第17話 宴の席 1

 用意されていたのは、まさしく大宴会場であった。


 広間の奥まで立ち並ぶ柱には、いずれも蒼と青の石片タイルの上に金文字が躍る細工が施されている。

 広い部屋だというのに広間のほとんどを埋め尽くす大きさの絨毯が敷かれていて、その絨毯の模様も蒼い地に金糸の太陽と色とりどりの草花が咲く繊細なものだった。

 高い窓からは明るい日が差すものの、内部を焼くほどでもない。光と陰が作り出す穏やかで華やかな空気が、広間じゅうに満ちている。

 広間の奥では、鮮やかな桃や紫の布に金や銀の刺繍を施した派手な装いの伊達男たちが三人並んでいて、それぞれが笛や弦楽器ウードを手に音を奏でていた。

 楽隊の手前では、妙齢の踊り子たちが五人、腹を出した衣装で舞っている。五人のいずれもこちらを見つめる大きな瞳や絞られた腹が艶めかしく、眺めていたら魂を抜き取られそうだった。


 広間の中央に食事が並んでいた。

 絨毯の上に十数枚もの皿が置かれており、そのすべてに、違う料理が盛られている。

 一つ一つの皿の直径がエザンの腕の長さほどもあるにもかかわらず、料理はすべて山を作っている。

 芳醇な香りが漂う。

 鶏の丸焼き、緑豆のポロウ、肉団子の汁物、葱類とともに炒められている千切りの肉は羊であろうか――この辺りまではアルヤ料理だ。

 香辛料の効いていそうな赤い煮物は東方風、根野菜の入った赤い汁物は北方風、牛の乳であろう白くとろみのある煮物は西方風――肉の串焼きはチュルカ風であった。

 見たことのない野菜の皿、西瓜、葡萄――薄く焼かれた南方風のパンは、大きな皿に十数枚ずつ盛られて全部で五皿も並べられていた。

 飲み物も多彩だ。硝子ガラス越しに見える色合いや納めている瓶の様子から察するに、アルヤの葡萄酒、チュルカの馬乳酒、麦酒や果汁、薔薇水や氷まで用意されているらしい。

 さらに、いろどりを添えるためか周りには薔薇の花弁まで散らされている。


 煌びやかだった。

 一行が揃って宴の間の出入り口に立ち止まってしまったほどだ。


 料理を挟んだ向こう側、剣は届かないだろうが声は届くだろう距離に、四人の男が待っていた。アルヤ人の男が二人座っており、チュルカ人の男が二人立っている。


 アルヤ人のうち一人は、柔和な笑みを浮かべた、三十路くらいの青年だ。

 緩やかな弧を描く黒髪に、同じ色の口ひげ、薄い色の瞳で、短刀を一本だけ腰に下げている。

 白い筒袴はどうやら裾が末広がりらしく戦闘には向かなさそうだ。

 位の高い文官か貴族の印象を受けた。


 もう一人は、薄く顎ひげを生やしている、豊かな濃茶色の髪の、やはり三十代前半くらいの伊達男である。

 こちらも、髪と同じ色の瞳に穏やかな笑みをたたえてこちらを見ている。

 ただ彼は、翡翠を粉にして使っているのかみどりの鞘に入った大太刀を佩いており、緑の胴衣ベストや裾の絞られた筒袴も動きやすそうに見えた。

 武官の一人かと思われる。


 チュルカ人のうちの一人は年若い青年だ。

 緊張しているのか、赤い頬をして唇を引き結んでいる。

 着物は大太刀を佩いた男と同じ緑の胴衣ベストに筒袴で、頭にも緑の帽子を乗せていた。

 武器は短剣一つだ。

 黒い直毛の髪はチュルカ人のそれだが、衣装はまったくアルヤのものなのが何となく気にかかる。


 残った最後の一人は、エザンより年上であろう、豊かなひげをたくわえた大男で、黒地に紫の刺繍を施したチュルカ風の上着デール、裾を絞った白い筒袴に、大きく湾曲した刀を背負って、鋭い眼光をしていた。

