『ダンテの不思議な旅』最終章〔さよならまたね〕

~ダンテの不思議な旅の完結編~

地獄温泉でラブラブ編

ダンテの不思議な旅・最終章〔さよなら、またね〕

 13世紀の詩人、革命家ダンテは女神オルディナスによって

  地獄を旅する使命を帯びる、そこでミーナやチンコロリ、イサム仙人等

  愉快な仲間たちと出会うことによって、数々の冒険を成し遂げてきた

  そんな旅も遂にフィナーレを迎える。

 ~ダンテの不思議な旅の完結編~

オルディナスの声「ダンテこれであなたの地獄での旅も終りです

 さあ魔王の体をよじ登りなさい、そうすれば来た道を戻ることなく

 出口に出られます」

N『ダンテは長かった旅もようやく終わりに近付いていることを実感した』

ダンテ「遂に旅も終わるのか、いろんなことがあったな」

 ダンテの脳裏にミーナとの旅が次々と思い浮かぶ

〇回想 地獄岳(ダグナロー)に向かう途中(空)

 ダンテとミーナは第48停留所 -亜鬼場波羅(あきばら)にヨミ号を止めて

 魔物たちが収容されていると言う、ラグナローの見学に出かけた

  ブーン

ミーナ「いーヤッホーお いい気持ちだね、次 曲がるから

 しっかり捕まっててね」

 キーン

ダンテ「うぉおおォォォ、ミーナの運転滅茶苦茶だあ」

 目と触覚が付いた 浮遊ボート(コンポチ)を操るミーナの

 腰を掴みながら話す、ダンテ

ミーナ「仕方ないでしょ まだ免許取り立てなんだから」

ダンテ「免許ってそんなもんあるのか、俺はてっきり玩具かと思った」

ミーナ「少し前までは小鬼たちのおもちゃだったらしいんだけど 

 事故が多発しちゃったもんだから 親鬼の猛抗議に閻魔省(地獄政府)の

 役人たちが慌てちゃって」

ダンテ「なるほど それで急いで免許 制度にしたわけね、何処の世界も

 役人のやることは同じなんだな、ウぉとットッと」

〇サルトビの木上空

 *昔 死汚魅(しおみ)の国に住む野牛(やぎゅう)猿飛家の長女

  エっちゃんが植えたことから そう呼ばれるようになった

 サルトビの木の中をボートで突っ切るミーナ

ダンテ「もっと穏やかに運転してくれよ、ったく」

 頭に纏わりついた枯れ枝や蜘蛛の巣を取り払いながら言うダンテ

ミーナ「ごめんごめん」

 目の前に地獄岳(ダグナロー)の入口が見えてくる

チンコロリ「ん~コロコロリン(入口に仙人が居るコロ)」

 チンコロリがミーナの胸の中からモゾモゾと出てくる

ミーナ「あっあんた,居ないと思ったらそんなとこに居たんだ えっ

 入口に仙人が居るって」

 入口の前ではイサム仙人がパンダの着ぐるみを着てプラカードを持って

 立っていた

ダンテ「あの人また、変な商売始めたかな」

〇地獄岳(ダグナロー)入口

イサム仙人「よっお二人さん今日も仲がよろしい様でる(ヨーデル)」

ミーナ「仙人はこんなとこで何やってるのよ」

イサム「もちろんアルバイトじゃ、仙人といえども 金は必要だからなァ」

ダンテ「地獄に通貨があるってのも驚きだし 生活に金が必要なのは

 わかるけど 俺の経験では こんなバイトくらいじゃあ

 いくらにもなんないんじゃアないの よくわかんないんだけどさ」

ミーナ「そうよ、こんなバイト 私の 渡し舟よりずっと安いわ

 仙人様には うま味が無いんじゃなくて?」

イサム仙人「そんなことはないぞう(像)、この山は鬼たちのハイキング場に

  なっておってな 可愛い巨乳鬼がわんさかと通るんじゃ」

  サラっ

 さりげなくミーナのお尻をナデナデしながら話す仙人」

ミーナ「ふーん それが目的だったわけね、バロム爆弾チン蹴り」

 バーン、バーン、ドバーン

イサム仙人「うぉおおおお、こいつは男性には答えるゥゥ」

ミーナ「プラス バロム・ハリセンボン」

 ドサッ

 どっからかたくさんのハリが出てくる

イサム仙人「ウゴゴゴ、ゴゴ」

