『ダンテの不思議な旅』7〔神話大戦〕

  

 ~今、神話大戦の真相が明らかになる~

魔王会見編

〇第五章の続きから

メデューサ「オノレぇラマォダ、我が石眼(せきがん)が唯一通用しなかった奴

 おーぼーえーて、おれー」

 しゅわしゅわぽん

  ニコちゃんマークの本体を砕いたことでメデューサの体は

  7つの毛玉になって四方に飛び散った、全部集めれば願いが叶うかな?

〇コキュートス入口

ダンテ「ミーナ」

ミーナ「ダンテ」

 ガリューオンの背から、下にいるミーナの元にダイブするダンテ

ガリューオン「やったなダンテ」

ダンテ「ああっ、これも仙人いやガリューオン様」

ガリューオン「イサム仙人でいいよ」

ダンテ「イサム仙人様のおかげです」

ガリューオン「いやぁそんなこともあるかな アハハ そうじゃ

 わしはこれから臥龍島(がりゅうじま)に帰るが 良かったらミーナも

 乗って行くか」

ミーナ「えっ送ってってくれるの じゃあ乗る載る 私 仙人の上に乗るの

 好きだからぁ」

 そう言ってガリューオンの背の上で腰をくねらせるミーナ」

ガリューオン「そっそうか わしの上にが乗るのそんなに好きかぁ

 おぉぉイイっ、もっと激しく腰を動かしてくれぇ」

ミーナ「ああー仙人、ミーナもイッチャウ あぁ~ん」

ダンテ「仙人 読んでいる人が誤解するような事言わないでください

 ミーナまで」

ミーナ「テへへへ、ダンテ今度こそ本当のお別れだね、この先は最下層

 いよいよ魔王との会見だよ」

 そう言って分厚いオーバーをダンテに着せてあげるミーナ」

ガリューオン「それじゃあダンテ元気だったらまた会おうさらばじゃ」

 バサッ、バサッ

  ミーナを背中に乗せ、翼を羽ばたかせるガリューオンその巨体が

  段々上昇していく

ガリューオン「ババンババンバンバン 歯ぁ磨けよババンババンバンバン

 風邪ひくなよ あっちゃん待ってろ今すぐわしの〇マタマが行くからのぉ」

 そう言って去って行くガリューオン

ダンテ「・・さっ最後までよくわからない人だ、とっとぉ人じゃないん

 だっけ?、おおっ寒っ」

 オーバーオーバーを着ていても、凄まじいばかりの冷気が体の中に

 『ゴ―ゴ―』と入って来る

  周囲の凍った地面の中にはあまりにも寒さのため凍ったたくさんの

  蜘蛛、こうもり、さそり、カマキリ、蜂女、コブラ、コンドル、蜥蜴

  ザンブロン等の魔物たちが居た

ダンテ「これは全部魔王の眷族だな 不気味、あの蜂女なんか丸まったまま

 固まってやんの お尻に太い棒が突き刺さってるけど誰がやったんだろう?

 ブルブルブル おおっ寒っこれはたまらん、このコートがなきゃー

 死ぬなこりゃー」

  地獄門を進むダンテその目の前には鷲と蛇のエンブレムが入った

  扉に行きつく(ゲル・ショッカー)

