表題作「レムリア」のみのレビューになります。 SF的小道具の一つ一つがよく考えられており、整った作中背景が明かされていくことにわくわくします。強度として安心感のある世界設定の上で繰り広げられるキャラクター達の人間関係は儚くも美しい。 消滅してしまうと書きましたが、柊の中には消えずに残ったものが確かにあるように感じられました。全四部作構成とのことで、続きも読んでいきたいです。