 ピョンピョン飛び跳ねる仙人を引きずり倒して 縄で縛り 口にたくさんの針を

  ぶち込むミーナ

ダンテ「・・・こっ怖っ(ミーナには逆らわない様にしよう)」

同・地獄岳(ダグナロー)の中

 中は異様な香りが漂っていて 雪女から魔人ゴーレムまで様々な者たちが

 温泉に入っている

ダンテ「へーえここは温泉なんだぁ、後で俺も入らせてもらおうっと」

ミーナ「でもなんかみんな苦しそうな表情してるよ」

ドラキュラ「ウォおおおおお」

 ポワーン

 ドラキュラはもがき苦しんだ挙句、魂に戻り しばらくすると体が再生する

 チンコロリ「コロコロリン(これって森に居た巨人と同じような感じコロ)」

陰児(オンジ)「ここは人間界で悪さを働いた魔物たちに罰を与える

 場所(ところ)ですじゃ」

 そう言って笑う顔中白いひげに覆われた赤鬼

ミーナ「あなたが第3収容所アルムの管理人の陰児(オンジ)所長ですネ

 はい、これが許可証です」

 各駅で発行している 見学許可証を見せるミーナ

陰児(オンジ)「君たちさっきから何か香りを感じないかね?」

ダンテ「そう言えば甘酸っぱい澄んだような 何とも言えない香りが」

ミーナ「は入った瞬間から一面に漂ってるんですが、この香は何なんですか?」

陰児(オンジ)「この温泉には真心磨(リカバリ)と言う邪を清める成分が

 入っているんじゃ、故に魔物たちがこの香りが甘酸っぱいと感じられるまで

 何度も繰り返されるんじゃ、このアルム以外の施設も大体同じシステムじゃ

 まあ 君らの心が清らかなのはよくわかったよ わっはっはっはっは」

 上の牧場では陰児(オンジ)の孫の覇威児(ハイジ)が牧場神パンの息子

  ピ~タ~と「天馬(てんま)や馬鹿(ウマシカ)等の獣馬(じば)達の世話を

  している

〇牧場の上

覇威児(ハイジ)「頑張ってウーラ、もう少しよ」

ピ~タ~「そうだもうちょっとだ、諦めるなよ」

 生まれたばかりの獣馬のウーラが、小さな足で立とうと必死で頑張っていた

ウーラ「ヒヒヒ~ン」

覇威児(ハイジ)「わぁあーい、ウーラが立った、ウーラが 立った」

ピ~タ~「イヤッホー、ウラウラ・ベッカンコー」

 逆立ちしてベロを出すピ~タ~

 母獣ロッテン・マザーも《グぉーグぉー》と喜ぶ

*この間ずっとジャングル黒ベえの「ウラッ、ウラッ、ウラウラ・ベッカンコー」

と言う部分のBGMがエンドレスで流れる

奈保子マン「待てぇ怪盗三食サイ」

 上空では「巨乳美少仮面・奈保子マンが、青梗サイ、八宝サイ

焼き肉食べ砲サイの怪盗三食材を追いかけている

奈保子マン「巨乳パンチを喰らえ」

 パ~ンチ

焼き肉食べ砲サイ「うぉォォォ、やられてたまるか 、焼き肉ブーメラン」

 ブーン

 脂がのった美味しそうな焼き肉が、回転しながら飛んでいく

奈保子マン「なんの、パクっ」

焼き肉食べ砲サイ「ムムっ、やるなぁ」

 飛んできた焼き肉ブーメランを口に咥え 味わいながら三食サイを追いかける

奈保子マン

焼き肉食べ砲サイ「やるなぁだが さすがの奈保子マンでも次の攻撃には

耐えられまい」

  ビョ~ン

 下半身の中央から焼き肉棒伸ばして、奈保子マンを激しく打ち付ける焼き肉食べ砲サイ

 バシー、バシーン

  撃たれる度に 大きな胸がポヨヨ~ンと揺れる

奈保子マン「ううっ 強敵だわ でも奈保子負けないわ」

  少女漫画のようなうるんだ目で言う奈保子マン

 ガシッ

奈保子マン「これでどうだ・・・あっぐぐぐ」

 その棒を咥えお口を前後させる奈保子マン

焼き肉食べ砲サイ「あっあっあっ、うぅう・・」

 ピッピッピッ

 焼き肉食べ砲サイの黒く太い棒から白い液(タレ)が、奈保子マンの顔に

たっぷりふりかかる

奈保子マン「ん~おっ美味しーい、もっとぉもっとください」

 液(タレ)をペロッと舐めながら言う奈保子マン

  (どんな戦いなんや)