 彼はきっと戦士だ。


 先頭を行っていたカズィ・ナディルは、一行の驚きをよそに、呑気な足取りで料理の向こうへ行った。

 チュルカ人の青年とアルヤ人の武官の間に腰を下ろす。

 チュルカ人の青年は一歩後ろに退き、チュルカ人の大男はカズィ・ナディルの隣に腰を下ろした。


 文官とおぼしき青年が、一行を手招いた。

 アルヤ語で何か語りかけてくる。

 立ったままのチュルカ人の青年が、「皆の者、公がめいめい思い思いの場所に寛いで座るようにとおおせである」と言った。

 なるほど、文官とおぼしき青年がこの地の新しい主、ネガフバーン公の後継で、チュルカ人の青年はチュルカ語とアルヤ語の通弁役なのである。


「座れ。案ぜずとも罠などない、心配せずに食え」


 偉そうな態度で言い放ち、早々に料理へ手を伸ばしたのは、カズィ・ナディルだ。

 彼は串焼きをつかむと、客の前とは思えぬ粗野さで肉を噛み千切った。

 隣の大男が、「カズィ・ナディル、仮にも客人の前ぞ」とカズィ・ナディルをたしなめた。

 だが、カズィ・ナディルは聞かない。「俺が毒見がてら喰ろうていた方がこやつらも安心して食えようが」と言うと、大男が「それはそうだが、将軍の品位を貶めよってに」と溜息をついた。


 通弁役の青年が、咳払いをした。


「繰り返す。皆の者、遠慮せずに座るよう、エルテバーティ卿がおおせである! 各自腰を下ろすよう要求する」


 「そう力まんでも、あまり真面目が過ぎると疲れてしまうぞ」と、カズィ・ナディルが言った。

 通弁が彼を睨んだ。カズィ・ナディルはあまり好かれていないらしい。

 不思議なものだ。エザンはつい、アルヤ領内にいる同胞同士協力関係にあってもいいだろうにと思ってしまった。


 ためらったのも束の間、「では遠慮なく」と言ってアリムが目の前に腰を下ろした。我が子ながら豪胆だ。


 エザンもまた、息子に毒気を抜かれて彼の隣に座った。


 アリムとエザンが座ったのを見てから、後ろでたたずんでいた皆も次々と続いた。


 皆が座り次第、アリムも料理に手を伸ばした。

 アリムが小声で「美味い」と呟いたのを聞き洩らさなかったらしい、甘えが出てきたのかエザンとアリムの間に割り入ったニルファルも、「ぼくもいただきます」と言って肉を鷲づかみにした。


