異世界で暗殺ギルドやってます
ハースト
第1話
子供の頃から修行に訓練ばかりで子供らしいことは何一つやってこなかった
でもそれで良かった。親や家に必要とされるなら。
十五歳になった日、一族始まって以来の天才と言われている僕は、一族に伝わる全ての技術を覚え、使えるようになった。所謂免許皆伝だ。
僕の一族は暗殺者の一族だ。
昔は忍者として色々な殿様に仕えてたらしい。
今は政界財界の人達から依頼を受けて動いている。
そして僕が免許皆伝をもらった日。
僕は初めて依頼を受けた
その内容はある国の大統領の暗殺だった
そして僕は護衛に返り討ちにされた・・・・・なんてことはなく、無事に依頼を達成した。
その時" ガシャッ"という音と共に上からシャンデリアが落ちてきた。油断をしていた僕は避けることが出来ず、死んだ ─────────────────────
というのがここまでの僕の記憶
え?どういうことかって?簡単に言うと僕異世界にいます。
え?余計意味がわからないって?
・・・・・・・・・・いや本当だって死んだ後暗殺の神って人(?)に会って「死なすのは惜しいから違う世界に行って好きに生きろ。そして俺達を楽しませろ」って言われてスキルって言うのと加護っていうのを貰い、気がついたら僕は森の中に立っていた
取り敢えず持ち物の確認をしよう
・小さい袋に入ったお金らしきもの
金貨10枚
銀貨20枚
銅貨30枚
・ナイフが5本
・小刀
・真っ黒の服(着ている)
これだけか、神様には「あっちに着いたらステータスって念じろ。アイテムボックスの中に色々入ってるからそれも確かめろ。それと真っ直ぐ半日ぐらい歩くと街があるから。じゃね」って言われてるから
ステータス?って言うのを確認してみようか
ブンッ
という音と共に多分ステータスが目の前に出て来た
────────ステータス────────
名前 秋原 和人
種族 暗殺者(人族)
職業 暗殺者(平民)
スキル
[暗器生成][奴隷化][言語理解][暗器術][隠蔽][アイテムボックス](無し)
加護
[暗殺の神の加護][奴隷の神の加護][闇の神の加護](無し)
─────────────────────
へーこれがステータスか、初めて見た(当たり前)アレ?暗殺の神の他にも加護があるぞ?
んーまあいっか、害があるってわけでもなさそうだし・・・・・あれ?僕は暗殺者だ。うん。間違いない。だから職業が暗殺者になるのはいいんだ。正しいから。でも・・・・・種族が暗殺者って何!
そこは人じゃないわけ!僕、人じゃないの!
はあ、まあいいかな、さっさと調べないと。
こんな得体の知れない場所でじっとしてると何があるかわからないからね
お?
スキルっていうのも結構あるぞ
あっスキルの名前に触ると説明が出てきた。それによると
[暗器生成]は文字通り暗器に区分される物なら無限に作ることが出来るみたい
[奴隷化]は奴隷を作ることが出来るんだけど
条件があって
・相手の承諾
・心を折る
・意識がない
のどれかを満たさないといけないみたい。
で、奴隷が言う事を聞かなかったら気にならないくらい小さい痛みから死までの幅広い罰を与えることが出来るみたい
意外と簡単そうだね
[言語理解]は知性のある生き物の言葉がすべて分かり、話すことも書くことも出来るみたい
[暗器術]はすべての暗器を自由自在に扱うことが出来るみたい
[隠蔽]は隠したいものを別のものに見せてくれるのだって
例えばステータスのかっこの中が違う人が見た物
顔を違うふうに見せることも出来るんだって。
これ暗殺者って言うか暗いところを歩いてる人達には物凄く便利なスキルだね
[アイテムボックス]許可があれば何でも入れられる空間
中の時間は任意で進めることも止めることも可能。一部だけを止めることも可能
量は無制限
これはやばい。スキルのコンボがやばい。
奴隷を入れての暗殺とかマジ楽でしょ
これは・・・・・・これ以上はノーコメントで
あれ?加護にも説明がついてる。なになに
[暗殺の神の加護]暗殺の神が与えた加護
暗殺の成功確率が上がる
スキル[暗器術]と[隠蔽]が使えるようになる
[奴隷の神の加護]奴隷の神が与えた加護
奴隷の成長速度が上がる(暗殺方面のみ)
スキル[奴隷化]が使えるようになる
[闇の神の加護]闇を司る神が与えた加護
暗闇での戦闘行為に補正
スキル[アイテムボックス]と闇魔法と影魔法が使えるようになる
・・・・・・有難いけど僕ものすごく期待されてない?楽しませろって神様も言ってたし
しかもこれあれでしょ、司ってるんだから一番上の神様きちゃったでしょ
すごくプレッシャーなんですけど
うーー考えても仕方が無い貰っちゃったんだもん
考えないようにしよう。
さて神様が言うにはここから真っ直ぐ半日行くと街につくらしい
じゃあいっちょ行ってみよー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます