ゆめみるあじあ

私はあじあ

ゆめみるあじあ

偶然にももうすぐ北京ごりんぴっく

そんなあじあ

名前負けなどしていない。

もちろん魚にも負けていない。


「あ、あじあちゃんだ」

「どこ?」

ここ

空ですけど…

「よく見て。」

「???」

コイスルサカナ、アフリカ並の視力の持ち主


「よく気づいたわね!さすが我がらいばる!今日こそこの勝負受けるべし!」

ゆめみるあじあ、地獄耳


「えーと…」

コイスルサカナ、たじろぐ。

「なんて言ってるか分かんないなぁ」

「俺にはどのへんにいるのかも分かんないよ」

「読唇術ってむつかしいね」


お互い知覚しあっているのに通じ合えないもどかしさ

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