよりまだ幼げな外見を、正面からまじまじと見てしまった。


「あははー、まぁ、私は森人類エルフだしねー」

「……失礼ですが、お歳は――」

「失礼だと思うなら、聞かないー」


 ヴァイスの質問に、遮る勢いでシャルロットが言葉を重ねた。彼女は先程と同じくニコニコとしているが、その優しげな笑顔の裏側に、なんとも言えない迫力があった。

 まぁ、森人類ならそう言うものなのだろう。彼らは他の人種と比べると遥かに長寿であり、百も生きれない常人類ヒューマンと比べても、意味は無いのだろう。

 そう、ヴァイスは納得する事にした。というより、納得せざるを得なかった。


(触らぬ神に祟りなし、だったっけ。流石と言うか、迫力がある……変な事は言わない方がいいだろう)


 しかし、そこで空気の読めない……というか読まない男が、颯爽と軽快に其処へと足を踏み入れていく。

 その者が、感心したような表情で。窓際からシャルロットの方へと歩みを進めていた。

 それに気付いたヴァイスが、顔を引きつらせるが、既に遅く。

 ゲイルが、その余計な口を開いた。


「いやぁ、森人類ってスゲェのな。五英雄の師匠ってんなら六十ぐらいは当に超えてんだろ? 常人類でいったらすっかりばあさ――」


 ずむん、と。鈍い音を立てて、シャルロットの手がゲイルの脇腹に突き刺さった。その顔には、変わらず笑顔が張り付いている。


「んぶほぁ!」


 ゲイルが悲鳴を上げながら、その屈強な身体が二つに折れた。魔法使いとは思えない程の鋭い手刀。それを椅子に座ったまま放ったシャルロットを見て、ヴァイスの背中を冷や汗が大量に流れ落ちる。

 本当に、余計な事を言わなくて良かったと、彼は己の判断を賞賛していた。


「……一体、何をやってるんですか」


 地面に蹲りぴくぴく震えているゲイルに、リリカから冷たい声が降りかかった。その顔は、心底呆れ返っているように見える。


「駄目ですよー、長寿の森人類に向かって、百歳程度でババア呼ばわりなんて」


 相変わらずに笑みを浮かべて、シャルロットが言う。しかし、ヴァイスからしたら、その笑みはもう微笑ましいモノには到底見えなかった。

 もうちょっと丁寧な言葉だった気がする、とか。先生は百歳くらいなのか? とか。頭に浮かぶ余計な情報を、ヴァイスは必死にかき消しながら、彼も引きつった笑顔を見せていた。


「っふふ」


 不意に、女性の、思わず漏れたと言った様な、そんな笑い声が聞こえた。

 ヴァイスがそちらに目を向けると、そこに居たのは、壁にもたれたマリアだった。彼女は、まるで笑いを押し殺すように、若干顔を俯かせている。

 そんなマリアに向かって、シャルロットがくるりと顔を向けて。


「なぁに、マリアちゃん。貴方も何か言いたい事があるのかなぁ?」

「えぇっ、違います! 先輩の事では無くて……!」


 マリアが慌てたように声を上げた。両手を前で振って、誤解だと訴えている。

 その様子は、ヴァイスにとってはなかなか珍しい光景だった。

 教員としてのマリアは、いつも優しく笑みを浮かべた、落ち着いた女性、と言った感じだった。

 基本的にそんな彼女しか知らないヴァイスは、その様子を興味深げに見ると共に……マリアでも、シャルロットには頭が上がらないのか、とか。というか先輩なのか? とか。また要らない情報が増えた事に、頭を抱えたい思いだった。


「ただ、何と言うか。貴方達は、本当に不思議だな、と思いまして」


 そう言って、マリアはヴァイス達を見回した。そして、いまだ床に這っているゲイルを見る。ゲイルを見る彼女の顔には、いつもの優しげな笑みが浮かんでいた

 まるで、あえて道化を演じているかのような、そんな彼の心境を思い。マリアは、手を打ち鳴らして、場の収集にかかる。


「さぁ、もう良いでしょう。二人も大分落ち着きましたし」


 そう言って、彼女はヴァイス達を見た。二人とは、もちろんヴァイス達の事なのだろう。彼らと一度視線を交わした後、マリアはリリカ達の方を見て。


「そろそろ、本題に入りませんか。もう陽も暮れていますし。用事を済ませて、そろそろ帰りましょう」

「そうだね。アリスちゃんの帰りが遅いと、ローラちゃんも心配してるかもしれないし」


 マリアの台詞を受けて、シャルロットも口に手を添えて、何処か遠くを見るように呟いた。

 聖女の名を出された為か。ヴァイスの胸でむくれていたアリスが、ぴくりと反応する。そして、まだ若干胡散臭そうな目をシャルロット達の方へと向けて。


「本題って、何?」


 そう、機嫌の悪そうな声でシャルロットに問い掛けた。向ける瞳も、若干余所余所しい。

 それに対してシャルロットも、流石にやりすぎたか? と言う様子で苦笑を浮かべていた。

 そして、その隣でリリカが、代わりと言った様子で口を開いた。


「貴方達に、大事な事を伝えに来たのですよ」

「大事な事?」


 ヴァイスが聞き返すと、リリカも頷いて応える。そして、彼らを安心させる様な、そんな柔らかい微笑を浮かべて。彼女は、その本題を口にした。


「明日の、先輩とブラッドあのばかとの約束ですが。あれは、無しになりましたので。先輩も、明日の朝はもう行かなくて大丈夫ですよ」

「は?」


 リリカの言葉を聞いて、ヴァイス達は二人揃って間の抜けた声を上げた。その表情も、呆気に取られている。

 しかし、ヴァイスがいち早く復帰して、動揺しながら聞き返した。


「な、なんで、どうして?」

「なんで、と言われましても。それは……」


 リリカが、一瞬困ったように苦笑して。そして、自分達の足元を見下ろした。

 其処には、未だに立ち上がれずにいたゲイルが居て。彼は、ヴァイス達に顔を向けて、


「俺が、アイツに決闘し返して、ボコボコに叩きのめしてやったぜ!」


 ゲイルが、きらりと歯を見せながら良い笑顔を作っていた。ぐっとこちらに向けて親指を立てている。

 これが、床に伏せって痛みに身を震わせていなかったら、様になっていたのだが。残念ながら、彼はまだしばらくは起き上がれそうに無い。

 しかし、それでも、彼の言葉ははっきりとヴァイス達に届いていて。


「……」


 一瞬。彼らは、その言葉をしっかりと咀嚼し。一度お互いに顔を見合わせて。


「……ええええええええ!?」


 本日二度目の絶叫が、校舎に響き渡ったのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る