『ダンテの不思議な旅』番外編〔南の島の大冒険〕前編


  ~お宝を求めて、南の島で大冒険が始まる~

N 『ダンテ達は南の方に出来た別荘「地獄城・ヘルトン」年に一度の

  地獄祭(ヘルシス)を楽しんでいた』

〇地獄城 444号室

 8畳の部屋の中ではイサム仙人がダンテやミーナに海賊ウーロックの伝説に

 ついて、身振り手振りで話していた、部屋の周りには人間が見ると

 寿命が少しずつ縮むとと言う地獄テレビや霊力を回復させる機能が付いた

 ベット、針のムシロや死神ジュース、人魂コーヒーなどが入った

 霊蔵庫などがあった。

イサム仙人「よいか、この地獄には昔から海賊ウーロックの

 財宝伝説があるんじゃあ」

ダンテ「海賊ウーロックなんだい、それ?」

イサム仙人「ほれお前さんがメデュ―サと戦った時のあの剣をくれた奴じゃよ」

ミーナ「剣ってこれの事ね」

 ブーン、ブーン」

チンコロリ「あっ危ないコロ」

 目の前で剣を振り回すミーナに猛抗議するコロリ

ミーナ「ごっゴメンってて、何であんた普通に話してるのよ」

チンコロリ「さあ、しらないコロ」

イサム仙人「ああそれはじゃなあ 今日は番外編なので 喋れるように

 したんじゃ」

ダンテ「へーえ、俺はまた作者のKabanaiが、いちいち訳すの面倒だから

 かと思った」

 (・・・それもある)

