第2話
日が暮れそうだ。今日はここら辺で野宿でもしようかな。
本当はもう街についているはずなんだけど所々で立ちどまってスキルと魔法を使ってたからかなり遅くなっちゃった。
まずは[暗器生成]
これはすごく使えることが分かった。
スキルに当たりはずれがあるなら大当たりだね
どっかの温泉宿の湯の婆が喜びそうだ「大当たり~」ってね。
ちょっと違うか。
話がそれた。
僕が
色は自由自在だけど何もしなければ黒になるみたい。
自分で黒く塗らなくていいから助かる。
これ僕が消さない限り消えないんだよね。逆に言うと僕の好きな時に消すことが出来るから、証拠の凶器が残らない。
つまりわざわざ回収しなくても平気なんだ。
暗器生成は作るものが予め決まっているとその物ができるけど、決まってないとステータス画面と似たようなものが出てきてそこには僕の知っている暗器も知らない暗器もたくさん載っていた。数え切れない位。
それで一番下の物の名前を見た時ビックリした。
だって〈隠れ家 〉って書いてあったんだ。
僕は思わず隠れ家は暗器じゃないだろ!と突っ込んでしまった。
そしたらなんと隠れ家の文字がステータス画面みたいなやつ(これからは生成画面と呼ぼう)
から消えちゃったんだよね。
少し考えてからやっぱり暗器かもと思うと生成画面に隠れ家の文字が戻ってきた。
これはどういう事なのか、自分が暗器だと思えばすべて暗器になるのか、それともなにか条件があるのか、研究のしがいがありそうだ。
あっ真っ黒の服もあったので仕事に来ていく服は困りそうにない。
これ刀で切っても切れないし、ちょうど良かった。
もし仲間ができたら着る服どうしよっかなー
って考えてた所だったんだよね。
できるか分かんないけどさ
次は[暗器術]
これはあんまり凄いってことは無かった。
使った事の無い武器を生成して使ってみたら自由にそれも手足のように使えたってことぐらい
次に[隠蔽]これも使える
まず顔を変えてみた。湖が途中にあったからそこで確認したらまるで別人だった。
男だけじゃなくて女にも成れるみたい。
でもやっぱり見かけだけで例えば顔に傷を作ったとしても自分で触るとわかっちゃう。
他人が触るとどうなるかは不明。
次に服装を変えてみた。これも問題なかった。
最後に武器を隠してみた。
本気で隠したら自分でもどこにあるかわからなくなるから、少し扱いに困るかも。
でも慣れれば大丈夫だろう。
次に闇魔法を使ってみた。
使い方は何故か自然とわかったので問題ない。
闇魔法は闇に体を隠したりと主にサポート系の魔法みたいだ。
攻撃はできないのかなと思って最初に思い浮かべたのがブラックホールだった。
何となくカンだけで作ってみたら出来たのでそれを使ったてみた。
移動してた街道の途中に雑木林があったのでそこに向けて撃ってみた。
薙ぎ払え!とね
そしたらなんと驚く事に、威力が強すぎて雑木林が消し飛んじゃったじゃありませんか。
これは危なすぎるので封印かなと思ったけど、せっかく作ったんだからと頑張って威力を抑えることが出来た。やったね。これでダンゴムシのでかいのも倒せるよ。きっと
次に影魔法を使ってみた。これも使い方はわかったので問題ない。
某IQ200な忍者と同じように影で敵を縛ったり、敵を切ったり影を操る魔法みたい。
影の中に入って影から影へと移動する事も出来た。
いやーこれは暗殺者にとって使えまくりじゃないですか。
神様さまさまである。
影から影への移動は楽しかった。
移動途中って言っても街道の両側に森があるんだけどさ
森 森
森 街 森
森 道 森
って感じ。
林があったのは
林
ここら辺
もう無いけどさ、消し飛ばしちゃったから。テヘッ
で、その森から魔物って言うのかな?が出てきたんだよね。緑色で汚くてボロボロの布を纏っている。多分ゴブリンじゃないかな。
大体五匹位かな。
試しに影魔法を使ってゴブリンの影に入り、そして後ろから攻撃して五匹全部気絶させた。
殺さなかったのにはちゃーんと訳があるんだよね。
気絶しているゴブリンの頭に手を載せて
スキル[奴隷化]発動。
ってやらなくてもいいんだけど、何となく頭の中で唱えちゃうんだよね。
それで五匹全員を奴隷にした
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