ダンテ「やっと着いたこの中がコキュートスだな、でもこの扉

 どうやって開けるんだろう、えーごめんください~どなたですか~

 魔王さまに呼ばれてはるばる人間界からやってきたダンテタンですよ

 ~それはそれは遠いところをお疲れになったでしょう、どうぞお入りください

 ~ありがとう~と、一人を芝居をするダンテ すると扉の上の中央にある

 三つのランプが ピン ポン パーンと点灯し わしの右目の部分から

 長い棒が伸びそこから上に向かってヤシの木が出てくる

敦子姫の人形「んしょ、んしょ、んしょ、んしょ」

 敦子姫の人形がお尻からヤシの木をよじ登り、頂上に着いたら歌いだす

敦子姫の人形「あー、あっちゃんのパンツは ノーパンツ  激しい動きをすると

 アソコが丸見えだぁ ヤッコラセッセッセー、ヤッコラセッセッセー

 お尻をポンポン、ポーン(ピンポンパン体操の節で) よく来たダンテ

 早く行け、早く行けブー」

 そう言ってお尻から黄色いガスを噴出し フェードアウトする人形

  ズルっ

ダンテ「何なんだよ一体、そう言えば侵入してヤッチャッた敦子姫

 魔王の娘だって 仙人言ってたなぁ だからってこんなもん作るなよ」

 氷の地面から立ち上がりながら話すダンテ

 ゴゴゴゴー

 すると灰色のドアが大きな音を立てて開き始める

〇コキュートス内

 ダンテ「こっこれは?」

  コキュートスでダンテが最初に目にしたのは氷河に閉じ込められた

  魔王の姿だった 

ダンテ「これがかつての大天使シスフィレの姿なのか?」

  天界で暁を挙げる者と呼ばれ最も神に愛されていた熾天使(してんし)

