『ダンテの不思議な旅』3怪しげの森(恥獄)


~そこは巨乳の巨人たちと 堕落した女神たちが、罰を受ける所。~


(1)牛鬼対おバカ将軍

〇黄泉号の上 

ミーナ「丘―を越え行こうよ、口笛吹きつーつ♪」

チンコロリ「コッコろっぽ(川なんだけど)

ダンテ「タハハハ」

 3人が元気よく川を進んでいくと今度は黄色い門が見えて来た

ミーナ「見えた、あれが第2の門さ」

ダンテ「しかし、門の向こうは 何か森ばかり見たいだけど」

第2の門の中は怪しげの森であった、そこには胸の大きな色っぽい

巨人たちがそれぞれ地獄釜と言う重い、球体を担いでいた

ダンテ「あの色っぽい巨人たちは 何してるの、力比べのコンテストか

何かか」

ミーナ「んなわけ無いだろ、あれは先史以前に天空を襲った

麗鬼神(通称レディーキガンデス)たちさ

ダンテ「麗鬼神」

N「神話以前にこの世に存在していた麗鬼神たちはその魅惑的なバストと

お尻で神々を惑わせたと言う、無論 神たちも応戦したが その無限とも

いえる力の前には 動物に身をやつして逃げるしかなかった

 神々の王であるオィナスさえも豚に身をやつして逃れたと言う

 (黒神ブタㇾラス伝)だが両者の間に立ち苦しんでいた 

 地神ラホメル・モァーラが麗神たちの弱点をオルディナス側に教えたと言う

 大地の神ラホメル・モァーラの子である麗鬼神たちは、その足が大地に

 つきさえすれば、無限の力を発揮してしまう だから彼女たちはこの

 封印の森に 閉じ込められていて、地獄釜と言う重い 重い球体を生涯 

 担ぐ言う罰を与えられた しかし前からはコッコ・サント―と言う死血面鳥が

 目玉が突っつき後ろからは イカサン・タコサンと言う15本も足がある生き

 物が胸を揉み 口とお尻に性器を注入すると言う そして極めつけは 

 サンタンと言う出歯亀がタイミングを見て「しょう言うこと、ホンマヤ」等

 笑わせる、おまけに足元にはスベリンコと言う液体が塗られてとても力を入れ

 ることが出来ない、ダンテ達が見ている間にも 何人かの巨人が『ブル・ブル

 ブル』とイッタかと思うと『ゥギャー』とたちどころに釜が体を巨人を

 押しつぶしてしまいそれが永久に繰り返されるのである」(こっ、怖い( ^^)

 その隣では魔空戦争で 魔王に味方した女神たちが力を封印され裸の体に

  『私はバカです』と言う刺青を入れられ ドクトリンと言う生き物に

  腹下しを飲まされては排泄し それを罪が軽い人間達が介抱すると言う

  屈辱を受けていた女神たちは一生オムツをあてがわれ プライドが高い

  女神たちは恥ずかしさのあまり舌を噛んで自殺するのだと言う 

  でもこれもリセットされ永久にくりかえると言う(なんて恐ろしいんだ)