ミーナ「そんな事より、そのウーロックお宝がどうしたって」

イサム仙人「天界、魔界、人間界、妖精界等あらゆる世界へ行ける

「どこでもパスポートー」を 持った海賊が居たその名はウーロック」

ミーナ「それもしかして 秘密道具を取り出すときのドラえもんの

 真似っ」

ダンテ「ドラえもん・・・あぁああ、海や川ででおぼれて亡くなった人ね」

チンコロリ「それはどざえもんコロ」

ミーナ「地球でやってるテレビアニメだよ、ダンテは知らないの

 イタリアでもやってたはずだけどなぁ」

ダンテ「いつの話だよ 俺のいた時代だはそんなものなかったし

 第一お前が言うテレビが分からん、そいつは美味しいのか?」

ミーナ「おじさん、ベタだねぇ」

チンコロリ「ほんとコロ、ほんとコロ」

ダンテ「えっベタっ?植物のヘタなら聞いたことあるぞ」

イサム仙人「こりゃー人の話をまじめに聞かんかぁ」

ミーナ「はっはいすいません、続けてください」

イサム仙人「ウム では続きを話そう えーっとどこまで話したかなぁ」

ミーナ「仙人が「敦子姫」の神殿にし忍び込んだところからじゃない?」

イサム仙人「おおーおそうじゃった、わしは人気(ひとけ)のないのを

 確認した後あっちゃんの部屋に侵入したんじゃ なーに鍵なんてなくとも

 赤い風車があれはチョチョイのチョイじゃ そして ウサギ耳パジャマで

 寝ているあっちゃんの衣服を引っぺがし 無論あっちゃんも

 「許してくださいお代官様」と些細な抵抗を見せたが

 そこを容赦なく 数え歌を歌いながら一枚一枚引っぺがしていった

 ひとー出たホイのよたホイのホイ ふたーつ 不埒な中華三昧

 こいつは美味しいぞ、そしてみーっつ みにくいアヒルの子 ガぁガぁ・・・ 

 ててっ、何言わせるんじゃあ」

  頭から湯気を出して怒る仙人

ダンテ「ちぇっ、勝手に「のった(話に)」癖に

イサム仙人「そっそうじゃ乗ったんじゃすると 敦子姫は驚いて

 思わずわしのナニに右手が触れてしまった

 敦子姫「なあにこの太くて分厚いものは」

 イサム仙人「何って美味しい美味しいキャンディさ」

 敦子姫「美味しいって・・あーっ・・・んぐぐぐ」

イサム仙人「と、まぁこんな具合にシスフィーナ様の娘をじゃなあ」

ダンテ、ミーナ「その話はさっき終わったでしょ?」

チンコロリ「終わったコロ、終わったコロ」

イサム仙人「そっそう二人して声をリンクさせて言わんでも

 まぁあともかく そんなことで?魔王イザナギと戦いながら宇宙鳥ガンモー

 と共にナルカミ号で旅をするウーロックはいろんな世界で数々の財宝を手に

 入れたんじゃそれをヘルガデムと言う 地獄海上にある島のどれかに

 隠したらしいんじゃ、どうじゃ お前さんたち そこに行ってみんかぁ」

ダンテ「話は大体わかったけど 誰も場所を知らないんじゃ探しようが

 無いんじゃない」

イサム仙人「かもしれんな」

ダンテ「かもし・・れんなって、で島はいくつあるの」

イサム仙人.「丈夫じゃ わしの探知機でウーロックの宝など一発じゃあ」

ミーナ「これはふれないでおこうと思ったんだけど仙人の額についている

 キノコのような物は」

イサム仙人「おおっやっとふれてくれたかこれは我が煩悩族に伝わる感知

 レーダー〔お宝さん、いらっしゃい〕じゃ」

ミーナ「なーに、その通販で撃ってるような名前は」

那通魅(なつみ)「お客様遅くなったべ」

ダンテ「きっ君は確かHOTEL塩魔・えんまで仲居やってた」

那通魅(なつみ)「この旅館も同じ系列だもんで、今日はお手伝いに来たべ

 うち貧乏何でうんと稼がないと 時給安いから 仕方ないべ」

 そう言って大蛇下腹部のゲジゲジ遭え、脳みそう汁、拷問印の地獄焼きそば

  仮死状態のカエルが「プカプカ」浮いているカエルラーメン等をテーブルに

 おいてフェードアウトする那通魅(なつみ)

ダンテ「時給ねえ、そう言えばミーナお前もアルバイトって言ってたよなぁ

 地獄っていくらくらい貰えるの」

ミーナ「そっそれはねえ」 

イサム仙人「そーんな話よりもどうじゃ一緒に宝探しに出かけんか

 どーせ祭りの間は極一部のサービス業以外は休み何じゃから」

ミーナ「ねえ行こうよダンテ、お宝探しよりも あたしダンテと

 どっか言ってみたい(ほんとは2人きりが良いんだけれど)」

イサム仙人「ムっミーナ 今なんか言ったかな?」

ミーナ「だからぁみんなで一緒に宝さがししようねって

 言ったんだよ」

イサム仙人「そっそうか 遂にその気になってくれたがじゃが油断してはならん

 ぞ、ヘルガデム山脈には標高何万メートルもある山がゴロゴロある

 その中のいくつかをこの「お宝さんいらっしゃい」を山々に向け

 こすると太くて長い棒が「ピコピコ」と反応するんじゃあ

 そしてお宝を感知すると先端の部分から白い液が「ジュワー」と溢れてくる

  そして感知したその山に昇るのじゃなーに心配はいらん、山登りにかけては

  わしはプロだからな 全てレクチャーしてやる」

ダンテ「あのぉそれよりも、この前みたいに仙人が変身して飛んでくれれば

 ひとっ飛び 何じゃあ」

ミーナ「だねぇ」

チンコロリ「そうコロ、そうコロ」

イサム仙人「バカモーン キョウビの若者はすぐに楽をすることを考える

 良いか 山は昇るためにあるんじゃあ、いいかこうやってしっかりと

  突き出た部分に手をかけてじゃなあ」

  ムギュ

イサム仙人「むむっこの感触は」

 思わず崖に昇る要領で突き出した右手が柔らかいものを掴む

ミーナ「それ 私の胸だけど」

イサム仙人「・・・・・・」

ミーナ「・・・・・・」

 しばらく沈黙が続く

ミーナ「ばっバロム爆弾パーンチ」

 ぱーん パーン、バシーン

イサム仙人「おおっその伝説のパンチを使えるとはぁ」

 ドバーン

 大きく吹っ飛び、お隣の襖をぶち抜く仙人

イサム仙人「う~んフンギャラモギャラの、フラリンボー」

  (ロボコン)