 ニルファルの振る舞いを見たアルヤ人たちの目が細められたのを、エザンは見逃さなかった。

 その目に邪気は感じられない。むしろ、同じくらいの子供がいるのかもしれないと思えるほど優しいものに感じた。


 一同が食べ始めたのを見てから、一人食事を許されていないらしい通弁がアルヤ側の人員の紹介を始めた。


 案の定、中央に坐する文官風の青年がネガフバーン公の代理人として赴任した貴族で、ネガフバーン公の甥、名をエルテバーティというらしい。


 武官風の青年は、モラーイェム将軍といい、アルヤ王国軍の北方守護隊隊長をしていると言う。

 門を守っていたアルヤ人兵士たちやここまで案内してくれたチュルカ人兵士、そしてこの通弁の上役は彼なのだそうだ。


 すでに馴染みのカズィ・ナディルは、アルヤ王国軍内のチュルカ人軍人奴隷ゴラームで編成された騎馬隊の隊長である。


 隣の大男は、その副隊長にしてカズィ・ナディルの補佐役のような務めを担う者であり、自らナムザと名乗った。


 通弁はついぞ名乗らず、続けて周囲の説明を始めた。

 周りに控えているのは、皆、北方守護隊の兵士たちだと言う。

 言われてから、柱より向こう側、壁に背をつけた状態で立っている兵士たちの姿を見つけた。左右五人ずつ十人だ。

 不覚にも、華やかな雰囲気に圧倒され、気づいていなかった。


 不意に声が聞こえてきた。

 発されたのは短い言葉で、けして怒鳴るようでもなじるようでもない、穏やかな語調に聞こえた。

 もしかしたら何か問い掛けられたのかもしれない。

 しかしアルヤ語だったのであろう、何と声をかけられたのかが分からない。


 顔を上げた途端エルテバーティと目が合った。

 彼はおとなの男の戦士である自分に対しても微笑みかけて見せた。

 これがアルヤの貴族というものか。

 知らず顔をしかめてしまったエザンに代わって、木綿布で手元を拭っていたアリムが口を開いた。


「バレ」


 エルテバーティが手を叩く。その様は嬉しそうだ。


「アルヤ語か」


 小声でアリムに訊ねた。

 アリムがニルファルの頭越しに「ああ」と答えた。


「何と言われた? お前は何と答えた?」

「別に、大したことではないぞ」


 鷹揚な息子の態度にこめかみを引きつらせた。

 やり取りを見ていたらしい、カズィ・ナディルが意地悪く笑った。


 エルテバーティが手を打ったのに反応したのか、入り口の方から足音と何かを告げる声が聞こえてきた。

 見ると、髪の長い乙女たちが小さな甕を持って歩み寄ってきていた。

 いずれも色白で美貌の者たちだ。

 足首につけられた金属の輪が優美な音を奏でた。

 酒汲みの女奴隷であろうか。


「エルテバーティ卿は料理は旨いかとお訊ねだ。ご子息はそれを肯定しただけにござる」


 それまでずっと黙って食べていたナムザが、手元のさかずきの中身を一気に飲み干してから、近づいてきた召し使いに杯を差し出した。

 召し使いが微笑んで酒を注ぎ足した。


 エザンは恐ろしい思い違いに気づいた。

 妙齢の娘たちだと思い込んでいたが、皆着飾った少年だ。アルヤ人は少年に酌をさせる習わしを持っているのだ。

 エルテバーティやモラーイェムも二十年前はこんな少年だったのだろうか。優雅で柔和な態度が、彼らに結び付いた気がする。

 鳥肌が立った。


「イゼカ族にアルヤ語を解する者はござらぬか」


 対して、ナムザはいかにもチュルカの親爺おやじだ。ともすれば怒っているのかと思えそうな強面こわもてで問うてきた。

 だが、エザンはこの方が落ち着く。

 いつもどおりの態度で、「まさしく」と答えた。


「イゼカは北チュルカの中でもさらに北を行き交っている部族、必要ござらぬゆえ」

「なるほど遺憾でござる」


 そこでナムザはもう一度酒をあおった。


「つまり、イゼカはチュルカの外の民とはまったく交易なさらぬと」

如何いかにも。今までそれで不便を感じたことはござらぬ」

「もったいないとはかようのこと」


 ナムザの話を、イゼカの一行は神妙な面持ちで聞き始めた。


「アルヤが如何いかなる大国に囲まれた国かご存じでない。東はラクータ帝国と、西はサータム帝国と境を接しておるゆえ、王都を貫く街道こそがこの広大な大陸の大動脈。南は大海に面し、北は我らが平原に面しておる」


 ふと見れば、いつの間にかエザンの隣にもニルファルと同じくらいの年頃の美しい少年が膝をついてエザンのさかずきに酒を注ぎ足していた。


「アルヤ領内で商いをする者はアルヤ語にて交渉事をするのが常なれば、サータム人もラクータ人もたいがいアルヤ語を修める」


 「アルヤの言葉は財をなし、アルヤの財は力となる」と言ってナムザが料理を見やった。

 太くたくましい指を伸ばして骨付き肉をつかむ。そして豪快に噛み千切る。


「アルヤの財は兵の数と質を揃えた。それが我々軍人奴隷ゴラームにござる」


 彼はまさしく雄々しいチュルカの戦士だ。


「拙者はケルクシャ族の出にござる」


 ケルクシャ族はつい先日アルヤに下ったと聞いたばかりの部族だ。ナムザはイゼカ族にとても近しい魂の持ち主であってしかるべき戦士なのだ。


「貴殿も此度こたびの動乱を機にアルヤへ身を置かれたか」

「否。ケルクシャの同胞へアルヤにつくよう説いたのが拙者にござれば」


 胸を張って話す様子には、嘘もおそれも恥じる素振りすら見出せない。


「何ゆえそのような――」

「それが我が同胞のためになると思ったがゆえ。その他に何の思いもござらぬ」


 断言してから、彼は「拙者がアルヤ王国に参ったのはすでに十余り幾年もの前の話になる」と語り始めた。


「私事で恐縮だが、拙者の一人目の息子が、生まれた時から病がちでな。時の長老が長くは生きぬと診たものの、拙者は諦めきれなんだ。そんなおり、アルヤには医術に携わる者も薬草の畑も多いと聞いた。ゆえに、アルヤであれば息子も生きられるのではあるまいかと」


 ナムザの話を、通弁がアルヤ語にしてエルテバーティとモラーイェムに語っている。二人は穏やかな表情のまま頷いているだけで、話を遮る真似はしない。


「むろん不安もござった。我々は薬の対価となりうる金品を持っておらなんだ。だが、辿り着いた北部の村で我々一家は厚く遇された。その村は南チュルカの部族の略奪に悩んでおったのだ。拙者が村の自警団にくみすることを条件に、息子は薬師くすし一家を中心とした村の女たちの手厚い看護を受け申した。息子はみるみるうちに良くなり、今やこのカズィ・ナディルの下で働いておる。アルヤ人のおかげで、今、戦士として働いておるのだ」


 一介の戦士として認められることは、チュルカの男にとって最高の贈り物だ。


「拙者も家内もアルヤの王には何の忠義も感じぬ。王国軍に身を置いた今とて国に殉ずる気はない。されど人民に恩がある。アルヤの民は豊かでふところが深い。拙者は彼らをこの身をして守ることにてこの義を貫く所存」