〇地獄岳(ダグナロー)の中

  アホー アホー アホー

 目のないカラスのような黒い鳥が飛んできて陰児(オンジ)の肩に止まる

ダンテ「陰児(オンジ)さん、その鳥は」

陰児(オンジ)「おおー紹介するのを忘れとった わしの友達の 目ん無い血鳥

 のヨーゼットじゃ、その名の通り目がない代わりにこの触覚が目の役割を

 しておる」

*頭の左右にある触覚が目と言う説もある

ミーナ「へーえめんないちどりは 絶滅したって王国では聞いたけど

 地獄には居たんだ」

陰児(オンジ)「せっかく来たんじゃぁ どうじゃ君たちも温泉に

 入っていかんか?」

ダンテ「いっいや、俺たちは別に」

ミーナ「遠慮しときます」

陰児(オンジ)「ハッハッハッハ、あっちは妖怪や魔物専門じゃ,ちゃんと人間用

 のもあるし 今日は休みじゃが ケッコウと言うニワトリが週に2日の割合で

 やってるマッサージ教室もあるぞ

ミーナ「へーえあのマスターこんなとこまで商売広げてたのか」

ダンテ「いなくて正解だな、あの人 何かと面倒だから」

ミーナ、チンコロリ「うん、うん」

 同意するミーナとコロリ

〇怒黄壕温泉(どうごおんせん)の中

 温泉の中では真っ赤な顔をしたダンテが硬直している

ダンテ「こっこっこっこっこ」

ミーナ「はいダンテコーヒー、売店で撃ってたから買って来ちゃった」

ダンテ「ありがとミーナ じゃなくて、こっこっこっこっこ・・」

ミーナ「おいらはイタリアのぉ♪」

ダンテ「たーまーご売り♪じゃなくて こっ混浴だって聞いてないぞ」

ミーナ「あら、そんな事気にしないの、良かったら あんなとこ とか

 こんなこと とか 洗ってあげようか」

ダンテ「いっいや、そこまでしてくれなくても、自分で洗うよ」

スリッコ1号♂「えーお背中コスリまひょか?」

スリッコ2号♀「シャンプーしまひょうか?」

 しばらくして温泉に付いてるスリッコ鬼

(モモンガ―を丸めたような20センチくらいの生き物)