ダンテ「ふーん神に逆らうのって何かと大変なんだな」

ミーナ「その割にはさっきからニヤケてない」

ダンテ「ベっ別に俺はニヤケてないゾ」

ミーナ「まーあ、いっけどさあ」

チンコロリ「コロロン・コロ(ダンテニヤケテル、ニヤケテル)」

ダンテ「おー、俺はホントにニヤケてないゾ」

ミーナ「わかった分かった、そう言う事にしとくよ」

ダンテ「あのなあ」

  ふざけ合いながら怪しげの森を後にするミーナ達

  ドバーン

ダンテ「ウォーっと」

  突然空から青色の光線が黄泉号に炸裂し、その攻撃でダンテがミーナの

  両胸にダイブする

ミーナ「なっ何が起こったの」

ダンテ「しゃあ、しゃあね、ムフフフ」

チンコロリ「ハナレコロン(こら、ミーナの胸から離れるコロ)」

ミーナ「あっ,あれはモータ・ドラゴン」

 牛の身体に鬼の顔、蝙蝠の翼をもった怪物の群れが、集団で

 黄泉号を襲ってくる

ダンテ「何だいそのモータ・ドラゴンて」

ミーナ「いやあたしも詳しい事は、小さいころ王室図書館で見た記憶が

 あるだけよ」

ダンテ「おうしつって、お前王女か何かか?」

ミーナ「その事はあと あたしの覚えてる記憶では 大昔 王国を襲った

 怪物らしくて モータ・ドラゴンと言うのはその時誰かが名付けた

 らしいの あっ思い出した、確かおじさんの世界にも現れたことがあるって」

 N『四国地方を襲った牛鬼を旅のお坊さん(法師)が退治したと言う伝説が

  宇和島を始めとする四国地方に強く残っている』

 ダンテ「なっなるほど それはわかったからあいつ何とかしないと」

 ミーナ「よっしゃあまたこの笛で」

 チンコロリ「ダメ・コロリ(ダメコロ)」

 ミーナ「アララララら」

   再び笛を吹こうとしたミーナがずっこける」

 ミーナ「なっ、なんでよ」

 チンコロリ(ジュウデン・コロ(音撃棒の威力はすごいけど、一回使ったら

 最低34時間は充電しないとダメコロ)」

ダンテ「じゃじゃあどうするんだよ」

 がガーン、ドどどーん

 船は左右に激しく揺れ、ダンテ達は激しい生きた心地がしなかった

  (ここ、地獄だっけ)

ミーナ「こっこうなったらあたしがシルクレッド・ソードでやっつけてやる」

ダンテ「ばかっ落ち着けよ ミーナ一人であんな牛だか鬼だかわからん怪物の

 群れに突っ込むのは無茶だ」

ミーナ「じゃあじゃあどうするのよ、他に方法がないじゃない」

ダンテ「昔はどうやってやっつけたんだ」

ミーナ「それはエーッと確か 王家の文献によると 旅の法師が

 退治してくれたらしいの」

ダンテ「ほっ、法師ってどんな?」

ミーナ「どんなって あそこに居る人みたいな挿絵が」

ダンテ「えっ」

 ミーナの言葉でダンテ達は一斉に向こうの岩の上を見る そこには

 先日別れたばかりのイサム仙人の姿があった

〇岩場の上

イサム仙人「大地の聖霊バッカ将軍よ集え 西から昇った火の力を糧として

 今こそその 偉大なるおバカの力を見せる時がついに来た

オンバラバサン、フンバラバッサン,奇え~ェ」

 ブワー

 イサム法師が呪を唱えると 風の谷からおバカ将軍 ウマシカァが現れた

牛鬼「ギア―」

ウマシカァ「タリラリラーン」

 ウマシカァのおバカの霧に包まれた牛鬼たちは皆、悪意を知らない赤ん坊の

 ような頭となって フラフラあちこちに体をぶつけ乍ら撤退していく」

ウマシカァ「ブホー」

イサム仙人「よっご苦労三、何かあったらまた頼むな」

  風の谷に帰っていくウマシカァに手を振る仙人

〇黄泉号の上

ダンテ「フーウ何とか助かったけど、あの人一体何者だろう」」

ミーナ「さっさあね」

チンコロリ「オワコロ、オワコロ(終わりよければ、何でも

  良いコロ)」

ダンテ「まっ、そうだけどさァ」

  イサム仙人の謎を残しつつ怪しげの森を後にする2人と一匹

  後ろからは~ぁああ~ああああ~~恥ずかしいよ~恥ずかしいよ~

  と言う、女神たちの声が聞こえていた。

(2)金銭地獄

ミーナ「ガンガン溢れる愛しさは♪へビィー・ローテーション」

  歌いながらミーナ達がやってきたのは地獄ホテル前だった 

ミーナ「今日はこのホテルに泊まって 明日トライアスロンをやるから 

  おじさんもさんも一つ出てみる」

 そう言って笑う、ミーナ

ダンテ「トットライアスロンか、でも地獄でトライアスロンって

 恐ろしそ―」

〇第3の門(欲望の峠)

〇・地獄HOTEL塩魔・えんま

  その晩一向は(もっとも昼も夜も見分けはつきませんが)

  地獄の13丁目にある、HOTEL塩魔・えんま)に泊まった

同・獄門風呂(ザブン・ルー)