 想像だにしなかった話だ。


 エザンは思わず唸った。

 戦士の義の心に偽りなどないことを、エザンは知っている。

 ましてエザンもナムザと同じく戦士の息子のいる父親だ。息子を戦士にしてもらった恩義はけして裏切れるものではない。


 通弁も話すのをやめた。ナムザの話を一通りアルヤ語にして終わったようである。


 わずかな間を開けてから、今度はエルテバーティが何かを語り出した。

 こちらを見つめ、敵意がないことを示しているのか左右の手の平を広げて、穏やかに話している。

 だが、何を話しているのか理解できる者はない。通弁がチュルカ語にするのを待つ他なかった。


「エルテバーティ卿は次のようにおおせである――ナムザ副長が述べたとおりである。我らが太陽たる国王陛下は貴様らに忠誠を強要してはおらぬ。望むはただただアルヤの戦に力を貸すことのみ。むろん陛下は相応の対価をたまわるお考え。一族郎党に豊かな暮らしをもたらすことを保証し得るだけの俸禄である。さらに望むのであれば、チュルカ平原に近いいずこかに邸宅を建ててくださるであろう」


 もう一度エルテバーティが何かを通弁に伝えた。

 通弁が「はいバレ」と答え再度それをチュルカ語に直した。


「繰り返す。国王陛下がイゼカ族の力を欲しておいでである。貴様らの望みは叶えられるだけ叶えるであろうし、素直に下ればネガフバーン公の件も不問に処すこととするおつもり」


 エルテバーティの隣で、モラーイェムも通弁に何かを言った。

 通弁は少し驚いたようだったが、それもチュルカ語にして言った。


「モラーイェム将軍もまた、カズィ・ナディル将軍とともに戦っていただきたいとおおせである。サータムやラクータと戦うため、イゼカ族の皆にも軍人奴隷ゴラームとして活躍していただきたいとのお言葉である」


 カズィ・ナディルがようやく顔を上げた。

 布で口と手を拭う様子はやはり乱暴で幼い。隣に座ったままのナムザは所作が落ち着いている上筋骨隆々としているので、やや小柄なカズィ・ナディルは輪をかけて少年めいて見えた。


「俺はアザリ族の出で――南チュルカでも昔からアルヤとの交流の深い部族で、生まれた頃からアルヤと平原を行き来していたからな。貴様らにとっては信用に足らぬかもしれぬが。念のために教えておいてやろう」


 「言葉では奴隷と言うているが」と言う彼は、この場でもっとも堂々としている。


「我らは家畜と違うぞ。軍人奴隷ゴラームは身分を保証されている。どいつもこいつもそうだ、戦のたびに目の玉が出るような俸給が下賜されるし、平時は王都に屋敷をいただいてのうのうと暮らしておる。ましてこの俺は騎馬隊隊長だぞ。俺が頷かねば、アルヤは戦もままならぬのだ」


 得意げに話す様子も悪童の大将といっても差しつかえはない。

 しかし、彼はアルヤ側の要人としてこの場に同席している。通弁もとがめる素振りを見せない。


「何もかも好きにできるぞ。金も、女も。アルヤのために戦ってやるのだと言えば時として権力も動かすことができる。奴隷と言われながらも、アルヤを動かす存在になれるのだ。なんなら今宵試すか?」


 ちょうど音楽が一曲終わりを迎えたようだった。最後の音が糸を引くように消えていく。


 カズィ・ナディルは、片膝を立てた状態で動きを止めた踊り子たちの方を見て、「あれらにとぎを命じても問題はない」と言った。

 エザンの斜め後ろからはナズィロフの「えっ」と言う声が聞こえてきた。エザンもこのような公の場で何を言い出すかと眉をひそめた。

 だが、アルヤ側は気にしていない様子だ。

 エルテバーティなどは笑いながら付け足すように何事かを言った。

 通弁はそれをあえてこちらに伝えようとしなかった。

 代わりにカズィ・ナディルが声を上げて笑った後に言った。


「元よりそのつもりで呼んだ女たちだそうだ。商売女が駄目なら、エルテバーティ卿が小姓たちを貸し出してくれるらしい」


 唇を引き結び左右を見た。エザンとニルファルの間で、美しい少年が膝をついていて、エザンのために茶器を用意していた。

 目が合うと、人懐こそうな笑みを浮かべて、小首を傾げた。

 仔馬のような目をしたこどもにいったい何をさせようと言うのか。


 絶句したエザンの代わりに、ジガルが「まだ嫁を貰っておらぬ者もあるゆえ、左様さような発言は控えていただきたい」と訴えた。

 アルヤ側の全員が声を上げて笑った。生真面目な自分たちの態度を面白がっているに違いない。

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