 がお客様の背中などを洗いにやってきたが、ダンテと2人きりになりたいミーナは

 間に合ってると追い返す

 ギラーッ

 窓の隙間からのぞく怪しい目

 バーン

同・岩窓の隙間

イサム仙人「いっヒッヒッヒ 何度見てもあの巨乳はたまらんのぉ」

  カーン

イサム仙人「うぉーお と、わしとしたことが無念じゃあがいも

(熱々が美味しいぞ)」

ドーン

 岩窓からミーナの裸を覗こうとした仙人はミーナが投げた石鹸を顔面に受け

 哀れ 下に貯めてある肥溜めの中に落下する

〇岩下

 ポチャン

 ブクブク、ブくブクブク

イサム仙人「ハーハー、ハーハー、死ぬかと思った、しかしこれで諦めたと

 思ったら大間違いじゃぞ、ふーん(糞)洒落じゃないぞ」

 肥溜めの中から顔を出して言う仙人

同・〇怒黄壕温泉(どうごおんせん)の中

ダンテ「今なんか仙人の声が近くでしたような気が」

ミーナ「気のせいじゃないの、それより ダンテ良い眺めよ こっち来てみてよ」

  窓際からダンテを呼ぶミーナ」

ダンテ「ほんとだ あれっ あの黄金に輝く木は この前のHOTELからも

 南の島からも同じ角度で見えたぞ、どうしてだ」

ミーナ「あのユグドラシルの天樹はこの宇宙のどこかにあり どの世界からも

 同じ位置 同じ角度で 見えるらしいの 9つの宇宙を司どってて

 私が住んでいた不思議界(デルクラル)にもダンテがいたミッドガルトにも

 同じものがあるんだけど それは そこにあるんじゃなくて 

 遠く時間(とき)が接する場所にあるらしいの、でもその場所は誰も知らないし

 いろいろな書物に書かれてはいるけど 結局その場所は特定できないの?」

ダンテ「ふーんなるほどな、俺の世界にもアトランティスって言う謎があるが

 そう言うのはどの世界でも あるんだな」

 いつの間にかリラックスし、ミーナに肩を寄せるダンテ

ミーナ「いつかユグドラシルが消え9つの宇宙が乱れ、それぞれの世界が生き残りを

 かけた最終戦争(ラグナロス)が始まると言われている それが 1年後なのか

 千年後なのか?はわからないけど どんなことになっても あたしダンテと

 いた・・い」

 そう言ってダンテの傍らで眠るミーナ

チンコロリ「コロコロポン(2人の間に割っていけないコロ)」

頭にタオルを乗せ、温泉気分で2人を温かい目で見守るチンコロリ

イサム仙人「うむうむ相変わらず仲良き事じゃ」

 再び岩窓から ミーナ等をのぞく仙人

 (まだあきらめてなかったのね)

 ~地獄う良いとこ、一度はぁおいでぇー♪~(いかねぇよ)

  風に乗って何処からか、地獄音頭が聞こえてくる

終章「さよならまたね」

〇戻る

ダンテ「さてそろそろ、帰るとするか」

 南の島での経験から体全体を使いながら、器用に魔王の体をよじ登るダンテ

ダンテ「あれはこのためだったのかな,( ̄∇ ̄;)ハッハッハ」

 そして出口があると言う口の中へ?入って行った??

 そこは 最初の森への出口~【肛門】だったのである(;一_一)。

ダンテ「いーぃぃぃ このばかデッカイ腸見たいなのに入るの?

 今日の話 何繋がりなんだよぉ

 えーいままよ、男は度胸、女は 赤毛に巨乳?あれっ違ったっけ」

  ダダダダダ―ン

ダンテは思い切って目を閉じ魔王の腸に飛び込んだ、だが腸の中は渦が巻いていて

 たちまち渦の中に巻き込まれ 洗濯機の中状態だった

同・魔王の腸の中

  ゴゴゴゴォ、ゴゴゴゴォー

 ダンテ「うぉぉお、くせぇし 渦巻いてるし勘弁してくれぇ 

うわああああああ」

 ブリブリブリ―

 排泄物と共、お尻から絞り出されるダンテ

   ホゲー

ダンテ「おおおお、俺の旅って言ったい・・・」

 しばらく放心状態になるダンテ

 魔王の肛門を出たダンテは元の森に戻っていた(時間まで)

ダンテ「これは一体どうなってるんだ、時間が経過してないなんて 

 じゃあ今までのは もしかして全部 夢・・」

  プーン

  ダンテの体は肛門を出る時 魔王の汚物物質などで汚れていた

ダンテ「げっ現実だ まぎれもなくこれは現実だ しかし くっくさっ

 こりゃたまらん」

 ダンテは素っ裸になり近くの川で体を洗った

 右目を洗った時に【ツクヨミツクヨミ】と鳴く鳥が現れた 

 鼻を擦った時には【スサノオ・スサノオ】と鳴く九官鳥が生まれた 

ダンテは「はっはっは、こいつは愉快だ、清々しいぜ戦争の日々が

 嘘みたいに思える、こんな気分になれるって俺はやはりツイテいるかな」

 そう言って笑うダンテ

 ジジジ―ン

 カアカア、カアカア、 バンビィバンビィ(鹿の鳴き声知らない物で)

