僕は文屋1
サカナは22歳。ヒキコモリ。コイビトの部屋に寄生する。
コイビトは帰るとサカナを抱き締め接吻する。
「今日もイイコでいたかい?サカナ」
まいにち聽かれてサカナはうんざり、
「サカナはイイコじゃありません!」
コイスルサカナ、部屋を飛び出す。
サカナは街に出る。
一人で街に出るのは二ヵ月ぶり。
サカナは裸足なので靴が欲しかったがお金が無かった。
「サカナは歩くのが苦手です」
コイスルサカナ、まるで座り込む若者。
一時間と40分が経った頃、サカナに男性が近づく。
「サカナです」
「僕は文屋」
文屋は火を欲したが、コイスルサカナ、ライターなんぞ無い。
おもむろに立ち上がるサカナ、道端の石で火を起こす。
「文屋さん、サカナは靴が欲しいのです」
文屋さんはサカナをおんぶして、雑貨店でサカナに靴を選びました。
「サカナよ、大事にするのだよ」
サカナは水色の靴を与えられました。
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