 のあまりにも変わりように 驚きを隠せないダンテ

シスフィーナ「遂に来たかダンテよ、わしは長い間 お前えが来るのを

 待っておった」

 凄まじい声(テレパシー)がコキュートス全体に響き渡る

ダンテ「シスフィーナよ応えてほしい、なぜ神に対して反乱を起こしたのです

 俺には勝算があるとは思えないのですが?」

魔王は「確かにわしは彼ら(神)に対し反乱を起こした、だがそれは

 勝算があっての事だったのだ」

 唸るように呟く魔王 それと同時にダンテの脳裏に魔王のテレパシーが

 映像として伝わってくる

 そこには五人の凄まじき魔神が魔王の背後に控えていた

シスフィーナ「わしはアトラントを攻略するためあらゆる世界から戦士を呼び寄せた

 Ⅰ異次元都市クライズの魔女【マリン・バロス】

 Ⅱ暗黒界デルドの指導者【ザ・シャドー】

 Ⅲ未確認惑星ダクバァの使者 【ラ・バルバゼ】 

 Ⅳサターン星の怪物【イカデ・コーラ】 

 Ⅴ地獄の魔獣【アモン】の五人だ

*ガリューオンは中立的な立場を取り、戦いには不参加


わしは この魔神5つ星によってアトラント(天上界)を制圧しやがては

 全宇宙をも支配出来ると信じておった、だが五つ星の中から裏切り者が出た」

ダンテ「裏切り者?ですか」

 そう聞き返したダンテに魔王シスフィーナは閉じていた目を開き

 唸るように叫んだ

「アモンアローは怪音波♪ アモンイヤ―は猫の耳♪ アモンウイングは空を飛び

 ♪アモンビームは雷光線♪と あらゆる悪魔の力を持った魔獣アモンが

わしを裏切りオルディナス側に計画を教えたのだ 無論わしは報復として 

当時交際中だった鳥夢須(ドリム族)のミキティーを暗殺し数名の配下を

死角としてをやつに送った、だがやつは【裏切り者の名を受けて

全てを捨てて】わしに歯向かった、やむなくわしは残りの四人を中心に

戦争を起こしたのじゃ」

アモン「アモ~ンビーム」

 ガガガ―ン

魍魎1「うわああああ」

アモン「アモ~ン、1000倍痛いパンーチ」

 パンパン、パンパーン」

魍魎2「ヒェー、1000倍痛いデスゥ」

アモン「とどめのアモーンセッカン棒」

 ウィィィ―ン

馬(マ)レーヌ♀「おおーこの黒くて太い棒は素敵・・・んっあぐぐぐ」

 下半身のセッカン棒をしゃぶりながら浄化(きえて)いく雌馬の怪物・馬(マ)レーヌ」

ゼノン聖子「オノレーえ この谷間パフパフ攻撃を受けてみろ」

 パフパフゥ

 アモンの顔をその巨乳の谷間に挟む 窒息状態にするゼノン

アモン「うぉおォォォ、こいつは強敵だぁあ」

 ジョバ、ジョバ、ジョバー

 そう言って下半身からイヤらしい液を飛ばすアモン

 魔王の話を聞いたダンテが映像として見たのは関ヶ城に集結した

 オルディナスをはじめとする正規軍とシスフィ―ナ率いる魔王軍との

 戦いだった

〇神話大戦

 この世界が出来たばかりの遥かなる昔、そこには永劫の闇と光があった

 闇は光を倒そうと魔神5つ星を中心に 関ヶ城に陣を構えた それに対して

 光は天空橋アカンベ城にて迎え撃った 兵力は5千万対5千万、まさに互角の

 戦いだった だが長い膠着状態にピリオドを打ったのはオルディナス軍に

 味方していたサナダ十一勇士たちの魔王軍への裏切りであったこれによって

 オルディナスの軍は総崩れとなった アモンは4つ星を道づれに戦死

 オルディナスを除く神々は【カード】に封印され それを未来で神埼しろうと

 言うオタクが持つ大量の握手券(AKBの)と交換した

 (もっとも何枚かのカードは手元に残したらしい)

 そして総大将オルディナスを石工で固めたシスフィ―ナはそれを眺め祝杯を

 挙げていたそのときオルディナスの全身から無数の霧が噴出しそれが

 魔王を包んだ「なんだこれは」魔王は叫んだが霧の中から本物の

 オルディナスがセルゲイアの剣でその体を貫いた

魔王は「フッ・ハフハハハハハ」と笑い 神の手によって地上に投げ落とされた

 その時 美しかったシスフィーナの翼は自らが犯した罪によって重くどす黒く染まり

 成層圏を落下していった そして落ちたところが地獄になったのである

  ダンテがイメージで見たのはここまでだった。

シスフィーナ「そしてわしはここに閉じ込められたと言う訳じゃ」

 そう言って再び目を閉じる魔王

しかしダンテは知っていた千年後、魔王は恐るべき力を持って復活し

 再び大群を率いて神に反乱をおこす事を せっかくオルディナスが回収

 したカードで再び神々を封印し過去で握手券と交換

 (あんた(正規軍の神)達は一体何やったてるの?) 

 オルディナスを豚小屋に閉じ込め【パンゲア】と言う国を築く事を

しかし皮肉にもオルディナスとシスフィ―ナの子である

 精霊騎士ラーマオンによって魔王は永劫の死を迎えるのである 

*ルビア(マォ)と南谷の勇者ナーゼの子と言う説もある

 そしてシスフィーナを倒した後、神はミレニアム(1000年王国)を築きその際

 墓場から全ての死者が黄泉がえり「デンセン音頭」を

 「ヨイヨイヨイヨイ、ウォっとットッと」と踊るのだと言う そのダンスは

 ガリューオン(イサム仙人)等 最後の神判団に委ねられ死者たちはその出来によって

 楽園で永遠に暮らすか、無間地獄をさまようかが決まるのだと言う。

ベアトリーチェ「ダンテ、これまでのあなたの旅はアルモア(妖精神の1人)

 の計らいですべて見ていました」

ダンテ「ベアトリーチェ(今度は本物だ)」

ベアトリーチェ「あなたは私を失って以来自暴自棄になっていた私はそれが心配

 だったの、でも今のあなたにはその心配はなさそうね」

ダンテ「ベアトリーチェ」

ベアトリーチェ「私は天国へ帰ります、もうあなたには会うことはないでしょう

 ダンテ 赤毛の巨乳さんによろしくね」

 ウインクして去って行くくベアトリ―チェの映像

ダンテ「ベアトリーチェありがとう」

 そう言って、ベアトリ―チェが消えた辺りをいつまでも見つめるダンテ

N『遂にダンテの地獄の旅も終わりを告げる、ダンテが旅の末に得た物は

 ミーナとの恋の行方は?』

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