森全体が地響きを立て、カラスや動物たちが騒ぎ出す

ダンテ「・・・まだ何かあるのか?」

 空間に大きなマダラ姫の顔だけが現れる

マダラ姫の怨念体「おのれーダンテぇ、逃がさぬぞぉ」

ダンテ「お前、何処までしつこいんだよ」

マダラ姫の怨念体「死ねーダンぇ」

ダンテ「今度こそ、くたばりやがれ魔王ハイランダ―・ソード」

 記念に貰ったハイランダ―・ソードで怨念体に立ち向かおうとするダンテ」

マダラ姫の怨念体「そうやすやすとわらわに勝てると思うてか人間」

 ジジジ―ン

ダンテ「うおおおおおおお」

 バーン

 顔全体から放たれる異様な思念光線によって、数メートル飛ばされるダンテ

マダラ姫の怨念体「死ねー、力なき人間」

ダンテ「本当のヒーローってもわなあ、最後には勝つものさ」

 飛ばされたとき負傷した血が、額から流れ落ちる

マダラ姫の怨念体「ほざけっ、人間」

ダンテ「勝負だ、化け物」

 ガーァ

 両目を見開いてダンテに迫首る、それをダンテはハイランダ―・ソードで

真っ二つにする

マダラ姫の怨念体「ばっばかな思念体の私が切れるとは・・・・ハァ ハァ ハァ だがまだ負けぬぞ」

  半分の首となってもダンテに迫るマダラの執念

  せーんぼんざくら~夜に紛れェえ、君の声がぁ聞こえないよっ♪

  (小林幸子見たい)

 光とレーザービームと共に歌が鳴り響き、美と創世の女神オルディナスが現れる

バババーン

マダラ姫の怨念体「ギエエエエエエ」

その光のビームに打ち抜かれ、完全に消えるマダラの怨念体

ダンテ「いいいっ、また現れたぁ」

オルディナス「ダンテ今あなたの心の中にいる女性を連れてきました」

 女神の隣には美しい2つの白い翼を付けた天使がいた

ダンテ「ミーナ、お前は本当にミーナなのか」

オルディナスは「実はミーナは私が【ポニーの丘】で、アリステア王との間に

 産まれた子で これまで 天使見習いとして獣馬の世話から肥酌み 地獄の渡し人

 から 浮浪者 チンドン屋に至るまで様々な事を研修してもらいました」

 (一部は絶対天使見習いの仕事じゃないだろ?)

ダンテ「肥酌みって天使になるのも大変なんだな」

  (違うって)

ミーナ『エへっ』

 ミーナの肩には相棒のチンコロリがとまっていた

チンコロリ「コロコロ・ぽっぽ(また逢えたなり)」

ミーナ「ダンテ、私頑張ってお母さんのように立派な天使になるから 

 ダンテに会えたのは【夢なのかもしれない】だけど最高の夢だったよ 

 いつかまた何処かの世界で逢えるといいね」

  そう言って手を振るミーナ 目には熱いものが光っていた 

*オルディナスは実際は天使じゃなく創造神

その時ミーナは(もしかしたら好きだったかも?知れない)