ダンテ「良い心地だ、まさか地獄で温泉に入れるとは 神曲の作者に

 ドヤサレルなこりゃー」

 獄門風呂の窓から下をのぞくと、亡者たちが霊泉の屋でジジゼラヴィーと言う

 霊仙人に魂の導きを受けていた では黄イエローと裁定された者達は何処に

行くかと言うと第3層にある霊工場に送られる

〇外

ジジゼラヴィー「そこの霊(ちみぃ)、そうじゃ無い そっちの嬢ちゃんの両足を

手で持って真ん中のこん棒で深くコツくんじゃあ?、ほれバッコバコ、バッコバコ」

同・風呂の中

ダンテ「・・・一体何の修行してるんだろう(・・?」

 N『霊鬼山で鬼達監視の元で行われるトライアスロンは


  亡者達は美女48組(艶鬼)たちの握手券がついた 金塊を目指し

  て数々の罠を掻い潜り頂上を目指すのだが、もし途中で棄権した者は

  立ちどころに霊鳥たちに目玉を突っつかれるそして霊鳥(あほどり)達が

  食い終えるとスタート地点にリセットされるのだ ゲームオーバーした者も

  同様に 運良く山の頂上に行きつけた者達は拷問鬼(48組の今年のトップ)に

  金塊とあっちゃんの写真(なんで、地獄でそんなものあるんだ)を手渡され

 「おめでとう」と言われた瞬間に、オンロロダラーと言う顔いっぱいに

 大きな目と口を持つ鬼っ子に体ごと食い尽くされる彼等も 同様にリセットされ

 それが何処までも果てしなく繰り返されるのだと言う』

ダンテ「なっなんて、恐ろしいんだ」

  体を『ブルブル』震わせるダンテ、 その時首が七つ目が3つある妖怪

  那通魅(なつみ) が「おじさん、背中流していいべか」

  と入ってきたのだが ダンテは『ギャーア』と言って

  裸のまま飛び出してしまった

〇宴会場 地獄城

  蝶ネクタイをしたピラニアのが宴会主 ミスターヘルが入ってくる

ヘル「みなさん長らくの地獄の旅お疲れさまでした、今宵は地獄城でたっぷり

 栄気を失って・・いや養ってください ではまずは 阿修羅率いる鬼界獣

 軍団による デンデンマンの歌行ってみよう」

 ~チャランチャラン、チャラ―ン~

 ベルが鳴ると ひょっとこの仮面を被った ブロッコリー伯爵 おカメと河童

  の顔を半々に持った阿修羅河童 そしてモヒカン頭をした、羆子爵が現れる

  チャランコロン,コローン

 ~デンデンにィアホウが3羽泊ってた、おっトットット ブブンガブン♪~

  続いて コケっコと言う、宴会鬼の物真似芸と死無羅と言う蜘蛛の怪人による

  「こ・こ・は・・地獄の2ッチョメ、2ッチョメ・2ッチョメ」と言う

  腹芸が行われた

 そして最後は昨年地獄紅白を引退した、地獄三郎と言う

 炎火・火手(えんかかしゅ)が登場すると地獄城はいっぱいの拍手に包まれた

地獄三郎「長崎から飛行機に乗って~地獄に着いた

  (つまり、墜落したのね・・やな歌!)

ダンテ「あハハハハハ,ミーナも腹芸でもしたら」

ミーナ「やーよ、でもおじさんが見たいと言うなら やってあげても」

 グーグー

チンコロリ「ネテルコロリ(寝ているよ)」

ミーナ「んっもーう、鼾何て書いちゃってぇ せっかく今夜さァ」

チンコロリ「ナニコロ(今夜何なのコロ)」

ミーナ「いっいえ別に何でもないさ」

  隣の炎界上からは「ヘイサンボーイ♬)と言う不思議な歌詞と 

 「あーそんなの関係ねえ、そんなの関係ねえ」と言う一発芸が

 流れてきた

 (地獄に来てまでやってたのか?)

 地獄城での宴会は続いているようだったが、ミーナ達は明日の出発に備え

 早めに引き上げた

〇13号室

〇夢

ダンテ「んー何か迷っちゃったなあ、しかしここは何処だぁ」

  ギヤ―

  グワー

ダンテ「うっ嘘だろ、こんな事」

 そこは中国の山奥を思わせる光景だった、上空には蜘蛛、コウモリ、蠍 

 と言った怪物たちを引き連れた黒き戦士が 7つの首を持った龍を操る

 光の戦士たちと戦っていた

ババーン ズバババババ

 飛び交うレーザー光線、闇は光の力に押され気味だったが、彼らは 赤き魔人

 永劫の破壊者の到来を待っていた、そしてそれを 巫女の服を着た

 ミーナに似た少女が見守っていた

「邪悪がある限り私の戦いは終わることはない」

 野武士のような戦士はそう語った、そこは神話大戦の世界だった

 〇翌朝 ロビー

 ダンテはロビーに佇んで、ボーっとしていた

ミーナ「どうしのおじさん、そんな腑抜けた顔して」

ダンテ「いやな昨夜 物凄い夢を見た気がしたんだけど、なんか

 思い出せなくて」

ミーナ「あっそう、良いじゃない 地獄で見る夢なんてどうせ碌な夢じゃないよ」

ダンテ「そりゃあそうなんだが・」

ミーナ「そんな事より、そろそろ行くわよ」

チンコロリ「出発コロ、出発コロ」

  ミーナ達は支配人をしている アノヨ・イッぺーと言う 孤鬼に

  かるく挨拶すると、地獄HOTELを後にした

 「またお越しください・・(・・?」と言う声に見送られて第3の門を

 くぐるとき 遠くで

 ~もっと金がほしい~金がほしいぞ~

  ~おれはあっちゃんのあくしゅでいいぞ

 ~浅香唯、可愛いぞ~、と言う亡者たちの叫び声が聞こえるのだった。






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