チンコロリ「ミーナ凄いパンチ持ってるコロ」

ダンテ「そっそうだなプロのファイターみたいだったぜ」

ミーナ「そっそうかなぁ」

 パーンパーン

 外では地獄花火が鳴り響き 、地獄霊を引き連れた謎のアイドル小春が

 地獄祭のテーマー曲『ヨッコランド☆ほい』を歌っていた

〇外 地獄祭壇の上

小春「みんなのアイドル小春だよぉ、今日はこの歌でぶっ飛ぼうぜぇ」

 「小春う 小春う」

 「おおーお、おおーお」

 盛り上がる地獄霊や、小春親衛隊の鬼たち

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

歌ヨッコランド☆ほい 詩:曲/kabanai

一番

町を歩いていたら 突然電信柱が話しかけてきて

「あのー、僕とデートしませんか?」

なんて、言われちゃったらどうする

偶然入った喫茶店(おみせ)で 宇宙人さんと出会い

月に連れていかれちゃって 星空の下でランデブー

こんな事って 「あるよねぇ?」こんな事って常識?

わたしは夢見る乙女 叶わない夢なんかないのよ

セリフ「みんな、行くよ、それっ ワン ツウ スリー フォー」

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ヨッコランド、ほいっ(レッツゴー)

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ヨッコランド、ほいっ(シェーイ)

ほーら伝説のダンスを召し上がれ~

セリフ「うーこの飯まずーい、もういっぱーい」

二番

もしも世界の終わりが 花占いなんかで決まっちゃたり

浮かれタヌキに誘われて「その嘘ほーんと」

なんて言われちゃったらどうする?

あー常識じゃ図れないこの世界 あー今の私 ラリルレロ かきくけこぉ

この世はデッカイ玉手箱 毎日不思議なことばかり起こる

だけど私の心は純情? 毎日 白馬の王子さまに会える日を待ってる~の

セリフ「それじゃー行くよ ワンツウスリー イェ~い」

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ヨッコランド、ほいっ(ワンモアタイム)

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ヨッコランド、ほいっ(シェーイ)

ほーらこのわたーし 召し上がれませませェ

セリフ「けっこう美味いんだぞぉ~」

〇コーラス(3回繰り返す)

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ヨッコランド、ほいっ(レッツゴー)

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ヨッコランド、ほいっ(シェーイ)

*その間 サッカーでゴールを決めるパフォーマンスをする

🎶オーレー俺おれおれーえ、チャンチャカチャーン トントコトーン

セリフ「ボールを持ったこっはぁ 一人かわし二人かわし

ここで一旦ボールを後ろの雅(みや)に預けて ゴール前でワンツゥからの シュートぉお

 決まったぁ、ゴ~ル こっはーぁこっはぁ(小春ダンス)

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ヨッコランド、ほいっ(パンパか、ぱーんち)

お尻フリフリお胸モミモミおならブリブリ

ヨッコランド、ほいっ(ゲロンちょ、ゲロンちょ)

お尻フリフリお胸モミモミおならブリブリ

ヨッコランド、ほいっ(ウぉお、ウぉーウぉお)) 

お尻フリフリお胸モミモミおならブリブリ

ヨッコランド、ほいっ(センキュー)

これが町でうわーさのぶっ飛び少女?

でも、いつかはあなたの、 もと~え ランデブー

セルフ「こはちゃんプリゲ~ェ」*両手で頬を押さえ、思い切り表情を崩す

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

小春「ありがとございましたー」

 小春う小春う、小春ゥこはるゥ

〇地獄城 444号室

ミーナ「外はいろいろと盛り上がってるようね」

 キーカチャっ

チンコロリ「んっ、何の音コロ」

敦子姫の人形「んしょんしょ、んしょんしょ地獄時間で午後10時消灯

 さっさと寝やがれブーゥ」

ダンテ「なっ何だこれは?少し眠くなってきたぞ」

イサム仙人「イーッ敦子・・の人形、こんなの作ってるん・・だ」

ミーナ「なるほど・・ね」

チンコロリ「コロコロ・・お休みコロ・」

 ドテっ

N『テーブルの橋に穴が開いて ウサギ耳にブタの付け鼻をした 

  敦子姫の人形が逆さにヤシの木を登り 頂上に着いたところで

  お尻から噴出された強力安眠ガスによって強制的に眠る3人と一匹だった』







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