  心の中で何度も繰り返す

ダンテ「ミーナ、立派な天使になれ」

  ミーナに向かって何時までも手を振るダンテ

その首にはミーナの手作りの真っ赤なマフラーが巻かれていた

 N『こうしてダンテの不思議な旅は終わり、二人はそれぞれの世界へ

  帰っていきました でもダンテとミーナにはまた別の世界での

  大冒険が待っているのですが・・その話はまたいつか』

  ヘイ、サンボーイ♬

  荒野の少年」のBGMが流れ 宮崎を思わせる断崖絶壁の上で

  猫耳帽子に赤いスカーフ、あっちゃんTシャツを着た井出達の

  イサム仙人が立っている

イサム仙人「と言うことでこの物語も本日をもっておしまいじゃ

 諸君縁があったらいつかまた会いましょうゆ、ぁフリフリ、フリフリ

振り振りフリフリ 振りチぇ―ンジ・ゲッター」

  お尻を左右に振りまくった挙句、ガリュ‐オンに変身して飛び去る

ガリューオン「ガリューゥ」

 太陽に吠える 裕次郎じゃなかった、ガリューオン

ガーン

ガリューオン「あ痛タタタタター、タクシー」

 ドーン

 突き出した岩に当たり再び、肥溜めへ・・・

・・・その後のイサム仙人の行方を知る物はない

                 ~完~

出演

〇ダンテー13世紀の人間 28

〇ミーナー赤毛で巨乳、神とデルクラル人とのハーフ16

〇チン・コロリーチンポロ地帯に住むミーナの友達 

〇イサム仙人ー煩悩族の修験者でその正体は魔獣ガリューオン

〇フーちゃんーヘルガデム海域に生息している海カブトの変異体

〇マラダ姫ー魔女ヨーライや牛鬼襲来の背後にいた復讐の権化

〇メデュ―サー見た物を石に変える魔力を持つ蛇の髪の毛をした怪物

〇セイレーンー怪しい歌で旅人を呼び寄せる、海の怪物

〇アーマケロンーかつて混沌(カオス)の一部だった亀の怪物

〇ザザーラー土星のような輪をもった惑星セル・フローディアの王女

 だったが、故郷を襲った怪物ゴルゴンの魔のエネルギーを吸収し蜘蛛の身体を

 持った魔女となり地獄に住み着いている。

〇モーモー神に仕える鷹の聖霊、普段は桃色だが色は変えられる

〇魔獣アモンーシスフィーナの魔神5つ星の一人だったが裏切る

〇ゼノン聖子ー千のアイドル妖怪を率いる魔女王、巨乳である

〇小春ー地獄界や人間界で活躍するアイドル、その正体はこの世に死をもたらす

 破壊神ユダの媒体となる存在(メディ‐ナ)だと言われている

〇奈保子マンー大阪のある神社に受験合格祈願に行ったとき 三馬(さんま)と

 言う 歯が出た馬の神様から ご町内の平和とアイドル界の平和を守るように

 託され「巨乳フラッシュ」で弾けた衣服がナースの衣装に変わり いろいろな

 世界の悪人をその巨乳で癒している スーパーガール

〇怪盗三食サイ(青梗サイ、八宝サイ、焼き肉食べ砲サイ)

 元々人間に食べられるはずだった食材たちが怪人化したもので人間に恨みを持ち

 スカートめくり、暗闇からの脅かし、鏡を見た相手の顔を歪ませるなどの

 数々の犯罪(迷惑行為)を続けている、なお体は全て美味しい食材で出来ていて

食べられるが、何度も再生できる。

〇ベアトリーチェ22

 ダンテの元カノでやはり巨乳、先に亡くなったためダンテの事を心配していた

 が、ミーナと言う恋人が出来たことで安心し、天国へ帰る

〇オルディナスー美と創世の女神でミーナの実の母

〇シスフィーナー不思議界記伝(デルクラル神話)では サタンに相当する存在

*ユグドラシルの天樹ー9つの宇宙を支配する、天まで聳える樹木 

 この宇宙のどこかにあり地球、魔界、天上界問わず どの世界からも同じ位置

同じ角度で見えると言う神秘的な存在、いつかその覇権を巡って

最終戦争(ラグナロク)が起こると伝えられている。

*ハイランダソード(破邪の剣)

 伝説の海賊ウーロックが持っていた剣で、この世の物なら豆腐以外は何でも

 切断すると言われている。

 *浮遊ボート(コンポチ)

 サタン社が発売している 浮遊ボートで元々は子鬼様に作られたおもちゃだった

が事故が多発したため意志と電導するコウロギを模した目とセンサーを付け

 免許制にした、最近では「コンパチンカ」と言う速さとスピードを競う

スポーツにもなっていて、、年に4度「コンパチ・リーグ」が開かれている。

*死無夜(しぶや)自営団・カメバズーカ

 地獄の中心地である死無夜(しぶや)を守ろうと結成された 地獄戦線にいたコロは司令官として

 活躍した カニの魔物 ドクトル大佐率いる 7人のカメたちで構成された自営団 ガメ~ラと言う

 飛行要塞を持つ

*岩石巨人イルミール

 異星人プロフェッサーⅩが北欧神話の巨人をヒントに作り上げた人造怪物で、テロを行っていた。

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「このダンテの不思議な旅を書くにあたり、神曲(地獄編)ギリシア神話

聖書(ヨハネの黙示禄)北欧神話 古事記などを参照しました」

                        kabana

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【いつもの道を 走る自転車 立ちこぎの汗が揺れる 9月のそよ風

休みの間 会えずに居たら 君の事が気になってきたんだ

ただの友達と 思っていたのに 今すぐにでも 君に君に 会いたい

Maybe Maybeすきなのかもしれない

青い空には雲はひとつもない

Maybe Maybeすきなのかもしれない 

それが恋だとわかっているけど 言い訳Maybe

      ☆

愛しくて 切なくて どうにもできなくて

愛しくて 切なくて 僕は苦しい 好きだ 好きだ 好きだ

君の事が Ah 本当は好きだ

Maybe Maybe そんな勇気はない

Probablyに近い もっと確かなもの

Maybe Maybeそんな勇気はない

ずっとこのまま片思いでいい 言い訳Maybe】

*「言い訳Maybe」AKB48

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